志村コーチの ゴルフ ワンポイントレッスン 第49回 ゴ ルフル ー ル 楽しいゴルフも 「知らなかった」 「うっかり」 で思わぬペナルティを受けるケースが時折見受けら れます。マナーと共にルールもしっかりマスターして楽しくプレーしたいものですネ。 参考:社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より フローゴルフを身に付けよう! 「ベストスコアを出す事に壁を作っているのは貴方ではないですか?」 以前、 フローゴルフに触れた記事 (弊誌2015 年3月号) に様々な反響を頂いたので第2弾と してフローゴルフを解説したいと思います。 とか 「最近は・ ・ ・ ?」 とお聞きする事があります。 この返答で私は個々の成長出来る 「今」の状 規則ではフェアウェイの芝の長さ以下に刈って あるコース上に球が自らの勢いでくい込んだ場 合は罰なしの救済を受けることができます。こ の場合、球を拾い上げ、ふいて、 ホールに近づか ずに球があった箇所にできるだけ近いところに ドロップしなければなりません。 態を把握します。 フローゴルフの大切な考えとして 「今」 を常に 意識してプレーするという事です。 「前のホールのあの短いパットを決めていれ ゴ ル フ ワ ン ポ イ ン ト レ ッ ス ン 打った球が フェアウェイの地面にくい込んだ ティーショットして、第2打地点に行くと、球がそ の勢いでフェアウェイの地面にくい込んでいま した。この場合、救済を受けることができます か? 日々のレッスンでよく、 「 調子はどうですか?」 11 異常なグラウンド状態(Ⅳ) ば・ ・ ・」 とか 「あのOBが無ければ・ ・ ・」 など、 もう起きてしまった過去の出来事を悔や 10 ゴ ル フ Q & A みながらプレーしている方がとても多い様に 思います。皆さんはいかがですか?こんな事考えながらプレーしていませんか? フロー状態を持続するには、過去にも、未来にも、 ミスにも、 また良いプレーにも意識をアクセスさせず 常に 「今」 を大切にする事が必要です。 ラフにくい込んだ球 フローに入る為に、そして 「今」 を大切にする為に重要な要素は、 「プレーそれ自体を目的とし活動するこ と」 とあります。つまり、他人や他人の評価を活動対象にしているとフローに入りにくいといいます。 最近注目されているアドラー心理学においても 「他人と過去は変えられない、 自分と未来は変えられる」 と言う考え方があります。このアドラーの考え方をそのままゴルファーの考え方として活用することが 必要です。例えば・ ・ ・ 「あの人と一緒だったからスコアが良くなかった」 とか 「後からこの人にどう評価され るのだろう?」 とか自分以外の対象物に評価を求めても本人は変えることは出きません。 いかに周りの状況に左右されず 「今」 のプレーを楽しめるか!難しいかも知れませんが、いつもフラットな 状態でプレーすることはゴルフの醍醐味の一つではないでしょうか? さて、 ここから上記の内容を踏まえて 「ベストスコアを出す為には」 を考えて行きます。 なんて照れ隠しをしたことありませんか?皆さんがよく解 良いスコアを出したときに 「まぐれですから∼」 ラフにくい込んだ球は救済を受けることができます か? 規則ではフェアウェイの芝の長さ以下に刈ってある 区域に球がくい込んだ場合に救済を求めていますの で、 ラフにくい込んだ球について救済を受けることは できません。但し、委員会は球が地面にくい込んだ場 合の救済をスルーザグリーン全域にわたって認める ローカルルールを制定することができます。 っているはずです。まぐれで良いスコアは出ないことを・ ・ ・これはまさに他人に対しての評価に意識があ る証拠ともいえるでしょう。 良いスコアを出せた時には必ずその要因があるはずです。自分の成長をしっかりと把握して自分自身を 勇気づける、評価することは更なるベストスコア更新に無くてはならないプロセスの1つです。そして、 フ ローに入れる人の最大の特徴は 「あらゆる活動に深く没頭出来る事」 です。家族と過ごすことも、仕事で も、そしてゴルフでも・ ・ ・今に没頭して過ごしてみて下さい。そして、楽しい事を心から喜べる心、 これも フローに入る人の特徴です。楽しいゴルフ!楽しい人生!始めようではありませんか! 【参考】 フローゴルフへの道 ジオ・ヴァリアンテ著(水王舎) 志村 博康プロ(しむら ひろやす) スイングファクトリー代表。高校卒業後アメリカ・サンディエゴに渡米し、USPGAプロのパトリック・E・ショウ氏に師事し、 最新のゴルフ理論を学ぶ。カリフォルニアミニツアーにも参戦。京都初のTPI (Titleist Performance Institute) 認定プロコーチ。 メディカル、 フィジカル、 テクニカルにおけるゴルフのスペシャリストとして世界基準認定を取得しております。 現在、 よしみねゴルフクラブ (京都市西京区) にて完全個人指導にこだわったマンツーマンレッスンを実施。 ドロップした球が地面にくい込む 規則に基づいて球をドロップしたところ、その球が地面にく い込みました。この場合、 どうすれば良いでしょうか? 罰なしに球を拾い上げてふき、ホールに近づかずに球の あった箇所にできるだけ近いところにその球をドロップす ることができます。
© Copyright 2024 Paperzz