報道関係者各位平成 25 年 1 月 22 日日本科学未来館企画展どう「波瀾万丈！おかね道―あなたをうつし出す 10 の実験」平成 25 年 3 月 9 日（土）より開催にっぽんかがくみらいかんもうりまもる日本科学未来館(略称:未来館、館長: 毛利衛、所在地:東京都江東区青海)は、平成25年3月9日(土)より企画展「波瀾万丈！どうおかね道―あなたをうつし出す 10 の実験」を開催します。私たちの生活に深くかかわる「おかね」。お金はときに人を振り回し、翻弄します。しかし、それはお金のせいなのでしょうか。本展では、お金の使い方に現れる自分の意思決定と行動特性を 10 の実験で明らかにしながら、人間の性質とお金、そして社会の動きとの関係をひも解きます。お金と正面から向き合い、行動するための心構え――いわば“おかね道”を身につける企画展です。町を模した会場には、10 の実験場が設置されています。それぞれの実験場では、1.実験、2.実験結果のタネあかし、3.日常や社会への生かし方、という 3 つのステップを踏みながら、あなたのお金に対する行動特性を浮き彫りにしていきます。この実験は、実際に研究で用いられている手法をベースにしたもので、カジノや宝くじ売り場など擬似的な社会環境の中で、初対面の人との駆け引きや切迫した状況での選択などを体験します。これらの実験で明らかになったいくつかの行動特性は、振り込め詐欺やバブル経済など、さまざまな社会問題とつながっていることが分かってきています。私たちの何気ない日常的な選択や行動の集積が、社会に大きな影響を与えていることを伝えます。本展の総合監修は、日本の行動経済学の第一人者である大阪大学社会経済研究所教授・付属行動経済学研究センター長の大竹文雄氏です。本展の背景にあるのは、自然科学と社会科学の研究者たちが互いの領域を越えて手を取り合い、現代社会の具体的な問題解決に取り組もうとしている動きです。脳科学、心理学、ゲーム理論、物理学、経済学の総力を結集し、人間の意思・選択・行動の特性をふまえて社会の仕組みを考え直そうとする新たな潮流を紹介します。会期中には、最新の科学的手法に基づく実験イベントやトークイベント、ワークショップも予定しています。 ■概要■ 会期開催時間場所休館日入場料平成 25 年 3 月 9 日（土）～6 月 24 日（月）午前 10 時～午後 5 時（入館は閉館時間の 30 分前まで) 日本科学未来館 1 階企画展示ゾーン a 火曜日（ただし、祝日と春休み期間中は開館）大人 1,000 円、18 歳以下 300 円 / 団体（8 名以上）大人 800 円、18 歳以下 240 円 ※常設展示入場可 ※小学校未就学児は無料 ※障害者手帳保持者は当人および付き添い者１名まで無料主催・企画・制作協力特別後援後援総合監修日本科学未来館株式会社ダイヤモンド社株式会社日本経済新聞社文部科学省、経済産業省、消費者庁、金融広報中央委員会、行動経済学会、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会大竹文雄（大阪大学社会経済研究所教授・付属行動経済学研究センター長）一般からのお問い合わせ先本件に関するお問い合わせ先日本科学未来館 TEL：03-3570-9151 FAX：03-3570-9150 URL http://www.miraikan.jst.go.jp 日本科学未来館事業推進課プロモーション担当（[email protected]）〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6 TEL：03-3570-9192 FAX：03-3570-9150 1 ［展示構成］会場は、ひとつの町になっています。来場者は、その町に点在する 10 の実験場を順にめぐりながら、自分自身の「おかね道」を身につけていきます。 ■各実験場での体験の流れ 1.日常の場面で、あなたのお金の使い方を試す実験に参加。その結果を「おかね道手帖」に記入します 2.実験から明かされるあなたの行動の“クセ”が、先端の科学の研究成果をもとに解説されます 3.一人ひとりの“クセ”を認識し、日常生活や社会の仕組みづくりにどう生かせるかを考えます ■10 の実験場タイトル ①ホモエコノミカスの実験場 ②ヒューリスティクスの実験場 ③同調伝達の実験場 ④認知的不協和の実験場 ⑤アンダーマイニングの実験場 ⑥現在バイアスの実験場 ⑦プロスペクトの実験場 ⑧べき分布の実験場 ⑨社会的価値志向性の実験場 ⑩社会的ジレンマの実験場実験の内容 ATM 型の実験装置を使って相手と 1000 円を分け合う実験。自分の「合理性」度合いをチェック。自分だけは大丈夫と思っていても、思わず「直感」で選択を誤ってしまうことを体験。周囲の人々の行為に、つい影響されてしまう過程を再現。あなたの「流されやすさ」をチェック。満足と不満足の感情がすり替わる「認知的不協和」を体験し、「満足」「幸福」と「お金」の関係を探る。紙芝居でストーリーを追いながら、ご褒美とやる気の関係を探る。科学トピック・経済トピック不合理な人間の意思決定認知バイアス、消費者心理、振り込め詐欺群衆行動のシミュレーション、歴史の中で繰り返されるバブル経済認知的不協和が起きているときの脳のマッピング、震災前後の生活満足度の変化、幸福の経済学ご褒美でやる気がなくなるときの脳のマッピング、教育・企業・社会福祉のインセンティブ設計今すぐか、先まで待つかを選択することで、時間割引、現在バイアス、脳内物あなたの「目先の誘惑への負けやすさ」を質セロトニンの影響、肥満や借金測る。の問題行動経済学のリスク判断についての理論に挑損失回避傾向、脳の報酬系、脳戦。損を怖れるがゆえに賭けにでるのはなぜ内物質ドーパミンの影響、依存症か。市場経済や自然界に存在する恐るべき「べ為替市場のカオス性、世界の不き分布の法則」をサイコロで体験平等(ジニ係数) 相手の存在を意識した状態で、お金や商品公平性の好みの個人差、公平性を他者と分配する実験。個人主義か公平の起源、「ねたみ」が生じる仕組か競争か？あなたの志向を探る。み、公平と税制相手と自分で所持金を投資し、お互いのおフリーライダーを減らす「協力」、オ金を増やすゲーム。あなたの「タダ乗り傾キシトシンの意外な効果向」を測る。［参考画像］ ※本件に関するプレスリリース、及び画像は未来館ホームページよりダウンロードしてご利用いただけます。 URL： http://www.miraikan.jst.go.jp/press/ 2