Ⅲ 基本計画 第3章 郷土を愛し地域を支える

Ⅲ
第3章
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
第3章 郷土を愛し地域を支える
「担い手」づくり
●施策の体系図
1 自ら学ぶ「生きる力」を
身につけた児童・生徒の育成
学力向上ネットワーク組織の整備
学力向上対策
基礎基本定着度の調査
(1)確かな学力の育成
モデル校指定による成果の活用
確かな学力の育成
■現状と課題
本市では、完全学校5日制の導入以来、基礎基本定
着度調査により、児童・生徒の「読み・書き・計算」
小学校と中学校との連携
小学校・中学校教諭による
交流授業の実施
小学校・中学校連携推進体制の整備
などの基礎的内容、思考力・判断力・表現力などの定
幼稚園・小学校連携推進体制の整備
幼稚園と小学校との連携
着状況を把握し、各学校の指導方法の改善工夫を図っ
モデル校(園)指定による
成果の活用
てきましたが、まだまだ学習の目標達成度は十分とは
言えません。学びへの意欲の向上と、個に応じた学習
地域関係機関との連携
特別支援教育の推進
指導の充実により基礎・基本を確実に習得させること
支援体制の整備
が必要です。一方で、幼稚園から小学校、小学校から
中学校へ進学の過程で、児童・生徒に学習面・生活面
〇学力向上対策
で戸惑いがあることも分かってきました。
児童・生徒一人ひとりの学力の向上を目指して、習
また、障がい児学級に在籍している児童・生徒やL
熟の程度に応じたきめ細かな指導、学習意欲を更に喚
D(学習障がい)、ADHD(注意欠陥多動性障が
起するような授業を行う中で、お互いに認め合い、学
い)、高機能自閉等により学習や生活の面で特別な教
びを楽しめる子どもを育む教育環境をつくります。
育的支援を必要とする児童・生徒に対する適切な指導
と必要な支援は、学校教育において喫緊の課題となっ
〇小学校と中学校との連携
ています。
小学校に中学校教諭を派遣し、児童に教科担任制を
今後は、変化の激しいこれからの社会を生き抜くた
経験させることで進学時の不安を軽減するとともに、
めの「確かな学力」や「生きる力」を身に付けるため
中学校教諭による専門的な授業により興味と関心を持
に、教育現場でのよりきめ細かな教育対応が求められ
たせ理解を深められる教育環境を整備します。また、
ています。
中学校に小学校教諭を派遣し、生徒に対して小学校か
らの系統的な授業を行います。
■施策の方向
「確かな学力」の定着状況を把握し、児童・生徒の
〇幼稚園と小学校との連携
学力向上への取り組みを推進します。さらに、幼・
幼児教育から学校教育へのスムーズな移行が行われ
小・中の連携推進体制の整備により、児童生徒のスム
るよう、幼稚園児と小学生の交流や教職員の教育活動
ーズな進学支援と学習意欲の向上、学ぶ楽しさを実感
への相互参加等、互いの教育への理解を深める取り組
できる教育環境の充実を図り、加えて教職員の指導力
みを行います。
向上に努めます。また、各学校において、特別支援教
育を必要とする児童・生徒の校内支援体制を確立し、
○特別支援教育の推進
保護者や関係機関と連携をとりながら子どもの社会自
立のための適切な指導ができる体制の整備を図ります。
特別支援教育を推進するため、就学指導委員会の充
実に加え、教育委員会、学校関係者、医療、福祉、保
健等の関係機関と連携し、学習障がい児等の支援のあ
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Ⅲ
第3章
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
●施策の体系図
り方を研究し実施する体制を整備します。また、各学
校における特別支援教育コーディネーターを中心とし
道徳教育の充実
豊かな体験活動の推進
た校内支援体制を確立し、教育的ニーズに応じた支援
をするとともに、巡回相談や専門家チームを活用し、
心豊かな子どもの育成
的確に児童・生徒を支援できる体制を整備します。
(2)心豊かな子どもの育成
ボランティアなど社会奉仕に関わ
る体験活動
自然・文化・芸術に関わる
体験活動
勤労に関わる体験活動
家庭や地域との連携推進体制づくり
学校・家庭・地域との連携
■現状と課題
地域の協働子育て啓発活動の推進
モデル校指定による成果の活用
本市では、完全学校週5日制の実施に合わせ、平成
幼児教育の充実
14年度から「学びの21世紀塾」を実施して、自ら
学び、自ら考える力を養うとともに、正義感や倫理観
〇豊かな体験活動の推進
を身につけた幼児・児童・生徒の育成に取り組んでい
「生きる力」のもとになる「豊かな人間性」を育む
ます。また、幼児期については、生涯にわたる人間形
ため道徳教育の充実を図ります。
成の基礎が培われる極めて重要な時期であり、地域社
また、変化の激しい社会をたくましく主体的に生き
会の中で幼稚園と家庭が十分な連携をとり、望ましい
ていくには、様々な体験活動を通して、自らの命を大
発達を促していくことが必要です。
一方で現在の幼児・児童・生徒の傾向として、基本
切にし、目標や夢を持って自己生活設計ができる能力
的生活習慣の欠如や人との関わりあいの回避、自制力
を養うことが必要であり、そのための取り組みを行い
や規範意識等の欠如が見られます。このような問題を
ます。
解決するためにも、地域と家庭、学校の連携によるボ
〇学校・家庭・地域との連携
ランティア活動などの社会奉仕体験活動・自然体験活
保護者と学校、地域が協働して子育てを語り、行動
動等の豊かな体験活動を通して地域全体の子育てが必
できる場を設定します。また、未来の郷土を創る心豊
要となっています。
かでたくましい子どもを育むため地域の人材(外部指
導者)を積極的に活用します。さらに、安全・安心な
■施策の方向
教育が受けられるよう地域と連携を図りながら環境整
幼児・児童・生徒の社会性や豊かな人間性を育むた
備を行います。
めには、生命を尊重する心、他者への思いやり、倫理
観や正義感、美しいものや自然に感動する心等の育成
○幼児教育の充実
が必要です。
道徳教育の充実を図るため、人間としての在り方、
各幼稚園において、創意工夫により、幼児の心身の
生き方を学ぶ心の教育を推進し、豊かな感性とあたた
発達と幼稚園及び地域の実態に即応した適切な教育課
かい心、広い視野とたくましさを持った個性的な子ど
程を編成するとともに、多様化した保護者のニーズに
もたちを育んでいくため、家庭、地域との連携による
対応するため各種学習教室や豊かな自然体験・社会体
体験を通した「生きる力」の育成に努めます。
験活動の充実を図り、家庭と地域・行政が一体となっ
た幼児教育を推進します。
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Ⅲ
第3章
(3)わかる楽しさを実感できる教育の創造
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
●施策の体系図
ティームティーチング
(複数の教員による授業)
■現状と課題
近年、子どもや学校を取り巻く状況は大きく変化し
指導方法の工夫・改善
ています。基礎・基本の定着や学力の向上のための指
わかる楽しさを実感できる教育の創造
導方法の工夫・改善はもとより、基本的生活習慣の確
立や健康教育の充実が、学校教育における喫緊の課題
となっています。
本市の学校の状況は、市立小学校は、12校で児童
数1,389人、市立中学校は6校で生徒数721人
となっています。少子化の進行による指導・生徒の減
課題解決学習
指導と評価の一体化
個に応じた評価
学びを実感させる自己評価
基本的生活習慣の確立
学校栄養士を活用した食の指導・
健康教育
児童生徒の基本的生活習慣の
実態把握
少に伴い、学校の統廃合を行ってきましたが、周辺地
域においては、更なる児童数の減少が見込まれること
習熟度別指導
児童生徒の学習力の向上
学習サポーターとしての
地域人材の活用
から、学校の適正配置や適正規模化の検討も必要です。
学校規模の適正配置・規模化の推進
■施策の方向
〇指導方法の工夫・改善
児童・生徒が自ら学ぶ意欲を持って学習に取り組む
には、わかる楽しさを実感できるということが大切で
児童生徒は、「わかる楽しさ・できた喜び」を体感
す。それぞれの児童・生徒の個に応じたきめ細かな授
することを望んでいます。「勉強が楽しい」、「よく
業の充実や指導方法の工夫改善、指導と評価の一体化
分かった」という声が多く聞かれるよう、きめ細かな
を行っていきます。
授業ができる教育環境づくりを推進します。
また、学力向上と関係が深いと言われる基本的な生
〇個に応じた評価
活習慣の育成・「食」の指導を含む、健康教育の充実
児童生徒にどんな力がついたかを、評価基準に乗っ
や、学ぶ意欲を持たせるための地域人材の積極的な活
取って、適正に一人ひとりに応じて評価し、教師が指
用を推進していきます。
さらに、社会生活に必要な協調性や社会性を身につ
導を見つめ直すことが大切です。そのための指導と評
けた豊かな人間育成を図るために児童・生徒数の推移
価の一体化を推進するとともに、児童生徒が自分の学
を注視しながら、学校の適正配置や適正規模の推進を
びを実感できる自己評価の充実を推進します。
図ります。
〇基本的生活習慣の確立
児童生徒が意欲的・主体的に学習するためには、学
びの基礎となる基本的生活習慣の確立が大切です。児
童生徒の生活実態を把握するとともに、家庭との連携
による、基本的生活習慣の確立、学校栄養士を活用し
た食の指導や健康教育の充実を図ります。
〇児童生徒の学習力の向上
児童生徒の自ら学ぼうとする意欲(学習力)を育て
るために、授業の中に学習サポーターとして地域の人
材を積極的に活用していく取り組みを推進します。
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Ⅲ
第3章
〇学校規模の適正配置・規模化の推進
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
〇学校運営のシステムの構築
児童生徒が互いに刺激しあい、学習効果を上げるた
学校が保護者や地域住民等の信頼に充分に応えられ、
めには、適正な人数で学習することが必要です。学校
学校としての説明責任を果たすため、学校評価を積極
規模の適正化を図り、学習環境を整えて、より充実し
的に行う体制を充実します。特に、開かれた学校づく
た教育を進めます。
りを推進する観点から、学校運営に関して保護者や地
域住民の意向を把握・反映するため学校評議員制度の
更なる充実を図ります。また、教職員評価システムを
(4)特色ある学校づくり
導入し、教職員の能力開発、資質向上と学校組織の活
性化を目指します。
■現状と課題
児童・生徒及び保護者のニーズの多様化や学区の弾
〇情報の提供
力的運用等、特色ある学校づくりが求められています。
学校・家庭・地域が連携し協力して開かれた特色あ
また、保護者や地域に対し、学校運営等に関する説明
る学校づくりを実現するためには、学校の教育方針や
責任が強く求められています。
行事などの情報を提供する必要があります。家庭や地
現在、本市では教育課程の見直しや指導方法の工
域と情報を共有するための事業を推進します。
夫・地域の人材活用等、特色ある学校づくりに取り組
んでいます。今後も、家庭・地域と連携しながら、地
(5)学校・園の施設整備の充実
域に信頼される、魅力ある学校づくりを推進していく
必要があります。
■現状と課題
安全でうるおいのある豊かな学習環境の形成をめざ
■施策の方向
家庭や地域からの学校評価の活用や学校評議員制度
して、耐震補強工事、老朽化した校舎等の改修・改築
などの学校運営システムの更なる充実を図り、児童・
を計画的に進めるなど、学校施設の整備を行う必要が
生徒や保護者、地域住民などの意見を十分に把握し、
あります。
また、本市の学校施設のパソコン機器の整備状況は、
さらに、ITを活用し積極的に学校情報の提供を行う
など、地域に開かれた特色ある学校づくりを推進する
児童・生徒2.9人に1台と県下トップクラスのレベル
とともに、教職員の意識改革にも取り組みます。
ですが、さらに情報化社会に対応した人材育成の強化
が求められています。
学校給食調理場については、共同調理場が3箇所、
●施策の体系図
単独校方式が4校となっていますが、老朽化の著しい
施設もあるため、早急な整備が必要です。
自己(学校)評価の充実
学校運営のシステムの構築
外部(地域住民等)評価の充実
■施策の方向
特色ある学校づくり
学校評議員制度の充実
老朽化した施設の改修、改築等により児童生徒の安
全・快適な教育環境の整備を図ります。また、目まぐ
教職員評価システムの導入
るしく進歩するIT社会に対応した情報化教育を積極
ホームページの作成
的に推進します。
情報の提供
教育広報誌の作成
各学校広報誌の作成
64
Ⅲ
第3章
●施策の体系図
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
本市では、中央公民館や図書館、地区公民館(13
箇所)の社会教育関係施設を持ち、各種講座や教室、
学校・園の施設整備の充実
学校・園の施設の充実
講演会等を開催しています。しかし、市民の学習ニー
安全安心な学校施設の整備
ズが多様化、高度化しており、学習需要に積極的に応
パソコン整備事業
え得るカリキュラムの提供が必要となっています。
情報化教育の推進
生涯学習施設としての図書館は、中央公民館に併設
パソコン研修
されており、規模が小さく、現代の高度化・多様化し
学校給食調理場の施設整備
給食センター建設事業
ている市民の知的要求に応えられる図書館機能が充分
ではないため、市民からも図書館施設整備の強い要望
があります。このため、生涯学習基盤の整備が必要で
〇学校・園の施設の充実
あり、様々な情報、資料、学習機会を提供できる現代
過疎化・少子化で児童生徒が減少する中、小規模校
の情報化社会に対応した誰もが気軽に利用できる図書
の統廃合を視野に入れながら、施設の整備を進めてい
館の整備が求められています。
きます。
■施策の方向
〇情報化教育の推進
生きがいづくり、地域づくり、福祉・介護、環境問
IT社会に対応した情報化教育を充実させ、パソコ
題、IT関連など、日常生活に関連の深いテーマに沿
ンの整備を推進するとともに、学校現場の研修、講習
った講座など、多様な市民のニーズを把握し、生涯学
会を実施し、個々の技量の向上を図っていきます。
習講座の充実に努めます。さらに、市民の能力や経験
などを活かし、新たな指導者として育成する人材バン
〇学校給食調理場の施設整備
クの整備を図ります。
既存の学校給食調理場の統廃合を行い、調理施設の
また、住民の高度化・多様化する学習、研究・調査
衛生面を考慮した学校給食センターを建設します。
活動の要求に対応するため、インターネットなどの最
新の情報を提供する機能を有する、生涯学習拠点とな
る新しい図書館の整備を推進します。
2 生涯学習の推進
●施策の体系図
(1)生涯学習の推進
公民館活動の充実
生涯学習講座及び研修の拡充
生涯学習の推進
■現状と課題
近年の国際化・情報化の進展や、少子高齢化社会、
男女共同参画社会の到来、地球規模の環境問題など、
地域社会が抱える課題は複雑多様化しています。その
生涯学習機会及び内容の充実
学習内容のニーズの把握
人材バンクの整備
生涯学習指導者の養成
指導員の人材育成
ような中で、地域が自らの選択と責任に基づき魅力あ
る地域づくりを進め、一人ひとりがゆとりと豊かさを
生涯学習基盤の整備
図書館の整備
実感できる地域社会の構築が求められています。「い
つでも、どこでも、だれでも」が主体的に学習を続け、
知識・技術を自ら習得し、生きがいのある人生を創造
〇生涯学習講座及び研修の拡充
できる生涯学習社会の形成に向けて、社会教育の充実
市民の知的欲求に応えられるよう学習ニーズを把握
が必要です。
し、生涯学習機会及び内容の充実に努めます。
65
Ⅲ
第3章
〇生涯学習指導者の養成
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
○人権教育の充実
市民の資格や能力、経験を活かして互いが高めあえ
学校教育における人権教育と連携・協力することに
るよう、生涯学習の講師や指導者となる人材の登録制
より、効果的かつ実践的な人権教育の推進体制の充実
度である人材バンクを整備します。
を図ります。
さらに、高度な学習ニーズを満たすためにも、社会
また、「豊後高田市人権教育啓発基本計画」の策定
教育職員の資質向上のため計画的に研修を実施すると
を受け、より平和な明るい地域社会の実現を目指して、
ともに、生涯学習についての専門的な知識を有する指
なお一層の人権尊重の意識の涵養、啓発に努めます。
導者の養成・確保に努めます。
地域ぐるみで促進を図るための組織である豊後高田
市人権教育啓発推進協議会の活動と十分連携しながら、
〇生涯学習基盤の整備
推進体制の整備に努めます。
生涯学習施設としての図書館は、市民の教育と文化
社会教育計画に基づく各種学級において、人権教育
の発展に寄与するとともに、人づくり、まちの活性化
を位置づけた取り組みを推進するとともに、研修会の
に効果的であるといえます。生涯学習の拠点となりう
実施等により指導者の養成と資質の向上に努め、その
る新たな図書館の整備を図り、インターネットや図書
活用を図ります。また、広く市民に対しての広報活動
館の分室を活用することにより、地域間格差のないサ
については創意工夫を凝らした啓発活動を行っていき
ービス体制を拡充するとともに、住民の読書ニーズに
ます。
沿った蔵書及びその他必要な資料の充実を図ります。
また、子どもが自主的な読書活動を行うことができ
るように読書に親しむ機会の提供と環境の整備充実を
3 地域とともに歩む教育
図るため「子ども読書活動推進計画」を策定します。
(1)青少年の健全育成
(2)人権教育の推進
■現状と課題
■現状と課題
非行や犯罪、いじめの多発など子どもをめぐる問題
同和問題をはじめ、女性、子ども、高齢者、障がい
が深刻になっています。青少年の社会力を育み、自立
者、外国人、医療をめぐる問題等、様々な人権に関す
した青少年を育成するためには、青少年問題が大人社
る問題が依然として存在しています。また、インター
会の反映であることから、大人が自らの役割や影響力
ネット上での差別的内容を含む誹謗中傷など、新たな
の大きさを自覚し、地域、学校、家庭が連携した子育
人権問題も発生しており、今後とも一層の人権教育、
てを推進する必要があります。そのために地域の関係
人権啓発の推進が必要です。
機関、団体が総参加した体制づくりが肝要です。
■施策の方向
■施策の方向
学校・家庭・地域・職場等の様々な場を通じて、平
学校、家庭、地域社会が協働して地域の子ども達の
和で差別のない人権尊重社会の確立を目指して、人
成長を支える「地域協育ネットワークシステム」を構
権・同和教育の推進を図ります。
築し、地域総参加の「子育てのまちづくり」を推進し
ます。
●施策の体系図
人権教育の推進
学習・研修機会の拡大
人権教育の充実
広報・啓発活動の充実
66
Ⅲ
第3章
●施策の体系図
まで、仕事と子育ての両立支援、子育て負担の軽減を
図るため、子育て支援施策に取り組んできました。今
健全な家庭づくり活動の推進
家庭教育の啓発活動の充実
後は、子育てをしている全ての家庭の支援を「子育て
青少年の健全育成
の社会化」として地域社会全体で、子育てを支えてい
子どもの居場所づくりの推進
くことが求められています。
地域協育ネットワークシステム
づくり
青少年の健全育成の啓発活動の充実
■施策の方向
地域で子育てを支え合う体制づくりを推進します。
青少年の社会参加活動の推進
青少年を非行・犯罪から守る
運動の推進
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
る教育力の低下が問題となっています。本市ではこれ
あいさつ運動の推進
地域ぐるみ育成活動の推進
基本計画
そのため子育ての情報提供や相談体制づくり、地域交
補導・街頭指導の強化
流機会の充実、子育てサポーター制度の整備に取り組
通学路の安全対策
みます。
●施策の体系図
〇健全な家庭づくり活動の推進
地域教育力の向上
家庭は人格形成のもっとも基本的な部分を育てる場
として、極めて重要な意味を持っています。家庭が
「憩いの場」、「教育の場」、「明日の力を生み出す
支援情報の提供及び相談体制の充実
子育て支援の体制づくり
子育てサポーターの養成
場」であることを啓発活動を通じて地域全体へ理解を
広め、健全な家庭づくりを推進します。
〇子育て支援の体制づくり
多様化する子育て支援のニーズに対応するため、関
〇地域ぐるみ育成活動の推進
地域や家庭の教育力の低下が指摘される中で、子ど
係機関・専門機関との連携を図りながら子育てに関す
もの居場所としての家庭や、地域の役割が重要になっ
る情報発信や相談を一体的に行えるよう、支援体制の
ています。「学びの21世紀塾での週末における子ど
充実を図ります。
もの居場所づくり事業やスポーツ少年団等の育成」、
また、地域住民の助け合いによる子育てサポーター
「地域が協働した子育てネットワーク事業」等の推進
制度の整備を図り、地域で子育てに関する助言や子育
を図ります。
て交流事業の企画・推進をはじめ、子育てネットワー
クの運営などの活動を担う人材(子育てサポーター)
の養成を図り、子育ての環境づくりを推進します。
〇青少年を非行・犯罪から守る運動の推進
青少年を非行や犯罪から守る運動を、警察、学校関
係者、少年補導員、地域防犯組織等と連携し、補導や
4 歴史的文化資源の活用と
芸術文化活動の充実
街頭指導などの予防活動を進めます。併せて、子ども
達の登下校時の通学路等での安全活動を地域の関係者
と協力して推進します。
(1)歴史・文化財の保護と伝承
(2)地域教育力の向上
■現状と課題
本市は、古くから国東半島で栄えた、六郷満山文化
■現状と課題
の文化的遺産、優れた文化財を擁し、保存・収集に努
核家族化による家族形態の変化や近隣との人間関係
めています。
の希薄化、女性の社会進出に伴い、家庭や地域におけ
67
Ⅲ
第3章
しかし、それらの貴重な文化財を展示、披露する機
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
〇伝統文化・行事の伝承
会は少なく、充分に有効活用されていないのが現状で
地域に残る伝統文化行事の伝承については、全市的
す。歴史的文化遺産の展示や公開等のイベントの開催
に取り組み、文化行事の存続を図るなかで、新たな地
により、観光交流への活用や、市民が気軽に地域の歴
域文化の活性化を目指します。
史を学ぶ生涯学習の機会の提供、活用を図ることが必
要です。
また、若者の都市への流出、活動の場の減少により、
(2)芸術文化活動の推進
特に貴重な伝統的な芸能や祭りなどの無形文化財は後
■現状と課題
継者不足となっており、地域全体で保存・継承するこ
本市の芸術文化活動については、都市部と比較する
とが望まれています。
と芸術文化を鑑賞する機会が充分でないため、生涯に
・寺院に残る美術品(国宝・重要文化財)
わたって文化活動に親しむ基盤づくりとして、芸術文
・仏教文化を背景とした史跡・建造物(磨崖仏・石造物)
化鑑賞の機会の拡充を図る必要があります。
また、単に芸術文化の鑑賞に留まらず、地域活性化
・古来から地域に伝わる伝統行事
(修正鬼会・ホーランエンヤ・裸祭り・御田植祭等)
のためには、市民が芸術文化を創造する場や機会も重
・地域に残る伝統芸能
要であり、誰もが興味ある芸術文化活動に参加できる
(草地踊り・真玉歌舞伎・有寺神楽・夷里神楽等)
活動体制の整備が必要です。
・埋蔵文化財の調査・保存(遺跡・出土物)
■施策の方向
■施策の方向
市民生活がより楽しめる文化的環境づくりを目指し、
郷土に古来より受け継がれている文化財を継承し、
市民の芸術に親しむ心を育み、活動意欲の高揚のため
保護活用を図るとともに、地域で受け継がれてきた
に芸術文化鑑賞機会の拡大に努めます。
「まつり」等の民俗文化財の継承を支援します。さら
また、市民の芸術文化活動の活性化に向け、活動基
に、文化財を活用した地域交流の活性化に努めます。
盤の整備や情報提供に努めます。
●施策の体系図
●施策の体系図
文化財愛護思想の普及・育成
芸術文化活動の推進
歴史・文化財の保護と伝承
文化財の保護
文化財の保存
学習機会の充実
伝承団体への支援・育成
伝統文化・行事の伝承
文化団体活動の支援
芸術文化祭の開催
文化団体組織の活性化
伝統文化・芸能等の練習、
公開の場の提供
芸術文化情報の提供
広報活動の推進
〇文化財の保護
〇文化団体組織の活性化
古来から受け継いだ貴重な遺産の保存に努め、今後
地域で活動する文化団体の組織を把握するとともに、
も後世に伝承し、地域にある文化財を市民に周知する
文化団体の活動を支援します。
ため、地域活動を通しての普及活動や学校教育、生涯
また、芸術文化祭の開催などにより、日頃培った伝
学習の場等、文化財とふれあう機会をつくります。
統文化・芸能の発表や交流の場を提供し、市民への芸
術文化情報の提供を行うとともに、近隣市町村との文
化交流を推進します。
68
Ⅲ
第3章
5 スポーツ・レクリエーションの
振興
基本計画
郷土を愛し地域を支える「担い手」づくり
〇施設の改修・整備
市民の多様なスポーツ・レクリエーション活動の要
求に対応するため、既存施設の点検・整備を定期的に
実施し、学校体育施設の開放を積極的に行うとともに、
身近で利用しやすいスポーツ・レクリエーション施設
の充実を図ります。
(1)スポーツ・レクリエーションの充実
■現状と課題
〇活動の推進
スポーツ・レクリエーションは、健全な心身の発達
を促し、豊かな心を養う上でも重要な役割を果たして
より多くの市民が日常生活の中でスポーツ・レクリ
います。本市では、平成20年に開催される2巡目国
エーションを定期的・継続的に行うことのできる環境
体で2種目(バレーボール・カヌー)が開催されるこ
の整備とともに、指導者並びに審判員等を育成し、関
とになっています。それを契機にスポーツやレクリエ
係団体の育成強化に努めます。また、各種スポーツの
ーションを通して、健康増進や生き生きとした日々を
競技力の向上を目指し、競技スポーツの強化を図りま
送る市民が増えることを願っています。
す。
一方、本市の体育施設は点在しており、市民ニーズ
に応えられる総合的な運動公園等の整備が望まれてい
ます。
また、市民の2分の1以上の方々が、毎週1回以上
様々なスポーツやレクリエーションに親しみ、健康増
進や地域づくりを推進することを目的として、総合型
地域スポーツクラブの設立を目指しています。
■施策の方向
誰もがスポーツ・レクリエーションを気軽に楽しめ
るよう、既存施設の改修や充実を図り、活動の拠点と
なる総合スポーツ・レクリエーション施設を整備しま
す。
さらに、日常的に健康づくりに取り組めるよう、各
種スポーツ教室やスポーツ大会等のイベントを開催す
るとともに、スポーツを通じた地域交流を促進します。
●施策の体系図
既存施設の改修・充実
施設の改修・整備
スポーツ・レクレーションの充実
スポーツ・レクリエーション
施設の充実
総合型地域スポーツクラブの
育成・強化
関係団体の育成・強化
活動の推進
指導員・審判員等の育成・強化
スポーツ・レクリエーションの
啓発活動
スポーツ・レクリエーション
大会の開催
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