解説のはじめに 8 月 18 日ホームページ上に再アップいたしましたラケット

解説のはじめに
8 月 18 日ホームページ上に再アップいたしましたラケットボール改訂ルールに関して、「改訂ルール」
の解説を以下のとおり説明を加えながら開示いたします。
RULE№は表示してはおりませんが、今までのルール上の不備を改善する目的をもって改訂してお
ります。
詳しいRULE№等は、協会ホームページの「JARAからの報告・連絡」の「公式ルール」よりご
参照ください。
改訂ルールの解説
・ラケットの規格について、長さを 22 インチにより近い表示に変更。また、長さの測定規準と規格外
のラケットを使用した場合のペナルティーについても明確にしました。
1. ラケットの長さは22インチ(約 55.9cm)を越えてはならない。この場合、バンパー・ガードや
ラバーグリップなど全ての固定部分を含めてはかる。
5.規格外のラケットを使用しているのを見つかった場合、そのゲームは負けとなる。ゲーム間で見つ
かったときは前のゲームを負けとする。
・アイガードに関する規定および違反した場合のペナルティーについて追加しました。
E. アイガード
全てのプレーヤーはラケットボール用に製造された、保護用レンズ式のアイガードを着用しなければ
ならない。
アイガードは改造することなくデザインされたとおりに使用しなければならない。このルールに違反
した場合テクニカルファールがコールされ、選手は正しいアイガードに替えるためのタイムアウトを
取らなければならない。同じ試合で同様の違反をした場合には、即座にその試合を没収する。
・ウォームアップ中のアイガードおよびリストコードの着用義務付けを追加しました。
G. ウオームアップ中の用具
ウオームアップ中でも正しいアイガードを着用し、リストコードを手首に着けなければならない。レ
フリーはこれを守らない選手にテクニカル警告を与え、さらに指示に従わない場合にはテクニカルを
コールする。
(マイナス 1 点からのスタートとなる)
・試合時間に遅れた場合の規定について、以下のように追加しました。
b. プレーヤーないしチームが、各日の初戦の試合開始予定時間の1時間前までに大会本部にチェック
インしなかった場合。ただし次の場合は棄権を宣告されず、試合に参加できる。
1. 当日の試合で本人の前の試合が遅れており、試合進行上、遅延の原因とならない時。
2. 前の試合のスコアカードが大会本部に返却されてから 10 分以内に受付を済ませ、試合を速やかに
開始できる時。
・アピールの権利を失うケースについて明確にしました。
アピールとはプレーが終了した後にレフリーに対して行うことであり、レフリーはラインズマンに
判定を要請する。ラインズマンに直接アピールした場合や、レフリーに対し過度の抗議を行った場合、
プレーヤーもしくはチームはそのラリーに対するアピールの権利を失う。
・アピールの結果、レフリーの判定が覆された場合の判断について追加しました。
(a)スキップ
審判のスキップのコールがアピールによって覆された場合、審判は問題のショットがリターン
できたかどうかを判断し、リターンできたと判断した場合はリプレー、リターンできなかった
と判断した場合はショットを打ったプレーヤーの勝ちとする。
(b)アウトサーブ
レフリーのアウトサーブのコールがアピールによって覆された場合、レフリーはそのサーブが
リターンできたかどうかを判断し、リターンできたと判断した場合はリプレー、リターンでき
なかったと判断した場合はサーバーのポイントとする。
(c) ダブルバウンズピックアップ
レフリーのダブルバウンズピックアップのコールがアピールによって覆された場
合、ラリーはリプレーとなる。ただし、ダブルバウンズとコールされたショット
が相手にリターンできなかったと判断した場合は、そのプレーヤーの勝ちとなる。
(d) セーフティーゾーンバイオレーション
レフリーのセーフティーゾーンバイオレーションのコールがアピールによって覆された場合、
そのサーブはリプレーとなる。ただし、問題のサーブリターンでラリーが決まっていたと審判
が判断した場合は、サイドアウトとなる。
・ワンサーブについて明記しました。
サーブはワンサーブとする。
・サーブの方法について、より正確な表現にしました。(ルールとしては変更ありません)
Rule 2.B.サーブの開始
サーブはサービス・ゾーン内であればどこからでも行えるが、サーブを開始する際にはボールと両
足のいずれもショートラインおよびサービスラインの外側に出ていてはならない。ライン上に足がか
かっていてもラインからはみ出していない場合はよしとする。また、サーブを打った際に足の全てが
サービスラインを超えてはならない。足の一部がサービスラインにかかっている場合はよしとする。
サーブの動作を開始してからボールがショート・ラインを越えるまで、サーバーはサービス・ゾーン
内に居なければならない。
・プレーの遅延のペナルティーをテクニカルファールに変更しました。
Rule 2.E.遅 延
サーバーもしくはレシーバーがプレーをスタートするのを10秒以上遅らせた場合にはテクニカル
ファールとなり、スコアからマイナス 1 点とする。
・アーリーサーブのペナルティーを変更しました。
Rule 2.E.3.
3. アーリーサーブ
レシーバーの準備ができていない時にサーブをした場合(ア−リ−サーブ)はアウトサーブとなる。
・ダブルスのサーブ順番の変更方法について明記しました。(ルールとしては変更ありません)
Rule 3.A.サーバー
各ゲームの開始前に、各チームはサーブ順をレフリーに告げ、その順序をゲーム間中守らなければ
ならない。各ゲームの最初にサーブを行うチームは1人のサーバーがアウトになるとサイド・アウト
になる。以後は各チームの両方のプレーヤーがハンド・アウトになるまでサーブを行う。
サーブの順序はゲームとゲームの間にレフリーに申告することで替えることができる。
・
Rule 5.B..
14. アウトサーブに関する条項の追加
サーブ時のボールの破損は新しいボールに交換しサーブのやり直しとなる。
サーブがパートナーに当たった場合には一度だけペナルティーなしでやり直すことができる。2度つ
づけてサーブがパートナーに当たった時はアウトサーブとなる。
・アウトサ−ブになるケースを追加しました。
RULE 6. アウト・サーブ
次のサーブはアウトになる。
サービスモーション中にボールをサービスゾーンの外でバウンドさせた時。
スクリーンサーブは一度だけペナルティーなしでやり直しとなる。2回続けてのスクリーンサーブは
アウトサーブとなる。
スクリーンサーブの後にサーブをパートナーに当てた場合、もしくはその逆が起こった場合はアウト
サーブとなる。
・アボイダブルヒンダ−になるケースについて、より正確な表現に替えました。
(ルールとしては変更ありま
せん)
Rule 11.A.動きを怠った場合
相手側にダウンザラインとクロスコートのショットを打てるように十分に動かなかった場合。ここ
でのクロスコートのコースとは、フロントウォールから相手に遠い側のバックウォールのコーナーに
直接はねかえるコースとする。また、これらのコースに動いて入ってきた場合も同様とする。
Rule 11.B.ブロッキング
ボールをリターンしようとしている相手をブロックするような位置に動いたり、ダブルスにおいて
リターンしようとしているプレーヤーのパートナーが相手の動きをブロックした場合。
・アボイダブルヒンダ−になるケースについて、一部追加しました。
プレーヤーがラリー中に用具や衣服の一部を落とした場合はアボイダブルヒンダーとする。ただし相
手との接触により起こった場合にはデッドボールヒンダ−とする。
・ケガによる出血が起こった場合の判断について追加しました。
Rule 12.B.怪 我
試合中にプレーヤーがボールやラケット、相手、壁、あるいは床に当たり怪我をした場合には、怪
我によるタイム・アウトが与えられる。しかし試合を通して合計15分以上の休憩は許されない。合
計15分の休憩をとってもプレーが続行できない場合は、その試合は相手の勝ちとなる。筋肉の痙攣
や疲労、または直接の接触に因らない痛みは怪我として考慮されない。
外傷による出血が起こった場合、ラリーが終わったあとでレフリーはインジュリ−タイムアウトをコ
ールし、出血が止まるまで試合を再開してはならない。
・テクニカルファールになるケースを追加しました。
Rule 13.A.
4. 次のような方法でゲームを遅延させる。
o 10 秒以上サーブを遅らせた場合(ルール2E)
o タイムアウトが残っていないのにタイムアウトを告げた時。ただし、タイムアウトが残っているか
審判に確認することはできる。