日本標準商品分類番号 87625 ヴィキラックス 配合錠 市販直後調査報告書 ® 調査期間:2015年11月26日∼2016年5月27日 【警告】 本剤は、ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者 に対してのみ投与すること。 【禁忌 (次の患者には投与しないこと)】 1.本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者 2.中等度以上(Child-Pugh分類B又はC)の肝機能障害のある患者 3.次の薬剤を投与中の患者:アゼルニジピン、 トリアゾラム、ミダゾラム、ブロナンセリン、ピモジド、エルゴタミン酒石 酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、エルゴメトリンマレイン酸塩、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩、シルデナ フィルクエン酸塩(レバチオ)、タダラフィル(アドシルカ)、リバーロキサバン、バルデナフィル塩酸塩水和物、リオシ グアト、シンバスタチン、アトルバスタチンカルシウム水和物、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、 リファンピシン、エファビレンツ、セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品、 エチニルエストラジオール含有製剤(「相互作用」の項参照) 1. 市販直後調査にて認められた注意事項 市販直後調査にて認められた 注意事項 ヴィキラックス®配合錠の市販直後調査にて、本剤の新たなリスクは認められませんでしたが、 本剤の使用に際し注意を要する点が3つありました。以下の点にご注意いただき、引き続き本剤の 適正使用にご協力いただきますようお願い致します。 ■本剤を開始する際はカルシウム拮抗剤の併用有無を確認してください。 本剤とカルシウム拮抗剤を併用することにより重篤な血圧低下、浮腫が認められ、死亡に至った症例が報告 されております(p.9∼10参照)。本剤を開始する際は必ず以下の確認を行ってください。 市販直後調査の概要 他院の処方を含め、カルシウム拮抗剤の併用有無を確認してください。 カルシウム拮抗剤を併用している場合は他の降圧剤への切り替えを検討して ください。 他の降圧剤への切り替えが不可能な場合は、カルシウム拮抗剤を減量して本剤の 投与を開始してください。 注意を要する副作用 ■腎機能が低下している患者やカルシウム拮抗剤を併用している患者は重篤な腎機能 障害を発現するリスクを有するため定期的に腎機能をモニタリングしてください。 腎機能が低下している患者やカルシウム拮抗剤を併用している患者において重篤な腎機能障害(高カリウム 血症を含む)の報告が集積されております(p.7∼10参照)。これらの患者に本剤を投与する場合は本剤投 与前および投与開始4週間は定期的に腎機能検査(血清クレアチニン、BUN等)を行い腎機能のモニタリ ングを行ってください。 表1:重篤な腎機能障害を発現した症例(21例)の概要 副作用集計 年齢 中央値 76(68-85) 性別 男性:女性=9:12 腎機能障害合併例 15 例 カルシウム拮抗剤併用例 7例 重篤副作用一覧 腎機能検査値 ベースライン [平均値(最低値-最高値)] 事象発現時 [平均値(最低値-最高値)] BUN(mg/dL) 35.09 (14.1-118) (N=12) 67.33 (24.6-120.4) (N=13) Cr(mg/dL) 1.79 (0.7-6.85) (N=15) 3.35 (1.33-8.23) (N=16) eGFR (mL/min/1.73㎡) 35.15 (6.7-65) (N=15) 16.62 (5.6-27.15) (N=14) 1 本剤の成分のひとつであるパリタプレビルは、間接ビリルビンを肝細胞へ取り込むトランスポーターである OATP1B1/3を阻害します。そのため、本剤の投与開始時には間接ビリルビンの一時的な上昇が認められます (図1およびp.5∼6参照)。本剤投与開始初期(およそ2週間以内)のビリルビン上昇は、肝障害による上昇で はない可能性がありますので、ビリルビン上昇が認められた場合は直接または間接ビリルビンを測定してく ださい。間接ビリルビン優位であり、ASTおよびALTの上昇を伴わない場合は肝障害ではない可能性があ 市販直後調査にて認められた 注意事項 ■本剤投与中にビリルビン上昇が認められた場合は、直接または間接ビリルビンを 測定の上、本剤の中止要否を検討してください。 ります。一方、直接ビリルビン優位の場合は肝障害を起こしている可能性がありますので、本剤の中止を検 討してください。 (mg/dL) 0.15 直接ビリルビン: 投与群A(ヴィキラックス) 投与群B(プラセボ) 間接ビリルビン: 投与群A(ヴィキラックス) 投与群B(プラセボ) 市販直後調査の概要 図1:C型慢性肝炎患者における直接および間接ビリルビンの投与前からの変化量(平均値) 0.10 0.05 注意を要する副作用 0 -0.05 -0.10 投与開始後 4週間 投与開始後 6週間 投与開始後 8週間 投与開始後 10週間 投与開始後 12週間 投与終了後 4週間 副作用集計 投与前 投与開始後 投与開始後 1週間 2週間 重篤副作用一覧 2 2. 市販直後調査の概要 市販直後調査にて認められた 注意事項 市販直後調査実施概要 市販直後調査実施状況は以下の通りです。 調査対象医薬品 効能・効果 ヴィキラックス®配合錠 セログループ 1 (ジェノタイプ 1 )のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス 血症の改善 市販直後調査期間 2015年11月26日∼2016年5月27日 推定投与患者数 約4,200例(出荷数量に基づいた算出) 市販直後調査の概要 副作用の概要 市販直後調査期間に報告された副作用の概要を以下に示します。副作用の集計にはICH国際医薬品用語集 (MedDRA)ver.19.0を使用しています。また、副作用名等は市販直後調査終了日時点のものであること にご留意ください。 全副作用 主な副作用 重篤な副作用 注意を要する副作用 主な重篤な副作用 死亡に至った副作用 副作用名 368例749件 「そう痒症」27件、 「頭痛」26件、 「悪心」、 「浮腫」各24件 72例127件 「高カリウム血症」9件、 「肝機能異常」5件、 「浮腫」、 「血中ビリルビン増加」、 「黄疸」、 「肝障害」、 「急性腎障害」、 「腎障害」各4件 3例5件 「腎障害」、 「低血圧」、 「多臓器機能不全症候群」、 「死亡」、 「肺炎」各1件 副作用集計 重篤副作用一覧 3 3. 注意を要する副作用 ̶体液貯留関連事象̶ 市販直後調査期間に体液貯留関連事象が56例64件報告されました。また、情報が得られていない症例も ありますが、 56例のうち29例がカルシウム拮抗剤を併用していました。本剤の国内臨床試験では、カルシウム 拮抗剤を併用している患者で体液貯留が現れやすいことがわかっていますので、カルシウム拮抗剤を使用 している患者に本剤を投与する際は、他の降圧剤への切り替えもしくはカルシウム拮抗剤を減量して開始 する等の対応を行ってください。 重篤(件数) 非重篤(件数) 合計(件数) 浮腫 4[2] 20[10] 24[12] 0 17[8] 17[8] 末梢性浮腫 血圧低下 1[1] 7[3] 8[4] 低血圧 3[3] 4[4] 7[7] 顔面浮腫 1 3[2] 4[2] 全身性浮腫 1 1 2 1[1] 0 1[1] 0 1[1] 1[1] 肺水腫 無尿 注意を要する副作用 [ ]内の数字はカルシウム拮抗剤併用患者における当該事象発現件数 市販直後調査の概要 副作用名 市販直後調査にて認められた 注意事項 3.1 体液貯留関連事象 副作用集計 重篤副作用一覧 4 3. 注意を要する副作用 ̶肝機能障害、肝不全̶ 市販直後調査にて認められた 注意事項 3.2 肝機能障害、肝不全 市販直後調査期間に肝機能障害、肝不全に該当する症例が66例85件報告されました。本剤は中等度以上 (Child-Pugh分類BまたはC)の肝機能障害を有する患者は禁忌ですので、本剤の投与にあたっては 患者が非代償性肝硬変でないことを必ず確認してください。 副作用名 重篤(件数) 非重篤(件数) 合計(件数) 市販直後調査の概要 注意を要する副作用 血中ビリルビン増加 4 13 17 アラニンアミノトランスフェラーゼ増加 1 14 15 黄疸 4 7 11 肝機能異常 5 5 10 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加 1 8 9 肝障害 4 2 6 肝機能検査異常 0 5 5 高ビリルビン血症 2 2 4 肝機能検査値上昇 0 4 4 肝不全 1 0 1 肝性脳症 1 0 1 薬物性肝障害 1 0 1 トランスアミナーゼ上昇 0 1 1 血 中 ビリルビン増 加 が 認 められ た 症 例 のうち 、本 剤 の 成 分 の ひとつ で ある パリタプレビ ル による OATP1B1/3阻害作用が原因となった一時的なビリルビン上昇の症例の情報をp.6に示します。このよう な経過をたどる症例は、肝障害によるビリルビン上昇ではない可能性がありますので、本剤投与中にビリル ビン上昇が認められた場合は、直接または間接ビリルビンを測定のうえ本剤の中止要否を検討してください。 副作用集計 重篤副作用一覧 5 市販直後調査にて認められた 注意事項 重篤な有害事象:症例1 血中ビリルビン増加(転帰:回復) 血中ビリルビン増加、アミラーゼ増加、リパーゼ増加 副作用名 患者背景 年齢・性別 80代・男性 使用理由 C型慢性肝炎 既往・合併症 合併症:腎機能障害、右脚ブロック 1日投与量 ヴィキラックス配合錠 2錠(継続) 併用薬 ・ウルソデオキシコール酸 200mg 1日3回(治療開始前から継続) 市販直後調査の概要 <臨床データの推移> ヴィキラックス ウルソデオキシコール酸 600mg/日 投与開始 7日前 検査項目 0.83 0.13 0.70 14.5 3.7 46 30 195 60.8 投与 4日目 投与 8日目 投与 15日目 投与 18日目 投与 22日目 投与 36日目 1.34 0.33 1.01 135 57 14.6 80.9 1.12 3.3 30 20 174 60.8 1.66 0.28 1.38 144 61 16.0 83.5 1.10 3.6 26 14 192 54.2 1.91 0.47 1.44 155 63 14.8 85.9 1.07 3.8 26 10 229 54.2 1.33 1.48 159 70 153 65 1.12 0.22 0.90 168 66 13.8 87.4 1.06 3.6 23 10 228 54.2 注意を要する副作用 T-Bil(mg/dL) D-Bil(mg/dL) I-Bil(mg/dL) Amy(IU/L) Lip(U/L) Plt(10^4/μL) PT(%) PT-INR Alb(g/dL) AST(U/L) ALT(U/L) ALP(IU/L) eGFR 投与開始日 (1日目) 副作用集計 ●ビリルビン、AST、ALTの変動 (mg/dL) 2.0 (U/L) 50 1.8 30 1.2 1 T-Bil(mg/dL) 0.8 0.6 I-Bil(mg/dL) 0.4 AST(U/L) 10 ALT(U/L) 0.2 0 20 D-Bil(mg/dL) 0 投与開始7日前 投与1日目 投与4日目 投与8日目 投与15日目 6 投与18日目 投与22日目 投与36日目 重篤副作用一覧 ビリルビン 1.4 ASTおよびALT 40 1.6 3. 注意を要する副作用 ̶腎機能障害関連事象̶ 市販直後調査にて認められた 注意事項 3.3 腎機能障害関連事象 市販直後調査期間に重篤な腎機能障害(高カリウム血症含む)が21例25件報告されました。これらの患者の 多くは腎障害の合併やカルシウム拮抗剤を併用していました(表2参照)。また、発現時期はそのほとんどが 投与開始から4週間以内でした(図2参照)。市販直後調査期間中に報告された症例の概要をp.9∼10に 示します。 腎機能が低下している患者やカルシウム拮抗剤を併用している患者に本剤を投与する場合は、 本剤投与前および 投与開始4週間は定期的に腎機能検査(血清クレアチニン、BUN等) を行う等、観察を十分に行い、異常が認め られた場合には、カルシウム拮抗剤の中止/減量や本剤の投与を中止するなど適切な処置を行ってください。 市販直後調査の概要 表2:重篤な腎機能障害発現症例の概要 ベースライン No. 副作用名 年齢 発現まで の日数 持続 期間 転帰 1 腎機能障害 70代 5 18 回復 28 7 回復 28 7 回復 2 腎障害 高カリウム血症 70代 最悪値 Cr K BUN Cr K 本剤の BUN eGFR eGFR (mEq/L) (mg/dL) (mg/dL) (mEq/L) 処置 (mg/dL) (mg/dL) 休薬 38.8 中止 - 1.58 33.8 1.36 29.33 - 120.4 3.76 5.1 - 13.1 - 2.94 12.62 7.26 注意を要する副作用 3 腎機能障害 80代 不明 不明 不明 減量 - - - - - - - - 4 急性腎障害 70代 7 11 回復 中止 20 1.76 30 3.8 57 6.07 - 4.1 5 慢性腎臓病 60代 4 7 回復 継続 16.8 1.24 - 3.9 24.6 2.47 - 4.5 6 高カリウム血症 70代 57 2 軽快 中止 - - 65 4.23 73.8 2.31 22 8.56 7 高カリウム血症 60代 21 4 回復 中止 118 4.13 9.1 5.2 80 3.09 12.4 7.2 8 急性腎障害 70代 6 不明 軽快 不明 14.1 0.7 - - 63.5 4.09 - - 9 腎障害 80代 3 7 回復 不明 - - - - - - - - 70代 12 8 軽快 中止 - 6.85 6.7 5.1 - 8.23 5.6 5.6 25 19 回復 中止 34.1 1.35 29.6 4.2 52.1 2.08 18.4 7.7 10 高カリウム血症 11 高カリウム血症 腎障害 70代 25 未回復 未回復 70代 6 死亡 死亡 中止 36.5 1.23 44.1 6.0 119 5.17 9.18 6.6 70代 5 31 回復 中止 - 0.77 - 4.8 - 1.33 - 6.8 1 3 回復 1 7 軽快 中止 34.3 1.54 33.8 4.9 49.9 2.77 17.8 5.3 80代 8 6 軽快 中止 25.5 1.03 39.465 4.3 52.9 1.45 27.147 5.5 70代 4 13 回復 中止 31 1.14 36.3 4.3 69.1 2.85 13.3 5.5 17 高カリウム血症 70代 15 5 回復 中止 34 1.37 40.1 5.0 57 2.02 26.2 9.7 18 血中カリウム増加 60代 13 不明 不明 休薬 - - 42 5.0 - - 25 6.4 19 70代 29 不明 不明 中止 - - 40 - - - 17 - 28 11 回復 14 21 回復 中止 18 0.87 48 5.1 56 2.97 13 6.9 不明 不明 中止 - - - - - - - - 12 腎障害 13 高カリウム血症 副作用集計 14 乏尿 腎機能障害 15 高カリウム血症 16 重篤副作用一覧 20 21 慢性腎臓病 腎不全 急性腎障害 高カリウム血症 80代 70代 急性腎障害 70代 不明 平均値 75.86 15 上限 85 57 118 6.85 65 6.0 下限 68 1 14.1 0.7 6.7 3.8 24.6 1.33 5.6 4.1 症例数 21 23 12 15 15 15 13 16 14 15 35.09 1.79 7 35.15 4.73 67.33 3.35 16.62 6.51 120.4 8.23 27.15 9.7 市販直後調査にて認められた 注意事項 図2:重篤な腎機能障害の発現時期 4 発現件数 3 2 1 1 8 15 22 29 36 43 50 57 不明 0 (日) 投与開始日からの日数 他の 降圧剤 ● 合併症 スピロノ ラクトン 高血圧 腎疾患 ● * ● ● ** ● 糖尿病 * ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● * ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 7 8 9 11 12 ● 13 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 15 ● ● 14 ● 16 17 18 ● * ● 19 20 ● 21 *血圧データなし **血圧データは無いものの、降圧剤を使用しており高血圧を有していると考えられる症例 8 重篤副作用一覧 * 6 ● ** ● 5 ● ● ● ● 10 ● ● 4 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 2 副作用集計 ● ● 1 ● ** ● ● ● 3 ● ● No. 注意を要する副作用 ● ● 肝硬変 ● ● ● 心疾患 市販直後調査の概要 併用薬剤 カルシウム 拮抗剤 3. 注意を要する副作用 ̶腎機能障害関連事象̶ 市販直後調査にて認められた 注意事項 重篤な有害事象:症例2 腎機能障害関連事象(転帰:死亡) 副作用名 腎障害、低血圧、多臓器機能不全症候群 患者背景 年齢・性別 70代・男性 使用理由 C型慢性肝炎 既往・合併症 1日投与量 合 併 症:高血圧、糖尿病、糖尿病性腎症、クリオグロブリン血症、ネフローゼ症候群、膜性増殖性糸球体 腎炎、高カリウム血症 既 往 歴:穿孔性胃潰瘍、結腸癌、胃切除、結腸切除、甲状腺摘除、輸血 ヴィキラックス配合錠 2錠(6日) ・ニフェジピン 40mg 1日2回 (治療開始前から投与6日目) 市販直後調査の概要 併用薬 ・フェブキソスタット 10mg 1日1回(治療開始前から投与6日目) ・アログリプチン安息香酸塩 25mg 1日1回(治療開始前から投与6日目) ・プレドニゾロン 25mg 1日1回(治療開始前から投与6日目) ・ポリスチレンスルホン酸カルシウム 15g 1日1回(治療開始前から投与6日目) ・ファモチジン 10mg 1日1回(治療開始前から投与6日目) ・カルベジロール 5mg 1日2回(治療開始前から投与6日目) ・アジルサルタン 40mg 1日1回(治療開始前から投与6日目) ・ミグリトール 50mg 1日3回(治療開始前から投与6日目) ・グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL‐メチオニン配合剤 1錠 1日3回(治療開始前から投与6日目) ・ウルソデオキシコール酸 100mg 1日3回(治療開始前から投与6日目) ・レパグリニド 0.25mg 1日3回(治療開始前から投与6日目) ・インスリン デテミル(遺伝子組換え)6単位 1日1回(治療開始前から投与6日目) 注意を要する副作用 経過および処置 投与開始17年前 投与開始9年前 高血圧、糖尿病の治療開始。HCV陽性が判明。肝庇護剤投与。 右半結腸切除術施行。肝生検にてC型慢性肝炎、F2、A2の病理診断結果。高血圧、糖尿病、C型慢性肝炎 は継続治療され、コントロール良好であった。 副作用集計 投与開始4ヵ月前 下腿浮腫発現。尿潜血(−)、尿たんぱく 4+、アルブミン 2.8よりネフローゼ症候群疑い。 投与開始2ヵ月前 腎臓内科に入院。腎生検にて糖尿病性腎症、クリオグロブリン血管炎による膜性増殖性糸球体腎炎の所見があり、 ネフローゼ症候群と診断された。プレドニン30mgにて治療開始され、補体値改善、尿蛋白減少が認められたため プレドニン25mgに減量し退院。高血圧の治療にはCCB、ARB、αβブロッカーを要しコントロール不良であった。 投与開始14日前 HCV治療のため処方医外来受診。Plt 14.3万、PT 121.1%。血液検査結果、臨床症状からはF2もしく はF3と判断された。 投与開始1日前 肝生検のため入院(結果は未入手)。BP 136/77、下腿浮腫あり。腹部超音波所見:線維化の強い所見あり。 投与開始日 本剤投与開始。ニフェジピンを含む併用薬は用量変更せず継続投与。ポリスチレンスルホン酸カルシウムを追加処方。 投与2日目 BP 94/48-107/59。 投与3日目 下腿浮腫の変化なし。BP 93/52-108/53。 投与4日目 BP 82/46-90/50。2回転倒。頭部CTにて異常なし。経口摂取不良。 投与5日目 投与6日目 (投与中止日) BP 82/51-94/55。 重篤副作用一覧 BP 66/32、TP 4.3、Alb 2.2、AST 23、ALT 43、T-Bil 1.04、D-Bil 0.66、BUN 108.8、Cr 5.01、 eGFR 9.5、PT 114.9%。急性腎不全発現、透析治療のため転院。転院時BP 80未満であったためドパミン 塩酸塩投与開始し、BP 90程度に上昇。TP 4.4、Alb 2.0、UA 9.0、尿蛋白/クレアチニン比 0.5低下(もと もと4.0程度)より、腎血流が著明に落ちている状態が示唆された。本剤を含む内服薬をすべて中止。プレド ニゾロン 60mg投与、輸液による外液負荷を行ったが、尿量は280mlとほぼ無尿の状態であった。 投与7日目(中止1日後) CHDF(持続血液透析濾過療法)開始。 投与8日目 (中止2日後) CHDF施行したが反応は乏しく、血圧は徐々に低下。 ドパミン塩酸塩に加えノルアドレナリン投与したが血 圧維持困難となりCHDF中止。呼吸状態悪化し気管内挿管の上、人工呼吸器管理。メチルプレドニゾロン 250mgによるパルス療法も行ったが状態改善せず。 投与9日目 (中止3日後) 21:43、本剤とカルシウム拮抗薬の薬物間相互作用が原因と考えられる治療抵抗性低血圧および著明な腎機 能低下を伴う薬剤性腎障害による多臓器不全で死亡。剖検実施せず。肝、腎の病理検査施行(結果未入手)。 9 ヴィキラックス ニフェジピン 80mg/日 カルベジロール 10mg/日 アジルサルタン 40mg/日 浮腫 肝生検 検査項目 Hb(g/dL) Ht(%) Plt(10^4/μL) PT(%) BUN(mg/dL) Cr(mg/dL) eGFR UA(mg/dL) Na(mEq/L) Cl(mEq/L) K(mEq/L) Alb(g/dL) AST(U/L) ALT(U/L) T-Bil(mg/dL) D-Bil(mg/dL) CRP(mg/dL) Glu(mg/dL) HbA1c(%) u-Gravity 投与開始日 (1日目) 投与 4日目 9200 357 11.6 32.6 14.3 121.1 36.5 1.23 44.1 140 106 6.0 5.0 2.4 40 63 0.53 0.11 206 6.7 pH u-Pro 尿潜血(ヘモグロビン) 尿潜血(赤血球) 投与 6日目 中止 1日後 中止 2日後 中止 3日後 7800 318 10.4 29.0 16.9 114.9 108.8 5.01 9.5 9.0 135 99 6.3 4.3 2.2 23 43 1.04 0.66 0.07 5380 343 11.2 33.1 19.0 5560 340 11.0 32.1 16.1 6550 295 9.6 28.1 14.5 119 5.17 9.18 8.8 135 99 6.6 4.4 2.0 21 46 0.8 96 3.83 12.74 5.7 137 101 5.5 4.6 1.9 15 38 0.8 55 2.16 23.84 2.0 137 102 4.5 4.4 1.7 16 29 0.6 1.40 158 5.00 187 3.23 199 1.017 5.0 (2+) (-) (-) 1.013 5.0 (1+) 1.017 5.0 (1+) 1.021 5.0 (2+) 注意を要する副作用 TP(g/dL) 投与開始 1日前 死亡 CHDF 市販直後調査の概要 WBC(μ/L) RBC(10^4/μL) 投与開始 14日前 転倒 経口摂取不良 入院 急性腎不全発現 市販直後調査にて認められた 注意事項 <臨床データの推移> 副作用集計 ●血圧の変動 (mmHg) 140 収縮期血圧(平均) 130 拡張期血圧(平均) 120 110 100 重篤副作用一覧 90 80 70 60 50 40 30 投与開始 1日前 投与開始日 (1日目) 投与2日目 投与3日目 10 投与4日目 投与5日目 投与6日目 3. 注意を要する副作用 ̶B型肝炎ウイルスの再活性化̶ 市販直後調査にて認められた 注意事項 3.4 B型肝炎ウイルスの再活性化 B型肝炎ウイルス感染の患者または既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体またはHBs抗体陽性)にお いて、C型肝炎直接作用型抗ウイルス剤を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方、B型肝炎ウイル スの再活性化が報告されています。 本剤の投与開始前にはB型肝炎ウイルス感染の有無を確認してください。また、B型肝炎ウイルス感染の患 者または既往感染者に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリング を行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意してください。 市販直後調査の概要 注意を要する副作用 副作用集計 重篤副作用一覧 11 4. 副作用集計 怒り 0 1 1 不安 0 1 1 抑うつ気分 0 1 1 頭痛 0 26 26 浮動性めまい 0 16 16 傾眠 1 7 8 0 3 3 神経系障害 副作用名 全副作用症例数 全副作用件数 重篤 非重篤 総計 意識消失 副作用名 72 体位性めまい 0 2 2 味覚異常 0 2 2 意識レベルの低下 0 1 1 意識変容状態 1 0 1 329 368 127 622 749 感染症および寄生虫症 0 非重篤 2 2 重篤 総計 0 19 19 インフルエンザ 0 2 2 過眠症 0 1 1 肺炎 2 0 2 感覚鈍麻 0 1 1 ノロウイルス性胃腸炎 0 1 1 肝性脳症 1 0 1 憩室炎 0 1 1 構音障害 0 1 1 帯状疱疹 0 1 1 失語症 0 1 1 尿路感染 0 1 1 失声症 0 1 1 膀胱炎 0 1 1 睡眠期リズム障害 0 1 1 鎮静 0 1 1 血液およびリンパ系障害 2 5 7 脳梗塞 1 0 1 凝血異常 1 0 1 脳出血 1 0 1 脳症 1 0 1 0 1 1 眼瞼浮腫 0 2 2 眼の異物感 0 1 1 眼窩周囲浮腫 0 1 1 免疫系障害 アナフィラキシー反応 1 0 1 平衡障害 季節性アレルギー 0 1 1 眼障害 内分泌障害 クッシング症候群 0 1 1 代謝および栄養障害 9 4 13 視力障害 0 1 1 食欲減退 3 10 13 霧視 0 1 1 体液貯留 2 0 2 耳および迷路障害 脱水 1 0 1 突発性難聴 1 0 1 低血糖 0 1 1 心臓障害 糖尿病 0 1 1 動悸 0 11 11 心不全 3 1 4 精神障害 0 5 5 徐脈 1 1 2 気力低下 0 2 2 うっ血性心不全 1 0 1 無感情 0 2 2 トルサード ド ポアント 1 0 1 うつ病 0 1 1 狭心症 1 0 1 転導性 0 1 1 徐脈性不整脈 0 1 1 怒り 0 1 1 心拡大 1 0 1 不安 0 1 1 心室細動 1 0 1 抑うつ気分 0 1 1 心室性頻脈 1 0 1 心肺停止 1 0 1 神経系障害 頭痛 0 26 26 心房細動 1 0 1 浮動性めまい 0 16 16 頻脈 0 1 1 傾眠 1 7 8 血管障害 感覚障害 0 3 3 低血圧 3 4 7 意識消失 0 2 2 高血圧 0 4 4 体位性めまい 0 2 2 血圧変動 0 3 3 味覚異常 0 2 2 出血 2 1 3 12 重篤副作用一覧 不眠症 副作用集計 高カリウム血症 注意を要する副作用 貧血 市販直後調査の概要 鼻咽頭炎 市販直後調査にて認められた 注意事項 市販直後調査期間中に報告された副作用件数を以下に示します。 感覚障害 心室細動 1 0 1 胃食道逆流性疾患 0 1 1 心室性頻脈 1 0 1 胃潰瘍 0 1 1 心肺停止 1 0 1 血便排泄 0 1 1 心房細動 1 0 1 鼓腸 0 1 1 頻脈 0 1 1 硬便 0 1 1 歯痛 0 1 1 歯肉痛 0 1 1 4. 副作用集計 血管障害 3 低血圧 市販直後調査にて認められた 注意事項 高血圧 副作用名 4 7 0 非重篤 4 4 重篤 総計 消化管穿孔 副作用名 1 非重篤 1 0 重篤 総計 血圧変動 0 3 3 食道静脈瘤出血 1 0 1 出血 2 1 3 心窩部不快感 0 1 1 コントロール不良の血圧 0 2 2 唾液変色 0 1 1 ほてり 0 1 1 大腸炎 0 1 1 大動脈瘤 1 0 1 腸炎 1 0 1 裂肛 0 1 1 0 1 1 呼吸器、胸郭および縦隔障害 市販直後調査の概要 注意を要する副作用 口腔咽頭痛 0 3 3 肛門出血 咳嗽 0 2 2 肝胆道系障害 胸水 1 1 2 黄疸 4 7 11 呼吸困難 0 2 2 肝機能異常 5 5 10 いびき 0 1 1 肝障害 4 2 6 くしゃみ 0 1 1 高ビリルビン血症 2 2 4 しゃっくり 0 1 1 肝不全 1 0 1 咽喉絞扼感 0 1 1 薬物性肝障害 1 0 1 間質性肺疾患 1 0 1 皮膚および皮下組織障害 口腔咽頭不快感 0 1 1 そう痒症 1 26 27 肺水腫 1 0 1 発疹 1 10 11 発声障害 0 1 1 湿疹 0 8 8 鼻出血 0 1 1 全身性そう痒症 0 8 8 鼻漏 0 1 1 紅斑 1 3 4 喀血 0 1 1 蕁麻疹 1 1 2 そう痒性皮疹 0 1 1 胃腸障害 副作用集計 重篤副作用一覧 悪心 2 22 24 皮膚変色 0 1 1 嘔吐 1 15 16 薬疹 0 1 1 下痢 2 10 12 筋骨格系および結合組織障害 上腹部痛 0 10 10 背部痛 1 4 5 便秘 0 9 9 筋骨格硬直 0 3 3 腹痛 0 6 6 四肢痛 0 3 3 腹部膨満 0 6 6 筋力低下 1 1 2 腹水 0 4 4 筋痙縮 0 2 2 口内炎 0 3 3 四肢不快感 0 2 2 口腔内出血 0 2 2 運動性低下 0 1 1 消化不良 0 2 2 関節痛 0 1 1 腹部不快感 0 2 2 筋骨格痛 0 1 1 胃食道逆流性疾患 0 1 1 筋肉痛 0 1 1 胃潰瘍 0 1 1 頚部痛 0 1 1 血便排泄 0 1 1 腎および尿路障害 鼓腸 0 1 1 腎機能障害 3 9 12 硬便 0 1 1 急性腎障害 4 0 4 歯痛 0 1 1 腎障害 4 0 4 歯肉痛 0 1 1 着色尿 0 4 4 消化管穿孔 1 0 1 乏尿 1 2 3 食道静脈瘤出血 1 0 1 尿異常 0 2 2 心窩部不快感 0 1 1 頻尿 0 2 2 13 筋肉痛 0 1 1 血圧上昇 0 16 16 頚部痛 0 1 1 アラニンアミノトランスフェラーゼ増加 1 14 15 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加 1 8 9 血圧低下 1 7 8 腎および尿路障害 腎機能障害 3 9 12 急性腎障害 4 0 4 血中クレアチニン増加 2 4 6 腎障害 4 0 4 肝機能検査異常 0 5 5 着色尿 0 4 4 血中カリウム増加 1 4 5 副作用名 1 非重篤 重篤 総計 3 2 肝機能検査値上昇 副作用名 4 重篤 総計 0 非重篤 4 0 2 2 体重増加 0 4 4 頻尿 0 2 2 好酸球数増加 1 2 3 慢性腎臓病 2 0 2 アミラーゼ増加 0 2 2 腎不全 1 0 1 血中アルカリホスファターゼ増加 1 1 2 末期腎疾患 0 1 1 白血球数増加 0 2 2 無尿 0 1 1 アンモニア増加 0 1 1 夜間頻尿 0 1 1 グリコヘモグロビン増加 1 0 1 トランスアミナーゼ上昇 0 1 1 ヘモグロビン減少 1 0 1 リパーゼ増加 0 1 1 生殖系および乳房障害 月経遅延 0 1 1 一般・全身障害および投与部位の状態 24 拡張期血圧上昇 0 1 1 怠感 2 19 21 関節吸引 1 0 1 末梢性浮腫 0 17 17 血液検査異常 0 1 1 発熱 1 9 10 血小板数減少 0 1 1 疲労 0 10 10 血中アルブミン減少 0 1 1 胸部不快感 0 7 7 血中カルシウム増加 0 1 1 歩行障害 2 4 6 血中クレアチンホスホキナーゼ増加 0 1 1 顔面浮腫 1 3 4 血中ナトリウム減少 0 1 1 無力症 0 4 4 血中ブドウ糖増加 1 0 1 異常感 0 3 3 好中球数減少 0 1 1 冷感 0 3 3 骨髄球数増加 0 1 1 全身性浮腫 1 1 2 糸球体濾過率減少 0 1 1 熱感 0 2 2 腫瘍マーカー上昇 0 1 1 悪寒 0 1 1 心電図異常P波 0 1 1 異物感 0 1 1 心拍数増加 0 1 1 炎症 0 1 1 心拍数不整 0 1 1 死亡 1 0 1 体重減少 0 1 1 腫脹 0 1 1 白血球数減少 0 1 1 状態悪化 0 1 1 免疫学的検査異常 0 1 1 多臓器機能不全症候群 1 0 1 傷害、中毒および処置合併症 不活発 0 1 1 転倒 1 1 2 嚥下困難な製品 0 1 1 挫傷 0 1 1 手骨折 1 0 1 0 1 1 1 0 1 臨床検査 血中ビリルビン増加 4 13 17 節足動物咬傷 血圧上昇 0 16 16 外科および内科処置 アラニンアミノトランスフェラーゼ増加 1 14 15 入院 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加 1 8 9 血圧低下 1 7 8 血中クレアチニン増加 2 4 6 肝機能検査異常 0 5 5 血中カリウム増加 1 4 5 肝機能検査値上昇 0 4 4 体重増加 0 4 4 好酸球数増加 1 2 3 副作用名:MedDRA/J Version 19.0 14 重篤副作用一覧 20 副作用集計 4 注意を要する副作用 浮腫 市販直後調査の概要 尿異常 市販直後調査にて認められた 注意事項 乏尿 5. 重篤副作用一覧 市販直後調査にて認められた 注意事項 市販直後調査期間に報告された重篤な副作用症例の概要を以下に示します。 No 事象名 年齢 性別 合併症等 1 肝不全 70代 男性 肝 硬 変 、チャイルド・ピュー・ター コットスコア増加、高血圧、良性前立 腺肥大症、白内障、非タバコ使用者、 肝癌、肝切除、軟骨腫、外軟骨腫手 術、麻酔、付合い程度の飲酒者、不 眠症、そう痒症、便秘、末梢性浮腫 2 血中ビリルビン増加 50代 男性 タバコ使用者 うっ血性心不全、高血圧、糖尿病 肝障害 市販直後調査の概要 3 黄疸 肝障害 80代 女性 黄疸 4 5 転倒 出血 肝性脳症 浮腫 6 注意を要する副作用 7 体液貯留 浮腫 腎機能障害 70代 男性 − 50代 男性 肝硬変、糖尿病 70代 女性 肝 硬 変 、高 血 圧 、非タバコ使 用 者、そう痒症、不眠症、慢性胃炎、 食道静脈瘤、肝細胞癌、潰瘍性大 腸炎、白内障、肝切除、治療食 70代 男性 慢性腎臓病 肝硬変、糖尿病、不眠症、胃炎、 肝細胞癌 投与開始から 本剤の 発現までの期間(日) 処置 転帰 15 中止 回復 3 中止 軽快 16 休薬 軽快 16 休薬 軽快 37 減量 軽快 37 減量 軽快 27 終了 不明 27 終了 不明 7 中止 未回復 12 中止 回復 12 中止 回復 5 休薬 軽快 5 休薬 回復 8 中止 回復 8 高ビリルビン血症 70代 女性 9 アナフィラキシー反応 50代 女性 − 1 中止 回復 筋力低下 60代 女性 − 不明 中止 不明 2 中止 回復 15 中止 軽快 心臓弁置換合併症、心房細動、 医療機器関連合併症、腎機能障 害、高尿酸血症、胆管結石、末梢 動脈閉塞、上部消化管出血、貧 血、心房血栓症 28 中止 回復 28 中止 回復 28 中止 回復 28 中止 回復 高 血 圧 、慢 性 腎 臓 病 、2型 糖 尿 病、高脂血症、非タバコ使用者、 高尿酸血症、脳梗塞、便秘 7 中止 未回復 14 中止 未回復 不明 減量 不明 不明 減量 不明 不明 減量 不明 不明 減量 不明 33 中止 軽快 33 中止 不明 10 副作用集計 11 血中ビリルビン増加 60代 男性 肝硬変、肺気腫、高血圧、高尿酸 血症、そう痒症、大 骨骨折、痔 核、胆石症、慢性胃炎、筋痙縮、 不眠症、タバコ使用者 12 血中ビリルビン増加 70代 男性 肝硬変、胆石症、高血圧、2型糖 尿病、脳梗塞、アレルギー性鼻炎 肝障害 13 腎障害 高カリウム血症 70代 女性 凝血異常 14 浮腫 肺水腫 80代 男性 重篤副作用一覧 血中ビリルビン増加 15 腎機能障害 浮腫 80 代 − 女性 食欲減退 16 血中ブドウ糖増加 グリコヘモグロビン増加 70代 女性 肝硬変、リウマチ性障害、糖尿病、 関節リウマチ、糖尿病、高血圧 15 17 事象名 急性腎障害 年齢 性別 合併症等 70 代 男性 肝硬変、糖尿病、高血圧、脂質異常 症、慢性腎臓病、高尿酸血症、末梢 動脈閉塞性疾患、狭心症、虫垂炎 男性 肝硬変、慢性腎臓病、高血圧、2 型糖尿病、高尿酸血症、便秘、不 眠症、虫垂炎、外科手術、タバコ 使用者 慢性腎臓病 18 怠感 60 代 食欲減退 投与開始から 本剤の 発現までの期間(日) 処置 転帰 7 中止 回復 4 継続 回復 3 継続 回復 3 継続 回復 高カリウム血症 70 代 男性 洞 結 節 機 能 不 全 、心 臓 ペ ース メーカー挿入 57 中止 軽快 20 高カリウム血症 60 代 女性 肝硬変、2型糖尿病、高血圧、慢性腎臓 病、胆石症、肝性脳症、上肢骨折、血管浮 腫、食物アレルギー、外科手術、糖尿病 21 中止 回復 21 食道静脈瘤出血 70 代 女性 肝硬変、高血圧、食道静脈瘤、腎 機能障害、口腔内白斑症 49 継続 回復 22 血中アルカリホスファターゼ増加 50 代 男性 15 継続 未回復 2 不明 未回復 2 不明 未回復 7 不明 未回復 1 不明 不明 心房細動 発疹 23 そう痒症 − 80 代 女性 高ビリルビン血症 入院 70 代 女性 25 肝機能異常 80 代 女性 肝硬変、肝癌、輸血、外科手術、麻酔 8 中止 回復 26 黄疸 70 代 男性 肺気腫、アルツハイマー型認知 症、高尿酸血症、高血圧、タバコ 使用者 29 中止 軽快 70 代 男性 肝硬変、高血圧、慢性胃炎、心室 性 不 整 脈 、脾 摘 、腎 摘 除 、足 切 断、タバコ使用者 6 不明 軽快 6 不明 不明 14 継続 軽快 3 不明 回復 27 急性腎障害 低血圧 − 60 代 男性 糖尿病、上肢骨折、元タバコ使用者 29 腎障害 80 代 女性 肝硬変、腎機能障害 30 高カリウム血症 70 代 男性 慢性腎臓病、高血圧、非タバコ使用者 12 中止 軽快 50 代 女性 腎不全、糖尿病、不眠症、高血圧、 高リン酸塩血症 31 中止 回復 30 中止 回復 8 継続 軽快 11 中止 不明 8 中止 回復 2 中止 回復 25 中止 回復 25 中止 未回復 25 中止 回復 65 中止 不明 6 中止 死亡 不明 中止 死亡 不明 中止 死亡 31 腸炎 発熱 32 肝機能異常 80 代 男性 高血圧 33 肝機能異常 40 代 男性 ネフローゼ症候群 男性 パーキンソン病、高血圧、進行性 核上性麻痺、不眠症、慢性腎臓 病、良性前立腺肥大症、統合失 調症、慢性胃炎、胃食道逆流性 疾患、輸血、タバコ使用者 薬物性肝障害 34 傾眠 70 代 高カリウム血症 35 腎障害 70 代 女性 高血圧、狭心症、慢性腎臓病、乳 頭様甲状腺癌、外科手術、タバ コ使用者 徐脈 36 肝機能異常 50 代 女性 大腸ポリープ 男性 高血圧、糖尿病、糖尿病性腎症、 クリオグロブリン血症、ネフロー ゼ症候群、膜性増殖性糸球体腎 炎、高カリウム血症、穿孔性胃潰 瘍、結腸癌、胃切除、結腸切除、 甲状腺摘除、輸血 腎障害 37 低血圧 多臓器機能不全症候群 70 代 16 重篤副作用一覧 肺炎 副作用集計 28 注意を要する副作用 24 市販直後調査の概要 19 市販直後調査にて認められた 注意事項 No 5. 重篤副作用一覧 市販直後調査にて認められた 注意事項 No 38 39 40 事象名 高カリウム血症 全身性浮腫 うっ血性心不全 狭心症 年齢 性別 合併症等 70 代 女性 高血圧、糖尿病、甲状腺機能低下 症、高尿酸血症、神経痛、胃食道 逆流性疾患、肝癌、輸血、肝切除 女性 肝硬変、高血圧、胃炎、骨粗鬆症、 そう痒症、胃癌第0期、クリプト コッカス性 髄 膜 炎 、てんかん、 胃腸内視鏡による治療、癌手術 80 代 80 代 女性 低血圧 41 乏尿 80 代 男性 − 肝硬変、糖尿病、高血圧、糖尿病 性腎症、脳梗塞、胃食道逆流性 疾患 市販直後調査の概要 腎機能障害 心不全 42 70 代 男性 心不全 高カリウム血症 43 肝障害 80 代 女性 肝硬変、慢性腎臓病、狭心症、慢性 心不全、糖尿病、肺気腫、高脂血症、 心筋梗塞、硬膜下血腫、肝細胞癌、 高周波アブレーション、硬膜下血腫 除去、冠動脈ステント挿入、心臓ペー スメーカー挿入、元タバコ使用者 腎機能障害、糖尿病、喘息、子宮 摘出、大 骨骨折 血中クレアチニン増加 注意を要する副作用 44 脳出血 60 代 背部痛 70 代 下痢 70 代 副作用集計 48 肝機能異常 好酸球数増加 間質性肺疾患 出血 回復 1 不明 不明 1 中止 回復 1 中止 回復 1 中止 軽快 16 中止 回復 44 中止 回復 8 中止 軽快 8 中止 軽快 8 中止 軽快 女性 1 中止 不明 1 中止 不明 15 中止 回復 15 中止 不明 15 中止 不明 15 中止 不明 肝硬変、高尿酸血症、湿疹、子宮 脱、子宮手術、そう痒症 57 中止 回復 57 中止 軽快 糖尿病、腎不全、高血圧 50 中止 未回復 30 中止 不明 不明 不明 不明 57 中止 未回復 8 中止 未回復 26 中止 未回復 13 休薬 不明 9 継続 不明 42 中止 軽快 14 中止 不明 14 中止 不明 14 中止 不明 男性 80 代 女性 70 代 男性 貧血 70代 女性 80 代 女性 高 血 圧 、糖 尿 病 、慢 性 腎 臓 病 、 頚動脈閉塞、心筋梗塞、ステント 装着 − 肝硬変、食道静脈瘤、胃食道逆 流性疾患 狭心症、胃癌、大動脈弁狭窄 重篤副作用一覧 52 血中カリウム増加 60 代 女性 高血圧、胆嚢ポリープ、関節形成 53 関節吸引 60 代 男性 高血圧 54 心拡大 70 代 男性 糖尿病性腎症、ネフローゼ症候 群、高血圧、糖尿病、高脂血症、 ネフローゼ症候群 怠感 80 代 中止 回復 50 アラニンアミノトランスフェラーゼ増加 57 中止 女性 55 回復 4 70 代 胸水 中止 肝硬変、大動脈瘤、高血圧、慢性 腎臓病、門脈血栓症、胃食道逆 流性疾患、卵巣癌、卵巣手術 脳症 体液貯留 22 未回復 49 51 回復 中止 悪心 47 中止 49 高カリウム血症 嘔吐 5 肝硬変、高血圧、食物アレルギー 大動脈瘤 46 転帰 女性 慢性腎臓病 45 投与開始から 本剤の 発現までの期間(日) 処置 男性 高血圧、良性前立腺肥大症、不 眠症、神経痛 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加 17 56 事象名 下痢 心房細動 年齢 性別 60 代 女性 合併症等 高血圧、脳梗塞、心房細動 心不全 投与開始から 本剤の 発現までの期間(日) 処置 転帰 43 中止 不明 不明 中止 不明 29 中止 不明 57 腎不全 70 代 女性 58 突発性難聴 60 代 男性 − 19 継続 回復 59 歩行障害 70 代 男性 − 60 62 68 軽快 70 代 男性 高血圧 31 不明 不明 31 不明 不明 61 中止 未回復 61 中止 未回復 61 中止 未回復 急性腎障害 不明 中止 不明 心肺停止 不明 中止 不明 不明 中止 不明 4 中止 未回復 4 中止 未回復 7 中止 死亡 1 不明 不明 不明 継続 不明 不明 継続 不明 18 中止 死亡 3 中止 不明 3 中止 不明 36 中止 不明 22 中止 未回復 4 継続 回復 13 継続 軽快 13 継続 軽快 1 非該当 不明 ヘモグロビン減少 貧血 不整脈、狭心症 トルサード ド ポアント 消化管穿孔 70 代 不明 女性 男性 血圧低下 − 高血圧 40 代 男性 手骨折 歩行障害 食欲減退 肺炎 50 代 女性 − 80 代 女性 − 70 代 男性 アルコール性肝疾患、B型肝炎、 喘息、大腸ポリープ 悪心 40 代 女性 − 血中クレアチニン増加 80 代 男性 蕁麻疹 腎機能障害、前立腺癌、高尿酸 血症、肺結核 薬物過敏症 60 代 女性 紅斑 72 心不全 80 代 女性 心障害 18 重篤副作用一覧 副作用名:MedDRA/J Version 19.0 副作用集計 継続 黄疸 71 回復 43 脱水 70 中止 肝硬変、完全房室ブロック、心臓 ペースメーカー挿入 顔面浮腫 69 14 注意を要する副作用 67 回復 男性 脳梗塞 死亡 66 中止 80 代 高カリウム血症 意識変容状態 65 28 女性 心室細動 64 不明 70 代 急性腎障害 心室性頻脈 63 中止 市販直後調査の概要 61 不明 間質性肺疾患、腎機能障害、関 節リウマチ、高血圧 市販直後調査にて認められた 注意事項 No 2016年7月作成 61X030A
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