直角三角形にオイラー

第 1 回 4月センター試験高校生レベル模試[数学]講評
数 学
高校 3 年間の土台となる基礎から固めよう。
この講評集では,今回の結果の分析データをもと
高1
にして,ポイントとなる設問ごとに,学習アドバイ
スを掲載している。今回の模試の結果に一喜一憂す
Ⅰ.全体講評
るのではなく,どこが出来て,どこでつまずいたの
第 1 回 4 月センター試験高校生レベル模試の出来
か,はっきり区別を付けながらこの講評を読んで欲
はどうだっただろうか。今回,実際のセンター試験
しい。さらに合格指導解説授業で,今後の学習の指
と同じマークシート形式の問題が初めてだった人も
針を学ぼう。これらを合わせることで,自分の学習
多いだろう。戸惑った人も多いだろうが,高校 3 年
プランに合った学習の仕方についてのヒントが得ら
間の勉強を見据えた上で,今回に続く第 2 回(7 月
れるはずだ。
13 日),第 3 回(11 月 16 日),第 4 回(15 年 2 月 8
日)も合わせて学習のペースメーカーとして活用し
ていこう。
Ⅱ.大問別分析
今回の第 1 回 4 月センター試験高校生レベル模試
第 1 問 2 次方程式(35 点)
数 学( 高 1) は 平 均 点 108.6 点(200 点 満 点) で,
文章題では解の吟味を必ず行おう。
得点分布,大問別得点率は以下のようになった。
誘導に従って 2 次方程式を立式し,解の吟味を行
う文章題である。平均点は 24.8 点(得点率 70.9%)
得点分布
30
であった。
平均 54.3%
25
⑴,⑵とも 2 次方程式を立式し,解いた後で解の
受
験 20
者
数
の 15
割
合
10
(%)
吟味を行っているが,誘導がなくても必ず行うこ
と。また,高校数学では中学数学と異なり,
「場合
の数と確率」以外の分野で文章題を扱うことは大幅
に減るが,問題文の日本語を数式で表現する力は,
5
0
より求められるようになる。問題を漠然と解くので
10
20
0
30
40
50
60
得点率(%)
70
80
大問別得点率(%)
20
40
60
80
(必答問題)
70.9
第1問
第2問
51.4
第3問
57.2
第4問
61.8
(選択問題)
第5問
42.0
48.4
第6問
第7問
第8問
27.5
32.6
90
100
はなく,何に着目して立式するかなども意識する習
慣を身に付けよう。
第 2 問 関数 y = ax 2 とその応用(35 点)
100
点が関数のグラフ上にある条件が自然に言い
換えられるようにしよう。
座標平面において,関数のグラフと点の位置関係
について考察する問題である。平均点は 18.0 点(得
点率 51.4%)であった。
設問ア~カ,ス~ツは,点の座標を求める問題。
動点の座標と求める点の座標の関係が把握できれば
解答は容易であろう。設問ニ~ノは,点が直線上に
ある条件を求める問題である。点が関数のグラフ上
にあるとは,その点の座標が関数の方程式を満たす
ということである。このことが自然に言い換えられ
るように理解を深めよう。
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第 1 回 4月センター試験高校生レベル模試[数学]講評
第 3 問 平面図形(35 点)
適切に式変形をして代入するなど,式の特徴を捉え
図を描いて考えることを習慣化しよう。
る力も必要である。式の見方を意識して身に付けて
三角形の相似を利用して,辺の長さや比,図形の
いってもらいたい。
面積等を求められるかを見る問題である。平均点は
[2]設問ニ,ヌは,絶対値記号を含む不等式の整
20.0 点(得点率 57.2%)であった。
数解の個数が与えられたときの条件を求める問題。
本問では,図の中で 3 辺の長さの比が 1:2: 3
不等式の解を考える際は数直線を利用して視覚的に
の直角三角形が現れるが,こういった特徴的な図形
捉えるとよい。絶対値記号の扱いと合わせて理解し
を見抜けるようになることが重要である。中学校で
ておこう。
学んだものに加え,高校でも図形の多くの性質を扱
うようになるので,図形の性質を見抜く手がかりを
第 6 問 集合と命題(30 点)
得るために,まずは図を描いて考えることを習慣化
しよう。
命題の真偽の確認から丁寧に必要条件・十分
条件の判定を行おう。
設問セ,ソでは,2 つの三角形の相似比と面積比
[1]は集合の和集合と共通部分,補集合などにつ
の関係を利用する。相似比と面積比,体積比の関係
いての理解,
[2]は命題の真偽から必要条件・十分
は盲点となりやすいので,この機会に必ず身に付け
条件の判定を行う問題である。平均点は 14.5 点(得
ておこう。
点率 48.4%)であった。
[1]設問ウ,エは,ド・モルガンの法則を利用し
第 4 問 資料の整理 (35 点)
て補集合間の関係を求める問題。ベン図を利用して
代表値などの用語の定義をしっかりと覚えよ
う。
理解しておくと良いだろう。
代表値の意味を理解しているか,および度数分布
分条件かの判定を行う。必要条件・十分条件の判定
表を読み取る力があるかを見る問題である。平均点
は,本問の誘導のように命題の真偽を調べてから行
は 21.6 点(得点率 61.8%)であった。
うこと。命題の真偽を確認する方法はさまざまある
設問ア~エ,および設問タチは,それぞれ平均
ので,試行錯誤しながら身に付けていってもらいた
値,中央値,最頻値といった代表値を求める問題。
い。
[2]では,各命題の真偽の確認から必要条件か十
まずは,これらの用語の定義をしっかりと覚えるこ
と。
第 7 問 2 次関数(30 点)
設問オ~ソは,度数分布表の読み取りの問題で,
グラフを描いて考えることを習慣づけよう。
度数および得点と度数を掛け合わせたものから立式
文字係数で与えられた 2 次関数の最大値・最小値
して解けばよい。
の問題で,センター試験で頻出の典型問題である。
設問ネ~ヒは,与えられた条件から分布を考察す
平均点は 8.3 点(得点率 27.5%)であった。
る問題。相対度数の意味などについて再確認してお
設問ア~エは,頂点の座標を求める問題。問題全
こう。
体の起点となる問題であるから,平方完成の計算は
正確に素早くできるようにしっかりと練習を積むこ
第 5 問 数と式(30 点)
と。
式の見方を意識して身に付けよう。
⑵固定した区間における文字係数の 2 次関数の最
[1]は式の計算,[2]は絶対値記号を含む 1 次不
大・最小がテーマの問題。軸の位置を念頭に置いて
等式がテーマの問題である。平均点は 12.6 点(得
考えることができたかがポイントである。軸の位置
点率 42.0%)であった。
の移り変わりに伴って,最大値・最小値をとる場所
[1]設問ア,イは,基本的な計算問題。式の形を
がどのように移り変わるかをしっかりと読み取れる
見て適切な計算方法を選択できるようにしたい。設
ようにグラフを描いて考えることを習慣づけよう。
問カ~スは,次数の高い式の値を求める問題で,適
切な式変形の力が求められる。高校数学において
は,単に値を代入して式の値を求めるだけでなく,
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第 1 回 4月センター試験高校生レベル模試[数学]講評
第 8 問 場合の数(30 点)
の先どのようなことを学ぶのか,予め知り,全体像
円順列の考え方を理解しよう。
を見ておくことで学習効果は飛躍的にアップする。
領域の色分けについて,誘導に従って考えられる
今回の模試で,自分の弱点がある程度はっきりし
かを見ることをねらいとした問題である。平均点は
たと思うが,結果を一喜一憂するのではなく,学習
9.8 点(得点率 32.6%)であった。
のペースメーカーとしていくために,第 2 回(7 月
⑴と⑵で領域の大きさが異なる場合と,すべて等
13 日)
,第 3 回(11 月 16 日)
,第 4 回(15 年 2 月 8
しい場合を扱ったが,違いが分かるだろうか? ⑵
日)も引き続き必ず受験しよう。また,分野ごとの
の問題文で記述してあるが,回転して重なるものを
より詳しい得意不得意を知りたい人は,5 月 11 日
同じ色分けとして扱えるかどうかである。円順列の
の「大学合格基礎力判定テスト」を受験するとよ
公式の導出のところで学んでいるはずだが,あいま
い。この模試をほぼ 3 ヶ月に一度受けることで「基
いな人は本問を復習することで理解を深めておこ
礎」の定着度を正確に計ることができる。
う。
さらに,今回の模試に対する合格指導解説授業で
は,問題に対する解説はもちろん,今後の学習方
Ⅲ.学習アドバイス
針,特に次の第 2 回 7 月センター試験高校生レベル
模試までの目標についても,明確に述べている。解
◆基礎固めを徹底しよう。
説を読んだだけでは理解できない部分がある人は必
高校の数学と中学校の数学の最も違うところは,
ず,センター試験対策を今から計画的に行いたい人
同じ 3 年間で学ぶ量が圧倒的に増える点である。こ
も是非,合格指導解説授業を受けよう。
の教科の特性が積み重ねであることも,苦手な生徒
が増える要因だが,逆に得意科目にするために 1 年
の今の時期から最も重視して欲しいのが各分野の
「基礎」である。基礎とは,おおよそ教科書の例題
レベルの内容と考えてよい。この例題レベルの問題
の解き方を覚えるのではなく,何を求めるために,
どのような計算を行なっているか,さらに別の解き
方はないか,まで理解を深めることに努めよう。そ
うすることで,今まで漠然と解いていた問題に対す
る見方を変えることができる。
◆夏休みが終わる前に弱点克服
高 1 の今の時期から綿密な計画を立てても,計画
倒れになってしまう可能性が高いので,大まかな計
画を立てて学習を進めていこう。まず,今回の模試
と学校の定期試験を利用して,自分の弱点を把握す
ること。特に数と式,2 次関数を学習していく中で
苦手と感じたならば,それを必ず夏休みが終わるま
でに克服しておこう。これらは高校 3 年間の数学の
土台となる分野なので,時間のある今のうちに弱点
を克服し,理解を深められるかが,数学を得意,不
得意にする鍵である。
◆さらに先取り学習を
数と式・2 次関数などの基礎を完成させ,可能な
らば数学Ⅰ・A 全分野の先取り学習をしよう。こ
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第 1 回 4月センター試験高校生レベル模試[数学]講評
各分野の基礎の定着を徹底して行おう。
この講評集では,今回の結果の分析データをもと
高2
にして,ポイントとなる設問ごとに,学習アドバイ
スを掲載している。今回の模試の結果に一喜一憂す
Ⅰ.全体講評
るのではなく,自分がどこが出来て,どこでつまず
第 1 回 4 月センター試験高校生レベル模試の出来
いたのか,はっきり区別を付けながらこの講評を読
はどうだっただろうか。昨年度の第 4 回 2 月セン
んで欲しい。さらに合格指導解説授業で,今後の学
ター試験高校生レベル模試から引き続き受験した人
習の指針を学ぼう。これらを合わせることで,自分
も,今回マークシート形式の試験を初めて受験した
の学習プランに合った学習の仕方についてのヒント
人もいるだろうが,そろそろ大学入試を意識し始め
が得られるはずだ。
る時期だろう。まだどのように学習を進めていく
か,迷っている人もいるかもしれないが,今回に続
く第 2 回(7 月 13 日)とその後のセンター試験本
Ⅱ.大問別分析
番レベル模試を学習のペースメーカーとして是非活
第 1 問 数と式(35 点)
用して欲しい。
数学(高 2)は平均点 66.6 点(200 点満点)で,得
方程式・不等式の解と関数のグラフと x 軸
の共有点の対応を相互に言い換えられるよう
にしよう。
点分布,大問別得点率は以下のようになった。
文字係数の 2 次不等式を解くことができるか,お
今回の第 1 回 4 月センター試験高校生レベル模試
よび不等式の解の意味を理解しているかを見ること
をねらいとする問題である。平均点は 17.8 点(得
設問ア~コは 1 つの文字について整理し,因数分
平均 33.3%
受 20
験
者 15
数
の
割 10
合
(%) 5
0
点率 50.8%)であった。
得点分布
25
解を行う問題。次数,係数の順に着目し,確実に因
数分解できるようになろう。
⑵は,誘導に従って不等式の整数解についての考
察を行う問題である。グラフを描いて,それぞれの
整数に対する関数の値の符号を考えると良い。方程
10
20
0
30
40
50
60
得点率(%)
70
大問別得点率(%)
20
40
60
80
(必答問題)
50.8
第1問
第2問
第3問
33.2
36.2
(選択問題)
第5問
38.9
第6問
23.6
第7問
21.8
90
100
式・不等式の解と関数のグラフと x 軸の共有点の対
応について,相互に言い換えられるようにしよう。
第 2 問 2 次関数(35 点)
100
グラフを描いて考えることを習慣づけよう。
文字係数で与えられた 2 次関数の最大値・最小値
の問題で,センター試験で頻出の典型問題である。
平均点は 11.6 点(得点率 33.2%)であった。
設問ア~ウは,頂点の座標を求める問題。問題全
23.5
第4問
第8問
80
31.4
体の起点となる問題であるから,平方完成の計算は
正確に素早くできるようにしっかりと練習を積むこ
と。
⑵固定した区間における文字係数の 2 次関数の最
大・最小がテーマの問題。軸の位置を念頭に置いて
考えることができたかがポイントである。軸に位置
の移り変わりに伴って,最大値・最小値をとる場所
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第 1 回 4月センター試験高校生レベル模試[数学]講評
がどのように移り変わるかをしっかりと読み取れる
n 進法に変換する方法についても原理から必ず理解
ようにグラフを描いて考えることを習慣づけよう。
しておこう。
⑵分数が 10 進法で有限小数で表される必要条件
第 3 問 図形と計量(35 点)
とその証明がテーマの問題である。10 進法で有限
円に内接する四角形の性質を理解しよう。
小数で表される条件については必ず理解しておくこ
正弦定理や余弦定理を用いて辺の長さを求められ
と。
るか,円に内接する四角形の性質を適用することが
⑶ ⑵の証明で述べたことと同様に確認できるか
できるかを見る問題である。平均点は 8.2 点(得点
がポイント。かなり難易度は高いが,n 進法で表し
率 23.5%)であった。
て有限小数になる条件,循環小数になる条件につい
⑴正弦定理,面積,余弦定理を用いて三角形の辺
て一度整理しておこう。
の長さを求める問題で,2 次方程式の解と係数の関
係を利用すると良い。正弦定理や余弦定理は記載が
第 6 問 図形の性質(30 点)
なくとも使い分けられるようにすること。
⑵円に内接する四角形の性質を利用して,四角形
多面体の辺や頂点の個数を計算によって求め
られるようになろう。
の面積や正弦の値を求める問題。対角の和が 180°
正八面体を平面で切ったときの体積,および多面
であることを利用する問題はセンター試験でも頻出
体の面,辺,頂点の個数を計算によって求める問題
である。正弦定理や余弦定理と合わせ,この機会に
である。平均点は 7.1 点(得点率 23.6%)であった。
必ず理解しておこう。
⑴正八面体を特定の点を通る平面で切ったときの
体積について考える問題。相似な図形の相似比と体
第 4 問 場合の数と確率(35 点)
積比の関係を利用すれば良い。
問題文の設定を読み取り言い換える力をじっ
くりと鍛えていこう。
⑵多面体の面,辺,頂点の個数を求める問題であ
番号と色のあるカードを取り出すときの,場合の
つの頂点や辺をいくつの面で共有しているかが分か
数と確率の問題である。平均点は 12.7 点(得点率
ると計算によって求めることができる。いずれの考
36.2%)であった。
え方も重要なので,この機会にしっかりと理解して
⑴ 3 枚のカードを取り出したときの場合の数に関
おこう。
る。オイラーの多面体定理を用いるか,あるいは 1
する問題。本問では,番号と色のどちらに着目する
かが分かりやすいが,数え上げを行うときは常に何
第 7 問 三角関数(30 点)
に着目すると良いかを意識して行おう。
⑵は,定義された得点に対してそれぞれ確率を求
文字の置き換えを行うときは,変域の変化を
最初に調べる習慣をつけよう。
める問題。最大得点,最小得点になるカードの色と
三角関数の最大・最小をテーマとした問題であ
番号の組み合わせを正確に読み取って確率を求める
る。平均点は 6.5 点(得点率 21.8%)であった。
必要がある。問題文を正しく読み取る力を腰を据え
設問ア,イは,三角関数の合成を行う問題。三角
てじっくりと鍛えていこう。
関数の加法定理を用いて変形できるように,1 つ 1
つの変形を丁寧に行うこと。
第 5 問 整数の性質(30 点)
設問ウ~オは,置き換えた文字の変域を求める問
分数が有限小数,循環小数になる条件を整理
しよう。
題。文字の置き換えをするときは,誘導がなくとも
10 進法と n 進法の相互の言い換え,分数を n 進
設問コ以降は,置き換えた文字の 2 次関数の最
法で表したとき有限小数になるか,循環小数になる
大・最小に関する問題。軸と区間の位置関係に着目
かの理解を問う問題である。平均点は 11.7 点(得
して考えると良い。正答率は高くなかったが,難し
点率 38.9%)であった。
い問題ではない。解答解説を熟読してしっかりと復
⑴ 10 進法と 2 進法の言い換えがテーマの問題。
習してほしい。
最初に調べる習慣をつけよう。
10 進法で表された整数はもちろん,小数や分数を
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第 1 回 4月センター試験高校生レベル模試[数学]講評
第 8 問 図形と方程式 (30 点)
誘導に従って,使うべき定理を見抜けるよう
にしよう。
円の接線の方程式,および点の軌跡を考える問題
である。平均点は 9.4 点(得点率 31.4%)であった。
⑴は,定点を通る円の接線を求める問題。誘導に
従って導いた 2 つの式を連立することで接点の座標
を求め,接線の方程式を求めればよい。
⑵は,条件を満たす点の軌跡を求める問題。2 点
の座標を文字を用いて置き換え,それらの座標の関
係式を求めればよい。誘導のそれぞれの操作が何を
意味しているかまで含め,理解を深めてほしい。
Ⅲ.学習アドバイス
◆数学Ⅰ・A は基礎の定着を徹底的に
数学Ⅰ・A の基礎,具体的には教科書の例題レ
ベルで曖昧な部分がある人は,まずは徹底的にそこ
から定着させること。特に,高校数学の土台となる
分野である数と式・2 次関数に曖昧な部分が残って
いる人は,早期に必ず完成させよう。
◆数学Ⅱ・B は基礎を固めながら先取り学習
を
数学Ⅰ・A の基礎が完成したならば,数学Ⅱ・B
の未習分野も合わせて,基礎を固めながら先取り学
習しよう。その際,自力で理解できない部分がある
場合には,その部分を理解できた部分と分けて,予
め問題意識を持っておくようにしよう。
今回の模試で,自分の基礎の定着度がある程度分
かったと思うが,結果を一喜一憂するのではなく,
学習のペースメーカーとしていくために第 2 回(7
月 13 日)も引き続き必ず受験しよう。また,分野
ごとのより詳しい得意不得意を知りたい人は,5 月
11 日の「大学合格基礎力判定テスト」を受験する
とよい。この模試をほぼ 3 ヶ月に一度受けることで
「基礎」の定着度を正確に計ることができる。
さらに,今回の模試に対する合格指導解説授業で
は,問題に対する解説はもちろん,今後の学習方
針,特に次の第 2 回 7 月センター試験高校生レベル
模試までの目標についても,明確に述べている。解
説を読んだだけでは理解できない部分がある人は必
ず,センター試験対策を今から計画的に行いたい人
も是非,合格指導解説授業を受けよう。
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