広島県立福山工業高等学校 保健委員会発行 平成 28 年 7 月 15 日 〔第 19 号〕 歯肉炎の治療をしましょう 1 学期の定期健康診断ではみなさんが学校 生活を健康に送れるよう,学校医の方たちに 診てもらいました。その中で気になったこと は,歯科検診の結果です。たいへん多くの生 徒のみなさんが歯肉炎と診断されました。歯 肉炎を放置しておくと,歯周炎・歯周病とま すます症状が悪化していきます。まずは食事 の後には歯を磨きましょう。そして,歯肉炎 の診断を受けたら早めに治療し,健康な歯で 健康な生活を送りましょう。 健康な歯ぐき 歯周病 歯肉炎とは 口の中にすんでいる細菌がつくるプラークが主な原因です。健康な人の口の中にも住ん でいますが,歯磨きを怠ったり,砂糖がたくさん入った食べ物や飲み物を頻繁にとること で細菌が増殖し,プラーク量が増えてバランスが崩れ,歯肉に炎症が起きることを言いま す。 鏡で歯茎を見ると赤くなっていたり,はれているところがあると思います。指で押す とぶよぶよしていますが痛みを伴わないため,治療を受けずに放置してしまうことも・・・ 歯周病とは 歯肉に炎症が起こり,やがて歯を支えている骨を溶かしていく病気です。 痛みをあまり感じることなく症状が進んでしまうので,結果的に歯を失ってしまう原因と なります。 厚生労働省は平成4年より『8020 運動』運動を推進しています。生涯を通じて自分の 歯で食事の種類を問わずに噛めるには,最低 20 本の歯が必要となります。80 歳で 20 本 の歯を残せるよう今から気を付けましょう。 歯周病の直接の原因は,歯周病菌です。歯と歯茎の間にたまった歯垢の中にいます。歯 垢が歯石になると,自分では取れません。一度歯科医を受診し,健康な歯茎を取り戻しま しょう。 (受診後は,治療完了証明書を保健室まで。 ) 環境について学習しました 「ごみの分別」について考えよう!! 1 年生を対象としたLHRでは,「ごみを減らそう」 「ごみをリサイクルしよう」と呼びか けて,ごみの分別についてクラスで学習しました。 「ごみを減らすこと」が環境問題の解決に つながっていくことを学びました。 「自然の資源は」無限に有る訳ではありません。 使うことを減らす(使い捨て防止)・・・リサイクルできるものはリサイクルする(原料の 節約) ・・・それが地球を守ることになります。 ごみの処理について・・・ごみの分別(処理)は世界的な問題であり,避けられない問題で す。世界各国それぞれの取り組みがなされています。私たちの生活している福山市でも『ご み減量大作戦』としてごみの分別の啓発がなされています。地方自治体によって分別方法が 異なりますのできちんと理解して行動することが大切です。 福山市の例 ①燃やせるゴミ ②容器・包装プラスチックゴミ ③資源ゴミ ④埋め立てゴミ ⑤その他 燃やせる粗大ごみ,乾電池・ビデオテープ等 福山工業高校では ①燃えるごみ ②ペットボトル ③プラスチックの3種のゴミ箱が 置いてあります。ペットボトルのキャップは「ワクチン」として寄付されています。 本校ではごみ処理のために,年間”90 万円”というお金を払っています。 生徒会もエコ活動の推進をしています。 まずは,一人一人が気をつけることから始まります。 熱中症に気を付けよう 5月以降全国的に真夏日( 最高気温が 30 度以上の日 )が観測されました。 熱中症の症状や予防方法,応急処置のポイントをまとめました。 「高温」「多湿」に注意 熱中症はとは,高温多湿の場所にいることで,体内の水分や塩分のバランスが崩れたり, 体温の調整機能が正常に働かなくなることで引き起こされる症状の総称です。大量の発汗, 手足のしびれやめまい,吐き気などの症状があります。重症では意識を失うこともありま す。気温の高い日や風が弱く,蒸し暑い,急に気温が上がるなど,暑い環境での運動や活動に 十分に注意しましょう。 予防のポイント ①暑さを避けること。 ②小まめに水分を補給すること。 ※ 水分の補給ができるよう,マイ水筒を持参しよう。 熱中症が疑われたら,体を冷やしましょう。( 前側の両脇,脇の下,足の付け根 ) 熱中症予防のために,暑さ指数( WBGT ) の活用もしてください。 編集後記 第 19 号は3年保健委員が担当しました
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