カメが勝った理由 - 朝霞市立朝霞第四中学校

平成29年2月1日発行
目指す学校像
第10号
一人一人が輝く
朝霞市立朝霞第四中学校
〒 351-0012 朝霞市栄町5-1-60
TEL:048-466-4711
FAX:048-467-4744
E-mail:[email protected]
文 責: 校 長 唐 松 善 人
明るく楽しい学校
あたたかくきれいな学校
魚の釣り方を教える
本校の学校教育目標の1つに、「自ら学ぶ生徒の育成(知)」があります。この実現に向
けての方策の1つとして、本年度、県教育委員会等から指導者をお招きし、他校にも公開
した授業研究会を5回実施いたしました。指導者の先生から御指導いただいた内容や、御
参加いただきました皆様方からの御意見や感想を、校内研修部や教科部会で検討して授業
改善に活かし、「自ら学ぶ生徒の育成(知)」に繋がるよう努めております。
本 年 度 、 本 校 の 授 業 研 究会 に 御 参 加 い た だ きま し た皆 様 方か ら、「生 徒 がと て も落 ち 着
いている」「授業に集中をし、ワークシートへの記述内容が素晴らしい」「話し合いがよく
できている」などありがたいお言葉を多数いただきました。こうしたお言葉をいただけま
すのも、保護者や地域の皆様方の御協力があってのことと深く感謝申し上げます。
さて、老子の言葉に(出典は老子以外にも諸説あるようですが)、「空腹の子どもに、1
匹の魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」というものがあります。空腹の子ども
に1匹の魚を与えれば、その日の空腹はしのげるのかもしれません。しかし、子どもにと
っては、その日の食べ物にしかなりません。これに対して、空腹の子どもに魚の釣り方を
教えれば、再び空腹になっても自分の力で魚を釣ることができる。すなわち、子どもに一
生の食べ物を与えたことになるという話です。
こ の こ と を 授 業 に 置 き 換え て 考 え る と 、「 1匹 の 魚」 と は 「断 片 的な 知 識」 と いえ る か
もしれません。変化の激しい現代社会にあっては、知識は絶えず更新され、すぐに陳腐化
してしまうものもあります。知識は大切ですが、これまで学校は、知識だけを身に付ける
ことにあまりにも多くのエネルギーを注いできた傾向があるのかもしれません。一方、「魚
の釣り方」とは「新しい知識や情報を獲得するため方法」といえるでしょう。これからの
社会 を 生 徒 が 主 体 的 、 創 造的 に 生 き て い く た めに は、「1 匹 の魚 よ りも 魚 の釣 り 方」 を 身
に付 け させ る こと が 大切 か もし れ ませ ん 。 具体 的 には、「学び 方」「調 べ方」「考え 方」と
いえるでしょうか。授業を通して、生徒に教えるべき知識はしっかりと教えつつ、変化に
対応できるように「学び方」「調べ方」「考え方」も生徒に身に付けさせたいと思います。
四 中 の 様 子
【百人一首大会】
第1学年と第2学年で百
人一首大会を実施しまし
た。生徒は真剣な態度で取
り組んでいました。父母と
先生の会の皆様方には、御
協力をいただきまして、あ
りがとうございました。
【理科授業研究会】
桑田教諭が、2年3組で
朝霞市の研究授業を実施し、
理科で情報機器を活用した
実践を提案しました。県立
総合教育センターより指導
者をお招きして御指導をい
ただきました。
【英語授業研究会】
今井教諭とダスティン教
諭が、1年2組で朝霞地区
の研究授業を実施しました。
志木市や新座市、和光市か
らも参加が多数ありました。
北本市の校長先生に御指導
をいただきました。