第11節 適正処理困難物の対応

第11節 適正処理困難物の対応
1 適正処理困難物の対応
1) 適正処理困難物の対応
適正処理困難物は、破砕困難、焼却困難、最終処分(埋立)困難、作業上の危険性(引火・爆
発・病原性・有毒・有害等)、作業上の困難性(大きさ・重さ)等の性質を持っているものである。
処理困難物対象品目の例を以下に示す。
処 理 困 難 物 対 象 品 目 の 例(国)
建設廃材、タイル、瓦、コンクリートブロック、トタン板、畳、プロパンガスボンベ、消火器、バイ
ク、タイヤ、車のホイール、バッテリー、ストッカー(業務用冷凍庫)、ジュース類の自動販売機、
農機具、リヤカー、産業廃棄物、事業系ごみ、農業用ビニール類、廃油、塗料、農薬、医薬
品、不燃性建材、ステンレス製品、自動車部品、大型家電品、ドラム缶、オートバイ、冷蔵庫、
生丸太、注射針、ピアノ、スプリング入りマットレス、耐火金庫、風呂浴槽、鉄骨材、石膏
ボード、汚物、汚泥、焼却灰など
新発田市、胎内市、新発田地域広域事務組合でも収集や処理が困難なごみを指定しており、
こうしたごみの処理・処分については、販売店での引き取りや専門業者に依頼するよう住民・
事業者に協力を求める。
2) 家電リサイクル法対象品の対応
テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、エアコンは、家電リサイクル法により整備されているリサイク
ルシステムを活用する。
3) 自動車リサイクル法対象品の対応
自動車は自動車リサイクル法の制定により、リサイクルシステムが構築されたことにより、単に廃
棄することなく、そのシステムを活用する。
4) パソコンのリサイクル
家庭用パソコンのリサイクルは、「資源有効利用促進法」に基づいて、製造事業者(メーカー)
が使用済み家庭用パソコンのリサイクルを行っていることから、そのシステムを活用する。
5) オートバイのリサイクル
オートバイのリサイクルは、「資源有効利用促進法」に基づいて、国内で販売された車種につ
いて、廃棄希望があれば各製造事業者(メーカー)毎にリサイクルを行っていることから、そのシ
ステムを活用する。
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6) 感染性医療廃棄物の対応
感染性医療廃棄物は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の改正により『特別管理一般
廃棄物』に指定され、基準や指導内容が強化されている。
こうしたごみは、現在、医療機関自ら専門の廃棄物処理業者に処分を委託しており、今後も
委託を継続するとともに適正処分を業者に指導する。
7) フロンガスの処理
フロンは、成層圏のオゾン層の破壊、地球温暖化の主要因として認識されるようになり、一部
のフロン類は全廃に向かっている。しかし、すでにあらゆる所で使用されており、これらについ
ては、さらに大気への放散しない対策を講ずる必要がある。そこで、フロン類を含む廃棄物が排
出された場合は、フロンを回収・保管後、その処理を専門処理業者に委託する。
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