富永 英義 兼担教授 TOMINAGA, Hideyoshi Faculty of other Waseda

64 電子情報通信学会テレコミュニケーションマネジメント研究専門委員会顧問
65 International Conference on Communications and Electronics (ICCE 2008) International Relations
66 Asia-Pacific Symposium on Information and Telecommunication Technologies 2008 (APSITT2008) General Chair
67 Asia-Pacific Network Operations and Management Symposium Steering Committee Member
68 International Workshop on Internet Charging and QoS Technologies Committee Member
69 John Wiley & Sons International Journal of Network Management Editorial Advisory Board Member
富永 英義 兼担教授
TOMINAGA, Hideyoshi Professor
国際学会
1
Gen-ichiro OHTA, Masahiko NANRI, Mitsuru UESUGI, Takuro SATO, Hideyoshi TOMINAGA,
“A Study of New Modulation Method Consisted of Orthogonal Four SSB Elements Having a Common Carrier Frequency”,
The 11th International Symposium on Wireless Personal Multimedia Communications (WPMC2008)
【要約】
The 3GPP Long Term Evolution (LTE) system has been standardized as the next generation mobile communication system. It
employs several new modulation techniques based on OFDM and MIMO to enhance spectral efficiency. However, further
systems such as IMT-Advanced demand not only increasing numbers of MIMO branches but also innovative modulation and
demodulation technologies. The authors propose a new modulation method to enhance spectral efficiency which can be
comparable to OFDM. This modulation realizes the same spectral efficiency as OFDM generally, and, when the roll-off factor is
sharp enough, it may be almost 4 bit/s/Hz, twice as high as OFDM. It consists of four SSB elements having a common carrier
frequency: two of LSB (lower side band) and two of USB (upper side band). Both of the SSB components are allocated on
orthogonal phase positions in the frequency domain, respectively.
国内研究会
2
高木 鉄平,渡辺 裕,
“移動物体が存在する複数画像からの高ダイナミックレンジ画像生成に関する検討”
,
社団法人情報処理学会研究報告書,2008-AVM-62 (3),pp. 9-14,Sep. 25th 2008.
【要約】
高ダイナミックレンジ画像(以下,HDRI)は実世界の広大な明暗の幅を余すことなく表現する画像である. HDRI
を生成する手法として,露出を変えて撮影した複数の画像を合成する手法がある.しかし , この手法では画像に位置
ずれや移動物体が存在する場合,それらの影響により合成した HDRI にはゴーストアーチファクト(以下,ゴースト)
が生じる.この間題に対して,カーネル密度推定法を用いたゴースト除去手法が提案されているが,木の技葉のよう
な複雑な移動物体がある場合には低減効果は大きく劣化してしまう.本稿ではカーネル密度推定法を応用し,複雑な
移動物体にもゴーストを除去する HDRI 生成手法を提案する.
3
曽根高 則義,
“地域属性情報型モバイルアドホックネットワークとその応用”
,
モバイル学会研究報告集,vol. 5,pp. 31-36,Jan. 9th 2009.
【要約】
世界に先駆けて1978年に開始された自動車電話サービス(800MHz 帯)は,30年の年月を経て,“KEITAI”と云う世
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界に冠たるモバイルサービスに成長した.
一方では,
「通信と放送」の次の柱となる M2M(MaChine to Machine or Man or Management)サービスが各種無線ネッ
トワークを介して構築されつつあり,更なる高度化に向けて検討が進んでいる.
“M”とは,世界で30億台,日本で約1億台と言われている携帯端末や数千万台の自動車に搭載されているカーナビ
などを含む情報機器(ITS)
,自動販売機の監視用や各種計測用の機器なども含まれ,これら全部を情報端末と考える
とその数は天文学的な数字となる.これらの情報端末からリッチコンテンツや動画といった大容量の情報がネット
ワークの中に高速に流れ込み,多大なメリットを享受できる一方で,緊急性を帯びた情報が一般情報の中に埋もれて
しまい必要な時に必要な人が必要なモノにリーチできない言う不安や,震災や人災によるネットワークの分断などに
よるライフラインの確保の問題などが日々顕在化してきている.まさに「安全で安心」なネットワークの構築が急務
となっている.
このような近い将来の状況を背景として,大規模なネットワークの構築を待たないで,誰もが持ち合わせている情報
端末だけを繋いで網が瞬時にして構築できるワイヤレスアドホックネットワーク(Wireless Ad Hoc Network)は将来
型のネットワークとして期待が集まっている.
本論文では,現在注目されているモバイルアドホックネットワークを取り上げ,その研究開発動向と実用化のための
課題を述べる.次にその課題を解決するために,地域特有の情報を利用した地域属性情報型 MANET を提案し,そ
の有効性について言及する.最後に,地域情報型 MANET を使った事例として ITS を取り上げ,将来のサービスを
展望する.
4
李 吉憲,大谷 佳裕,金光 永煥,中里 秀則,富永 英義,
“Gird over P2P におけるダウンロード速度の向上のためのファイル転送手法の研究”
,
社団法人電子情報通信学会信学技報,2009.
【要約】
近年,P2P アプリケーションや Grid 技術の進化により,ネットワークを介して大容量のデータを転送することが増
加している.そのため,帯域幅がボトルネックになりネットワーク遅延が発生し,問題になっている.ボトルネック
を防ぐために P2P ネットワークに参加しているピアのアップロード帯域幅を用いて,ダウンロード速度を向上する
ことが可能である.そこで本稿では,
P2P を使ったファイル転送の手法である BitTorrent をベースとし,
P2P ネットワー
クに参加するピアの増大に応じてダウンロード速度を最適化するアルゴリズムを提案し,その評価を行った.
5
手塚 奨,中里 秀則,太田 現一郎,富永 英義,
“大規模災害時における既存網を有効に利用するマルチホップ無線ネットワークの検討”
,
社団法人電子情報通信学会信学技報,pp. 1-5
【要約】
大型地震に代表される,大規模災害が発生した時には平常時の数十倍のトラヒックが発生する.この場合の通信の確
保が重要な命題となっている.その対策として,
アドホックネットワークや AP
(Access Point)間無線通信が注目され,
様々な検討がなされている.本報告では,アドホックネットワークの通信安定エリアまでマルチホップさせ,バック
ボーンを確保するという概念をベースとして,被災地において被害を免れた既存網を補間要素として利用する通信制
御方式を提案する.本方式では,構築するマルチホップネットワークにデータ伝送,既存網に位置管理を担わせ,通
信を実現させる.また,ユーザ端末には第4世代携帯電話を想定している.
国内大会
6
谷 誠一,河村 圭,渡辺 裕,
“複比を用いた複数車線検出に関する検討”
,
FIT2008 第7回情報科学技術フォーラム,H-040,Sep. 2008.
【要約】
車の安全運転支援システムにおいて,車の前方を撮影した車載カメラ画像から車線を検出する研究が盛んに行われて
いる.画像上の車線検出は,車両の位置や道路状況を推定するための基本的な処理として重要である.車線検出は,
画像から得られたエッジ点やレーンマーキングに当てはめることにより行われる.多くの場合,車の前後の近い領域
では車線境界の形状は直線とみなせる.
そのため,ハフ変換を基本とした直線群をフィットさせることが有効である.
さまざまな走行環境に対応するために複数車線の検出は必要である.また,車両の車線変更による危険察知や走行領
域検知にも利点があるため,複数車線を検知できることは重要である.本稿では投影に対して不変である複比を用い
て,画像内の複数車線検出をする手法を提案する.
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7
太田 現一郎,大滝 康之,三井 保宏,
“高速 Doppler-Shift 生成法と擬似屋外試験環境の構築(1)
”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
8
鈴木 賢,中村 稔,小川 喜祥,太田 現一郎,
“高速 Doppler-Shift 生成法と擬似屋外試験環境の構築(2)
”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
9
大谷 佳裕,李 吉憲,金光 永煥,中里 秀則,富永 英義,
“P2P-grid における安定なチェックポイントシステムの提案”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
10 高木 鉄平,渡辺 裕,
“高ダイナミックレンジ画像生成におけるゴースト除去に関する研究”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
11 谷 誠一,河村 圭,渡辺 裕,
“角度と複比を用いた複数車線検出に関する一検討”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
12 富澤 信太郎,中里 秀則,富永 英義,
“対向車間通信プロトコルの一提案”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
13 山口 雄大,中里 秀則,富永 英義,
“高画質ストリーミング配信を実現するための TCP 制御方式の検討”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
14 王 寅,蘇 洲,甲藤 二郎,富永 英義,
“ALM における Tree-Mesh 混合型ハイブリッド ALM システムの検討”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
15 小泉 拓也,曽根高 則義,富永 英義,
“MANET における動的パラメータを用いた GPSR の検討”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
16 樋口 太祐,曽根高 則義,富永 英義,
“MANET における3次元を考慮した MgCast の評価”
,
IEICE 総合大会予稿,2009.
中里 秀則 教授
NAKAZATO, Hidenori Professor
学会論文誌
1
Abhay Ghatpande, Hidenori Nakazato, Olivier Beaumont, and Hiroshi Watanabe,
“SPORT: An Algorithm for Divisible Load Scheduling with Result Collection on Heterogeneous Systems”,
IEICE Transactions on Communications, vol. E91-B, no. 8, pp. 2571-2588, August 2008
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