開講式 担当職員の紹介 - 神奈川県立総合教育センター

平成 28 年度 かながわティーチャーズカレッジ
Vol.1
平成 28 年8月8日 発行
神奈川県立総合教育センター
かながわティーチャーズカレッジ事務局
(教育人材育成課若手教員育成班)
開講式
平成 28 年8月7日(日)
、神奈川県立総合教育センターにおいて、
「かながわティーチャーズカレッジ」開講式と第1回かながわ教育学
講座が開かれました。午前中の開講式では、県教育委員会桐谷教育長よ
り、「同じ志をもつ仲間と共に切磋琢磨し合い、教育への理解を深めて
いこうとしている皆さんに、大きな期待を寄せている。」という励まし
の言葉をいただきました。
また、カレッジ長を務める総合教育センター北村所長からは、
「教師
を目指す者は、人間としての自分を磨いていく必要がある。子どもたち
は皆さんを見てまねして育っていくので、子どもたちのお手本となる学
ぶ姿勢をカレッジで養ってもらいたい。
」と、教師の学びの姿勢につい
ての話がありました。
話を聞いている受講者からは、真剣さが伝わってきました。心に響く
桐谷次郎教育長
北村公一所長
熱いメッセージを受け取り、身が引き締まる思いだったのではないでしょうか。
平成 28 年度かながわティーチャーズカレッジは、オープンコース 193 名、チャ
レンジコース(小学校)122 名、チャレンジコース(特別支援学校)20 名の計 335
名が受講します。各コースの受講者代表3名が、カレッジ長より受講証を授与され
ました。ステージに上がり、受講証を受け取る代表者を見つめる受講者の真剣な表
情には、これから始まるかながわティーチャーズカレッジへの期待と意欲にあふれ
ていました。
担当職員の紹介
開講式終了後、グループ担当者とカレッジ事務局の紹介がありました。始業式
の学級発表や担任紹介に重なる光景であり、受講者と所員の期待ややる気が表情
から伝わってきました。教員になりたいという熱い思いと、その思いを成し遂げ
ようとする固い決意を持った初心を忘れずに、これからしっかり頑張っていきま
しょう。
スクールライフサポーター任命式
チャレンジコースの受講者を対象に、「スクールライフサポーター
任命式」が行われ、任命書が渡されました。
スクールライフサポーターは、受講を希望する校種の学校に派遣さ
れ、原則として平日に週1回程度、同じ学校で継続して活動し、教育
活動を支援するための事業です。是非、派遣先の学校で、子どもたち
と直に接する体験を通じて、講義だけでは学ぶことのできない成果を
つかんできてほしいと思います。
第1回かながわ教育学講座
講義「明日を創る子どもを育てる」
午後は「第1回かながわ教育学講座」として、千葉商科大学国際教養学部
長の宮崎緑教授による講義「明日を創る子どもを育てる」がありました。講
義では、
「アネクドートにみる価値観と文化的背景」
「表現の自由と identity」
「国際社会をみる視点」
「アクティブ・ラーニング」
「大人を映す鏡としての
子どもたち」の5つについて話がありました。グローバル化が社会に多様性
をもたらしている中、異なる文化を見る視点やこれからの新しい時代を生きる子どもたちを
どう育てていくかについてを考える貴重な機会となりました。
最後に、
「子どものいいものを見つけて引っ張り出すのがこれからの教育で、それは教師
の心が豊かでないとできない。そのためには自分を磨くことが大事。」と話されました。こ
の言葉は、開講式のカレッジ長の「教師の学びの姿勢」についての話と共通します。今回の
講義の内容を心に留め、自らを高め、学び続ける教師を目指していきましょう。
グループ活動
講義の後は、研修室に移動し、グループごとの活動が行われました。始め
は、初対面の人ばかりで緊張していたようでしたが、講義の振り返りになる
と、受講者同士で活発に議論する姿が見られました。グループ活動を通して、
自分の考えを持ち、他者に適切に伝えたり、他者の意見を受け止めたりしな
がら考えを深められるよう取り組んでください。そして、仲間と切磋琢磨し
ながら力をつけていってくれることを期待しています。
あるグループの講義の振り返りでは、グループ担当者から、「最初からい
い先生になろうとしないこと。その代わり、印象に残る先生になってほし
い。
」という話がありました。これからのカレッジでの8ヶ月間、仲間たち
との出会い、グループ担当者との出会い、そして皆さんに関わってくださる
多くの方々との出会いを大切にしながら、たくさんの経験を積んでいきまし
ょう。
宮崎 緑 教授