日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 がん治療看護論 2 担当教員 磯崎富美子・作左部大(非常勤講師 秋田厚生医療センター) 3 授業の目的 がん治療の著しい発展と呼応したがん看護実践のために必要な疫学、病態的生物学の特徴や治 療法、症状マネージメントについて理解する。 4 学 生 の 到達目標 1.がん看護実践に必要な基本的知識を述べることができる。 2.がん治療に必要な疫学、病態的特徴について説明できる。 3.がん治療方法について概要を説明できる。 4.がんの病状変化に伴う症状マネージメントについて説明できる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容(担当) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 1 がん看護実践の基本概念と方法(磯崎) 講義 2 がんの生物学、がんと免疫(免疫療法を含む) 、 がんの診断(作左部) 講義 3 がんの疫学、がんの予防、がん対策(作左部) 講義 4 がんの治療(外科療法、化学療法)(作左部) 講義 5 がんの治療(放射線療法)、がんの救急 (作左部) 講義 6 症状マネージメント がんの病状変化に伴う代表 的な身体症状(磯崎) 講義 痛み、呼吸器症状、消 化器症状、意識障害 7 がんの病状変化に伴う代表的な精神症状(磯崎) 講義 不安、抑うつ 8 まとめ、既習知識の確認(磯崎) がん看護の専門性 インターネットを利用し、 がん情報サービスでその 日に行われる内容につい て調べておく レポート 6 成績評価 方法・基準 レポート提出 90%、講義への参加度 10% 7 テキスト なし 8 参考文献 ・書名:がん看護学 -臨床に活かすがん看護の基礎と実践-出版社:ヌーベルヒロカワ 著書:大西和子他(2011) ・書名:系統看護学講座別巻 がん看護学 出版社:医学書院 著書:小松浩子他(2013) 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 出席カードでの質問には翌週返答、オフィスアワーで回答 11 備 がん治療、看護実践に関心を持ち授業に参加しましょう。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 ホスピスケア/エンドオブライフケア論 2 担当教員 下平唯子・木庭淳子 3 授業の目的 人生の 4 大苦悩である『生病老死』は人により異なり、環境により変化する。その中で『その 人がその人らしい生を全うする』ために医療者として何をなすべきかを考える上での理論と過 程を学び,それを行動化するためのスキルを学ぶ。また臨床現場で直面する様々な問題に向き 合える姿勢を養う。 4 学 生 の 到達目標 1.エンドオブライフケアの核となる緩和ケアの定義と理念について,自分の言葉で説明でき る。 2.症状マネージメント・コミュニケーション・家族ケアの在り方について、検討し方略につ いて考えることができる。 3.緩和ケアにおける生命倫理的諸問題の現状を知り,対策について話し合うことができる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容(担当) 授業方法 1 緩和ケアの定義と理念 講義・プレゼン 2 症状マネージメント(身体症状) 講義・プレゼン 事例検討 3 症状マネージメント (精神・社会・スピリチュアルな問題) 講義・プレゼン 事例検討 4 スピリチュアルケアとコミュニケーション 講義 事後レポート 5 スピリチュアルケアとコミュニケーション 演習・ロールプレイ 事後レポート 6 家族ケア(基本編) 講義・グループワーク 事後レポート 7 家族ケア(応用編) 講義・グループワーク 事後レポート 8 緩和ケアにおける倫理的諸問題 講義・グループワーク 事例検討 6 成績評価 方法・基準 最終レポート(50%)、事前事後レポート(25%) プレゼン・ロールプレイ・グループワークへの参加度(25%) 7 テキスト なし 8 参考文献 必要に応じ、紹介する。 9 履修条件 初回と基本編の履修がない場合、その他の履修はできない。 10 学習相談・ 助言体制 担当教員へのメールまたはオフィスアワーで対応します。 11 備 考 事前・事後学習 (学習課題) 緩和ケア ターミナルケア パリアティブケア 日本赤十字秋田看護大学 セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 認知症看護論 2 担当教員 藤井博英・山田典子・大山一志 3 授業の目的 認知症の人々のケアの環境を整えるために必要な能力を身につける 4 学 生 の 到達目標 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 看護学部 シラバス 1.認知症症状を発症する原因疾患と種類、特徴的な症状(中核症状・周辺症状)の種類及びその行動・ 心理症状の特徴について具体的に述べることができる 2.認知症の予防と早期発見のための気づきのポイントについて説明できる 3.治療方法の種類(薬物療法・非薬物療法)について説明できる 4.認知症者の個別性について、 「尊厳の保持」 「情報の収集と理解」 「観察と要因探索」の視点に基づき 適切に行うことができる 5.認知症ケアの理念と目的を踏まえ、適切なケアについて調べることができる 6.認知症施策の現状の理解を深め、課題を整理し、ケアの提供と関連し調べることができる 事前・事後学習 回 授業内容(担当) 授業方法 (学習課題) ◆各回の授業前までに以 下に指示するテキストペ 1 認知症の人の進行過程と心の世界 (藤井) 講義 ージを読んでくること。 p.1-5 認知症ケアの変遷 (山田) p.6-21 2 ・認知症の原因疾患と種類、特徴的な症状と治療 講義 p.58-73 3 ・認知症の倫理(生命倫理の基礎) ・認知症の人の尊厳とパーソン・センタード・ケア 講義 (山田) p.14-21 4 ・認知症の人の生活の質(QOL) (藤井) 講義 p.146-158 5 ・認知症ケアの現状と課題 (藤井) 講義 p.33-57 p.74-95 6 認知症の人への援助方法 ・コミュニケーション方法の基本と応用 (大山) 7 ・生活環境への不適応と援助方法 (BPSD に対する援助・環境調整) (大山) 8 ・認知症の人の家族介護者のケア (山田) 講義 講義 p.96-109 講義 P.110-132 p.22-32 6 成績評価 方法・基準 筆記試験(60 点)及び課題レポート(S40 点,A35 点,B30 点,C25 点)を総合して評価する 7 テキスト 中島 紀惠子;新版認知症の人々の看護,医歯薬出版,2013 8 参考文献 「VIPS ですすめるパーソン・センタード・ケア」ドーン・ブルッカー(クリエイツかもがわ)2010 「認知症ケアの倫理」箕岡 真子(ワールドプランニング)2010 「認知症の人々へのケア;パートナーシップに基づく新しい実践」Trevor Adams Charlotte L.Clarke 編集(日本看護協会出版会)2006 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 アポイントをとり相談してください 11 備 各回ともパワーポイントまたはビデオを使用 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 嚥下障害・構音障害者ケア 2 担当教員 高田由美・佐藤美恵子 3 授業の目的 高齢者に起こりやすい嚥下障害や構音障害への看護を理解するために、嚥下に関わる解剖生 理、アセスメント、具体的な看護援助の留意点について修得する。 4 学 生 の 到達目標 1. 2. 3. 4. 5. 摂食・嚥下機能のメカニズムについて説明できる。 摂食・嚥下障害者のリハビリテ-ションについて説明できる。 高齢者の構音障害のメカニズムについて説明できる。 摂食・嚥下障害者への援助技術を実施できる(学生同士) 。 摂食・嚥下障害者への援助技術を根拠づけ記述できる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容(担当) 授業方法 1 摂食・嚥下機能のメカニズム(佐藤) 講義 2 摂食・嚥下障害者の観察、アプロ-チのしかた(佐藤) 講義 3 摂食・嚥下障害のリハビリテ-ション(高田) 講義 4 摂食・嚥下障害のリハビリテ-ション(高田) 講義 5 構音障害のメカニズム、構音障害者の援助(高田) 講義 6 摂食・嚥下障害者への援助の実際(特別講師) 特別講義 7 摂食・嚥下障害者への食事援助(高田・佐藤) 演習 8 まとめ 事前・事後学習 (学習課題) ①摂食・嚥下機能のメカ ニズム、加齢による変 化を復習する。 ②摂食・嚥下のプロセス を復習する。 ①リハビリテーションの 概念を復習する。 ②嚥下体操を実践してみ る。 ①1 回目~4 回目の講義を 復習する。 ②演習に備えて、食事の 援助技術の根拠と留意 点を復習する。 演習レポート ・実施した援助技術の根 拠と留意点をまとめる。 ・ 高齢 者へ の援助 にお け る配慮を考察する。 講義全体を通して疑問を 明確にする。 6 成績評価 方法・基準 筆記試験 60%、演習レポ-ト 40% 7 テキスト なし 8 参考文献 向井美恵・鎌倉やよい・堀内ふき他、 『摂食・嚥下障害ベストナ-シング』 、初版、学研、2010 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 オフィスアワー 11 備 高齢者は加齢による変化から飲み込みにくさを生じることが多く、嚥下障害に関するケアの重 要性は高まっています。何気ない動作である、食べることを意識しながら学習してください。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 発達障害児看護論 2 担当教員 奧山朝子 3 授業の目的 発達に障がいのある小児と家族への看護実践のために具体的看護援助と、小児と家族への社会 的支援のあり方について学ぶ。 4 学 生 の 到達目標 1. 2. 3. 4. 発達障がいの概念について述べることができる。 障がいのある小児の看護の要点を述べることができる。 障がいのある小児の家族の受容過程と看護について述べることができる。 障がいのある小児と家族への社会的支援の在り方について考察できる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容(担当) 1 発達障がいの概念 2 小児の症状と看護 3 小児の日常生活援助 4 小児の日常生活援助 5 家族の受容過程と看護 6 小児と家族への支援体制 7 演習(経管栄養、吸引) 8 まとめ 事前・事後学習 (学習課題) 授業方法 講義・グループ ワーク 「発達障がい」について ④のテキスト の事例を中心 にグループワ ーク後発表 各事例の小児・家族の状況 への援助について考察し、 まとめる 演習 演習内容の要点をまとめる 6 成績評価 方法・基準 課題レポート 30%、筆記試験 70% 7 テキスト ・系統看護学講座 専門分野Ⅱ「①小児看護学概論・②小児臨床総論」 、③「小児臨床各論」 : 奈良間美保(医学書院) 2015 年 ・④「きみのいのちの「証」に」 :佐々木征行(株式会社ヌンク)2010 年 8 参考文献 授業で紹介する。 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 レスポンスカードで受け、次回の授業またはオフィスアワーで回答。 11 備 テキスト④の事例を用いて授業を行います。授業開始前に読んでおいてください。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 小児がん看護論 2 担当教員 大髙恵美 3 授業の目的 小児がんの患児と家族の看護をするために、具体的看護援助と継続した支援の必要性を理解す る。 4 学 生 の 到達目標 1. 小児がんの特徴を述べることができる。 2. 小児がんの治療をうける小児と家族の看護の要点を述べることができる。 3. 小児がん治療後に小児と家族が抱える課題や社会的支援の状況から看護の役割を述べる ことができる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容(担当) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 講義 事前:小児がんの医療 施策について グループワーク 発表 提 示 し た 課 題 を レポ ートにまとめる 1 小児がんの疫学と医療政策 2 小児がんの特徴 3 小児がんの特徴 4 小児がんの特徴 グループワーク 事前:小児がんの子ど 小児がんの検査・治療を受ける小児と家族の看護 発表・講義 も や 家 族 を 支 援 する 活動について 5 小児がんの治療を受ける小児と家族の看護 講義 6 小児がん治療後の晩期合併症と看護 講義 事前:小児がんの治療 と身体症状、晩期合併 症について 7 長期フォローアップと看護の役割 講義・グループ ワーク 事後:提示した課題を レポートにまとめる 8 まとめ 6 成績評価 方法・基準 課題レポート評価 40%(2 課題:各 20 点満点)、試験成績 50%(50 点満点) 、 グループワーク・講義への参加度 10% 7 テキスト 系統看護学講座 専門分野Ⅱ小児臨床看護各論 小児看護学② 奈良間美保(医学書院)2015 8 参考文献 授業で紹介する 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 レスポンスカードで受け、授業またはオフィスアワーで回答する。 11 備 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 女性論 2 担当教員 志賀くに子・阿部範子 3 授業の目的 学生は、女性の健康をリプロダクティブヘルス・ライツやヘルスリテラシーを中心に女性学の 視点から捉え、女性が健康で自己実現するための方法を学習する。 4 学 生 の 到達目標 1.女性の健康を女性学の視点から解釈することができる。 2.女性の健康をリプロダクティブヘルス・ライツの視点から説明することができる。 3.女性の健康をヘルスリテラシーと関係させて説明することができる。 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 回 授業内容(担当) 1 ウイメンズヘルス(志賀くに子) 女性のライフサイクル 働く女性の健康 講義 母 性 看 護 学 概 論 で学 んだ知識を活用し、女 性 学 の 視 点 か ら 解釈 する 家庭生活と女性の健康(志賀くに子) 3 女性のライフサイクルにおける課題(志賀くに子) 演習 各自課題の準備 4 女性のライフサイクルにおける課題(志賀くに子) 演習 演習結果のまとめ 女性のライフサイクルにおける出来事(阿部範子) 5 7 8 ・補助生殖技術 ・出生前診断 等 女性のライフサイクルにおける出来事(阿部範子) ディベートテーマの検討 女性のライフサイクルにおける出来事(阿部範子) 課題検討、討論 女性のライフサイクルにおける出来事(阿部範子) 討論 6 成績評価 方法・基準 課題レポート 90%、グループワーク(ディベート)10% 7 テキスト なし 講義 GW ディベート ディベート 事後:グループ毎にデ ィベートのテーマ に ついて調べ、意見をま とめる 事後:ディベート内容 を参考に個々の意 見 をまとめる 村本淳子他、 『ウイメンズヘルスナーシング概論 女性の健康と看護』 、ヌーヴェルヒロカワ、2012 年 他適宜提示 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 オフィスアワーの活用 11 備 母性看護学概論で学んだ知識を活用しましょう 考 事前・事後学習 (学習課題) 2 6 8 参考文献 授業方法 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 周産期医療のトピックス 2 担当教員 平山惠美子・猿田了子 3 授業の目的 周産期における母子を支援していくために、周産期の看護の現状を列挙する。 さらに、周産期の母子が社会でどのような問題を抱えているか、特に最近のニュースや新聞等 の報道されている諸問題から、看護者の役割を説明できる。 4 学 生 の 到達目標 1.周産期における母子の看護の必要性を述べることができる。 2.周産期における母子の諸問題の起こる要因について述べることができる。 3.最近のニュースや新聞に掲載された諸問題から、看護の役割を述べることができる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容(担当) 授業方法 1 周産期における看護の必要性(平山) 講義 周産期の概念 2 リプロダクティブ・ヘルス/ライツの概念(平山) 講義 家族計画 3 生殖医療と看護の役割(平山) 講義・討議 生殖医療 4 周産期医療の推移(猿田) 講義 周産期の統計 5 周産期の諸問題(平山) 講義・討議 最近のニュース 6 社会環境と女性の健康に及ぼす影響(猿田) 講義・討論 最近のニュース 7 周産期チーム医療(平山) 講義・討論 チーム医療とは 8 まとめ(平山) 6 成績評価 方法・基準 筆記試験 60%、課題レポート 7 テキスト なし 8 参考文献 授業のなかで適宜紹介する 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 メールで受け付ける。回答は、次回授業やオフイスアワーで行う。 11 備 考 事前・事後学習 (学習課題) 40% 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 精神リハビリテーション 2 担当教員 山田典子・藤井博英・大山一志 3 授業の目的 精神障がい者の社会復帰に向けて援助をするための看護を学習する 4 学 生 の 到達目標 1. 精神障がい者の社会復帰に関する法律を挙げ、内容を説明できる 2. 精神障がい者の社会復帰における『長期入院』 『高齢化』に対する看護援助について考察 する 3. 今後の精神リハビリテーションについて展望を持てる 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 回 授業内容(担当) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 1 コースガイダンス 精神障がい者リハビリテーションの定義と対象(山田) 講義 精神障害者に関連する 新聞記事等を読む 2 心理社会的リハビリテーションとは(障がいのとらえ 方、ICIDH と ICF) (藤井) 講義 テキストを読んでおく 3 統合失調症を持った人の生活 の支援 講義 同上 講義 精神障がい者自身が持 つ強みについて調べる 講義 精神障がい者が自らの 力を発揮できるように するための援助につい て調べる 4 5 病院から地域へ向けて (藤井) 精神障がい者のエンパワメントを促進する援助 1 ・自己決定と動機づけ ・アドヒアランストコンプライアンス (大山) 精神障がい者のエンパワメントを促進する援助 2 ・レジリエンスの概念と要素 ・リカバリーの概念と要素 ・包括型地域生活支援プログラム(ACT:Assertive Community Treatment)について (大山) 6 精神科訪問看護 (藤井) 講義 テキストを読んでおく 7 家族支援のあり方 (山田) 講義 家族の役割や機能につ いて調べる 8 精神リハビリテーションの展望 (外来講師:佐々木常夫先生) 特別講義 精神科デイ・ケアの機能 について調べる 6 成績評価 方法・基準 筆記試験 100% 7 テキスト 山本勝則、藤井博英編集、『根拠がわかる精神看護技術』、メヂカルフレンド社、2008 8 参考文献 随時、授業中に紹介します 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 講義終了時の質疑応答およびアポイントを取り来室、オフィスアワーの活用をして下さい。 11 備 精神障がい者に関する新聞記事や報道に関する情報を収集し、あなたが考える社会復帰に向け てのあるべき姿を思い描けるように、積極的に学んでください。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択必修 1 授業科目名 精神生活技能訓練法 2 担当教員 山田典子・宇佐美覚・大山一志 3 授業の目的 失われた日常生活技能を回復・高めるための認知行動療法の種類や内容について学習する 4 学 生 の 到達目標 1.認知行動療法の種類を列記し,内容を説明できる 2.対人関係を中心とする認知行動療法を活用できる 3.積極的に調べ、演習において効果的なコミュニケーションを図り参加する 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 事前・事後学習 (学習課題) 回 授業内容(担当) 授業方法 1 コースガイダンス、認知行動療法の変遷と種類(山田) 講義 参考文献を読んでおく 2 認知行動療法の活用1 レポート1 (山田) 講義 レポートにまとめる 3 認知行動療法の理解 (大山) 講義 認知行動療法について調 べておく 4 認知行動療法の実際 (大山) 講義 認知行動療法の実践・活用 の場について調べておく 5 生活技能訓練の理論 (宇佐美) 講義 参考文献を読んでおく 6 集団での生活技能訓練 (宇佐美) 講義 同上 7 認知行動療法の活用2 レポート2 (山田) 講義 レポートにまとめる 8 まとめ (山田) 講義 目標を到達できたか学び を振り返る 6 成績評価 方法・基準 筆記試験 40%、レポート 60% 7 テキスト 随時、資料を配付します 8 参考文献 ・バンテ・H・グナラタナ (著) 出村佳子 (翻訳)、『マインドフルネス』、サンガ、2012 ・Jon Kabat‐Zinn (原著)春木 豊 (翻訳)、『マインドフルネスストレス低減法』 、北大路書房, 2007 ・NPO フトゥーロ LD 発達相談センターかながわ (著)、 『あたまと心で考えよう SST(ソーシャ ルスキルトレーニング)ワークシート―自己認知・コミュニケーションスキル編』 、かもが わ出版、2010 ・貝谷 久宣、福井 至、 『図解 やさしくわかる認知行動療法』 、ナツメ社、2012 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 講義終了時の質疑応答およびアポイントを取り来室、オフィスアワーの活用をして下さい。 11 備 認知行動療法は様々な場で活用されています。対人援助の技法として、また、自己覚知の一手 段として、積極的に学んでほしいと思います。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 必修 1 授業科目名 感染看護論 2 担当教員 柳生文宏、小林寅喆(非常勤講師 東邦大学看護学部) 3 授業の目的 生活者の QOL と患者の医療の質を大きく損なう感染に関する基本的な要因を考え、予防する 方法を理解する。 4 学 生 の 到達目標 1.感染症の成り立つ要因を述べることができる。 2.日常生活の中で代表的な感染症予防に関して述べることができる。 3.感染予防と看護の役割に関して説明できる。 4.基本的な感染予防技術を行うことができる。 回 授業内容(担当) 1 感染と感染症の成り立つ要因(柳生) 2 感染管理、消毒・滅菌(柳生) 3 ウイルス感染症対策(柳生) 4 細菌感染症対策と薬剤耐性(小林) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 講義 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業で学んだこと、 授業中に行った小テ ストを復習しておく こと 5 6 消毒の実際、手洗いの効果(柳生) 講義・演習 7 8 まとめ(柳生) 6 成績評価 方法・基準 最終筆記試験(100%) 7 テキスト 特に指定しない 8 参考文献 授業の中で紹介する 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 講義時、オフィスアワー時、メールでも受け付ける 11 備 既習科目「感染免疫学」で学んだことを復習しておくとよい 考 講義 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 7 1 15 選択 1 授業科目名 遺伝看護相談論 2 担当教員 安藤広子 3 授業の目的 分子遺伝学及び遺伝情報の急速な進歩による遺伝医療への影響、また疾病構造の変化や人々の 価値観が多様化している社会にあって、看護者は遺伝子診断や遺伝子治療、遺伝性疾患患者の 療養生活の相談に携わる機会が多くなっている。そこで、遺伝相談の基礎的な知識を理解し、 看護者としての支援の方向性について考察する。 4 学 生 の 到達目標 1.遺伝医療の現状を理解し、看護者の役割について説明することができる。 2.遺伝相談における看護の機能を説明することができる。 3.遺伝相談事例を用いて、遺伝看護相談の展開を理解することができる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 講義、小テスト 事前学習: 「遺伝学」の 復習 講義 事前学習:遺伝性疾患患 者の現状 1 遺伝医療の現状と看護者の役割 人類遺伝学の基礎レビュー 2 遺伝性疾患と看護 遺伝相談における看護の機能 3 事例課題学習オリエンテーション 4 事例課題学習(疾患の特性、生活・支援状況) 電子媒体による学習 事例学習 5 事例課題学習( 「看護の提言」の討議) グループワーク 事例学習 6 事例課題学習(発表準備) グループワーク 事例学習 7 成果発表と評価 討議 事後学習:レポート課題 8 まとめ 講義 事前学習:レポート課題 講義 電子媒体による学習 事前学習:web サイトか らの情報収集 6 成績評価 方法・基準 事例展開課題 7 テキスト なし 8 参考文献 開講時に提示する 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 レスポンスカードにて受付け、回答する 11 備 1)図書館や web 検索・電子媒体の活用による学習をし、討議・発表する授業形式であるため、 高い関心と積極的な学習姿勢がのぞまれる。 2)2 年次後期履修の「遺伝学」を復習して参加すること。 考 60% レポート課題「遺伝医療における看護の機能および看護者の役割」 40% 日本赤十字秋田看護大学 1 授業科目名 看護生命倫理学 2 担当教員 下平唯子・木庭淳子・兒玉英也(非常勤講師 3 授業の目的 4 学 生 の 到達目標 セメスター 単位数 時間数 必修/選択 7 1 30 必修 秋田大学大学院医学系研究科) 人を対象とする医療専門職者が持つべき倫理観及び倫理的態度を育成するために、生命倫理学 が生まれた背景、生命倫理の原理原則を学ぶと共に、現代医療で問題となっている生命誕生に かかわる様々な事例などから倫理的課題を学習する。その学びを通して看護職者として人権擁 護と論理的意思決定に向けたアプローチやプロセスを理解する能力を養う。 1. 看護職者(医療専門職者)にとって生命倫理観がなぜ重要であるかを説明できる。 2. 生命倫理の原理原則を述べることができる。 3. 様々な医療の場における倫理的ジレンマを予測することができる。 4. 看護倫理規定の各項目について実習経験に置き換えて表現できる。 5. 看護研究実施における倫理的配慮について説明できる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 看護学部 シラバス 授業内容(担当) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 1 ガイダンス 生命倫理とは何か:背景と原理原則(下平) 講義 道徳・倫理・医療倫理の用語 2 人工中絶とその倫理的課題(兒玉) 講義 中絶の現状、生命倫理の問題 3 出生前診断とその倫理的課題(1)(兒玉) 講義 4 出生前診断とその倫理的課題(2) (兒玉) 講義 5 生殖医療とその倫理的課題(1) (兒玉) 講義 6 生殖医療とその倫理的課題(2) (兒玉) 講義 7 8 9 性感染症/性教育とその倫理的課題(1) (兒玉) 性感染症/性教育とその倫理的課題(2) (兒玉) 講義 講義 看護者の倫理綱領(1)(木庭) 出生前診断、 着床前診断の方法や目的、 生命倫理の問題 生殖医療看護、配偶子の供与、代理懐 胎の倫理的課題 性感染症と患者差別の問題、性教育の 倫理的課題 講義・G討議 指定テキストから看護者の倫理綱領 を熟読理解する 10 看護者の倫理綱領(2)(木庭) 11 看護者としての私の倫理綱領(3)(木庭) G討議・発表 討議結果の発表 12 看護場面における倫理的課題(1)(木庭) G討議・発表 事例検討 13 意思決定に向けたアプローチ(2)(木庭) G討議・発表 事例検討 14 看護研究における倫理的配慮(下平) 講義・G討議 自己の研究計画書の点検 15 まとめ(下平) レポート提出 6 成績評価 方法・基準 (下平・木庭)授業への参加度 10%、レポ-ト 40% (兒玉)レポート・授業への参加状況 15%、試験 35% 7 テキスト 日本看護協会監修 8 参考文献 (配布予定)日本看護協会 看護研究における倫理指針 9 履修条件 特に条件はないが、日常生活や臨床実習場面での倫理的課題を自己に問うて見ると学習への関 心が高まります。 10 学習相談・ 助言体制 メールで受け付け、対応します。 11 備 考 看護者の基本的責務 日本看護協会出版会 2006 年 2004 年 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 6 1 15 選択 1 授業科目名 看護政策論 2 担当教員 菖蒲澤幸子 3 授業の目的 看護職の役割や、看護実践がどのような政策により変化し決定してきたかを理解するため、保 健医療福祉の主要な法律や看護関連法規、看護行政の仕組み、看護関係団体との連携について 基本的知識を修得する。 4 学 生 の 到達目標 1.現行看護法規の目的、重要項目・内容の解釈について資料に基づき説明できる 2.看護政策の変遷(決定・改正)について資料に基づき説明することができる 3.看護政策の決定プロセスと執行状況について資料に基づき説明することができる 4.現在の看護行政の課題について自分の考えを記述することができる 回 授業内容(担当) 1 ・看護政策とは 看護活動と看護関係法令 2 ・保健医療福祉活動の現状と課題について 医療看護を取り巻く環境の変化 社会保障制度の変遷 3 ・保健医療福祉活動の現状と課題について 医療・看護制度の変遷 4 ・看護政策の変遷について (1) 5 ・看護政策の変遷について (2) 6 ・看護政策決定のプロセスについて ・政策に影響を与える職能団体について 7 ・看護行政の評価・課題 8 ・まとめ 6 成績評価 方法・基準 試験(50%) 課題レポート評価(40%) 7 テキスト 配布資料 授業方法 講義 演習 事前・事後学習 (学習課題) 事 前 配 布 お よ び 授業 時間内に提示 講義への参加度(10%) 8 参考文献 ・井部俊子・中西睦子監修 中西睦子編集 看護管理学習テキスト第 2 版 第 7 巻「看護制度・ 政策論」日本看護協会出版会 2015 ・井部俊子・中西睦子監修 中西睦子・勝原裕美子・増野園恵編集 看護管理学習テキスト第 2 版 別冊「看護管理基本資料集」日本看護協会出版会 2015 ・看護関係統計資料集 日本看護協会出版会編集 日本看護協会出版会 20016 ・保健師助産師看護師法第 2 版 日本看護協会出版会 2015 9 履修条件 看護管理を履修していること 10 学習相談・ 助言体制 レスポンスカード、メールで受け付け、次回授業時やオフィスアワーで回答 11 備 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 必修 1 授業科目名 看護管理学 2 担当教員 小野麻由子・菖蒲澤幸子・山岡ふき子(非常勤講師 秋田赤十字病院) 3 授業の目的 マネジメントに必要な知識と技術を身につけ、リーダーシップ能力を発揮しながら、看護にお けるマネジメントを実践できるための基礎的知識を修得する。 4 学 生 の 到達目標 1.看護におけるマネジメントの必要性を具体的に述べることができる。 2.看護管理を取り巻く諸制度をふまえ看護管理の視点からの課題抽出ができる。 3.組織変革について説明でき、円滑に変革を進めるための自分の考えが述べられる。 4.各看護ケア提供システムの長所と短所が説明できる。 5.マネジメントとリーダーシップの関係性について説明できる。 6.看護専門職のとしてのキャリア発達について自己の考えを具体的に述べられる。 回 1 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 6 成績評価 方法・基準 7 テキスト 8 参考文献 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 講義・ グループディ スカッション (事前)看護におけるマネ ジメントについて調べる 授業内容(担当) 看護におけるマネジメント(小野) 2 看護を取り巻く諸制度(小野) 講義 (事後)諸制度をふまえ今 後の看護界の課題と対策を 挙げる ・小レポート 3 看護組織論/変革演習(小野) 講義・演習 (事前)変革について演習 の準備 *120 分 4 ケアのマネジメントと 看護サービスのマネジメント(小野) 講義 (事前)看護ケア提供シス テムについて調べる 5 マネジメントに必要な知識と技術(小野) 講義 (事前)リーダーシップス タイルについて調べる 6 看護における人的資源管理(小野) 講義 (事前)どんなキャリアコ ースがあるのか調べる 7 看護管理の実際(山岡) 講義 (事前)管理職からみたマ ネジメント 8 看護管理の実際(菖蒲澤) 講義 (事前)スタッフナースか らみたマネジメント 事前・事後学習 15% 演習 15% 試験 70% 上泉和子,小山秀夫,筧淳夫,鄭佳紅:系統看護学講座統合分野『看護管理』 ,医学書院,2013. ISBN 978-4-260-01573-8 ・中西睦子編集:『看護サービス管理』 ,医学書院,2007. ISBN978-4260004381 ・ステファン・P・ロビンス著/高木晴夫監訳: 『組織行動のマネジメント』 ,ダイヤモンド社, 2009.ISBN978-4478004593 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 小野:メール([email protected])かオフィスアワーで対応します。 11 備 統合実習につながる授業内容となりますので必ず復習しておいてください。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 必修 1 授業科目名 公衆衛生看護管理論 2 担当教員 南部泰士・萩原智代・播摩優子・渡邊正樹 3 授業の目的 地域で生活している人々の健康と生活をよりよい状態に維持、向上するために、地域の人々や 関係者と協働して行う公衆衛生看護活動を効果的かつ円滑に遂行するために行うための基本 的な管理機能を学習する。 4 学 生 の 到達目標 1.公衆衛生看護における管理の目的と機能を理解できる。 2.地区管理、事例管理、事業・業務管理、情報管理、予算管理、健康危機管理に対する管理機 能を理解できる。 3.地域ケアの質の保証のための具体的な方法を説明できる。 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 事前・事後学習 (学習課題) 回 授業内容(担当) 授業方法 1 公衆衛生看護における管理の目的と機能 (南部) 講義 公衆衛生看護管理 2 地区管理、人事管理と人材育成、予算管理(南部) 講義 地区管理、人事管理と 人材育成、予算管理 3 予算編成、予算失行管理、情報管理と個人情報保護 (南部) 講義 予算編成、予算失行管 理、情報管理と個人情 報保護 4 社会資源の開発に関する公衆衛生看護管理(萩原) 講義 5 自殺対策の公衆衛生看護管理 (播摩) 講義 6 感染症対策の公衆衛生看護管理 (渡邊) 講義 7 災害対策の公衆衛生看護管理 (南部) 講義 8 まとめ (南部) 講義 6 成績評価 方法・基準 試験 100% 7 テキスト 標美奈子『標準保健師講座 1 公衆衛生看護学概論』第 4 版 8 参考文献 厚生労働統計協会『国民衛生の動向』最新版 井伊久美子『保健師業務要覧』第 3 版 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 オフィスアワー及び希望日時(講義、実習等で不在であることが多いため、時間を要する相談 については事前に e-mail でご連絡をお願いします) 11 備 考 医学書院 2015 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 15 選択 1 授業科目名 医療看護システム論 2 担当教員 烏トキヱ(非常勤講師) 3 授業の目的 少子高齢社会の影響を受け、保健医療福祉サービスの提供システムが激変する中で、質の高い 看護を提供するため、医療看護システムについて理解し、臨床現場の実態や課題を広い視野で 考えることができるようになる 4 学 生 の 到達目標 1.保健・医療・福祉サービス提供のしくみを資料に基づき説明できる 2.医療看護サービス提供システムの変化と社会変化の関連を述べることができる 3.サービスの対価である医療費と診療報酬のしくみについて資料に基づき説明できる 4.看護サービスの質保証と評価の視点について資料に基づき列挙することができる 5.看護組織のサービス提供の実際と課題について自論を記述することができる 回 1 2 3 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 4 5 6 授業内容(担当) ・システムとは ・保健・医療・福祉サービス提供の概要 社会の変化と・医療・福祉サービス提供の変遷 ・保健・医療・福祉サービス提供システム 保健サービス提供のしくみ 医療サービス提供のしくみ 医療費と診療報酬 看護サービス提供のしくみ 看護制度のしくみ(関連法含む) 医療分野の看護サービス提供 福祉部分野の看護サービス提供 看護サービス提供ノプロセス 情報の活用 看護業務の標準化 ・医療・看護の質保障と評価・改善 医療・評価サービスの質の評価方法 病院機能評価受審 医療安全の推進 ・看護行政のしくみと看護政策 医療制度・看護制度の制定・改革 看護職能団体の役割 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 講義 日 本 の 社 会 保 障 制度 の特徴 講義 講義 国 民 が 受 け て い る保 健サービス 健 康 保 険 法 と 医 療費 の患者負担 講義 看護制度とは 看護関連法 看護過程・看護管理課 程 講義 病院機能評価とは ドナベディアンの 医療の質の 3 要素 講義 看護の行政機関 日本看護協会 7 ・看護サービス提供の実際と課題 意見交換 8 ・まとめ 意見交換 課題を考えて臨む 6 成績評価 方法・基準 試験(50%) 課題レポート評価(40%) 7 テキスト 配布資料 8 参考文献 ・中西睦子編集「看護サービス管理」 第3版 医学書院 2007. ・井部俊子・中西睦子監修 井部俊子 藤原裕美子編集 看護管理学習テキスト第2巻「看護 組織論」 日本看護協会出版会 2015. ・井部俊子・中西睦子監修 木村チヅ子 村上美好編集 看護管理学習テキスト第3巻「看護 マネジメント論」日本看護協会出版会 2015. ・井部俊子・中西睦子監修 上泉和子 太田勝正編集 看護管理学習テキスト第5巻「看護情 報管理論」 日本看護協会出版会 2015. 9 履修条件 看護管理学を履修していること 10 学習相談・ 助言体制 授業の都度振り返り用紙を配布、質疑に対応する 11 備 考 講義への参加度(10%) 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 6 1 15 必修 1 授業科目名 リスクマネジメント論 2 担当教員 菖蒲澤幸子 3 授業の概要 医療・看護の場の、ヒューマンエラーと医療事故発生のメカニズムを理解し、病院での医療 安全推進のための組織の概要と医療安全対策の基本を学習する。 4 学 生 の 到達目標 1. 2. 3. 4. ヒューマンエラーと医療事故発生のメカニズムを説明できる 危険を予知する基本方法を展開できる。 Root Cause Analysis(根本原因分析)の理論と方法の基本を説明できる。 医療安全推進のための組織の概要を説明できる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容 授業方法 1 医療事故とヒューマンエラー 講義 2 医療事故発生のメカニズム 講義 3 危険予知トレーニングの理論と方法(1) 講義・演習 4 危険予知トレーニングの理論と方法(2) 演習 5 本質安全確保のための根本原因への対策 講義 6 医療安全推進のための組織(1) 講義 7 医療安全推進のための組織(2) 講義・演習 8 まとめ 事前・事後学習 (学習課題) 授業時間内に提示 6 成績評価 方法・基準 講義・演習の参加度(20%) 試験(80%) 7 テキスト 配布資料 8 参考文献 原玲子『学習課題とクイズで学ぶ看護マネジメント入門』日本看護協会出版会、2011 年 川村治子『医療安全ワークブック』第3版 医学書院、2013 年 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 レスポンスカード、メールで受け付け、次回授業時やオフィスアワーで回答 11 備 考 日本赤十字秋田看護大学 1 授業科目名 災害看護学 2 担当教員 新沼剛・荻原麻紀 3 授業の目的 4 学 生 の 到達目標 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 30 必修 災害サイクル各期において被災者の健康・生活上のニーズに応じた看護を展開するのに必要な 基礎的知識を身につける。 1.災害及び災害看護の概念について説明できる 2.災害発生時の社会の対応や仕組みについて列挙できる 3.災害が人々の健康や生活に与える影響について説明できる 4.災害サイクル各期に看護が果たす役割について説明できる 5.トリアージの正しい方法・手順を説明できる 6.避難所生活の特徴を踏まえた看護ケアを立案できる 7.災害時要援護者の特性を踏まえた看護ケアを立案できる 8.こころのケアの概念、基本的な心構え、被災者へのケア、援助者のストレス処理について 説明できる 回 1 2 授業内容(担当) 事前・事後学習 (学習課題) 授業方法 国内外の災害発生の現状、災害看護の歴史的発展 講義 (新沼) 災害の定義・種類、災害医療の特徴(CSCATTT) 、自助・ 講義 共助・公助 (新沼) テキスト購読(pp.2-15) テキスト購読(pp.16-61) 講義 動画視聴 ( 「石巻赤十字病院~東日 本大震災初動の記録」) 関連文献の購読 災害看護の定義と役割、災害看護の対象、災害サイクル (新沼) 講義 テキスト購読(pp.61-77) 5 災害時要支援者への看護(荻原) 講義 テキスト購読(pp.126-149) 6 こころのケア(被災者、遺族、救援者)(荻原) 講義 テキスト購読(pp.149-166) 7 災害サイクルに応じた看護活動 1 災害急性期(トリアージ、応急手当、搬送)(新沼) 講義、 演習 テキスト購読(pp.77-101、 168-190) 災害サイクルに応じた看護活動 2 災害亜急性期~慢性期:避難所(災害発生時避難所の立 ち上げと運営・看護職の役割) 、仮設住宅(荻原) 講義、 演習 テキスト購読(pp.102-126、 190-205) PBL 事例課題学習 実働訓練 トリアージ練習(1 時間) 3 罹災病院における看護 4 8 9 10 11 12 (新沼、荻原) PBL 13 14 15 災害救護訓練(新沼、荻原) 6 成績評価 方法・基準 筆記試験(40%)赤十字 PBL(40%) 救護訓練のレポート(A:20 点、B:15 点、C:10 点) 7 テキスト 日本赤十字社事業局看護部『災害看護学・国際看護学』医学書院、2015 8 参考文献 1.小原真理子『災害看護』改訂 2 版、南山堂、2012 2.石巻赤十字病院、由井りょう子『石巻赤十字病院の 100 日間』小学館、2011 3.日本赤十字社『災害時のこころのケア』2008 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 レスポンスカードで受け付け回答します。 11 備 授業・演習を通して学んだ知識を救護訓練において実践します。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 6 1 15 必修 1 授業科目名 国際看護学 2 担当教員 小川里美(非常勤講師 日本赤十字九州国際看護大学) 3 授業の目的 複雑化する国際社会における健康や看護をグローバルな視点から捉え、看護が直面する問題や 課題、看護の将来的展望について学ぶ。 4 学 生 の 到達目標 1.国際看護とは何かについて述べることができる。 2.看護の国際活動について知ることができる。 3.国際社会の動向を踏まえた看護の役割について、自己の考えを述べることができる 回 1 2 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 3 4 5 6 7 8 授業内容(担当) 国際看護の概要について知る ・国際看護の概念 ・国際看護に関する諸理論 ・異文化看護/多文化看護 看護の国際活動について知る(1) ・紛争と看護 ・難民と看護 看護の国際活動について知る(2) ・在日外国人と看護 ・開発と看護 看護の将来的展望について考える 看護が直面する問題について考える 事例展開(1) 看護が直面する問題について考える 事例展開(2) 国際看護について考える(1) ・事例発表 国際看護について考える(2) ・ディスカッション ・まとめ 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 講義 講義資料・参考文献を活用し、国 際看護の概念をまとめる 講義 興味のある国際救援活動につい て調べる 講義 開発協力や在日外国人の健康問 題について調べる 講義 演習 演習 演習 演習・講義 ICN、日本看護協会が発信してい る資料を調べる 事例に関連する資料検索と読み 込み 事例に関連する資料検索と読み 込み 事例を通して国際看護の課題を 考える 事例を通して国際看護の課題に ついて自己の考えをまとめる 6 成績評価 方法・基準 講義への参加状況 15% 課題についてのグループワーク 30% レポート 15% 7 テキスト なし 8 参考文献 久間圭子『序説国際看護学』 、日本看護協会出版会、2001。 浦田喜久子 小原真理子編『災害看護学・国際看護学』 、医学書院、2015。 近藤真理『知って考えて実践する国際看護』 、医学書院、2011。 日本国際保健医療学会編『国際保健医療学』 、杏林書院、2013。 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 集中講義となりますので、講義前・中・終了後、または、昼休みに受け付けます。 11 備 授業中に行う事例展開は、将来みなさんが臨床の場で直面すると思われる事例を想定していま す。国際活動に興味がある・なしではなく、看護師として、人の生命や健康にどう向き合うの か、授業を通して考えてください。 考 プレゼンテーション 40% 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 6 1 30 選択 1 授業科目名 赤十字救急法 2 担当教員 碇谷壽朗(非常勤講師 日本赤十字社秋田県支部)・荻原麻紀・新沼剛 3 授業の目的 事故を防止し、災害等の緊急時に適切な救護活動を実施するために、救急処置の実際を理解す るとともに正しい知識、技術を修得する。学習した事柄を人間愛に基づき自他ともに実践し健 康安全の普及に貢献する。 4 学 生 の 到達目標 緊急時に正しい観察と冷静な判断のもとリーダーシップを発揮できる。協力者の確保、連絡通 報、二次事故の防止、傷病者の救命・応急手当、搬送等、救助に必要な行動が迅速かつ適切に できる。 回 授業内容(担当) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 1 2 3 4 救急法基礎講習 ・赤十字救急法について ・手当の基本 ・一次救命処置(BLS) 講義・演習・実習 手当の手順を復習 小テスト 救急法救急員養成講習 ・赤十字救急法救急員について ・急病 ・けが ・きずの手当 ・骨折の手当 ・搬送 ・救護 ・まとめ 講義・演習・実習 手当の手順の復習 5 6 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 7 8 9 10 11 12 13 14 15 6 成績評価 方法・基準 試験100% 試験成績(学科試験、実技試験ともに100点満点) 7 テキスト 「赤十字救急法基礎講習教本」日赤秋田県支部配付 「赤十字救急法講習教本」日赤秋田県支部配付 「救急法教材セット」日赤秋田県支部配付 8 参考文献 なし 9 履修条件 2 日目からの「救急員養成講習」の履修については、1 日目の「基礎講習」を履修・修了して いることが条件。 10 学習相談・ 助言体制 オフィスアワーで回答。 11 備 動きやすい服装で参加してください。 全日程出席がないと、試験を受験することができません。 テキスト及び教材については、赤十字の救護看護師等育成事業の一環として日本赤十社秋田県 支部から当該学生に対し贈与されます。 考 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 6 1 30 選択 1 授業科目名 赤十字幼児安全法 2 担当教員 稲岡一枝(非常勤講師 日本赤十字社秋田県支部)、赤十字幼児安全法指導員 3 授業の概要 4 学 生 の 到達目標 1.子どもを正しく理解することで、事故の予防や病気の看病の大切さを知る。 2.子どもは、一生涯においてもっとも事故を起こしやすいことから、救命・応急手当の大切さ を理解する。 3.少子化の進む中で、子どもを、周囲の大人が育てていく大切さを理解する。 1.子どもの成長・発達を正しく理解することで、起りやすい事故の予防の大切さを理解できる。 2.子どもに多い病気(症状)の観察のポイント及び、看病の方法の知識や技術を理解できる。 3.いざというとき、勇気をもって、乳幼児の一次救命処置ができる。 4,災害が起こったとき、避難所等での乳幼児並びにその家族への支援ができる。 5.地域福祉の担い手となり、子育て支援者として活動できる。 回 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 授業内容 授業方法 1 赤十字幼児安全法について 講義 2 子どもの成長発達と事故予防 ・子どもとは ・子どもの発達に大切な生活習慣 講義・グループワーク 3 ・子どもの成長・発達 講義・グループワーク 4 ・年齢別精神・運動機能の特徴と起こりやすい事故 講義・グループワーク 5 ・子どもの起こりやすい事故の予防について 講義・グループワーク 6 子どもの応急手当てについて 講義・実技 実技の再確認 7 子どもの応急手当てについて 講義・実技 実技の再確認 8 子どもの病気と看病の仕方 講義・実技 9 子どもの病気と看病の仕方 講義・実技 10 乳幼児の一次救命処置 講義・実技 実技の再確認 11 乳幼児の一次救命処置 講義・実技 実技の再確認 12 乳幼児の一次救命処置 講義・実技 実技の再確認 13 地域の子育て支援 講義 14 災害時の乳幼児支援 講義・グループワーク 15 災害時役立つ技術 実技・まとめ 6 成績評価 方法・基準 試験100% 試験成績(学科試験、実技試験ともに100点満点) 7 テキスト 赤十字幼児安全法・乳幼児の一次救命処置(日赤秋田県支部配付) 8 参考文献 なし 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 11 備 考 事前・事後学習 (学習課題) 全日程参加者が、学科検定を受けることができます。 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 6 1 30 選択 1 授業科目名 赤十字健康生活支援法 2 担当教員 稲岡一枝(非常勤講師 日本赤十字社秋田県支部) 、赤十字健康生活支援講習指導員、 佐藤美恵子 3 授業の目的 4 学 生 の 到達目標 1.高齢者を正しく理解し、健やか高齢期を迎えるために、介護予防の必要性を理解する。 2.地域での高齢者支援が必要なために、役立つ知識・技術を理解する。 3.在宅介護が進められる中、自他ともに実践できる知識・技術を習得する。 1.高齢期を、健やかに過ごすために必要な知識を得ることができる。 2.地域福祉について考えることができる。 3.要介護高齢者の自立に向けた介護ができるように、その知識と技術を身に着けることができる。 4.講習を通して身に着けた知識・技術を、ボランティア活動等に積極的に生かすことができる。 事前・事後学習 回 授業内容(担当) 授業方法 (学習課題) 1 2 3 高齢者の健康と安全について (1)健康な高齢者をめざして ・生活習慣病について ・生活不活発病について ・介護予防について 4 (2)高齢期の理解 5 (3)高齢者に多い事故とその予防と手当、急病への対応 6 地域における高齢者支援 7 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 赤十字健康生活支援講習について 8 9 10 11 12 13 14 15 講義 講義 グループワーク 講義 グループワーク 講義 グループワーク 講義 グループワーク 講義 実技 介護にあたって ・からだの移動・車椅子への移乗 講義 実技 介護にあたって ・食事について 介護にあたって ・排泄について 介護にあたって ・衣服の着脱、清潔について 介護にあたって ・認知症高齢者への対応 ・認知症の早期発見・早期受診の大切さ ・認知症の予防 ・認知症高齢者と家族 介護にあたって ・在宅での看取りについて 介護にあたって ・介護者の健康管理について 災害時高齢者生活 ・災害が高齢者に及ぼす影響 ・気をつけたい病気や症状 ・ボランティアの心得 講義 実技 講義 実技 講義 実技 講義 グループワーク 講義 グループワーク 講義 まとめ 講義 6 成績評価 方法・基準 試験100% 試験成績(学科試験、実技試験ともに100点満点) 7 テキスト 赤十字健康生活支援講習 5 版(日赤秋田県支部配付) 8 参考文献 なし 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 11 備 考 全日程参加者が、学科検定を受けることができます。 実技の再確認 実技の再確認 実技の再確認 実技の再確認 日本赤十字秋田看護大学 1 授業科目名 看護教育学 2 担当教員 宮堀真澄 3 授業の目的 4 学 生 の 到達目標 セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 30 必修 看護教育学の定義と理念の理解を基本として、わが国における看護教育制度、看護学教育にお けるカリキュラムのプロセス、教授=学習過程、教育評価などの看護教育の展開の過程や、諸 外国における看護学教育を学習することにより、今日的課題を考察する。 これらの学習を通して、大学において看護学を学ぶ意義と課題を確認する。 1.看護教育学の定義や理念を理解し、看護基礎教育課程において看護教育学を学習する意義を 説明できる。 2.看護教育制度の歴史的変遷を学習することにより、看護学教育の法的基盤や制度の現状と課 題を説明できる。 3.将来、看護専門職者として自律的に行動するために、基盤となる看護学教育に関する基本的 知識を習得する。 回 授業内容(担当) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) ガイダンス 看護教育学とは何か 専門職としての看護 看 護 専 門 職 と し ての 自身 看護教育制度 (レポート) 1)歴史的変遷(発表) 2)看護教育制度の現状 看 護 教 育 制 度 の 変遷 の概要・課題 5 看護学教育の基盤 基盤となる概念・思考 方法 6 8 看護学教育カリキュラム 1)カリキュラムとは 2)カリキュラムデザイン 3)カリキュラム評価 9 学習理論と学習方法 学習理論 10 臨地実習における教育と学習 経験型実習教育 11 教育評価 看護教育と評価 12 外国における看護学教育 1)米国における看護学教育 2)英国における看護学教育 看護教育の課題・展望 (発表・グループワーク) 1 2 3 4 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 看護学部 シラバス 7 13 14 15 講義 ・ 演習 本学の教育課程 米国・英国の看護学教 育について 看護教育の展望 まとめ レポート 6 成績評価 方法・基準 授業における討議における準備と実際 50%、中間レポート 25%及び最終レポート 25% 7 テキスト グレッグ美鈴他編集「看護教育学」南江堂 2012 8 参考文献 杉森みど里・舟島なをみ「看護教育学第 5 版増補版」医学書院、2014 9 履修条件 なし 10 学習相談・ 助言体制 レスポンスカードでの質問には次回授業や、オフィスアワーで行う。 11 備 現在の看護教育、そして将来の看護教育について一緒に考えましょう。 考 日本赤十字秋田看護大学 1 授業科目名 海外看護演習 2 担当教員 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 7 3 135 選択 夏原和美・柳生文宏・新沼剛 1.日本と保健医療の環境が異なる国や地域における多様な看護実践の現状に触れる 3 授業の目的 2.多様化する国際社会において、看護の抱える諸問題や看護が目指すべき方向性をグローバ ルな視点からとらえて考察できるようになる 1.開発途上国における保健・医療の現状と課題について説明することができる 2.国際保健医療分野における、各人道支援機関の活動を4つ以上例示することができる 4 学 生 の 3.体験を通して、国際救援開発協力における看護の役割を具体的に述べることができる 4.現地人道支援機関の訪問で得た情報を、支援機関の活動の中で一般化することができる 到達目標 5.訪問国の文化・生活習慣・宗教・価値観など異文化について配慮することができる 6.積極的に異文化の人々とコミュニケーションすることができる 授業 事前・事後学習 授業内容 方法 (学習課題) 国内での準備学習(夏原・柳生・新沼) 1.以下の項目について調べ、資料としてまとめる 1)ラオスの歴史・文化 図書館蔵書や参考文献のほ 2)ラオスにおける赤十字社の概要・活動 かに、近藤麻里(監修)国 3)国際協力機構(JICA)の概要とラオスにおける活動 際看護(全 4 巻)ビデオパ 4)世界保健機関(WHO)の概要とラオスにおける活動 演習 ックニッポン、2013 年.や 5)訪問国で活動中の NGO の概要と活動内容 外務省、WHO などのインター 5 授業内容、 6)地区診断の方法 ネットサイトを参照しなが 授業方法、 2.現地演習の準備 ら課題を行う 事前・事後 1)パスポート取得 各項目 1 コマづつ 2)安全管理(治安、衛生) 学習(学習 3)予防接種 等に取り組む 課題) ラオス訪問(担当教員のうち複数名が引率) 毎日、各訪問先で学習した JICA ラオス、WHO ラオス、ラオス赤十字、ジャパンハート(活 演習 ことを演習記録としてまと 動内容の briefing を受け、質疑応答) める ドンクワイ村(地区診断) 国内でのまとめ(夏原・柳生・新沼) 参考文献のほかにテーマに 1.海外演習を振り返り、到達目標についてグループディスカ 関する研究論文等も参照し ッションを経た上で、各自でテーマを定めて最終レポートを 演習 ながら最終レポートを作成 まとめる する(4 コマ) 2.演習報告会を開催し、自己の学びを発表する。 発表準備と発表に 2 コマ 6 成績評価 準備学習における提出物 30%、ラオス訪問中の演習記録 20%、最終レポート 50% 方法・基準 7 テキスト 8 参考文献 9 履修条件 特に指定しない ・日本国際保健医療学会編『国際保健医療学』杏林書院、2013. ・南裕子他『国際看護学 グローバル・ナーシングに向けての展開』中山出版、2013. ・丸井英二他『国際看護・国際保健』弘文堂、2012. ・山本敏晴『 「国際協力」をやってみませんか? 仕事として、ボランティアで、普段の生活でも』小 学館、2012. ・近藤麻理『知って考えて実践する国際看護』医学書院、2011. ・下村恭民他『国際協力 その新しい潮流』有斐閣、2009. ・中村安秀『国際保健医療のお仕事 あなたもチャレンジしてみませんか』南山堂、2008. ・赤十字原論、国際関係論、公衆衛生学、災害看護学、国際保健学、国際看護学の単位を取得してい ること ・心身ともに健康で、安全管理・健康管理ができること ・保護者からの同意を得られること 10 学習相談・ ・オフィスアワーおよびメール等で対応する ・現地演習は複数教員で引率する 助言体制 11 備 考 ・ラオスでの演習は 7 泊 8 日を予定している ・応募人数により、開催しない場合や、面接の上、選抜を行うこともある 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 5 1 30 必修 1 授業科目名 看護研究方法論 2 担当教員 夏原和美・志賀くに子 3 授業の目的 卒業研究を行うために必要な基礎能力として、研究のプロセスについての知識を身につけること、論理 的思考技術を身につけること、研究に対する倫理的態度を身につけることを目的とする。 4 学 生 の 到達目標 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 1.研究における倫理原則の3つの目的を果たすための具体的な方法を説明することができる 2.自分の研究を進める上で必要な情報について列挙することができる 3.必要な情報が含まれている文献を検索し、入手できる 4.文献に含まれる情報の確からしさを判別することができる 5.文献の中から自分の関心に関連する情報を選択することができる 6.最初に抱いた疑問に関して文献を用いて既知のことと未知のことを整理することができる 7.未知のことを明らかにするための(=研究目的に応じた)研究方法を選択することができる 8.文献を適切に引用しながら研究計画書を作成することができる 9.研究内容を効果的に伝えるプレゼンテーションができる 事前・事後学習 回 授業内容 授業方法 (学習課題) (事後)倫理指針に関する資料と 1 シラバス説明/研究における倫理(夏原) Academic Integrity の資料を読ん で疑問点を抽出する 小テスト(研究における倫理・文献を用いる時 (事前)文献を用いる時のルールに 2 のルール)研究とは何か/研究における文献の ついて調べる 役割(夏原) 小テスト(第 2 回授業内容および IMRAD) (事前)IMRAD について調べる/興味 3 論文の成り立ち/IMRAD/キーワード設定のコツ のあるテーマについてのキーワー (夏原) ド 5 つを書く 文献検索の方法1:系統的な検索の方法の基礎 (事後)指定の文献を検索しダウン 4 &役立つ Tips (夏原/司書) ロードする 文献検索の方法2:1つの文献から広がりを持 (事後)興味のあるテーマに関連す 5 たせる (夏原/司書) る論文を 5 本以上入手する 講義・演習 小テスト(第 3 回授業内容および FINER) を組み合わ (事前)FINER について調べる 6 疑問や興味を研究目的にする過程 せて行う PICO/PECO/FINER/問いのレベル(夏原) 7 8 9 10 11 12 13 論文講読演習(1)~(4)異なった問いのレベル の文献を IMRAD, FINER を確認しながら講読す る(夏原/志賀) 小テスト(これまでの授業内容のまとめ) 研究計画書作成(1)Introduction/研究目的/未 知と既知の整理(夏原) 小テスト(第 11 回授業内容および測定分析) 研究計画書作成(2)研究目的にあった研究方法 の選択/論理一貫性を構築する(夏原) 研究のプレゼンテーション(夏原) (事前)課題として出された文献に 関しての文献整理シートを作る (事前)第 5 回で入手した論文の文 献整理シートを作成する (事前)自分のテーマにあった測定 方法、尺度、分析方法を調べる (事後)研究計画書の作成 6 成績評価 方法・基準 14 研究計画書の peer 評価(1) (2) (夏原/志賀) (事後)研究計画書の revise 15 授業時に行う 5 回の到達度テスト(40%)と各回の提出物 60%で評価する。詳細については第 1 回講義時に 配布資料を基に説明する。 7 テキスト 前田樹海/江藤裕之『APA に学ぶ看護系論文執筆のルール』医学書院(2013) 8 参考文献 参考文献は講義時に提示する 9 履修条件 レポートの書き方を復習しておくこと(下記サイトが参考になります) http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/philosophy/activism/CDSHE/journal/leaflet/ http://hdl.handle.net/11094/51131 10 学習相談・ 助言体制 オフィスアワーで受け付ける。メール([email protected])での相談は随時受け付けます。 11 備 考 第 4 回、5 回の講義はクラスを半分に分けて OA 教室で受講します。 提出物の締切や提出し忘れなどに注意すること。 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 7・8 4 120 必修 1 授業科目名 卒業研究 2 担当教員 ◎磯崎・○志賀・○吹田・飯島・大友・奧山・鈴木・高田・夏原・廣渡・穂坂・山田・菖蒲澤・ 大高・齋藤(和) ・酒井・新田・柳生・南部・阿部・宇佐美・荻原・木下・木庭・齋藤(貴)・ 佐藤美恵子・佐藤美佳・重川・永易・新沼 3 授業の目的 看護における課題解決に取り組む基盤を身につけるために、各自が関心のある研究課題につい て看護研究方法論や看護情報学の授業で学んだ手法を用いて、具体的な研究計画書を作成し、 研究を進める。論文の論理構成、文体や表記などの論文の書き方を身につけ成果を発表する。 4 学 生 の 到達目標 1.先行研究を検討し、自己の研究課題を明らかにできる。 2.研究課題に適した研究デザイン、研究方法、データの収集・分析方法を選択できる。 3.研究対象者に対する倫理的配慮ができる。 4.指導教員の指導のもと主体的に研究に取り組むことができる。 5.論文の書き方(構成、文体、表記のルール)に沿って論文・抄録を作成できる。 6.ポスターを作成し、研究成果を発表できる。 授業内容 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 指導教員の指導を受けながら自己の研究課題を追及する。 詳細については指導教員が後日提示するが、基本的に以下の内容を含む。 ・先行研究の抄読 ・研究課題に関しての文献レビュー ・研究目的の設定 ・研究課題に適したデータの収集方法の選択・決定・実施 ・倫理的配慮についての検討 ・データの分析・考察 ・論文・抄録作成 ・ポスター作成、研究発表 *平成 28 年度の日程 4/21(木)17 時 研究計画書提出 10/27(木)12 時 研究論文・研究抄録提出 11/16(水) ・17(木) ・18(金)研究発表 6 成績評価 方法・基準 論文の提出を評価対象の条件とする。 研究テーマと研究方法の決定に至るまでの過程、先行研究の整理、研究内容、研究の取り組み、 発表の準備・仕方などを総合的に評価する。 7 テキスト なし 8 参考文献 なし 9 履修条件 看護研究方法論、看護情報学を履修していること 10 学習相談・ 助言体制 指導教員と事前連絡の上相談する。 11 備 各自の関心のある研究テーマの希望調査後、担当教員が決定される。 テーマの内容により複数の教員の指導・助言を必要とする場合は、指導教員の配慮のもと活発 な交流が期待される。 文献研究以外の研究は必要と認められた場合、本学の研究倫理審査委員会の審査が必要とな る。 考 セメスター 単位数 時間数 必修/選択 8 1 30 必修 1 授業科目名 統合看護技術 2 担当教員 ◎大髙恵美・磯崎富美子・酒井志保・志賀くに子・菖蒲澤幸子・南部泰士・新田純子・吹田夕 起子・柳生文宏・阿部範子・宇佐美覚・荻原麻紀・木下彩子・齋藤貴子・佐藤美恵子・佐藤美 佳・永易裕子・大山一志・小野麻由子・鈴木美里・萩原智代・播摩優子・谷地和加子・渡邊紘 子・渡邊正樹・小野真美・児玉悠希・渡部加奈子 3 授業の目的 看護の対象に的確な看護判断と適切な看護技術を提供するために、これまでに修得した看護学 領域の基本的知識・技術を統合し、根拠に基づいた判断・援助を計画し実施する能力を確実な ものとする 4 学 生 の 到達目標 1.対象の看護援助に必要な学習課題を列挙することができる。 2.対象の状況を根拠に基づきアセスメントし、必要な援助計画を説明できる。 3.対象に必要な看護援助を安全に実施できる。 4.実施した援助を考察し、自己の課題を確認できる。 回 授業内容(担当) 授業方法 事前・事後学習 (学習課題) 課題の患者の理解に必要な学習を行い、根拠に 基づいたアセスメントと必要な看護援助を計 画・実施・評価する。 5 授業内容、 授業方法、 事前・事後 学習(学習 課題) 1 | 15 1) 学習課題の検討 2) 対象のアセスメント・援助計画の立案 3) 対象に必要な援助と方法の検討 4) 演習の実施と評価、まとめ 授業時間帯 月曜日・火曜日・水曜日の 4・5 限 週1~2 コマ グループワーク ・演習 事前学習:既習学習 内容 (形態機能、病 態生理、各看護学領 域) を復習し授業に 臨む *詳細な授業の進め方・内容・成績評価につい ては 1 回目の授業で説明します。 6 成績評価 方法・基準 各課題の出席率 2/3 以上及び演習の出席を評価対象の条件とする。 グループワーク・演習評価(50%)、試験評価(OSCE 等 50%) 7 テキスト なし 8 参考文献 既習科目の全てのテキスト・授業資料。 9 履修条件 各看護学実習のすべての単位を修得もしくは見込みであること。 10 学習相談・ 担当教員に事前連絡の上、相談してください。 助言体制 11 備 考 看護学基礎教育の集大成として、グループメンバーと協力し、人間関係技術、状況判断能力、 安全確保の視点から考え、課題の患者に適切な看護を提供できるように計画しましょう。また、 卒業時の自己の看護実践能力を知り、課題解決に向けて主体的な自己学習の継続につながるこ とを期待します。 日本赤十字秋田看護大学 看護学部 シラバス セメスター 単位数 時間数 必修/選択 7 2 90 必修 1 授業科目名 統合実習 2 担当教員 志賀くに子・酒井志保・磯崎富美子・大高恵美・吹田夕起子・新田純子・菖蒲澤幸子・ 阿部範子・宇佐美覚・荻原麻紀・齋藤貴子・佐藤美恵子・佐藤美佳・永易裕子 3 授業の目的 学生は、看護の対象が最適な健康状態を生み出すことができるよう、メンバーの一員として主 体的に自らの役割と機能を発揮し、働きかける能力を養う。さらに看護実践を通して看護の専 門性について考え、自らの看護観を深める。 4 学 生 の 到達目標 1.看護チームの一員として複数患者を受け持ち、優先すべき情報を収集しアセスメントでき、 看護援助の方法を考えることができる。 2.夜間実習を通して 24 時間の患者の生活と看護の継続性の実際が説明できる。 3.看護チームにおけるマネージメントやリーダーシップ、メンバーシップを説明できる。 4.医療チームの中で多職種と協働しながら看護の果たす役割を説明できる。 5.自己の看護行動を倫理綱領に照らして評価できる。 6.実習を振り返り、専門職者として自己の課題を確認できる。 「統合実習/実習要項」に基づき実施する。 1.受け持ち患者の最適健康状態を実現するために、看護を計画的に進める。 複数患者を受け持ち、多重課題による優先順位の判断を経験する。 状況に応じて看護技術の見学や実施を経験する。 選択基準:実習期間を通じて学生が関わりをもてる患者 学生が担当することに同意した患者 選択方法:実習指導者の指導のもとに、学生自身が関わりの中から決定する 2.患者の 24 時間の療養生活における看護を経験するために、病棟の勤務時間帯に合わせた実 習を行う。 3.チームアプローチの実際を知るために、状況に応じて以下の実習を組み込む。 5 授業内容、 1)看護師同行実習-担当看護師とともに複数の患者を担当する 授業方法、 事前・事後 2)リーダー実習-師長・リーダーに同行し病棟全体の管理について学習する 学習(学習 3)多職種カンファレンスへの参加 課題) 4)地域連携室との連携の場面の見学あるいは同行 4.実習の振り返りを行う。 1)看護実践を倫理綱領に基づき評価する 2)専門職者として自己の課題を確認する 実習施設:東北ブロックの赤十字病院 秋田赤十字病院、八戸赤十字病院、盛岡赤十字病院、仙台赤十字病院 石巻赤十字病院、福島赤十字病院 実習場所:成人・老年期の入院患者を主とする病棟および外来 実習期間:2 週間の集中実習 6 成績評価 方法・基準 実習取り組み姿勢・自己評価表・課題レポート・学習体験発表等総合的に評価する 7 テキスト 「看護政策論」 「看護管理学」その他看護学全般で使用したテキスト・資料等を活用 8 参考文献 適宜紹介 9 履修条件 ・各看護学実習のすべてを単位修得若しくは見込みであること。ただし、8 月末までに単位認 定保留科目の補習実習を完了し、単位取得ができなかった場合には、統合実習の単位も取得 できないこととする。また、統合実習は補習実習を認めず、次年度再履修とする。 ・実習前までにワクチン接種(麻疹・風疹・流行性耳下腺炎・水痘・B 型肝炎・インフルエン ザ)が必要となる。 ・実習オリエンテーションを連絡なしに欠席・遅刻した場合、原則として実習をすることがで きない。自己の健康管理に留意し実習に臨むこと。 10 学習相談・ 助言体制 担当教員のオフィスアワーをご確認下さい 11 備 この実習を通して、将来の看護専門職としての活動に大きく役立つものと期待されます。 考
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