ニュースレター - 水沢中町駐車場問題住民訴訟原告・支援者の会

ニュースレター
第10号
第10号
水沢中町駐車場問題住民訴訟原告・支援者の会
平成 28 年 9 月 11 日
待ちに待った「証人尋問」の第 10 回公判開廷!
9月 1 日(木)10 時からいよいよ証人尋問の第10回公判が始まりました。
小川裁判長ほか2名の裁判官が着席すると、一同起立し、一礼して始まりました。
冒頭裁判長から、被告側から提出された証人本人からの陳述書(乙第 15 号証・乙第
16 号証)について確認がありました。その後 2 名の証人が証人席につき、二人同時に
宣誓書を読み上げて尋問前の宣誓手続きを終えました。
先に当時の財務部財産運用課長の高橋証人が着席し、「録音するので言葉が重ならな
いようにはっきりと話すよう」裁判長から発言があり、始まりました。
最初に被告側弁護士が、証人席のそばに立ち、陳述書の乙第 15 号証に沿って一つ一
つ確認するように質問していきます。訊ねた後すぐに答えられない場面では、妙な間が
あり、答えに詰まるごとに弁護士が陳述書を見せながら介助するように進んでいきます。
「当時は、三セク債返済のため、一生懸命土地売却に頑張りました」と証人が締めくく
りの発言をして、10 時 25 分被告側の尋問が終わりました。
次に原告側の尋問となり、千田弁護士が訊ねていくと、答えるまでの間がさらに長く
なり、「陳述書のとおりです」とか「私が担当となる前に大筋まとめられていたこと」
といった尋問に答えない証言が多くなります。あまりにも馬鹿にしたような答えの繰り
返しに、千田弁護士が訊いた内容を裁判長が解説して証人に示し、簡潔に答えるよう求
める場面が多々ありました。
10 時 52 分、裁判長以外の 2 名の裁判官から契約に至る具体的な尋問があり、最後
に裁判長からも市長に係る尋問があって、11 時 5 分高橋証人の尋問が終わりました。
続いて、当時の財務部長であった佐々木証人に対して、被告側弁護士からの尋問が始
まりました。佐々木証人は、比較的スムーズな受け答えが続きましたが、「予備的協議
が私の着任前から行われていた」との証言で、
「予備的協議」とは「事務レベルの協議」
との答えが印象に残りました。最後に裁判官 1 名から予定価格の設定について尋問が
あって、11 時 55 分終了しました。
裁判所側の合議が 2 分ほどあった後、これ以上の証人尋問は必要ない旨裁判長から
告げられた。次回は 11 月 18 日 10 時からと決まり、最終準備書面を 11 月 12 日ま
でに提出するよう発言があり、11 時 57 分閉廷となりました。
次回第 11 回は、11 月 18 日 10 時からです。