●□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012年8⽉17⽇ 宇都宮セントラルクリニック メールマガジン 臨時号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●□ 平素は格別のご⾼配をいただき、誠にありがとうございます。 宇都宮セントラルクリニック UCC@express編集部です。 お盆も明けて残暑が厳しい今⽇この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 さて、今回メルマガ臨時号といたしまして当院代表の佐藤俊彦よりメールマガジン をご覧の皆様に暑中お⾒舞いを申し上げます。 今後とも宇都宮セントラルクリニックをよろしくお願いいたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 暑中お⾒舞い申し上げます。 宇都宮セントラルクリニック 理事・放射線科専⾨医 佐藤俊彦 みなさま、暑い最中ですが、お元気でお過ごしのことと思います。 私は、お盆休みを利⽤して、サンフランシスコに来ております。 サンフランシスコは、霧の街として有名ですが、夏は⻑袖がないと寒いくらいで、 ⽇本でいえば10⽉程度の気候でしょうか?いきなり、真夏地獄から、晩秋の季節 を味わっております。避暑には最適の⼟地柄ですね。これでは夏に、アルカトラズ 島から脱獄するのは難しいですね。 ニコラス・ケイジの“The ROCKs”(http://en.wikipedia.org/wiki/The_Rock_(film)) という映画を思い出します。 映画“ボトルショック”(http://www.bottleshockmovie.com/)の舞台のカリフォルニア のナパとソノマを旅して、ラスベガス経由で帰国する予定です。旅の詳細は、次号に報告 することにします。 でも、旅はいいですね。私のCMCのメンバーさまで、もう90歳に近い⼥性がおられ ます。すごく元気なのですが、現在4か所のがんの経過を⾒ています。今回は、春の健診 で⼤腸がんがPETで⾒つかり、すぐに⼿術しました。とても元気に回復されて、ヨーロ ッパ・モンサンミッシェルなどフランスや地中海をめぐるそうです。健康で、⼈⽣を満喫 されておられ、いい⼈⽣のお⼿本だなあと思う次第です。いろいろなメンバーさまとのお 付き合いの中で、ぼくも、いろいろ刺激を受けたり覚醒されたりすることばかりです。 ⼟産話が楽しみです。 私は、先⽇、広島でありました放射線治療の学会に参加するチャンスがありました。 どうして診断医のぼくが?と思われる読者の皆さまも多いと思いますが、実は、⽶国では、 放射線治療=Image guided radiation therapyの普及により、放射線診断医が不⾜している のです。そんなわけで、どのようなことを誰がやっていて、なにが問題なのか?いろいろ 聞いてきました。⽇本の放射線治療は、やはり、Tomotherapyが最も治療適応 が広く、使い勝⼿がいいと思いました。当院では、クリニックC4(http://cccc-sc.jp/) の⻘⽊先⽣と連携させていただき治療を実施しております。先⽇は、当院の職員のお⽗様の 治療を実施していただき、経過も良好で⾻転移による痛みもとれ、快適に⽣活されておられ ます。 広島と⾔えば、原⼦爆弾ですが、平和記念公園にあります“原爆死没者慰霊碑”に“安ら かに眠ってください。過ちは、⼆度と繰り返しませぬから”というフレーズの⾔葉があり、 正直すごく違和感を覚えました。⽶国は、マンハッタン計画 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB) で、3つの原⼦爆弾を作りました。1つは、ニューメキシコ州のアラモゴード砂漠で囚⼈を 使い実験しました。これで威⼒を確認したトルーマン⼤統領は、⼈体実験を実施するべく、 すでにヨーロッパではドイツが降伏しておりましたので、⽇本が降伏する前に使って、ルーズ ベルト⼤統領以来多額の開発費を使っていた原⼦爆弾とそれを運ぶためのB29爆撃機の成果 をアメリカ国⺠に誇⽰して再選する必要があったために残り2つの原⼦爆弾を⽇本に投⼊する 必要があったそうです。どうして⽇系アメリカ⼈に対する戦時中の収容所政策や⽇本⼈に対す る原爆投下が⾏われたかというと、やはりそこには⼈種差別が歴然とあったのだと思います。 当時、ドイツ系アメリカ⼈(ヒットラーから逃れてきたユダヤ⼈)がこのマンハッタン計画に は多数参加していますので、その実験成果をみて、ヨーロッパで、⾃分の同胞に使うわけには いかなかったのでしょう!真珠湾攻撃に対して、ルーズベルト⼤統領は、“⽇本⼈の卑怯な 奇襲攻撃に対して、罰を与えなければならない!”として、対⽇戦争を実⾏した英雄と評価さ れているが、その後の史実から、“対ドイツ参戦の⼝実を必要としていたルーズベルト⼤統領 が、じつは⽇本軍の奇襲を知っていたにもかかわらず、奇襲攻撃を受けたふりをした”ことが、 のちのフーバー⼤統領によって明らかにされています。それこそ、東京⼤空襲も⼀般⼈をB29 の焼夷弾で焼き殺すという戦争犯罪ですし、なおかつ広島や⻑崎での原爆投下は、⼀般市⺠を 巻き込んだ⽇本⼈に対するホロコーストだったと思われる⾏為であると感じます。9・11の ときにニューヨークのマンハッタン島のツウィンタワ―に突っ込んだ旅客機による攻撃は、事前 にイスラムテロのアルカイダが攻撃することを知っていたブッシュ政権が、⽬には⽬を、⻭には ⻭を、の精神でイスラムテロへの戦いと称して戦争経済への突⼊を開始した事実と重なってくる -1- と思われます。多⺠族国家のアメリカは、やはり宗教も⽣活スタイルもお隣同⼠で極端に異なり ます。全員の意識を⼀致させるためには、仮想敵国あるいは明確な敵を作り上げることが重要な ⼤統領の役割なんだな?と感じます。ルーズベルト⼤統領を、のちのトルーマン⼤統領は、 “狂気の男”(http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/amr11120722410009-n1.htm)と ⾔っていますが、戦争は狂気を⽣むのでしょうね。でも、安⼼して、⽶国が⽇本を狙えたのは、 ⽇本が核爆弾を持っていなかったので、報復攻撃を受けないという安⼼感もあったそうです。 核の抑⽌⼒は、まさに敵に対して準備することで、いつでもファイティングポーズをとることで、 防護できることが国際常識なんでしょうね。 ⽇本の周囲には、北朝鮮・中国・ソ連と核保有国が存在します。中国の核開発は、戦後⽇本の 中野学校からある⾶⾏部隊が中国に向け旅⽴ち、いずれ中国とアメリカが戦争になった際、⽇本 が中国に核技術を教えることにより応戦することが⽬的であったそうです。このように議論は いろいろありますが、相⼿になめられないように⽇本の主権を誇⽰することは重要であると感じ ます。⽶国が経済的に困難をきたし、財政難から軍事費を減らします。10⽉1⽇までに、イラン が核武装しますので、中東の有事が起こるのでしょうが、次は東⽇本での軍事対⽴が予想されます ので、我々が⽶国に守ってもらうことを前提にした国防論も再度議論が必要になってくるのだと 思います。 広島に⾏って思ったのですが、⽑利家の城下町で、5つの川に囲まれた⾃然の要塞都市であった 広島ですが、航空機の攻撃に対しては無⼒だったのですね。原爆が投下された後の急性期の被爆 に関するデータは、⽶軍により⼗分収集されていたようです。何しろ、100mSv以上の被爆 に対する⼈体実験のデータが得られたわけですから、それらは貴重な情報として私たち放射線医学 を勉強するものの教科書にも使われています。しかし、地中を汚染した放射性物質による⻑期間 の低線量被爆の実験は、この川が原因で調査できなかったわけです。原爆投下のあと、台⾵がきて、 川が氾濫し、すべての⼟壌汚染物質を除染してしまいました。これが広島にとっては良かったのだ と思います。そういえば、⻑崎も同じように川が氾濫して眼鏡橋などを流してしまったんですよ。 おもしろい、偶然と思いました。そんなわけで、チェリノブイリと福島だけが、低線量・⻑期被爆 の実験データが今後期待されているわけです。でも、福島の場合、初動がよくなかったので、ほと んど福島原発事故直後の住⺠被爆の状況をモニターできませんでした。住⺠に線量計を持たせなか った政府の対応は今後責任を問われる事態になると考えます。ぼくが、講演会でお話しているとおり、 2015年からがんが発⽣してきます。間違いなく! いま、福島原発に関する事故調査委員会から報告書が上がってきていますので、じっくり読みこんで、 本を出そうと考えています。年末までには出せると思います。 出版ですが、 現在、中国語版の“100歳まで現役で⽣きる⼈のシンプルな習慣”“メデイカルツーリズム:⽇本で最新健診を受けよう!” を出す予定です。中国からの富裕層の健診は、本来は、3・11がなければもっと早く受け⼊れが 開始されるはずでしたが、ずれたために、出版も延期しておりました。 また、最近は、セントラルメデイカル倶楽部に中国⼈の富裕層の⽅々が⼊会されてこられています ので、⽇本の最新医療を紹介する医療機関を東京に持つ必要が出てきましたので、来⽉9⽉に⻁ノ⾨ の野⼝医学研究所(http://www.noguchi-net.com/)と同じビルに私が開設者で診療所をOPENする ことになりました。“野⼝記念:インターナショナル画像診断クリニック”としました。通称IDC (International diagnostic clinic)と⾔っていただければありがたいです。ここでは、3つの業務 を実施します。⼀つは、野⼝医学研究所のアラムナイの先⽣⽅との連携でForensic radiology service (法医放射線医学)のセンターとします。周囲には、弁護⼠事務所の密度が⾼いことからメッカになる と考えております。2つ⽬は、遠隔画像診断センターとして、イーサイトヘルスケア&J-mac システムと共同でクラウド時代の新しい画像診断のあり⽅を模索します。3つ⽬は、国際的な患者さん の医療交流を後押しするための医療機関のネットワークを構築します。海外の患者さんは、インターネット などをみて直接医療機関にアクセスしていますが、⽇本の医療機関ではこの需要に答える体制ができて いません。今回のクリニックでは、野⼝医学研究所のアラムナイの先⽣や医療ツーリズムに興味を持た れている先⽣⽅との協⼒で、私が画像診断で患者状況を把握して、国内の専⾨医療機関を紹介するHUB の役割を担えればと思っています。この新しい取り組みにより、メデイカル倶楽部の付加価値を⾼めて いければと思っております。 私がお世話になりました、登美が丘画像診断クリニックは、今⽉いっぱいで婦⼈科の⽯原先⽣が管理医 として引き継いで頂くことになり、私は東京での活動が週4⽇、宇都宮での診療が週2⽇という配分で この1年を過ごすつもりです。また、今年は、すでに宇都宮で、Woman1's Imaging Centerの設計も 開始しておりまして、2015年からの医療崩壊に向けた準備をしていこうと思います。 最後に、当院が皆様から選ばれ、⽀持されるように今後も精進してまいります。 今後とも、よろしくお願いいたします。 【真珠湾攻撃70年】 「ルーズベルトは狂気の男」 フーバー元⼤統領が批判 -2- 2011.12.7 22:41 (1/2ページ)[歴史問題・昭和史] 【ワシントン=佐々⽊類】ハーバート・フーバー第31代⽶⼤統領(1874〜1964年)が、 ⽇本軍が1941年12⽉8⽇、⽶ハワイの真珠湾を攻撃した際の⼤統領だったフランクリン・ルーズ ベルト(第32代、1882〜1945年)について、「対ドイツ参戦の⼝実として、⽇本を対⽶戦争 に追い込む陰謀を図った『狂気の男』」と批判していたことが分かった。 ⽶歴史家のジョージ・ナッシュ⽒が、これまで⾮公開だったフーバーのメモなどを基に著した 「FREEDOM BETRAYED(裏切られた⾃由)」で明らかにした。 真珠湾攻撃に関しては、ルーズベルトが対独戦に参戦する⼝実を作るため、攻撃を事前に察知しな がら放置。ドイツと同盟国だった⽇本を対⽶戦に引きずり込もうとした-などとする“陰謀説”が ⽇⽶の研究者の間で浮かんでは消えてきたが、⽶⼤統領経験者が“陰謀説”に⾔及していたことが 判明したのは初めて。 ナッシュ⽒の著書によると、フーバーは第33代⼤統領のトルーマンの指⽰で戦後の⽇本などを 視察。46年に訪⽇し、東京で連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー元帥と会談した。 その際、フーバーはマッカーサーに対し、⽇本との戦争は「対独戦に参戦する⼝実を欲しがっていた 『狂気の男』の願望だった」と指摘。在⽶⽇本資産の凍結など41年7⽉の経済制裁は「対独戦に参戦 するため、⽇本を破滅的な戦争に引きずり込もうとしたものだ」と語ったという。 マッカーサーも、「ルーズベルトは41年夏に⽇本側が模索した近衛⽂麿⾸相との⽇⽶⾸脳会談を⾏い、 戦争回避の努⼒をすべきだった」と批判していた。 著書ではフーバーが「⽶国から⽇本への⾷糧供給がなければ、ナチスの強制収容所並みかそれ以下に なるだろう」とマッカーサーに⾷糧⽀援の必要性を説いていたことも詳細につづられており、フーバー の対⽇関与の功績に光を当てるものにもなっている。 ナッシュ⽒は「この著書が、今でも⽶国の英雄とされているルーズベルト⼤統領への歴史評価を⾒直す きっかけになってほしい」と話している。 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■発⾏: 宇都宮セントラルクリニック UCC@express編集部 【UCC@expressの配信停⽌】 【配信アドレス変更】 は、下記 サイトよりお願いいたします。 http://www.ucc.or.jp/mailmagazine/index.html +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■お問い合わせについて 宇都宮セントラルクリニックへのお問合せ、ご相談は、下記サイトより お願いいたします。 URL : http://www.ucc.or.jp/hospital/form.html +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+All Rights Reserved by UCC.無断転載、再配布を禁⽌します。 http://www.ucc.or.jp -3-
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