社員との関わり 挑戦と改革の企業文化を基本として、人間性尊重の精神に溢れた 自由闊達な組織文化を築き、社員とともに成長していきます。 ■創業の精神として受け継いでいる、人に対する基本思想 「企業は人なり」という理念 「人とその組織のチームワークこそ、会社繁栄の礎」企業創 「挑戦と改革の企業文化」 何事にも積極的にチャレンジし、現状を打破していく意欲 業の精神として脈々と流れる基本思想です。 「一年の計は穀 を大切にしようというサンデンの文化のことです。 を植えよ 十年の計は木を植えよ 百年の計は人を植うる 働く場所は違っても、世代が交代しても、決して変わること に如くはなし」 (管子)五十年、百年と企業が存続・発展する がないものであり、また、一度やって終わるものではなく、 にはなによりも人が大切。立派な人材がどんどん育つ会社 毎日毎日、当然のように繰り返されている私たちの基本です。 でなければならない。創業者はこの言葉を会社経営の基本 哲学としてきました。 ■人権尊重 「人間性の尊重」とは 「機会均等」とは 社員一人ひとりが自分自身の能力を最大限発揮していく、ま 差別なく、だれもが活躍できる環境や仕組みを作る努力を た、発揮できる基盤を整備していきます。 続けています。そのために、育児介護休暇制度の充実、身 体障害者の雇用にも積極的に取り組んでいきます。 「自己実現」とは 社員一人ひとりが挑戦目標を設定し、挑戦する喜び、達成する喜び、成長する喜びを実感できる機会と場を提供していきます。 ● 上司・部下のコミュニケーションを基本に、会社方針・部門方針の展開と各人の自主的な目標設定を統合した「チャレンジシート」 の活用によって、方針管理と目標管理の制度を実施しています。 ● 社員一人ひとりの役割に応じた挑戦・改革活動を顕彰する表彰制度を実施しています。 ● 社員個人の希望を最大限重視し、新しい職務やテーマにチャレンジできる「FA制度」と、人材発掘を目的とした「公募制 度」を導入し、個人のキャリア開発とさらなる成長の機会を提供しています。 ■人材育成 教育体系 当社の人に対する基本思想は、教育研修においても貫かれています。人を発掘し 育成すること、つまり「人材」を「人財」にすることが、企業価値創造の原点ととら え、成長のための機会と場を体系的・継続的に提供しています。 「サンデン・コミュ ニケーション・プラザ」と名付けられた自社所有の研修施設は、職務に必要なスキ ルの習得のみならず、経営トップが自ら教壇に立って思いを伝え、価値観を共有す る場や、参加者が議論を深め、相互に理解・啓発するプログラムなどにより、とも に切磋琢磨し、コミュニケーションを深める場となっています。 階層別教育 新入社員から中堅・上級社員、新任管理職、経営幹部まで、社員の節目となる時 期に、階層別研修を実施し、動機づけと意識改革の機会としています。昨年度、カ 階層別研修での役員講話 リキュラムを大幅に見直し、マネジメント(管理)スキル中心から、 「企業理念・ビジ ョン」の浸透・共有に重点において実施しました。特に、参加者が役員から「企業 理念」への思いを直接聞き、ともに議論し、最後に自分(自職場)のビジョンを策定 したことは、企業理念への共感と職場での実践行動に役立っています。国内にお ける関連子会社の社員も対象にしていますが、グローバルな展開が課題です。 ライフプランセミナー 自 己 実 現に 向 け た「 キャリア 開 発 」施 策 の 一 環として、人 生 の 節目にあ た る年 齢 (40歳)を迎えた社員を対象に、ライフプランセミナーを開催しています。自分で 仕事(スキル、キャリア)・人生(ライフ)を振り返り、将来の人生設計を描くきっか けづくりとして、気づきの機会となっています。 研修風景 サンデンCSR報告書 2007 17
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