トレーニング飛行 達成度チェックリスト トレーニングフライト終了後、インストラクターとデブリーフィングを行い、各フライト 課題ごとの達成度の評価を受けてください。各項目の達成目標については巻末 の「各項目の達成目標」を参照してください。また、各項目についての特記事項を コメント欄に記載してください。 トレーニング情報 年 通算トレーニング情報 トレーニング回数 トレーニング時間 月 日 総フライト回数 総フライト時間 天気概要 機体情報 機体番号 機体体積 バーナー種類 FAIクラス 機体メーカー 排気の種類 フライト情報 離陸地 着陸地 飛行距離 燃料積載量 ソロフライト YES / NO 離陸時間 着陸時間 最高高度 離陸時総重量 2,000ft以上 YES / NO フライト概要(航跡図、天気図等) インストラクター氏名(会員番号) インストラクター署名 ( ) 評価 コメント(トレーニングの反省及び次回のトレーニングに向けて) 1-a 機材の準備 1-b 気象情報の入手 1-c 上空の風の情報の入手 1-d フライトエリアの理解 1-e フライトプランの作成 1-f ブリーフィング 2-a 離陸地の選択 2-b セッティング・レイアウト 2-c インフレーション 2-d フライト前確認 2-e 離陸 2-f 強風下での離陸 3-a 上下動の把握 3-b 低高度でのレベルフライト 3-c 中・高高度でのレベルフライト 3-d 上昇からレベルへの移行 3-e 降下からレベルへの移行 3-f 急速な降下 3-h 上空でのリップラインの操作 3-i 燃料管理 3-j 進行方向・速度の把握 3-k 現在地の把握 3-l フライトプランの変更 3-m ナビゲーション 3-n クルーへの指示 3-o 飛行中の安全管理 3-p サーマルの理解と対応 3-q 緊急時の対応 4-a 着陸地の選定 4-b 着陸前の安全確認 4-c クルー・同乗者への指示 4-d アプローチ 4-e 急角度のアプローチ 4-f 着陸 4-g 強風下の着陸 4-h デフレーション 5-a 地主への対応 5-b 責任感 5-c リーダーシップ 5-d 判断力・決断力 評価: ○:達成 △:もう少し ×:未達成 「各項目の達成目標」を参照してください。 *トレーニングの総括及び次回のトレーニングへの課題 【各項目の達成目標】 1-a 機材の準備 ・飛行に必要な装備の携帯・搭載ができていること。 ・飛行に必用な機材の正しい知識及び使用方法の理解ができていること。 1-b 気象情報の入手 ・飛行にあたり必用な気象情報の入手ができていること。 ・気象概況・予測風向・風速の説明ができること。 1-c 上空の風の情報の入手 ・パイバルその他の手段を用いて、各高度毎の風向風速を把握できること。 1-d フライトエリアの理解 ・飛行通報書の内容を理解していること。 ・着陸予定地の概況を説明できること。 ・空域内の SA(Sensitive Area:飛行禁止区域、注意を要する場所、家畜)の概況を説明で きること。 ・パワーライン・鉄道・高速道路・国道・空港・飛行場・滑空場等を把握していること。 1-e フライトプランの作成 ・気象概況・風向・風速・フライトエリアの状況に基づき、レイアウトから着陸までの適切なフ ライトプランが立てられること。 ・ロード計算・飛行予定高度についても適切なフライトプランであること。 1-f ブリーフィング ・クルーに対して適切なブリーフィングができること。 2-a 離陸地の選択 ・フライトプランに基づいて、適切な離陸地を選択できること。 ・気球にダメージを与えず、インフレーションに十分なスペースを有する離陸地を選べるこ と。 ・第三者への配慮ができること。 2-b セッティング・レイアウト ・適切な燃料容器・燃料ホースのレイアウトができること ・燃料系統のチェックが正しく行えること。 ・地上風の風向・風速に対応したレイアウトであること。 ・適切な球皮の接続・展開が行えること。 2-c インフレーション ・適切な人員配置ができること。 ・クルーへの十分な指示を与えることができること。 ・リップライン・滑車・球皮・球皮内各ラインのダメージの確認ができること。 ・温度ヒューズ・球皮内温度計設置の確認ができること。 ・適切な立ち上げを行えること。 ・インフレーターを適切に配置・操作できること。 2-d フライト前確認 ・排気系統の動作確認・燃料系統の確認・計器の設定・搭載品の確認が行えること。 2-e 離陸 ・上空の安全確認ができること。 ・風下の障害物の距離に応じて適切な速さで上昇できること。 ・インフレーションハーネスを適切に使用できること。 2-f 強風下での離陸 ・フォールスリフトへの理解と対応を認識していること。 ・インフレーションハーネスを適切に使用できること。 3-a 上下動の把握 ・視差等を利用して気球の上下動が把握できること。 3-b 低高度でのレベルフライト(視差・対地感覚を利用したレベルフライト) ・指定高度の±10%程度を維持してレベルフライトが行えること。 3-c 中・高高度でのレベルフライト(計器を利用したレベルフライト) ・指定高度の±10%程度を維持してレベルフライトが行えること。 3-d 上昇からレベルへの移行 ・適切な速度で指定した高度の±10%程度へ上昇できること。 3-e 降下からレベルへの移行 ・適切な速度で指定した高度の±10%程度へ降下できること。 3-f 急速な降下 ・急速な降下を行う際に起こりうる事象(球皮の変形・フレームアウト・ウインドシア)の理解と 対処方法を認識していること。 ・指定高度への急速な降下ができること。 3-h 上空でのリップラインの操作 ・上空で適切なリップ操作(上昇を止めるため、降下を開始するため)が行えること。 3-i 燃料管理 ・適切なシリンダー交換が行えること。 ・適切な順序でシリンダーを使用できること。 3-j 進行方向・速度の把握 ・気球の進行方向・速度が把握できること。 3-k 現在地の把握 ・地図上で現在地を把握できること。 3-l フライトプランの変更 ・状況に応じて適切なタイミングで適切なフライトプランの変更が行えること。 3-m ナビゲーション ・地上の固定した目標物(河川、道路、鉄道、橋など)を確認することで、現在地、進行方向 を把握し、フライトプランに基づいた飛行ができること 3-n クルーへの指示 ・フライトクルー・地上クルーへ適切な連絡・指示ができること。 3-o 飛行中の安全管理 ・飛行中、他の気球・高圧線・SA に対しての安全確認を怠らないこと。 3-p サーマルの理解と対応 ・サーマルについて適切に理解していて、対応方法を認識していること。 3-q 緊急時の対応 ・フレームアウト時の対応ができること。 ・パイロットランプ・メインバーナーが使用不能になった時の対応ができること。 ・リークが発生した時の対応を理解していること。 4-a 着陸地の選定 ・風向・風速から着陸可能な場所を選定できること。 ・安全性に問題が無く、第三者への配慮が十分な場所を選定できること。 4-b 着陸前の安全確認 ・障害物の確認ができること。 ・燃料の残量確認ができること。 4-c クルー・同乗者への指示 ・同乗者・地上クルーに着陸時の十分な指示(着陸時の姿勢・地上クルーが気球の進路に 入らないこと)ができること。 4-d アプローチ ・選定した地点へのスムーズなアプローチができること。 ・アプローチ中に焚きすぎて上昇しないこと。 4-e 急角度のアプローチ ・選定した地点への速やかなアプローチができること。 ・注意事項・リスクへの理解があること。 4-f 着陸 ・安全に着陸できること。 ・不必要なハードランディングではないこと。 ・リップ操作で確実に気球を停止させること。 ・パイロットランプをマニュアルに従って処置していること。 4-g 強風下の着陸 ・微風時の着陸との違い(広いスペースが必用なこと、接地時の衝撃が大きいこと、リップラ インを引ききることなど)を理解して、安全に着陸できること。 ・安全な着陸姿勢をとっていること。 4-h デフレーション ・風向・風速を考慮して適切にデフレーションを行えること。 ・バーナーホース内のガス抜きや処置を行えること。 ・クルーに適切に指示を出し、速やかな回収ができること。 5-a 地主への対応 ・地主に対して誠実な対応ができること。 5-b 責任感 ・機長は気球活動の責任者であることを理解し、責任ある行動がとれること。 5-c リーダーシップ ・クルーに対してリーダーシップを発揮できること。 5-d 判断力・決断力 ・状況に応じた適切な判断、決断ができること。 日本気球連盟 パイロットトレーニングログブック 20010 年 6 月 改訂版発行 編集 発行者 日本気球連盟 安全委員会 日本気球連盟 〒105-0004 東京都港区新橋 1 丁目 18 番 2 号 財団法人 日本航空協会内
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