マドンナリリー(ニワシロユリ)

北方山草 16 (1999)
マドンナリリー(ニワシロユリ)
LiIUMCahdidum (カンデイドウム)
札幌市
山谷吉蔵
原産地、ヨーロッパで学名は『純白の A
ヨーロッパでは未だに切花、花I
宣植えと
という意味で、その花色からきている。日
して広〈栽培きれ、ガーデニングのブーム
本のテッポウユリが紹介されて広まる以前
ではマドンナリリーを観るツアーもあると
は1
1
1に r白ユリ』と呼ばれていた。
か?
夜、は 4月から札幌市北区太平、肖合ヶ原
世界て設も占くから栽培されたユリと考
えられ、原産地は不明確てーすが、
i
f
r東パレ
公園で毎週、ユリの観察が出来、
7
ドンナ
スチナ付近と考えられます。紀 7C前からギ
リリーを銃て、表から秋までの一部を'-tj:真
リシャ人やエジプ↑人によって、神聖のシ
にして紹介致します。
開花W
1は 6-7月で 5-6輪から 1
0数
ンボノレ、薬用として栽培された。クレタ島、
古代エジプ↑の遺跡にその絵が残されてお
輸を横 1
"
1きに着ける。
7
EはM
i向、漏斗状で
り、栽培されたものが逸出されて、地中海
1
E
被J
"の先は反捲する
o
沿岸池方全体に野性化されたものといわれ
花粉は黄色、芳香あり、丈 l
土8
0-150Cl
1
、
ている。
茎は緑色
淡褐色、直立、葉は密生で下葉
は
告
,1
1
披針形、上部は楕円形の小葉、秋には
キリスト教では処女マリアのンンボノレと
して、純i
繋を表わす花となり、ノレネ
花径は 1
0Cl
l
1
伏
、
祭に般生葉を展開して、そのまま越冬す
地i
y 甲ン
時
イ
1
:1
こ、ダ・ピンチをはじめとして多く
スl
るが、寒きで根生葉が宇佐¥
1
杭
タE
j
る
。 λ
G来
の凶家に「受胎告知』の絵に添えて拙かれ
は石)1<質の乾燥地に生育するが、ウイノレス、
ていた。
ボトリスチ病に弱い。
以来キリスト教の儀式、祭日の型花とし
百合ゥ原には品種(主主生育成) も
:
j
;
!
U
吾き
て使われてきたが、 1
9世紀に入り、形質の
1
'J
形、上級が出
れている。球根は黄白色で"
すぐれたテ
ない。
y ポウユリがその地位を替っ
た
。
1
1
8
北方山草 16 (1999)
7
ドンナリリ-
5月(春、前芽)
古い葉が残る
正r
'喝、
"
';
が1!~;
1
1
9