コンプライアンスへの取り組み

コンプライアンスへの取り組み
西鉄グループは、その事業の中核が公共交通機関であることから従前より法
令の遵守をベースに事業を展開してきましたが、平成14年9月に設置したコン
プライアンス体制検討委員会で重ねてきた討議をもとに、平成15年7月に、
『にしてつグループコンプライアンス方針』を制定し、よりオープンな形にしたコ
ンプライアンス体制を発足させ実践しています。
また、平成15年10月には事業部門別によるコンプライアンスの展開として
『NNR GLOBAL LOGISTICS コンプライアンスマニュアル』を制定し、国際物流
部門におけるコンプライアンス体制の確立と適切な業務の遂行に努めています。
日常業務の品質管理においては、平成9年にISO9002をベースとした品質管
理体制を確立し、現在では全営業部門でQMS(ISO9001)に基く業務手順を実
行していますが、最新の業務手順にはコンプライアンスを積極的に取り入れ、
業務の改善、品質の向上、お客様満足の向上を図っています。
また、平成17年に TAPA Class Aの承認を得た成田ロジスティクスセンター、
りんくうロジスティクスセンター のセキュリティシステムについてもコンプライア
ンスの重要性を盛込み、厳重な保安警備を実施しています。
平成17年12月15日 航空貨物事業本部 作成
にしてつ
にしてつグループ コンプライアンス方針
平成15年7月1日制定
このコンプライアンス方針は、私たちが「にしてつグループの企業理念」を実践するうえで、
企業倫理の面からとるべき行動の原則を示したものです。
1.法令・社会規範の遵守
にしてつグループは、法令や社会規範を正しく理解し、これを遵守します。
社会から不信を招く行為は行いません。
2.お客さまからの信頼
にしてつグループは、お客さまからの信頼を第一に、「あんしん」「かいてき」「ときめき」を生み出す商品・サービスを提供します。
3.株主からの信頼、情報の開示
にしてつグループは、企業価値の向上を目指し、株主からの信頼に応えます。
また、株主をはじめ広く社会とのコミュニケーションを図り、必要な情報を誠実かつ適切に開示します。
4.公正な事業活動
にしてつグループは、すべての取引先・競合先に対して公正な事業活動を行います。
また、政治・行政との間に、健全な関係を保ちます。
5.人権の尊重、健全な職場環境
にしてつグループは、すべての人々の人権を尊重し、一人ひとりが互いに信頼できる健全な職場環境をつくります。
6.社会貢献、海外での事業活動
にしてつグループは、事業活動はもとより、社会活動を通じて地域社会への貢献に努めます。
また、海外においては現地との調和を目指した事業活動を行います。
7.環境問題への取り組み
にしてつグループは、環境問題の重要性を強く認識し、環境と調和のとれた事業活動を目指します。
8. 情報、知的財産権の適切な取り扱い
にしてつグループは、情報、知的財産権の重要性を正しく認識し、情報の適切な管理・運用と、権利の保護・尊重に努めます。
9.反社会的勢力および団体に対する姿勢
にしてつグループは、社会の秩序や企業の健全な事業活動を脅かす勢力および団体に対しては毅然とた態度で臨みます。
10. コンプライアンス体制の推進・改善
にしてつグループは、このコンプライアンス方針に基づき、つねに自らを厳しく律するとともに、コンプライアンス体制の推進・改善に努めます。
平成17年12月15日 航空貨物事業本部 作成
弊社では、この度の通関制度改正の動きに合わせ(ISO) QMS の要素を取り入
れた『通関業務に関するコンプライアンス規則』をあらたに制定し、コンプライア
ンス体制の一環に組み入れることによって、より強固な管理監督体制を確立し、
改正された通関業法基本通達が要求しているコンプライアンス水準を十分に満
たす体制を整えております。
これからも誠実かつ適正な通関業務をご提供することにより、お客様から一層
信頼いただけるように努めてまいりますので、今後ともご愛顧を賜りますよう
宜しくお願い申し上げます。
通関業務に関するコンプライアンス規則(目次)
第1章 総則
(定義)
(適用範囲)
第2章 基本方針
(通関業務遂行の基本方針)
第3章 組織
(社内体制の構築)
(最高責任者の責務)
(コンプライアンス委員会)
(各事業部門の管理者の責務)
(通関士の責務)
(従業員の責務)
第4章 通関手続
(通関書類の作成)
(貨物の確認)
第5章 事後監査
(事後監査)
平成17年12月1日制定
第6章 教育及び訓練の実施
(教育及び訓練)
第7章 文書及び情報の管理等
(文書及び情報の整備)
(書類の保存)
(個人情報等の管理)
第8章 顧客等との適正な関係の保持
(顧客との関係)
(貨物管理者との関係)
第9章 税関との関係
(税関との関係等)
第10章 報告及び危機管理
(報告及び危機管理)
第11章 処分
(処分)
平成17年12月15日 航空貨物事業本部 作成
通関コンプライアンスのイメージ
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た
者
『にしてつ
コンプライアンスマニュアル』
『NNR GLOBAL LOGISTICS
コンプライアンスマニュアル』
『通関業務に関する
コンプライアンス規則』の運用
プラス
《 『特定輸出申告制度』にも対応 》
NNR QMS(ISO 9001)
TAPA (SFR 2005)
通関業者
通関業法基本通達の改正
コンプライアンスの優れた者
法令遵守のための社内管理規則の整備
● 『特定輸出申告制度』が利用可能
効果又は
期待
輸出者(荷主)
関税法の改正
●セキュリティ対策強化
●審査・検査の迅速化に反映
●予見可能性の向上
関税法の要件の充足
コンプライアンス規則の整備
平成17年12月15日 航空貨物事業本部 作成