テレビ番組部門優秀賞、アナウンス部門入選 猪位金プロジェクト

市内中学校放送部が全国放送コンテスト出場
波乱万丈の人生から社会生活を学ぶ
テレビ番組部門優秀賞、アナウンス部門入選
土曜数学・英語まなび塾講演会
9月1日、中央中学校放送部員8人と後藤寺中学校放送部
なかやま あ ゆ な
の中山愛友奈さん(3年生)が市役所を訪れ「第 33 回NH
K杯全国中学校放送コンテスト」において、中央中放送部が
テレビ番組部門で優秀賞を受賞、中山さんがアナウンス部門
ふ た ば き み と
で入選を果たしたことを二場公人市長に報告しました。
中央中放送部は、テレビ番組部門で平成 26 年度の最優秀
賞を含み、平成 23 年度から6年連続の受賞。中山さんは全
国大会初出場でしたが、当日は堂々と原稿を読み上げました。
おおむかい く り ふ み
中央中放送部代表の大向久里史さん(2年生)は「部員と
先輩たちが協力して取れた賞です」
、中山さんは「仲間と練
▲賞状などを手に笑顔の中央中放送部員と中山さん
(上段右から2番目) 習を重ね、最後の大会で入選できてうれしい」と話しました。
8月 20 日、田川市民会館講堂で「土曜数学・英語まなび
塾講演会」が催され、まなび塾に参加している中学生など約
70 人が、NPO法人セカンドチャンス!福岡代表でサンパ
よしなが た く や
ウロ新聞福岡支局長の吉永拓哉さんの話に耳を傾けました。
このまなび塾は、数学や英語を中心に、中学生の勉強への
不安解消や高校受験に向けた学力向上などを目指すもの。本
年度は、生徒たちの視野を広げようと「社会生活体験学習」
として、さまざまな講師による講演会なども行っています。
講演会では、吉永さんが自らの波乱に満ちた青春時代を写
真やイラストなどを示しながら話すと、生徒たちは目を輝か
せながら、興味津々といった様子で話を聞いていました。
▲
「人生経験に無駄なことはひとつもない」
と力説する吉永さん
音楽を中心としたまちづくり
商いのヒントを先駆者に学ぶ
猪位金プロジェクト(芸術起業支援事業)説明会
9月1日、旧猪位金小学校図書室で「旧猪位金小学校利活
用に関する説明会」が行われ、地域住民など約 30 人が参加
しました。
市では、旧猪位金小学校校舎を改修して、音楽を中心とし
たまちづくりに取り組もうと、6月にプレゼンテーションを
実施。審査の結果、校舎改修と事業運営を株式会社BOOK
ひ ぐ ち きよのり
に委託しています。この日は、同社共同代表の樋口聖典さん
お お い ただたか
と大井忠賢さんが、今後の事業展開や校舎の改築スケジュー
ルなどを説明すると、
参加者からは「ぜひ成功させてほしい」
など期待する声が寄せられていました。
この事業は、来年1月頃から本格実施される予定です。
▲事業にかける思いを熱く語る樋口さん
(左)
と大井さん
(右)
たがわ商人塾特別講演会
8月 22 日、田川市民会館講堂で「たがわ商人塾特別講演
会」が行われ、商店主など約 70 人が訪れました。
たがわ商人塾とは、商いの視点から田川の発展を担う人材
を育成する取り組みで平成 24 年8月から実施されています。
この日は、東京都町田市で「でんかのヤマグチ」を経営する
や ま ぐ ち つとむ
株式会社ヤマグチ代表取締役の山口勉さんが講師を務め、大
手家電専門チェーン店の進出というピンチを迎えながらも、
あえて価格競争に挑まず、逆転の発想から地域密着型の営業
スタイルを確立していった経緯などを説明しました。
山口さんは「価格競争よりも違うサービスに目を向け、利
▲「高いけれど安心できそうな店だと思ってもらえればいい」
と話す山口さん 益をお客さんに還元していくべき」と訴えました。
熊本地震被災者のために私たちができること
「増加する肺がんに対する当院の取り組み」―呼吸器外科
▲出典:国立がん研究センターがん情報サービス
『がん登録・統計』
9
広報たがわ
H28. 10. 1号
肺がんによる死亡率は年々増え続けています
(図)
。これまで田川医療圏では、肺が
んに対する十分な治療を行える体制が整っておらず、肺がんによる死亡率は全国でも
高く、女性の肺がんによる死亡は全国344医療圏の中でワースト2位でした(男性は
ワースト37位、2008年∼2012年)
。このような危機的状況の中、田川医療圏内で唯一
となる呼吸器外科を、本年 7 じゅうかく
月に新たに設立しました。
呼吸器外科では、主に肺、縦隔(両方の肺に挟まれた心臓などがある部分)の疾患
を扱っています。肺がんや転移性肺腫瘍、気胸などといった呼吸器疾患の手術治療や、
のうきょう
また肺炎などに伴う胸水や膿胸に対する治療を行っています。
特に、肺がんに関して、抗がん剤や放射線治療も進歩してきていますが、最も効果
的な治療は手術です。手術ができる段階で肺がんを発見し、手術を中心とした治療を
行うことが重要です。
せきが続く、たんに血が混じる、肺に影があるといわれたなど、気になることがあ
ったら、まずは気軽に相談してください。
田川市中学校生徒会サミット
8月24日、弓削田中学校図書室で「第2回田川市中学校
生徒会サミット」が行われ、市内全中学校の生徒会役員など
約30人が
「熊本地震の被災者を支援するため田川市の中学生
としてできること」
をテーマに意見交換や協議を行いました。
この日は、各校の取り組みや意見を報告した後、グループ
で協議し「募金などの継続的な支援が必要」
「今必要な支援
は何か、被災者の声を聞きたい」などの意見をまとめました。
さわむらえ い た ろ う
(3年生)
議長を務めた弓削田中生徒会長の澤村栄太郎さん
は「意見を交わすことで、新しい考え方を知ることができた。
震災を風化させないためにも、現地に行って状況を知り、各
校に広めたい」と真剣な眼差しで話しました。
▲さまざまな意見を模造紙に広げ、
活発に協議する生徒たち
8
広報たがわ
H28. 10. 1号