昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 【熊本県酪農業協同組合連合会創立60周年記念祝賀会開催される】 本会の創立60周年 記念祝賀会が去る平 成26年12月1日(月 曜日)に熊本市上通 りのホテル日航熊本 で、 行政機関、 農業 団体、 お取引先様、 会員組合、 協力組織 役員等、 多方面に渡 る総勢160名の皆様 吉田 孝壽 にご出席を頂き、 盛 (代表理事会長) 大に開催されました。 祝賀会は午前11時からの開会宣言を皮切りに、 60年のあゆみがビデオ放映された後、 吉田会長よ り主催者代表挨拶がありました。 本会が設立された昭和29年は、 酪農振興法の制 定で酪農適地に乳牛の飼育から生乳生産、 加工処 理までを行おうとする集約型酪農地域の建設が目 標とされた年でした。 こうしたなか、 本会は酪農 専門農協と総合農協の10組合を会員として発足し、 指定生乳生産者団体としての指定や熊本工場建設 による成分無調整 「らくのう牛乳」 の発売、 また 食肉事業開始や菊池工場建設によるLL大阿蘇牛 乳等LL製品の販売開始、 第9回全日本ホルスタ イン共進会の開催、 さらには阿蘇ミルク牧場の開 設など、 本会の思い出深い事業が経過報告されて いきました。 吉田会長は、 このように大きく発展できました のも今までの60年間に及ぶ先輩諸氏の努力の賜物 であり、 会長就任から10年、 第10代の会長として、 まずは阿蘇ミルク牧場の再建を果たすことを目標 としてきたこと、 その阿蘇ミルク牧場が本年度上 期において黒字計上を果たせたのも、 会員・酪農 家をはじめ、 たくさんの方々のご協力の賜物であ り、 本当に感謝すると述べられ、 本日の功労者表 彰への思いも含めての説明がなされました。 また牛乳の海外輸出にいち早く取り組んで来た ことや乳業工場近代化計画の実施では酪農家みな さんへのご負担をお願いしてきたが、 資金の返還 という形で償還できたことなど一歩ずつ直面する 課題を克服してきたことを語られました。 現在の酪農環境を鑑みた場合、 TPPを始めと する自由貿易拡大やグローバル化の進展、 また酪 農家戸数や乳牛頭数の減少、 さらには生乳生産量 の減少など酪農生産基盤の弱体化に歯止めがかか らず、 酪農危機ともいえる状況です。 また夏場の 天候不順や相次ぐ台風の襲来により減退した牛乳 消費に相次ぐ乳製品の緊急輸入など、 酪農・乳業 の産業基盤そのものが揺らいでいると言えます。 今後は、 このような現状を乗り越え、 酪農経営 の安定と発展、 会員皆様の負託に応える事業の拡 大に資することが県酪連の使命と認識し、 地方創 生における様々な酪 農乳業対策について 組織・事業の面から 見つめ直していき、 その道筋を講じてい きたいと表明されて います。 酪農は生活者の健 康を支える国民必須 の産業であり、 これ まで築いてきた酪農・ 蒲島 郁夫 氏 (熊本県知事) 乳業のネットワーク をさらに広げて、 た くさんの方々に笑顔 いっぱいの健康とし あわせを届けていき たい。 これまでも、 これからもあたらし い明日を積み重ねて きたように、 生活者 と社会の健康を創造 する総合酪農組織と して、 役職員一丸と 原田 英男 氏 (農林水産省畜産部長) なって未来につなげ ていきたいと結ばれ ました。 その後には、 蒲島 郁夫熊本県知事より 「熊本県政としても 高能力乳牛の導入を 進めるなど本県酪農 業の 活力を創る 取組みを進めていく こととしており、 ま た吉田会長とも一緒 砂金 甚太郎 氏 になって農産物の海 (全国酪農業協同組合連合会代表理事会長) ―1― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 舞踊団 「花童」 外輸出のトップセールスを推進していきたい」 と の祝辞を賜りました。 農林水産省原田畜産部長からは 「酪農乳業界の 生・処・販一体体制に率先して取り組まれ、 その 役割を担ってきた」、 また 「牛乳・乳製品の安定 供給のため、 熊本県酪連の果たす役割の大きさや 酪農生産基盤の維持・拡大に対する取組みへの期 待」 などとともに、 「熊本県酪連から提案される 酪農施策については、 本省の施策立案に大きな支 援を頂いているとも言える」 とのご祝詞を頂きま した。 さらには、 全酪連の砂金会長は 「西日本最大の 酪農県として60年の伝統と実績をもとに、 なお一 層の団結を図り、 更なる飛躍を遂げられますよう 祈念致します」 との祝辞もいただきました。 冒頭、 会長の挨拶でもふれられた阿蘇ミルク牧 場再建委員会に携われた熊本市の松岡静富元県農 業研究センター所長や合志市の磯川宗逸元県農政 部次長のお二人に、 阿蘇ミルク牧場再建への功労 を称える特別表彰、 本会20年以上の永年勤続表彰 が行われたのちに、 祝宴へと移っていきました。 祝宴はJA熊本中央会梅田穰会長に乾杯のご発 声を頂き、 その後の懇親会では皆様和やかに歓談 され、 会場は大きな交流の場となっていきました。 また、 アトラクションとして郷土の伝統文化を ベースにした舞踊団 「花童」 の披露があり、 花童 のみなさんの可愛いくも優雅な和舞踊で祝賀会は 華やかに彩られました。 祝賀会の最後、 山田副会長の謝辞にて閉会とな りました。 本会は、 らくのう牛乳発売40周年記念の ハー トフルフルキャンペーン の終了にあわせ、 60周 年記念祝賀会を挙行。 新しい明日を未来につなぐ ため、 酪農・乳業をトータルでお届けし、 更なる 飛躍を目指し邁進して参ります。 60周年という節目のこの佳節にあたり、 今後と もにらくのうマザーズへのご支援を宜しくお願い 致します。 ―2― 祝賀会風景 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 第33回熊本県乳牛共進会開催 経産牛の部GC・県立菊池農業高校 (菊池地域農協・泗水) 所有牛 未経産牛の部GC・岩根正始氏 (菊池地域農協・旭志) 所有牛 去る、 10月26日(日)、 菊池 郡大津町の熊本県家畜市場で 第33回熊本県乳牛共進会 (ら くのうマザーズ主催) が開催 されました。 県内各地から未 経産牛76頭、 経産牛54頭の合 計130頭が出品され、 熱戦が 審査員:福屋 栄人氏 繰り広げられました。 なお、 今回の乳牛共進会は、 11月15日に同じ会場で開催 される第6回九州連合ホルスタイン共進会の選抜 会を兼ねています。 審査員には、 福屋栄人氏 (北海道恵庭市 酪農家) を招き、 第1部から第13部までの 序列づけが行われ、 各部の上位2頭により グランドチャンピオン、 リザーブチャンピ オンが決定されました。 審査の結果、 経産牛の部グランドチャン ピオンには県立菊池農業高校 (菊池地域農 協・泗水) 所有牛のKAHS メーヤス ブリ 経産牛の部 名 ツツ カイト M フタゴ号が、 経産牛の部リザー ブチャンピオンには林田敏之氏 (球磨酪農協) 所 有のスターク ナイス バーデイー号が選ばれました。 また、 未経産牛の部グランドチャンピオンには 岩根正始氏 (菊池地域農協・旭志) 所有牛のロツ クルート GC オーバーチツプ号が、 未経産牛の 部リザーブチャンピオンには県立菊池農業高校氏 (菊池地域農協・泗水) 所有のKAHS シンデレラ ウインドブルツク ミサコ ET号が選ばれまし た。 集合写真 グランドチャンピオン 号 KAHS メーヤス ブリツツ カイト M フタゴ 生年月日 21 2 01 ―3― 菊池地域農協 (泗水) 県立菊池農業高校 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 未経産牛の部 名 号 ロツクルート GC オーバーチツプ グランドチャンピオン 生年月日 25 2 10 菊池地域農協 (旭志) 岩根 正始 経産牛の部 リザーブチャンピオン 名 号 生年月日 スターク ナイス バーデイー 球磨酪農協 林田 未経産牛の部 名 リザーブチャンピオン 号 KAHS シンデレラ ウインドブルツク ミサコ ET 生年月日 25 12 03 菊池地域農協 (泗水) 県立菊池農業高校 ―4― 敏之 21 12 20 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 名 号 生年月日 ゴルチヤイ レークサイド ホイツトニー ソウタ 26 1 24 菊池地域農協 (泗水) 金子 名 号 レガーレ MF ゴールドチツプ フエイス 紀之 生年月日 25 9 29 菊池地域農協 (泗水) 竹内 太輔 名 号 生年月日 キー ジヤスト DO IT アイオン ラブリー 熊本酪農協 松島 ―5― 太一 25 7 30 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 名 号 生年月日 ドリーム アイオーン ハーゲン 25 6 15 熊本酪農協 松野 名 号 ビレツジヒル モンブラン クー 佑哉 生年月日 24 3 13 熊本酪農協 村岡 俊英 名 号 生年月日 フオーエバー ダミオン ブラツク 球磨酪農協 中村 ―6― 竜郎 24 8 05 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 名 号 生年月日 フアーストステツプ ウインドブルツク エイリーン 24 3 09 球磨酪農協 税木 名 号 DFD アストロ デイストライ 章 生年月日 23 5 02 球磨酪農協 大王 隆幸 名 号 生年月日 センスフアーム セプテンバー テイーオフ 球磨酪農協 林田 ―7― 敏之 23 1 17 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 第6回九州連合ホルスタイン共進会開催 経産牛の部GC・県立菊池農業高校 (菊池地域農協・泗水) 所有牛 未経産牛の部JC・松野佑哉氏 (熊本酪農協) 所有牛 去る11月15日(土)、 菊池郡 大津町の熊本県家畜市場で、 九州・沖縄地区酪農団体協議 会 (尾形文清会長) 主催の第 6回九州連合ホルスタイン共 進会が開催されました。 この共進会は九州・沖縄各 審査員:千葉 義博氏 県のホルスタイン種牛の乳用 牛の改良水準を見極め、 今後の改良上の参考とす るとともに第14回全日本ホルスタイン共進会に向 けて基盤体制を整えることを目的に開催されまし た。 当日の出品頭数は九州各県から経産牛86頭、 未経産牛67頭の合計153頭 (うち熊本県から の出品頭数は経産牛32頭、 未経産牛25頭)。 審査員には、 北海道ホルスタイン農業協同 組合審査部長の千葉義博氏が招かれ、 厳正な る審査が行われました。 審査の結果、 経産牛の部グランドチャンピ 経産牛の部 名 オンには県立菊池農業高校 (菊池地域農協・泗水) 所有牛のKAHS メーヤス ブリツツ カイト M フタゴ号が、 リザーブチャンピオンには松島太 一氏 (熊本酪農協) 所有のホームステツド アイ ス アイオーン フタゴ号が選ばれました。 また、 未経産牛の部ジュニアチャンピオンには 松野佑哉氏 (熊本酪農協) 所有牛のドリーム ア イオーン ハーゲン号が、 ジュニアリザーブチャ ンピオンには竹内太輔氏 (菊池地域農協・泗水) 所有のレガーレ MF ゴールドチツプ フエイス 号が選ばれました。 審査員写真及び集合写真はデーリィマン社より提供 グランドチャンピオン 号 KAHS メーヤス ブリツツ カイト M フタゴ 生年月日 21 2 01 ―8― 熊本県菊池市 熊本県菊池農業高校 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 未経産牛の部 名 号 ドリーム アイオーン ハーゲン ジュニアチャンピオン 生年月日 25 6 15 熊本県合志市 松野 佑哉 経産牛の部 名 リザーブチャンピオン 号 生年月日 ホームステツド アイス アイオーン フタゴ 熊本県合志市 松島 未経産牛の部 ジュニアリサーブチャンピオン 名 号 生年月日 レガーレ MF ゴールドチツプ フエイス 25 9 29 熊本県菊池市 竹内 太輔 ―9― 太一 23 7 26 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 名 号 生年月日 ウイロートリー スプラツシユ ウインド 25 11 20 熊本県玉名郡和水町 井上 名 号 義朗 生年月日 TONO シヤープ シヤドー アルト 25 8 11 宮崎県北諸県郡三股町 宮崎県都城農業高校 名 TONO BW 号 S アイガー 生年月日 25 1 03 宮崎県北諸県郡三股町 宮崎県都城農業高校 名 号 生年月日 KHR フヨー アイオーン 24 2 04 鹿児島県鹿屋市 木原 貴久 ― 10 ― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 名 号 生年月日 フオーエバー ダミオン ブラツク 24 8 05 熊本県球磨郡錦町 中村 名 号 竜郎 生年月日 オールドリバー Fマダム シド ヒーロン 24 4 26 佐賀県武雄市 古川 豪樹 名 号 ヒルアイランド テインバー アジソ SD ジエシー 大分県玖珠郡九重町 岡嶋建一郎 名 号 生年月日 スターク ナイス バーデイー 21 12 20 熊本県球磨郡あさぎり町 林田 敏之 ― 11 ― 生年月日 23 3 04 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 ― コラム ― 「仕事の棚卸」 のすすめ 一年とは早いもので、 もう師走がやってきまし た。 皆さんにとってはどんな一年だったでしょう か?今年は、 2月にソチオリンピック、 6月には FIFAワールドカップブラジル大会、 テニスでは 錦織圭選手が大活躍等、 スポーツに関する話題が 多かった一方で、 異常気象による水害、 火山の噴 火等、 災害も多い一年でした。 近年は天候、 政治、 経済、 全ての面において 「異常が日常」 になって きたようです。 予測不可能な 「異常」 に対応するためには、 「備える」 ことが唯一の対策です。 酪農経営にお いては乳価と飼料費が大きく経営を左右しますが、 これも予測が困難な要素です。 今年の7月に乳飼 比を集計したところ、 平均値は57.7% (我々が経 営分析を行った180戸の集計結果です) で、 前年 に比べると1.2%上昇していました。 飼料費の上 昇を乳量と乳価で吸収できなかったことが伺えま す。 ところが、 戸別の乳飼比の動向を調べていくと、 全く異なった酪農経営の状況が見えてきました。 乳飼比が上昇した農家が約6割であるのに対し、 約4割の方の乳飼比が下がっていたのです。 さら に、 乳飼比が下がった方の経営内容を見てみると、 ①新たにイネWCSの利用を始めた、 ②自給飼料 の収量が増えた、 ③個体乳量が増えた、 といった 要因が見えてきました。 自給飼料中心の経営であっ ても、 オール粗飼料購入型の経営であっても、 何 かしらの取り組みをされてきた方は乳飼比低減と いう結果を手に入れています。 まさに、 このチャ レンジが 「備え」 となったと言えます。 皆さんの 経営状況はいかがだったでしょうか? 年末に際し、 私が酪農家の方々に勧めているの が 「仕事の棚卸」 です。 この一年で上手くいった こと、 上手くいかなかっ たことを書き出してみて ください。 そして、 それ ぞれがどうしてそうなっ 全国酪農業協同組合連合会 丹戸 靖 たのか?考えてみてくだ さい。 全ての出来事には 「きっかけ」 があったは ずです。 良い出来事の場合には、 そのきっかけを 増やしていきます。 悪いきっかけは撲滅しなけれ ばなりません。 「仕事の棚卸」 が一段落したら、 それを元にし て来年の目標を作成します。 これがチャレンジに 繋がっていきます。 何も目標が思いつかない方は、 廃用頭数の目標を設定してみてください。 来年一 年で分娩する育成牛の頭数 (育成牛を持たない方 は償還可能な導入牛頭数)、 廃用したい牛の頭数 を算出し、 経産牛頭数を維持 (または増頭) でき るかどうか考えてみます。 ごく当たり前で単純な ことですが、 今年は○○頭しか廃用できない という意識があるのと、 無いのでは牛の見方が全 く変わってきます。 何事も 「意識していたか?意 識していなかったか?」 という点が、 先ほど触れ た、 良い出来事と悪い出来事の 「きっっかけ」 に 繋がっていることが多いのです。 さて、 来年のためにどのような意識を持ち、 い くつの 「きっかけ」 を作ることができるでしょう か?365日休み無く仕事が続く酪農ですから、 頭 の中を整理する時間を“意識して”作らなければ なりません。 そうそう、 牛や原材料の棚卸もお忘れなきよう。 専従者給与の変更や消費税の申告方法の変更、 申 告者の名義変更等、 手続きが必要な方は年内に済 まさなければならないことが多々あります。 それ では、 皆さん良いお年を。 全国酪農業協同組合連合会 酪農生産指導室課長代理 昭和45年島根県生まれ、 明治大学大学院修士終了 (農業会計学)。 平成6年全酪連入会後、 福岡支所購買推進課にて6年間勤務。 その後、 一時休職して明治大学大学院博士課程、 博士号取得 (環境経済学)。 復職後は総合推進等の業務を経て、 現職。 現在、 酪農家経営管理支援システム (DMS) の構築や未利 用資源飼料化事業、 TMRセンター運営支援などで活躍中、 全国を飛び回る毎日が続く。 ― 12 ― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 乳用牛におけるトウモロコシサイレージを くまエコサイレージに代替給与した結果について 熊本県内の生産者において、 トウモロコシを栽培して いる農家であっても、 栽培面積の制限や労力不足、 更に は、 天候不順によりトウモロコシサイレージが不足し、 一時的に海外産輸入飼料に頼らざるを得ない状況となっ ている。 このような一時的な自給飼料不足の対応策として、 本 会八代TMRセンターでは、 地元産のイネWCSやミカン ジュース粕等を主原料とした、 トウモロコシサイレージ を代替できる発酵飼料を製造し販売しております。 本報 告では、 熊本県農業研究センター様のご協力を得て、 発 酵飼料の給与による搾乳牛への影響を調査し、 トウモロ コシサイレージの代替としての可能性を検討した。 (頭、 ha) 図1成畜飼育頭数と飼料作付面積 (a) (1) 目的 熊本県の乳用牛飼養戸数642戸、 成畜飼養頭数44,200 頭、 飼料作付け付面積4,850haとなっている。 また、 1 頭あたりの飼料作付面積は11.0aで減少傾向となってい る。 (図1,2) また、 成牛100頭以上飼育する大規模経営層の増加傾 向、 1戸あたりの飼育頭数が増加により、 自家生産する 自給飼料を通年で給与ができる農家が少なくなっている。 (図3,4) 一方、 飼育頭数が少ない経営体についても、 高齢化により自給飼料生産の労力負担が難しくなってき ている。 図2 (頭) (2) 材料と方法 供試牛には、 ホルスタイン種泌乳牛6頭 (試験開始時 の平均分娩後日数110±13日、 平均体重651±35kg) を 用い3頭ずつ2群に配置した。 ドアフィーダーを設置し たフリーストール牛舎内で、 予備期18日間、 本期3日間 の計21日間を1期とするクロスオーバー法により泌乳試 験を実施した。 飼料は13:00に給与し、 飲水と鉱塩は自 由摂取とした。 残飼は9:00に回収した。 搾乳は1日2 回9:00および16:00に行い、 乳量をミルキングパーラー 内に設置したミルクメーターで毎日計量した。 牛乳の一 定量を冷蔵保存し、 乳成分を本期間中毎日測定した。 ま た、 最終日の飼料摂取2時間後に経口カテーテルを用い て第一胃内溶液を採取し、 pHを測定した。 また、 頸静 脈より採血を行い、 血液生化学検査をした。 飼料は、 トウモロコシサイレージを給与する対照区と、 トウモロコシサイレージの代替として圧ぺんトウモロコ シ、 ミカンジュース粕およびイネWCS等混合発酵飼料 (以下、 くまエコサイレージとする) を給与する試験区 の2区を設けた。 粗飼料としてオーツ乾草、 ルーサン乾 草およびビートパルプを給与し、 飼料給与形態はTMR とした。 飼料の組成および成分を表1,2に示した。 (3) 結果と考察 図5に乳量、 図6に乾物摂取量、 表3に乳成分、 表4 ― 13 ― 1頭当りの飼料作付面積 図3 階層別飼育頭数図 (頭) 図4 階層別1戸あたり飼育頭数 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 に血液生化学検査値およびルーメンpHを示し 表1 くまエコサイレージの原材料 ཎᮦᩱྡ た。 乾物摂取量、 乳量・乳成分には両区で有意 ཎᮦᩱ䛾༊ศ 䛸䛖䜒䜝䛣䛧 な差は認められなかったものの、 試験区が乾物 ✐㢮 䛭䛾 ✄䜟䜙䠄Ⓨ㓝䠅䚸䜸䞊䝒䝦䜲 摂取量、 乳量、 4%FCMともに多い傾向であっ 䝭䜹䞁䝆䝳䞊䝇⢑ た。 血液生化学検査値およびルーメンpHにお 䝡䞊䝖䝟䝹䝥䚸⢾⻤ 㻯㻼䠖䠐䠂䚷㼀㻰㻺䠖䠐䠐䠂 いても両区に有意な差は認められなかった。 飼料の嗜好性については、 試験区のくまエコ 表2 発酵飼料の組成 サイレージはミカンジュース粕が入っていることもあり、 や ヨ㦂༊ や柑橘性の匂いがし、 良好であった。 このことは、 乾物摂取 㓄ྜ㣫ᩱ 㻠㻞㻚㻜 量が試験区のほうが多いことからも判断できる。 䝖䜴䝰䝻䝁䝅䝃䜲䝺䞊䝆 㻙 また、 トウモロコシサイレージなどの自給飼料不足時に、 䛟䜎䜶䝁䝃䜲䝺䞊䝆 㻞㻥㻚㻟 代替として輸入飼料に100%頼ると試験区よりもさらに飼料 䜸䞊䝒ⲡ 㻝㻝㻚㻢 費がかかる試算となっており、 くまエコサイレージを一時的 䝹䞊䝃䞁ⲡ 㻝㻝㻚㻢 に活用することで、 飼料費を抑えられることが明らかとなっ 䝡䞊䝖䝟䝹䝥 㻡㻚㻝 た。 㔜᭪ 㻜㻚㻠 これらのことから、 トウモロコシサイレージの代替として、 㼀㻰㻺 㻣 㻞 㻚㻡 くまエコサイレージを泌乳牛へ給与しても、 乳生産性への悪 㻯㻼 㻝 㻡 㻚㻝 㻟 㻟 㻚㻣 い影響は見られず、 かつ大幅な飼料費の増加がなかったこと 㻺㻰㻲 㻺㻲㻯 㻠 㻟 㻚㻡 から代替可能であることが明らかとなった。 おわりに 現在の輸入飼料への依存から脱却し、 自給飼料に立脚した 循環型畜産への転換を実現するためには、 飼料用米やイネW CSの生産・利用の拡大、 飼料の生産・流通体制の整備、 土 地利用型畜産経営の推進、 食品残さ等の飼料化等を総合的に 推進し、 生産・流通・飼料化コストを総合的に削減していく ことが重要である。 また、 農家の高齢化や経営規模の拡大が進むにつれて、 労 働負担が大きい飼料生産業務は畜産経営上の特に大きな課題 となっているため、 集落営農組織、 コントラクター集団及び TMRセンターの連携がますます重要になると予想できる。 これらのことから、 地域飼料資源を利用でき、 低コストで 長期保存が可能で畜種毎に栄養バランスを調整できる発酵 TMR飼料の普及が重要と考えられる。 本会としては、 トウモロコシやグラスを栽培している農家 であっても、 栽培面積の制限や労力不足、 更には、 天候不順 によりトウモロコシ (グラス) サイレージが不足し、 自給飼 料不足の改善及び拡大に向けたTMR飼料の供給が可能とな ります。 酪農家にあったTMR飼料の設計や飼料給与設計指 導を実施して参りますので、 各地区担当の購買課・営農推進 課職員へとご用命頂きます様、 宜しくお願い致します。 図5 図6 表3 ᐃ㡯┠ ங㔞 㔞 䠄㼗㼓㻛᪥䠅 ங⬡ ⬡⫫⋡ 表4 乳量及び乳成分 ヨ㦂༊ ༊ ᑐ↷༊ ᐃ㡯┠ (DM%) ᑐ↷༊ 㻠㻞㻚㻜 㻞㻟㻚㻠 㻙 㻝㻠㻚㻣 㻝㻝㻚㻣 㻣㻚㻤 㻜㻚㻠 㻣 㻞 㻚㻝 㻝 㻡 㻚㻝 㻟 㻠 㻚㻠 㻠 㻞 㻚㻥 乳量 乾物摂取量 血液正常及びルーメンpH ヨ㦂༊ ᑐ↷༊ 㻟㻝㻚㻟㻥 㼼 㻠㻚㻜㻟 㻞 㻞㻥㻚㻢㻠 㼼 㻟 㻟㻚㻢㻟 㻳㼘㼡 䠄㼙㼓㻛㼐㼘䠅 㻢㻜㻚㻟 㼼 㻠㻚㻡 㻡㻣㻚㻟 㼼 㻠㻚㻠 䠄䠂䠅 㻠㻚㻞㻥 㼼 㻜㻚㻠㻤 㻠㻚㻟㻥 㼼 㻜 㻜㻚㻢㻞 㼀㻙㻯㼔㼛 䠄㼙㼓㻛㼐㼘䠅 㻝㻢㻠㻚㻞 㼼 㻞㻣㻚㻢 㻝㻢㻜㻚㻤 㼼 㻟㻞㻚㻢 ↓⬡ ⬡ᅛᙧศ⋡ 䠄䠂䠅 㻤㻚㻥㻤 㼼 㻜㻚㻠㻥 㻤㻚㻥㻝 㼼 㻜 㻜㻚㻞㻣 㻳㻻㼀 䠄㻵㼁㻛㻸䠅 㻡㻤㻚㻟 㼼 㻣㻚㻡 㻡㻡㻚㻣 㼼 㻢㻚㻢 ங⺮ ⺮ⓑ㉁⋡ 䠄䠂䠅 㻟㻚㻢㻞 㼼 㻜㻚㻠㻢 㻟㻚㻡㻥 㼼 㻜 㻜㻚㻟㻝 㻳㻳㼀 䠄㻵㼁㻛㻸䠅 㻠㻠㻚㻣 㼼 㻥㻚㻞 㻠㻟㻚㻞 㼼 㻥㻚㻢 ங⢾ ⢾⋡ 䠄䠂䠅 㻠㻚㻟㻟 㼼 㻜㻚㻝㻠 㻠㻚㻟㻝 㼼 㻜 㻜㻚㻞㻡 㼀㻙㻼㼞㼛 䠄㼓㻛㼐㼘䠅 㻣㻚㻞 㼼 㻜㻚㻣 㻣㻚㻞 㼼 㻜㻚㻢 㻹㼁㻺 㻺 䠄㼙㼓㻛㼐㻸䠅 㻝㻝㻚㻠㻢 㼼 㻝㻚㻡㻞 㻝 㻝㻞㻚㻢㻠 㼼 㻞 㻞㻚㻡㻡 㻯㼍 䠄㼙㼓㻛㼐㼘䠅 㻣㻚㻢 㼼 㻜㻚㻢 㻣㻚㻠 㼼 㻜㻚㻥 㻠䠂㻲 㻲㻯㻹 䠄㼗㼓㻛᪥䠅 㻟㻞㻚㻠㻟 㼼 㻟㻚㻢㻡 㻟 㻟㻝㻚㻞㻡 㼼 㻟 㻟㻚㻡㻤 㻭㼘㼎 䠄㼓㻛㼐㼘䠅 㻮㼁㻺 䠄㼙㼓㻛㼐㼘䠅 䝹䞊䝯䞁䡌㻴 㻜㻚㻞 㻝㻚㻜 㻜㻚㻝㻠 㻞㻚㻥 㼼 㻥㻚㻟 㼼 㻢㻚㻣㻤 㼼 ― 14 ― 㻞㻚㻥 㼼 㻥㻚㻟 㼼 㻢㻚㻣㻠 㼼 㻜㻚㻝 㻝㻚㻢 㻜㻚㻞㻟 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 去る、 11月12日(水) 益城町総合体育館で第 26回熊本県酪農女性ミ ニバレーボール大会 (主催:熊本県酪農女 性部協議会、 らくのう マザーズ) が開催され、 各地域より31チーム (約200名) が参加しま した。 挨拶する菊池会長 本大会は、 スポーツ を通じて会員同士の親睦を図るとともに、 ゆとり ある酪農経営を確立することを目的に毎年この時 期に開催されています。 開会式では県酪農女性部協議会菊池会長、 らく のうマザーズの新美常務が挨拶。 引き続き選手を 代表して、 JA菊池旭志中央支所の坂本さんが選 手宣誓をして試合がスタートしました。 まず、 予 選を8ブロックのリンク方式で行い、 各ブロック のそれぞれ上位2チームの合計16チームによって 決勝トーナメントが行われました。 また決勝トー ナメントに勝ち残れなかったチームに対しては、 コンソレーションの部 (敗者復活戦) が設けられ ました。 決勝トーナメントのベスト4に勝ち残ったのは 合志A (熊本酪農協)、 大阿蘇レディース (大阿 蘇酪農協)、 JAやつしろ (JAやつしろ)、 高永 (J A菊池旭志中央支所)。 準決勝の組み合わせは、 合志A対大阿蘇レディース、 JAやつしろ対高永 となり、 決勝に進んだのは、 大阿蘇レディースと 高永でした。 結果は30対20 の熱戦の末、 大阿蘇レ ディースが優勝しま した。 コンソレーショ ンの部では、 ミルク レディ (JA熊本う き松橋支所) 対全戦 全笑 (熊本酪菊池支 所) が決勝トーナメ ントに負けない熱戦 を繰り広げ、 ミルク レディが優勝しまし 選手宣誓する坂本さん (JA菊池旭志中央支所) た。 ― 15 ― 優勝:大阿蘇レディース (大阿蘇酪農協) 準優勝:高永 (JA菊池旭志中央支所) 3位:JAやつしろ 3位:合志A (熊本酪農協) 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 コンソレーションの部優勝:ミルクレディ コンソレーションの部準優勝:全戦全笑 (JA熊本うき松橋支所) (熊本酪農協菊池支所) ― 16 ― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 輸入粗飼料の情勢 H26.12月号 (H26年11月情勢) 北米コンテナ 船フレート 米国西海岸港湾の労使交渉の影響により、 主要港のシアトル/タコマ港でスローダウン (故意に荷役作業を遅 らせる) 戦術から、 港湾がクローズする“プレ・ロックアウト”の状態になっている。 また、 中国の大型連休 での貨物増加やシャーシ不足による荷動き遅延も影響し、 非常に混雑している。 今後もスローダウン戦術が他 の港へ波及していき、 さらに混乱する可能性がある。 外国為替の影響 円安・米国ドル高の勢いが止まらず、 安倍政権の解散発表からさらに円安が進んでいる。 産地価格がドル建て で高いがゆえに、 円貨では大きな値上げとなるため、 注意が必要。 昨冬から干ばつ傾向が続いているが、 一年近く経った現在も回復せず、 むしろ悪化している。 今年の春には、 カリフォルニア州 放牧用牧草にも影響が出たため、 肥育農家からの乾牧草の引合いが強まり、 アルファルファ高騰要因の一つと の干ばつの状況 なった。 干ばつの回復には、 この秋冬の降雪量が鍵となる。 ビートパルプ 【米国産】14年産収穫が9月上旬より開始し、 9月中旬から各地で製糖作業が始まっている。 産地では冷涼な 気候により、 生産量は1割減の見込み。 【総合】全体の生産量は増加見込みだが、 良品は西海岸全体で不足している。 米国内は酪農・肥育向け共に引 合いが強く、 輸出向けも強いままで推移している。 西海岸アルファルファ生産量のうち3%未満しか出荷され ていない日本向けの意向は届きにくく、 今後も産地価格が極端に下がることはないと考えられる。 15年産は作 付面積が増える見込みのため、 価格の軟化が期待されるが、 米国乳価や干ばつ、 牛肉の相場価格次第では軟化 しない可能性もある。 アルファルファ 【ワシントン産】産地では一部で5番刈の収穫が進むが、 単収が少なく乾燥も間に合わないため、 大半は国内 向けとなる見込み。 14年産は、 2番刈以降は雨当たり被害が多く、 ノーレイン品もドライ傾向で良品は少ない。 【オレゴン産】産地では3番刈の収穫が終了。 クリスマスバレーでは1番刈で5割、 2番刈で7割と雨当たり 被害があり、 どの番手でも良品が極端に少ない傾向。 【ネバダ産】1―2番刈で4∼5割、 3番刈は一部の雨当たり被害が発生した模様。 どの番手も良品は少ない。 チモシー スーダン 【米国産】産地では2番刈の収穫が終了。 雨当たり被害がほとんどなく作柄が良好となった1番刈とは対照的 に、 2番刈は4∼5割の雨当たり被害が発生した模様。 1番刈の産地価格は昨年よりも軟化傾向だが、 期待さ れたほどの値下げには至らず、 同じく作柄が良かった3年前より高値で推移している。 【カナダ産】レスブリッジでは、 1番刈は大半が中間グレード以下、 2番刈は中間グレード品が中心の作柄と なった。 クレモナでは、 過去最悪に近いほど深刻な状況で、 酷い雨当たりも発生している。 両産地とも1番刈 の価格は軟化傾向だが、 作柄が悪いため徐々に高くなりつつあるのが現状。 【インペリアルバレー産】デュラム小麦の作付面積が減少したことから、 早播きスーダンの作付面積は増加し た。 2回目の収穫が可能な早播きが増えていることから、 生産量は昨年よりも増加見込み。 早播き1番刈は茎 サイズのバラつきがあまりなく、 前半戦は過去3∼4年で最高の作柄と言われている。 デュラム小麦の相場価 格が9月より値上がりして推移している模様。 デュラム小麦の相場価格によっては、 15年産の早播きスーダン の作付面積の減少が懸念される。 10/15時点での作付面積は前年対比94%。 3番刈以降は、 豪雨や湿度の影響も一部あったものの、 輸出向けの クレイングラス 需要を賄えるだけの生産量は十分にある見込み。 産地価格は、 韓国・日本向け共に引合いが強く、 堅調に推移 している。 それでも科本科牧草の中では割安感があるため、 他草種からの切り替えも有益であると思われる。 バミューダ 10/15時点での作付面積は、 前年対比94%。 例年1番刈は種取り用圃場が中心で、 ヘイの生産は2番刈以降が 中心となり、 14年産では収穫がほぼ終了した。 豪雨や湿度の影響で、 良品の発生は限定的となっている模様。 ストロー類 14年産の米国産ストロー類は収穫が終了。 トールフェスクは7割、 ペレニアルライグラスは5割の雨当たり被 害が発生している模様。 韓国・日本向け共に引合いが弱く需要が減退しているとも伝えられているが、 徐々に 回復しているとも言われている。 オーツヘイ 産地では14年産の収穫がほぼ終了。 西地域は雨当たり品が多く発生し、 ハイグレード品の発生は限定的になる ことが見込まれる。 小麦やキャノーラの作付けが増えていることから、 作付面積は1∼2割減が予想される。 それに比べ、 南地域は4割、 東地域は7割程度がハイグレード品となっている模様。 ただし、 東地域は干ばつ 傾向で、 放牧用の牧草の生育に影響が出始めていることから、 国内向けの引合いが強くなることが予想される。 ― 17 ― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 原料情勢 11月10日発表 米国農務省 トウモロコシ 需給予想 H26.12月号 【13/14年産】 作付面積95.4百万 (前月95.4百万) エーカー、 単収158.8 (158.8) bu/エーカー、 生産量139 億2,500万 (139億2,500万) bu、 総需要量135億4,600万 (135億4,600万) bu、 期末在庫12億3,600万 (12億3,600 万) bu、 在庫率9.1 (9.1) %。 【14/15年産】 作付面積90.9百万(前月90.9百万)エーカー、 単収173.4 (174.2) bu/エーカー、 生産量144億 700万 (144億7,500万) bu、 総需要量136億6,000万 (136億5,500万) bu、 期末在庫20億800万 (20億8,100万) bu、 在庫率14.7 (15.2) %。 トウモロコシ 相場動向 シカゴ相場は降雨による収穫遅れが材料視され上昇基調となり、 更に投機筋が穀物市場に参入した事により 強気で推移し、 370¢前後の値動き。 14/15年産の単収の下方修正要因は主に生産地の天候悪化であり、 また 需要面ではエタノール需要が増えたため在庫率の減少につながった。 相場を左右すると思われる投機筋は買 い手に回っており、 相場は上昇基調で推移していくと見られる。 11月10日発表 米国農務省 大豆需給予想 【14/15年産】 単収増予想から生産量は増加。 需要も国内・輸出ともに上方修正され、 期末在庫4億5,000 万 (4億5,000万) bu、 在庫率12.4 (12.6) % 米国では史上最高の豊作見込みとなっていたが、 投機筋の買い戻し、 米国・南米の収穫期の天候不安を背景 に、 シカゴ大豆相場は10月以降値上がりしている。 今後も豊作による需給緩和が期待されるが、 現在の範囲 大豆粕相場動向 内で価格は推移するものと思われる。 国産大豆粕は、 発生量は例年並みだが、 PEDの影響により低調であっ た飼料需要が回復傾向にあり、 需給は締まりつつある。 主な輸入元である中国は、 日本向けに入船手当をし ており、 徐々にタイト感は緩和される見込み。 価格は強含みが予想される。 糟糠類 国産フスマは、 小麦粉の消費低迷から発生量も減少しているが、 飼料需要も低調であり、 需給バランスは取 れている。 今後は若干余剰感が出る見込み。 東京五輪に向けた鋼材需要等により内航船の確保が難しくなっ ている。 グルテンフィードは発生量が減少し、 需給はひっ迫した状況。 輸入品は、 主な輸入元である中国は高値推移 で、 総じて強含みの展開。 海上運賃 貨物の動きに一服感が出たことから、 会場運賃は一時的に下落している。 冬場の燃料等の荷動き期待から、 今後は堅調に推移する見込み。 ― 18 ― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 主催:熊本県酪農青壮年部協議会 熊本県酪農青壮年部協議会 (岩見誠也委員長) は、 去る11月5日に熊本市の 「池上保育園」 (園児数 約100名) において 「酪農ふれあい体験交流事業」 を実施しました。 この事業は哺乳や搾乳などの酪農 体験を通じて 「食」 「いのち」 について考え、 園児達に酪農業や乳牛への親近感を持ってもらい、 牛乳 の消費拡大に寄与することを目的に開催しているものです。 近くに畜産農家が無い地域なので、 初めて牛を見る園児が多く、 大きい牛が園庭に入って来るとベラ ンダから目を丸くしてびっくりしていました。 岩見委員長は、 命の大切さ、 食のありがたさを学んでほ しい事と、 牛からは温かい牛乳が出る事を肌で感じて下さいと挨拶されました。 園児達が哺乳体験や搾乳体験を始めると、 緊張しながらも牛乳が出ると笑顔に変わり、 園児達の目が キラキラしていました。 帰る際には牛を積み込む時まで並んで見送ってくれました。 協議会役員の方も良い経験となりました。 お疲れ様でした。 主催:熊本県乳牛改良同志会・熊本県酪農青壮年部協議会・熊本県酪農女性部協議会・熊本酪農合志青壮年部 同志会、 青壮年部、 女性部、 熊本酪青壮年部の4団体合同により、 11月15日の第6回九州連合ホルス タイン共進会会場内において理解醸成活動を開催しました。 搾乳体験、 哺乳体験、 小動物のふれあい、 牛乳・チラシ・ノベルティーグッズの配布を実施しました、 当日は快晴に恵まれ、 一般消費者約300名 に参加して頂き、 大盛況に終わりました。 また当日は阿蘇ミルク牧場の牛の丸焼きやソフトクリームの 販売もあり、 完売となりました。 芝生広場には多くの一般のファミリーが訪れ、 共進会の牛を初めて見た方は毛刈りをした牛を見て感 動していました。 テントコーナーの牛用資材販売では滅多に手にする事の無い道具に興味を持たれてい る方も見受けられ、 今後も一般消費者に対し酪農理解醸成活動を続けていきたいと思います。 ― 19 ― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 ― 27 ― 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 乳業だより 熊本工場 デザート製造課 私が所属する デザート製造課 では、 調合・殺 菌を行う殺菌係 と充填・外包装 を行う充填係で 業務を分担して、 お客様に安全・ 安心はもちろん、 おいしい商品を届けるために、 日々業務に取り 組んでいます。 今回は私が所属する殺菌係の業務を紹介した いと思います。 主な業務は、 デザート製品の調 合と殺菌で、 通常早出と遅出の2人で業務を行っ ています。 殺菌係の早出の業務は5時から始ま ります。 (朝早いので子供たちを起こさないよ う、 こっそりと出勤です) まず製造機器を殺菌し、 製造の準備を行いま す。 製造の準備が出来たら、 調合品を殺菌機で 殺菌し、 充填の時間に合わせてスターター (乳 酸菌) を添加して充填係にバトンタッチです。 乳酸菌は生きているので、 添加してからは温度 管理と時間の管理がとても重要になるので、 充 山田 穂 填係とのコミュニケーションを密にとりながら の作業となります。 そして製造が終了したら、 タンク・殺菌機な どの使用した機器の洗浄を行います。 次の日に 使用するために汚れを残さないよう細心の注意 を払っています。 このように、 機器の殺菌や調合品の殺菌、 機 器の洗浄まで確認作業を行い、 業務に取り組ん でいます。 私は日々の業務を行う時に、 「自分の家族を 含め、 たくさんの方が食べる大切な商品だ」 と 考えながら製造の業務を行っています。 今から寒くなり朝起きるのがつらくなります が、 これからもらくのうマザーズのブランドを 守れるよ うに、 安 全・安心 でおいし い商品を 製造して いきたい と思いま す。 昭和52年9月6日 第三種郵便物認可 プロフィール 火山灰性腐植土に覆われた広大な農地、 貴重 な文化遺産、 緑豊かな多くの公園を有し、 農業 が基幹産業である合志市の村上牧場。 村上牧場の歴史は、 昭和35年頃に祖父が庭先 で乳牛を飼養したことから始まる。 昭和48年、 12頭に増頭。 昭和50年に父・裕宣 (ひろのぶ) さんが経営を引き継ぎ、 昭和52年、 現在の牛舎 を新築した。 平成25年3月に茂之さんと静さん が就農。 現在の飼養頭数は経産牛40頭、 育成牛 35頭の計75頭、 自給飼料はトウモロコシ、 イタ リアンライグラス、 飼料用稲を13haで作って いる。 四姉妹であるため牧場を誰が継ぐか決まって いなかったが、 牛を相手に働く両親の姿を小さ い頃から見てきたこと、 牛に接することが好き だったことから静さんは 私が村上牧場を継ぐ と決意。 「夫が酪農を理解してくれて本当に良 かった。」 と静さん。 乳量を増やしたい、 購入飼料が高いので自給 飼料をもっと作りたいという考えは持っている が、 まだ就農2年目であるため、 酪農全般の仕 事を早く覚えることが当面の目標とのこと。 静 さんは菊池農業高校で農業の知識を学んだが、 「私は動物については全くの素人ですから、 研 修会等に参加し、 知識習得に励んでいます。」 と茂之さん。 経営、 畑の管理、 餌作り、 搾乳、 哺乳、 育成 牛の管理など全般の仕事は主に裕宣さんと母・ 亨予 (みちよ) さんが担当しており、 茂之さん と静さんは両親から引き継いでいる最中とのこ と。 静さんは子育てにも奮闘中。 元気いっぱい の生吹 (いぶき) ちゃん (8才)、 生千花 (い ちか) ちゃん (3才)、 生斗 (いくと) くん (1才) の3人の子どもに恵まれ、 休日の牧場 は実に賑やか。 大きな牛にも慣れ、 お手伝いも してくれるとのこと。 4人目の出産も控え、 ま すます牧場は賑やかになりそう。 家族全員で仲 良く酪農に励んでおり、 これからの村上牧場が 楽しみである。 後列左より、亨予さん、静さん、生斗くん、茂之さん、裕宣さん 前列左より、生千花ちゃん、祖母・千里さん、生吹ちゃん ― 29 ― , 円クラス , 円クラス , 円クラス JP0H JP3H JP3H オーソン ギヤラクシー ハラング NTP第1位 NTP第2位 NTP第6位 NLBC ペリクレース オーソン ET エンデバー コスモ ギヤラクシー ET オムラ スイーテイー ハラング JP3H JP3H JP3H ストーン ヤルジヤン レガリア NTP第3位 NTP第5位 NTP第11位 ストーン フインリー バーンズ ET オムラ スイーテイー ヤルジヤン ET グリーン ハイツ レガリア ET JP5H JP5H JP4H ダース カーライル ヨハネ NTP第9位 NTP第18位 NTP第22位 タンロツク マロニー ダース NLBC ユグドラシル カーライル トツプジーン ヨハネ ET 家畜改良 ジェネティクス 十勝家畜 事業団 北海道 人工授精所 WWS SEMEX ABS アルタ ジャパン Sort90 (X・Y) GH-X・Y T-X 融解温度 38度 37度 37度 35度 37度 35度∼ 37度 35度 融解時間 15秒 40秒 40秒 45秒 40秒 30秒 45秒 ストロー サイズ 0.5㏄ 0.5㏄ 0.5㏄ 0.25㏄ 0.25㏄ 0.25㏄ 0.25㏄ JP3H ストライカー NTP第24位 ヘンカシーン UFストライカー ET 性判別精液は、 通常精液と比べて精子数が少ない等の理由から受胎率が低くなっていま す。 その為、 基本に忠実に注意深く取り扱うことが必要です。 近親交配を避ける為、 登録証を確認して授精をお願いします。 選定:熊本県乳牛改良同志会・熊本県乳用牛群検定組合 熊本県酪農青壮年部協議会・らくのうマザーズ 注;系統の記述は、 「父」 × 「母の父」 「祖母の父」
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