市民計画【自然・居住環境】 (PDF:563.44 KB )

大項目
自然・居住環境
No.1
ごみ出しマナー・モラルの向上、ごみの資源化
出所
*「ごみステーションの使い方とごみの散乱を防ぐ方法がわからない」
(高富、富岡、大桑、伊自良、谷合、乾、富波、西武芸、子ども市民会議)
*「ごみの分別指導、ごみステーションの設置により、家の周辺や道路等がきれいになっ
てきた」(高富、桜尾、伊自良、北山、谷合、乾)
*「カラスや猫等によるごみの散乱が見られる」(高富、伊自良、市民会議)
*「資源回収は、学校が中心となり取り組んでいる」(高富、大桑、市民会議)
現状
分別ごみステーションの見回り当番を決めている自治会については、ごみ出しマナーは
向上しているようです。しかし、カラスや猫等の動物に荒らされて、生ごみ等の散乱が見
られるごみステーションもあります。
課題
市民のごみ出しマナーは向上してきているとはいえ、十分とは言えない地域もあり、さ
らなる意識の向上が必要です。また、カラスや猫等によるごみの散乱を防ぐための対策も
強化していく必要があります。
さらに、ごみ自体を減らし、民家の周辺を美しく保っていくためには、犬のフンの始末
やごみの再資源化等にも目を向けていく必要があります。
計画推進の方向性
市全体をごみのない美しいまちにするために、市民一人ひとりがごみ出しに対するマナ
ー・モラルを、さらに向上する必要があります。その実現のために、自治会の近隣住民同
士で地道に注意を呼びかける活動や、自治会で「まち美化パートナー」に登録する等、地
域ぐるみで意識の向上に努めます。また、ごみの減量化による、循環型の社会の構築に取
り組みます。
取り組み開始
目標年度(平成)
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
○
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☆
これからの取り組み
キーワード
毎日の生活に「3R」
リ ユ ー ス
リ デ ュ ー ス
リ サ イ ク ル
(Reduce:ごみを減らす Reuse:ものを再使用 Recycle:ものを再利用)
具体的方策
「わがまち」で、課題となっていること、どのように取り組んだらいいのか、につ
私
た
ち
市
民
が
で
き
る
こ
と
いて話し合おう。
【取り組みの具体例】
①生ごみを堆肥等に再生し、地域の花壇や農園に使おう。
②自治会等の住民同士でマナー・モラルの向上について呼びかけよう。
③手づくり看板をつくる活動を行おう。(看板コンテスト等遊び心を入れる。)
④分別回収、資源回収に積極的に協力しよう。
ご
み ゼロ
①「5月30日は山県ごみゼロの日」を推進し、市民全員でクリーン作戦を実施し
よう。
協
働
で
進
め
て
い
く
こ
と
②再資源化を促進する方法を学習し、地域にあった方法を見つけよう。
③「まち美化パートナー制度」等を活用し大人も子どもも一緒にボランティア活動
をしよう。
④障がいがある人もない人も、高齢者も子どもも、異なる文化の人も、誰でも分か
りやすく実践しやすい分別回収BOX(かご)やごみステーションの環境について
話し合い、実施できることからはじめよう。
⑤自宅から持参した容器で買い物ができる環境をつくるにはどうしたらよいか、包
装容器を減らす方法や再利用の方法について、商店、市民が協働で検討し、できる
ことからはじめよう。
行
政
・
社
協
が
担
う
こ
と
①環境保全監視員や環境パトロール員の活動を強化する。(腕章、看板)
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大項目
自然・居住環境
No.2
「自然」「史跡」の美化・整備
出所
*「史跡や観光地で空き缶やごみ袋のポイ捨てが多い」(谷合、市民会議)
*「アウトドアを楽しむ人達のモラルと後始末の徹底」
(伊自良、北山、谷合、北武芸、乾、富波、市民会議、子ども市民会議)
現状
自然を対象とした遊び(アウトドア活動)の中で、どこの地域でもごみの収集に苦慮して
います。市民や遊びに来る人のモラルの欠如が原因でしょうか。
「ごみは基本的に持ち帰る」
ことが大原則ですが、守られていないように思われます。
課題
自然を守り、史跡の美化を進めるためには一人ひとりがごみを捨てない、出さないとい
うモラルを持つようにする基本的な姿勢づくりを促す等、市民の意識を高める必要があり
ます。また、ごみ捨ての監視や、見守りを徹底する組織の強化を図る必要もあります。
計画推進の方向性
市民、観光客にごみの持ち帰りの徹底を促すよう、看板の設置を進めます。
「山県市観光親善大使ナッチョルくん」
取り組み開始
目標年度(平成)
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
○
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☆
これからの取り組み
キーワード
自然にやさしいまち、美しいまちを守ろう!
具体的方策
「わがまち」で、課題となっていること、どのように取り組んだらいいのか、につい
私
た
ち
市
民
が
で
き
る
こ
と
て話し合おう。
【取り組みの具体例】
①市民が誇りに思う「自然」「景観」「場所」について話し合い、「地域の宝もの」を
見つけよう。
②史跡・観光地でのポイ捨て禁止の看板(人目を引く“おもしろ看板”)を市民目線で
つくり、美化と自然保護に力を入れよう。
③史跡・観光地の清掃に取り組み、常にきれいにし、ごみを捨てにくい環境にしよう。
④地元の史跡を見に行くことで、破損・汚損を早く見つけられるようにしよう。
①夏場の河川を行政と環境保全監視員でパトロールの強化をしよう。
協
働
で
進
め
て
い
く
こ
と
②市民への史跡等の PR 活動をかねて美化・整備活動を実施しよう。
③「まち美化パートナー制度」等を活用し大人も子どもも一緒にボランティア活動を
しよう。
④市民会議だより「ピンピン☆きらり」に歴史コラムの掲載を継続することにより、
史跡の保全・美化に対する意識向上の PR を実施しよう。
⑤障がいがある人もない人も、高齢者も子どもも、異なる文化の人も、楽しむことが
できる環境となっているか確認し、必要な工夫をしよう。
行
政
・
社
協
が
担
う
こ
と
①観光客等の山県市の観光地に対する評価を市民に発信する。
②市民が参加できる活動情報を提供する。
③見回り活動を強化する。
④史跡等の説明看板を設置する。
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大項目
No.3
自然・居住環境
里山づくりと野生動物との共生
出所
*「猿が多く、被害が大きい」(梅原、大桑、伊自良、北山、葛原、谷合、北武芸)
*「自治会で山の境を整備した」(伊自良)
*「山側の畑では野生動物の被害がでない作物を育てるようにしている」(葛原)
*「自分の健康づくりのために畑をやっている高齢者も多い」(大桑、葛原、乾)
現状
自分で育てた作物を、親戚や近所の人におすそ分けすることを楽しみにしている高齢者
も多く、収穫の直前で野生動物に荒らされてしまうことで気を落としてしまう人も大勢い
るようです。電気柵やネットで保護するにも経費がかかるので、手を付けられないという
意見も多くありました。
猟友会のメンバーは減少傾向にありますが、有害鳥獣の捕獲数は年々増加傾向にありま
す。
課題
仕事でも楽しみでも作物を一生懸命つくっている人にしてみると、収穫の直前で野生動
物に荒らされてしまうのは耕作意欲の低下につながります。こうした状況が続くと、農作
物をつくる人が減少し、耕作放棄地が増加し里山がなくなることにより、山と里の境がわ
からなくなっていきます。
境がわからなくなることで、野生動物が住宅地に出てきて農作物を荒らしたり人間が出
したごみをあさるなどの悪循環が起きてしまいます。
計画推進の方向性
畑も作物も個人の財産ですが、里山はわたしたちの生活に大きな役割を果たしてきまし
たし、農作物はわたしたちの食生活を支える社会の財産であるといえます。まずは一人ひ
とりの対策も必要ですが、地域ぐるみで田畑への被害を抑えていくことも考えるとよいの
ではないでしょうか。同時に、山と里の境界線を人間がはっきり示してあげることで野生
動物の生命を尊重しながら、これからも豊かな自然の中で人々が安心して暮らすことので
きるまちを目指します。
取り組み開始
目標年度(平成)
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
○
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☆
これからの取り組み
キーワード
自然の景観が美しい里山を目指そう
具体的方策
「わがまち」で、課題となっていること、どのように取り組んだらいいのか、につい
て話し合おう。
私
た
ち
市
民
が
出
来
る
こ
と
【取り組みの具体例】
①野生動物の生態、山県市近郊の動向について学ぼう。
②野生動物が「嫌う」野菜づくりをしてみよう。(例:世界一辛い唐辛子)
③里山づくりをみんなで考えよう。
④「出没マップ」「生態マップ」を自治会ごとに作成しよう。
⑤囲いは共同作業でつくろう。
(そのほうが効果があがる。)効率よく囲うことができる
ように、散り散りの土地に耕作するのではなく可能な限り近い場所で耕作しよう。
⑥自分の田畑を荒らさないようにしよう。
⑦自分の畑と作物には自分でネットや柵を設置しよう。
協
働
で
進
め
て
い
く
こ
と
①被害及び防止について、住民と行政が話し合う場を多くつくろう。
行
政
・
社
協
が
担
う
こ
と
①森林環境税による里山整備を推進する。
②野生動物の「出没マップ」を作成しよう。
③森林や荒れ地を整備して、野生動物との住み分けを進めよう。
④補助金を活用して柵を設置しよう。
②防止柵等を設置した農業者に対し助成する。
③カワウの駆除に国、県の制度を活用し、推進する。
④野生動物による被害対策に国、県の制度を活用し、推進する。
⑤狩猟免許の取得に対する助成制度等により免許取得者を増強する。
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大項目
No.4
自然・居住環境
森林整備と水の安定供給
出所
*「水道水に炭酸カルシウムが含まれており、温水器の部品等が壊れて困る」
(谷合、北武芸、富波)
*「森林の間伐による美林の形成と水源の確保を考えたい」(市民会議)
*「枯れた森林を復活してそれによる副産物(例えば松茸)を復活したい」(市民会議)
現状
美山地域の水道水に炭酸カルシウムが含まれており、湯わかし器、温水装置の部品が壊
れる等の被害が出ています。
森林組合をはじめとした林業事業体が、間伐を中心とした森林整備に取り組んでいます。
市内の森林は、美山地域を中心として人工林が多いため、間伐が進んでいないところが数
多くあります。また、高富地域を中心とした市南部地域は、広葉樹をはじめとした「里山
林」が多く、その中に松林もありますが、森林整備は進んでいません。
課題
厳しい林業経営の採算により、森林所有者の管理意欲の減退や山離れ、森林施業の放棄
等が問題になっています。国や県で、間伐等を奨励し美林づくりを推進しているが、山へ
の関心が少なくなってきており、おいしい水の供給の源である森林整備が早急な課題です。
また、水源地の見直しや浄化装置の強化等を検討する必要があります。
計画推進の方向性
山林の美化と林道の開発・整備を進めることで木材の価値を高めるよう取り組みます。
あわせて、間伐材を使ったクラフト活動を学習に取り込む等、山の整備で伐採した木材も
活用していきます。また、おいしい水の供給対策を進めていきます。
山県市の森林が、長良川水系をはじめとする各河川の下流の自然や人々の暮らしと密接
にかかわっていることについてさらに積極的に PR し、山県市の森林保全に多くの人たち
がかかわることができる方策を進めます。
取り組み開始
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
目標年度(平成)
○
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☆
これからの取り組み
キーワード
林業の活性化とおいしい水を確保しよう
具体的方策
私
た
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市
民
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と
「わがまち」で、課題となっていること、どのように取り組んだらいいのか、につい
て話し合おう。
【取り組みの具体例】
①5月4日のみどりの日を契機に植樹等を行い、森林保全の関心を高めよう。
②実のなる木や広葉樹(紅葉)を植樹しよう。
③植樹で森林整備をしよう。
④間伐材で子ども達が作品をつくり展示しよう。
⑤里山林を整備し松茸山を再生しよう。
①間伐材を利用して、まきストーブなどに利用しよう。
②バイオマス燃料の活用について市民や NPO、行政が一緒になって話し合おう。
③森林組合等の林業事業体と共同で森林の間伐をしよう。
①わたしたちの生活を維持するために、森林が果たしている役割(山県市内の森林が
影響を及ぼしていること)について、情報を集め、発信する。
②おいしい水ランキングを行い水源への関心を高める。
③里山のモデル地域事業を実施する。
④植樹に対する国、県等の補助を活用し実施する。
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大項目
No.5
自然・居住環境
悪臭と汚水の防止
出所
*「生活排水、牛豚鶏舎からの悪臭の排除」(高富、大桑、伊自良、葛原、市民会議、子ども市民会議)
*「下水道インフラ整備の早期実現」(高富、市民会議)
*「清流の保持」(北武芸、市民会議、子ども市民会議)
現状
市内河川敷の美化、整備がなされていない地域が見られ、缶やごみのポイ捨ても目立ち
ます。また、悪臭対策について、業者は防止の努力はしていますが、対策対応が不十分で
あるため、行政は防臭対応の指導を行っています。
課題
まずは、各家庭で野菜の切りくずや油脂類の捨て流しを防止することが重要です。その
うえで、河川敷の美化の方策をどのように進めていくのか検討する必要もあります。また、
業者の悪臭に対する防止対策促進とその勧告を行っていくと同時に、防臭措置等への助成
も考えていくことも求められます。
計画推進の方向性
工場等の水質、排水対策については、主に県に権限があることから、県とより一層の連
携を深めて水質汚濁防止法の規定に基づいた指導、対策等を実施していきます。また、そ
れぞれの地域の実情に合った、下水道整備を推進していきます。そして、河川の美化の推
進と、清流の維持に努めます。
取り組み開始
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
目標年度(平成)
○
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☆
これからの取り組み キーワード
きれいな空気ときれいな川を守ろう
具体的方策
私
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協
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と
「わがまち」で、課題となっていること、どのように取り組んだらいいのか、につい
て話し合おう。
【取り組みの具体例】
①自治会で環境に対する意識を高めるような話し合いの機会を持とう。
②畜産農家と近隣住民で話し合って対策を考えよう。
③畜産のしくみについて学ぼう。
①河川の美化を協働で推進しよう。
①各助成制度の PR を実施する。
②牛、豚、鶏等を飼育する際の臭気を抑える技術について、周知・指導を行う。
③環境対策の啓発を実施する。(広報誌やホームページにて)
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大項目
No.6
自然・居住環境
空き家・放棄地の管理と有効活用
出所
*「空き家が特に過疎地に増えている」(北山、葛原、富波)
*「シロアリ等の害も見られる」(市民会議)
*「市街地への人口流出又は若者の都市への転居が目立ち北部に空き家が増加している」
(市民会議、子ども市民会議)
*「管理者がいなくなった家屋や放棄地が徐々に増えつつある」
(高富、大桑、伊自良、葛原、市民会議、子ども市民会議)
現状
空き家は、持ち主の縁者や引っ越した持ち主が定期的に管理していますが、住んでいる
状態に保つことは難しい状況です。また、古い家屋のリフォームがされず家屋周辺の畑や
庭園の手入れもされないため、シロアリや雑草の駆除ができていない状況が見受けられま
す。そのため雑草の種の飛散が見られ、隣近所の畑や農園への悪影響を及ぼしています。
課題
まず、個人の財産である空き家を、地域でどのように管理していくことができるか検討
しなければなりません。アウトドアライフ、自然豊かな土地での生活への誘い等をきっか
けに、都市部で暮らす人たちに空き家を提供し、地域に暮らす人たちとの交流や山間過疎
地域での生活を体験してもらう方策を考えていくことも必要です。
計画推進の方向性
自然に囲まれた地域での生活を満喫できる態勢づくりを考えていくとともに、都市に住
む人たちへ山県市での暮らしの魅力を発信します。また、空き家・放棄地の定期的な除虫、
除草作業を実施し、山間過疎地域で不便ながらも快適に暮らせる、地域の居住境整備を目
指します。
取り組み開始
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
目標年度(平成)
○
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☆
これからの取り組み
キーワード
空き家・放棄地で地域の活性化
具体的方策
私
た
ち
市
民
が
で
き
る
こ
と
「わがまち」で、課題となっていること、どのように取り組んだらいいのか、につい
て話し合おう。
【取り組みの具体例】
①シルバー人材センター等の組織的活動力を利用して、空き家・放棄地の管理を進め
よう。
②放棄地と空き家を研修やアウトドア活動へ利用するよう進んで啓発しよう。
①中山間地域の自然環境のよさや生活(農作業も含めて)を、都市に暮らす人が満喫
協
働
で
進
め
て
い
く
こ
と
できるようにしよう。
(グリーンツーリズム(※)をきっかけに山県市のことを知ってもら
い、短期滞在→長期滞在→移住・定住につなげよう。)【関連項目:まちづくり・雇用№8】
②空き家の行政への情報提供を地域が受け持ち行政機関で紹介できるようにしよう。
③過疎地での人口動態、地域環境の実態と結果を常につかめる体制をつくろう。
④空き家と放棄地の有効活用を検討しよう。(例:「空き家・放棄地 Bank」の設立)
⑤放棄地の活用については、NPO や自治会との協働で進めていこう。
⑥空き家や廃校を地域コミュニティの核として活用し、生涯学習の推進に取り組み、
市民による、まちおこし活動を促進しよう。
行
政
・
社
協
が
担
う
こ
と
①中山間地域の自然に囲まれた居住環境での生活体験を、都市部に暮らす移住を希望
する人たちにPRする。
②「空き家・放棄地 Bank」の設立を検討する。
③解体等の行政代執行を含んだ空き家や放棄地の適切な管理条例を検討する。
※「グリーンツーリズム」:農山漁村地域において自然、文化、人々
との交流を楽しむ滞在型の余暇活動です。欧州では、農村に滞在しバ
カンスを過ごすという余暇の過ごし方が普及しています。英国ではル
ーラルツーリズム、グリーンツーリズム、フランスではツーリズムベ
ール(緑の旅行)と呼ばれています。滞在の期間は、日帰りの場合か
ら、長期的又は定期的・反復的な(宿泊・滞在を伴う)場合まで様々
です。
出典:農林水産省ホームページ
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大項目
No.7
自然・居住環境
自然エネルギーの再利用
出所
*「生活スタイルを見直す」(市民会議)
現状
近年の気候変動や、平成23年3月11日の東日本大震災に伴い発生した原子力発電所
の事故を契機に、一段と再生可能エネルギーが注目されています。各地域の資源を活用し
た、風力、太陽光、バイオマス、小水力等のクリーンで再生可能なエネルギーの利用割合
を増やしていくことは、全地球的に重要な課題であると言えます。
課題
山県市は、とても豊かな森林と水源に恵まれた地域です。こうした地域の特性を活かし
ながら、地域住民が主体となり、再生可能エネルギーの導入を目指す必要があります。持
続可能な社会の構築といった、将来を見据えた大きな課題に取り組むには、準備(意見調
整、取り組む主体形成等)から始める必要があります。自治体、環境問題に取り組むNPO、
企業等が協働して取り組むしくみづくりが求められます。
計画推進の方向性
まず、再生可能エネルギーの必要性を共有することから始める必要があります。そして、
わたしたち自身は何ができるのか、わたしたちの地域では何ができるのか考えることが必
要です。しかし、再生可能エネルギーの利用状況等を市民自ら入手することは困難である
ことから、行政は情報収集や情報提供に可能な限り協力していくことが求められます。
そして、未来志向のエネルギーの検討も必要ですが、冷暖房等の家庭での電力消費を抑
え、身近な場所に集まってご近所で暖かさや涼しさをシェア(分け合う)する等、さらなる
省エネを進めることも重要です。
取り組み開始
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
目標年度(平成)
○
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これからの取り組み
キーワード
自然に優しいエコな暮らしへ
具体的方策
私
た
ち
市
民
が
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き
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こ
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協
働
で
進
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て
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こ
と
行
政
・
社
協
が
担
う
こ
と
「わがまち」で、課題となっていること、どのように取り組んだらいいのか、につい
て話し合おう。
【取り組みの具体例】
①積極的に省エネに取り組もう。
②家庭でできる再生可能エネルギーの活用について考えよう。
①市民を中心に、行政、NPO、企業等で再生可能エネルギーの導入や持続可能な社
会が築けるように、一緒に考えよう。
①市民に必要な情報提供をする。
②住宅太陽光発電システム設置者に対する助成制度を推進する。
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