科目名称:哲 学 担当者名:三 宅 浩史 科目群(区分) 開講予定時期 授業形態 単位数 主題科目 3年 講義 2 授業概要:ケアの現場における営みを、哲学的視野から考察します。本講義における哲学的な立場を確認したうえで、ケアにおける道 徳的行為について考え、ケアという行為を通して形成される徳を見つめることを通して、ケアという営みの目的を見据えるところへと向 かうことができるよう、本講義を進めます。 到達目標: 1.講義 を通して、テキストの文脈 を十分とらえることができていること。 2.テキストの内容を、受 講生各 位の生活というレベルでつかめていること。 3.ケアという行為の意 味を、適切 に理解し得 ているようになること。 授業計画 準備学習 第1回 はじめに(授業ガイダンス) 教科書 p.1~5 第2回 出発点:今 期の授業の指 針を示す。 前回範囲の復習 、および教科書 p.8~11. 第3回 人間と環境:世界 を「行為 の立場」から主体的にとらえる視 野 前回範囲の復習 、および教科書 p.11~15. を開く。 第4回 知識の倫 理(1):「知る」という事 態をめぐる倫理を考察する。 前回範囲の復習 、および教科書 p.100~104. 第5回 知識の倫 理(2):「知る」という事 態をめぐる倫理を考察する。 前回範囲の復習 、および教科書 p.104~108. 第6回 ケアと道 徳的行 為(1):道 徳的自覚について学ぶ。 前回範囲の復習 、および教科書 P.108~112. 第7回 ケアと道 徳的行 為(2):行 為をめぐる自己のありようについて 考える。 前回範囲の復習 、および教科書 P.112~115. 第8回 ケアと道 徳的行 為(3):「表現」を理解 する。 前回範囲の復習 、および教科書 P.115~117. 第9回 ケアと道 徳的行 為(4):人 間の道徳的 行為を世界からとらえ 返す。 前回範囲の復習 、および教科書 P.117~120. 第 10 回 ケアと徳 (1):徳を統 一 的な仕 方でとらえる方途 を探る。 前回範囲の復習 、および教科書 P.120~123. 第 11 回 ケアと徳 (2):徳と人格、および目指 されるべき善について考 前回範囲の復習 、および教科書 P.123~126. 察する。 第 12 回 ケアと行為の目的 (1):「快楽説」と「心情 説」について理解 する。 前回範囲の復習 、および教科書 P.126~129. 第 13 回 ケアと行為の目的 (2):「責任の倫理」の重 要性をとらえる。 前回範囲の復習 、および教科書 P.129~131. 第 14 回 ケアと行為の目的(3):行為の目的 と自覚 との関係 を考 察す 前回範囲の復習 、および教科書 P.131~133. る。 第 15 回 今期のまとめ 前回範囲までの復習 準備学習:教 科書の序 を一読 しておいてください。 評価方法:定期試験 60%, 小テスト 20%, 受講態度(授業への参加度)20% 教科書:『三木清「哲学入門」パラフレーズ』(風詠社 、2010)
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