全国 2 位!!Vega FLATS インタビュー☆ Q まずは、全国大会のときの様子や演奏中の気持ちを聞かせてください。 血原(Dr) うまい人がいすぎて、じゃっかんびびってたけど、ベガらしくがんばろうって 思いました。演奏してるときは、楽しさしかなかったです。 小杉(Vo) 今まで近畿とかの大会しかでたことがなかったので、自分たちとはぜんぜん違 う音楽で、レベルの差をすごい感じてて…でも、なんか本番前直前は、開き直った という感じで臨みました。演奏中はほんまに楽しかったです。緊張とかしなくて。 緊張しないタイプです。緊張するのはギターだけです(笑) 坂元(B)僕も緊張するけど・・・。 小杉 演奏するときはアドレナリンがでる感じ。 坂元 最初行った時は、全国は初めてで、レベルも高くて…自分そんなにうまくないのに、 大丈夫かなって怖じ気づいてたんです。ほんまに、やばいやばい、みたいに思ってたん ですけど、いざ演奏の前になってくると、テンションが上がってきて、演奏していると きは、楽しい楽しいって思ってて、楽しさが爆発してる、みたいな感じ。 饗庭(Gt) まあ緊張してたんですよ、やっぱり。応援とかは行く前もしてもらってたし、 いろいろあったバンドなので、そういう応援してくれた人たちや、支えてくれた人たち に何か返せたらなって思ってたんですけど、いざ会場入って、先にいろんな人たちの演 奏を見たんです。僕らの出番は中盤のほうだったので、その間にうまいバンドばっかり 見せられて…たとえば賞一個とって帰って、がんばったよって見せられたらなって思 ってたんですけど、そんなのはとうてい無理に思えてきて…応援されてるっていうの はほんとにありがたいことなんやけど、それを考えすぎてて、プレッシャーにもってい く自分が嫌で、だんだんふさぎ込んできたんですけど、ま、自分らしくやろうぜ、みた いなメンバーの明るい乗りに押されて、本番は無我夢中で、ほんとに何も覚えてないく らい・・・身を任せてできたかなって思います。 Q いろいろあったって? 小杉 このバンドもともと 6 人グループで、その時から残ってるの、私とこの 2 人なんで すよ。その 6 人やった時代は、この人とほかのメンバーがよくもめてて、学際のオーデ ィションとかにも落ちてたんですけど、メンバー変わって、名前もいろいろ変わって… 安定した?メンバーが信頼し合って、目標も立てて、行けたかなって思ってます。 Q 準グランプリって発表になったときはどんな気持ちになったの? 血原 えっ?ってなった。 小杉 えって言うより、26 番大谷高校・・・って言われて、どこやろうって思った。 血原 どこやろう、どこの高校やろうって思ってた。 小杉 さきに応援団がぎゃーーってなって、なになになに・・・って 饗庭 いや、俺らや、って。 小杉 びっくりした。もう。ほんとに。賞とか以前にはずかしいって思ってたから。自分た ちの演奏がみみっちすぎて…。やってる音楽も違うっていうのがあるんですけど、なん か、プロっぽいんですよ、東京の人たちの演奏は。やってる曲とかも違って。 血原 しぶい感じやったよなあ。 小杉 私らもう高校生!って感じで、自分らの作った曲が。でもまあ、それも評価されたっ ぽくって。 饗庭 Q そうやったよな。 男子ふたりは、発表されたときどうだったの。 血原 めっちゃ冷静やったよな。 小杉 こっちが猿みたいな感じで、うっキャーってなってるのに。 饗庭 坂元はめっちゃ冷静やったな。 小杉 早く行きましょ、前。みたいなこと言ってたしな。 坂元 いや、表彰台にいかなあかんみたいやったのに、二人がずっとひゃーひゃー言ってる し。 小杉 表彰台まで叫び続けてたよな。 饗庭 僕は普通に歩いていったんですよ。呼ばれて…なのに、来ないんですよ、二人が。理 解できてなくて、、えっ、えっ、て。 小杉 きゃーって走って行ったよな。表彰台まで。笑 坂元 冷静に、やってましたね。 Q 冷静って、うれしくはなかったの? 饗庭 あとになってじわじわこんかった? 小杉 いや、坂元は醒めてたよな。醒めてた。先輩早く行ってください、早く、って。笑 坂元 うれしかったんですけど、最初呼ばれたときに、無反応やって。なんか、面白すぎて、 人が… 小杉 えー、なにそれ、知らんやん。おもしろかったって。 血原 まあ、たしかに猿やったしな。笑 饗庭 俺は、ほっとしてた。言うてたよな、後輩にレベルの差を見せてしまったって。 血原 ああ、言ってた。 饗庭 入賞発表が終わった時点で僕らの名前がなかったんで、ああ、これは後輩にレベルの 差を…ってなってたときに、発表されたんで、安心感、でしたね。はい、これで、なん とかって…。 Q うわあ、そんな感じでやってたんや。 饗庭 はい。 小杉 なんか、思いだしてきた。笑 Q 血原 じゃあ、今回の経験を経て、なにか感じたことがあったら聞かせてもらいたいんやけど。 ベガで活動してて、自分たちが楽しむことって一番だいじやなって、ほんまに感じま した。 小杉 一番は、このメンバーでやれたこと。めっちゃ仲いいんですよ。ノリがよくて。賞と れたのもうれしいけど、このメンバーでやれたことが一番よかったです。 坂元 けっこう前から楽しむっていうことは大事にしてたんですけど、それが何というか …より深くなったっていう気がしたのと、三人は三年生だから、引退しはったけど、僕 は二年生なので、今回に全国大会に行けて、次につなげていきたいなって思っています。 饗庭 なんでもそうだと思うんですけど、僕は自分のやりかたみたいなのがあって、ついつ い自分で自分でって考えてしまうことが多かったんですけど、逆に軽音部に入った時 には、バンドでやるからみんなで仕上げるもんなんやっていうのを考えてて、いつもみ んなでどこをカバーしたらええんやろうとか、誰かがいる前提でやってきて、それが最 初はうまくいかなくて自分の意見を言って喧嘩が起こったり、受け入れられへんかっ たら距離をおけばいいのに、近づいたがためにいろいろややこしいことが起きたりっ ていうことがあったんですけど、時間をかけてやってきたことがやっと評価されたっ ていうか、仲のいいバンドだねって言ってもらえたので。で、全国に出て気づいたんは、 僕らが、あるいは僕が、バンドをやっているっていうのは、4 人だけじゃなくて、その まわりにいろんな人がいて初めて音楽ができてるんで、たまたま今は僕たちがその中 心にいてるだけで、僕らが卒業したらまた後輩たちが大会とかに出て、その中心になっ てやっていくので、そのときはまわりにいてそのサポートをできたらいいなって思っ てます。 Q 最後に、大谷のみんなにひとことメッセージを。 血原 Q えー、難しい・・・ じゃあ、とりあえずバンド名の由来を。 小杉 もう、音だけで決めた感じです。生物の図鑑を見てたら、マッドフラッツっていうの があって、泥地、なんですけど、すごい微妙な意味なんですけど、それの音が気に入っ て、私が。で、マッドフラッツいいなあってなって、メンバーの何人かが星が好きなん で、じゃあ、ベガでいいか、で、ベガフラッツ。適当です!笑 Q じゃあ、あらためてひとことメッセージを。 血原 後輩に。自分たちの音楽、曲を作ったりとかしたら、もっと世界が広がるっていうか、 もっと自分が表現できるなって思うんで、作ってみてください。 饗庭 軽音楽部をこれからも応援し続けてほしい。僕は三年生でもう引退したんですけど、 いわゆる青春ができたというか、いろいろな経験ができるんですよ。とくに軽音楽部は、 すごい活発で、どんどんいい方向に部活が回っていってるなあって思ったので、次にま たつないでいってほしいし、後輩には、この部活をさらにいいものにして引き継いでい ってくれるだろうし、後輩は、これからも、もっと部活になるようにサポートしてほし いです。 小杉 応援に来てくださったみなさんに、神奈川まで来てくれた後輩とか同期とかすごい いっぱいいるんですけど、それが大会の空気感に飲まれへん要因になったんで、すごい 感謝してます。 坂元 あらためて、僕がいろんな人たちに支えられているんやなあということが、親とか、 後輩とか同期とかそのほかいろいろな支えがあって、今の自分がいるんやなあってこ とがあるので、その感謝への気持ちを忘れないでいてほしい。
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