第1部 食品輸入の手続き

第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
4.茶類・コーヒー
「茶類・コーヒー」輸入手続きの流れ
輸出前の準備
日本の輸入検疫
日本の通関手続き
輸出者または輸入者の業務
必要な書類
【植物防疫法に関する準備】
・ 対象品目の場合、輸出国政府の植物防疫機関の検査を受
け、植物検査証明書を取得する。
・ 輸入禁止品に該当しないか確認する。
【輸出者が用意する書類】
・ 輸出国政府機関発行の植
物検査証明書
・ 必要に応じて、製造工程表
【食品衛生法に関する準備】
・ 日本の食品衛生法に適合するかどうか、情報収集する。
・ 必要に応じて、輸出者または輸入者が自主検査を行い、
検査成績書を取得する。
・ 輸出者は、日本の輸入者が輸入時に検疫所に提出する書
類「食品等輸入届出書」に添付する関係書類を用意する。
品目によって必要書類が異なる場合があるので、輸入者
または日本の検疫所に確認すること。
【輸出者が用意する書類】
・ 原材料表
・ 製造工程表
・ 必要に応じて、
衛生証明書、検査成績書等
【日本の通関手続きの準備】
・ 日本の通関手続きのため、輸出者は必要書類を用意す
る。
【輸出者が用意する書類】
・ インボイス
・ パッキングリスト
・ 船荷証券(B/L)または
航空運送状
【植物防疫法に基づく輸入手続き】
・ 輸入検査の対象品目を輸入する場合、輸入者は、「輸入
検査申請書」に、輸出国政府機関発行の「植物検査証明
書」等の関係書類を添付して植物防疫所に提出する。
【輸入者が提出する書類】
・ 輸入検査申請書
・ 輸出国政府機関発行の
植物検査証明書
・ 必要に応じてインボイス、
パッキングリスト、製造工
程表等
【食品衛生法に基づく輸入手続き】
・ 茶類・コーヒーを輸入する場合、輸入者は、「食品等輸
入届出書」に関係書類を添付して検疫所に提出する。
【輸入者が提出する書類】
・ 食品等輸入届出書
・ 原材料表 ・製造工程表
・ 商品説明書
・ 必要に応じて、
衛生証明書、検査成績書等
・ 必要に応じて、薬事法への
該当可否について確認し
た内容を記録したもの
・ 輸入者は、「輸入申告書」に関係書類を添付して税関に
申告する。
【輸入者が提出する書類】
・ 輸入申告書
・ インボイス
・ パッキングリスト
・ 船荷証券(B/L)または
航空運送状
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
茶類・コーヒーの輸入に際しては「食品衛生法」の規制を受けます。特に農薬の使用や添加物
の使用について、日本の規格基準を満たしているか確認が必要です。
さらに茶類のうち乾燥させただけのもの、コーヒーの生豆については「植物防疫法」の規制を
受けます。
植物防疫法と食品衛生法の手続きおよび事業者の留意点は、次のとおりです。
1)植物防疫法
(1)輸出前の準備
茶類のうち乾燥させただけのもの(加熱加工されていないハーブティー等)やコーヒーの生豆
を輸入する場合は、海外から日本への病害虫の侵入を防止するため、植物検疫の手続きが必要と
なります。植物検疫が実施できる港・空港は限定されているので(植物防疫法施行規則第6条で
指定)、輸入港をどこにするのか事前に注意が必要です。
これらの茶類やコーヒーの生豆は、輸入検査品(p.22 参照)に該当します。輸出者は、輸出国
の植物防疫機関において輸出検査を受け、
「植物検査証明書」を入手してください。この検査証明
書の内容は、日本の要求基準に応じたものであることが必要です。
なお、製茶のように高度に加工されたもの、焙煎されたコーヒー豆、密封された小売容器入り
の茶類・コーヒー等は、検査不要となります。
【輸入条件の検索】
植物防疫所「輸出入条件に関するデータベース」
http://www.maff.go.jp/pps/j/search/detail.html
【問合せ先】
輸入する海空港を管轄する植物防疫所
http://www.maff.go.jp/pps/j/map/index.html
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
(2)輸入手続き
植物検疫を受けるにあたっては、輸入者が遅滞なく「植物、輸入禁止品等輸入検査申請書」を
植物防疫所に提出するか、輸入植物検査手続電算処理システム(PQ-NETWORK)を利用して申請
します(注1)。
申請書には、輸出国政府機関発行の「植物検査証明書」
(Phytosanitary Certificate)のほか、植物
防疫所が個々のケースに応じて必要とする書類(インボイス、船荷証券、パッキングリスト、製
造工程表等)を添えて、輸入港を管轄する植物防疫所へ提出します。
植物防疫所での書類審査、現物検査等を経て合格すると「合格証明書」が発行されます。不合
格の場合は「消毒」または「廃棄(積戻し)」の措置がとられます。病害虫が発見されて不合格と
なった場合でも、消毒が可能であれば消毒を行った後に合格証明書が発行され、次の食品衛生法
に基づく手続きに進むことができます。
(注1)「輸入検査申請書」の欄外に「同時並行検査希望」と記入すれば、植物検疫検査と食品衛生検査を同時並行的に受ける
ことができます。
植物防疫法に基づく輸入検査の流れ
植物類
輸入禁止品
輸入禁止品又は検査不要品でないもの
我が国に未発生で、
高度に加工されたもの
万一侵入した場合、
農産物に被害が大き
く、輸入検査で発見
検査不要品
輸入検査の申請
(輸出国の植物検査証明書の添付)
例)製茶
マンゴウの乾果
するのが困難な病害
虫が付着する可能性
輸入検査
のある植物
・ 病害虫そのもの
・ 土
検疫病害虫が付着している場合
消毒実施
原則輸入禁止
積戻し・廃棄
検疫病害虫が付着していない場合
合格証明書
食品衛生法に基づく手続き
(出所)植物防疫所
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
(3)審査ポイント
○
植物防疫法第6条「輸入の制限」の規定に違反していないか?(輸出国政府機関の検査証明
書が添付されているか等)
○
証明書等の記載内容に不備はないか?
○
輸入禁止品に該当しないか?(原材料の植物のチェック等)
○
現物検査において、土の付着、病害虫の付着・寄生がないか?
2)食品衛生法
(1)輸出前の準備
輸出者と輸入者は、当該茶類・コーヒーが日本の食品衛生法の規格基準等に適合するかどうか、
十分な情報収集を行い、確認することが必要です。
なお、茶樹以外の植物を使用した茶類(ハーブティーなど)においては、医薬品にのみ使用す
ることができる原材料が含まれていると、薬事法の適用を受ける場合もあるため(p.13 参照)、
輸入者は原料の学名(和名)、使用部位等とその使用目的を明確にするとともに、薬事法に該当す
る成分か否かを地方自治体の薬事担当部署に確認してください。
<輸出者が用意する書類(英語以外の言語の場合は、和訳したもの)>
•
原材料表
製造者が作成・発行した社名入りで、使用した原料(食材)と添加物の具体的な化学名称
をすべて記載したもの。
•
製造工程表
製造者が作成・発行した社名、責任者のサイン入りで、原料から製品にいたる工程を図に
したもの。殺菌温度、時間等も記載する。
•
輸出国製造者および製造所の名称と所在地、製品の名称がわかるもの
<輸出者または輸入者が用意する書類(必要に応じて)>
•
自主検査による検査成績書
事前に厚生労働大臣登録検査機関あるいは輸出国の公的検査機関で自主検査を行い、その
検査成績書を添付すると、その項目についての衛生検査が省略され、輸入手続きが迅速に
行われます。
<輸入者が用意する書類(必要に応じて)>
•
原料によっては、薬事法への該当可否について確認した内容(確認日、確認先、対象物質とそ
の取扱い等)を記録したもの。
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
【検査機関の問合せ先】
厚生労働省
「厚生労働大臣登録検査機関のリスト」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/jigyousya/kikan/xls/kikan.xls
厚生労働省
「輸出国公的検査機関のリスト」
注)アセアンについては、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピンの4カ国の公的検査機関等が登録
されている(p.116 参照)。
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/5/index.html
【問合せ先】
輸入する海空港を管轄する厚生労働省検疫所
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1e.html
(2)輸入手続き
販売または営業に使用する目的で茶類・コーヒーを輸入する場合には、輸入者は「食品等輸入
届出書」と必要書類(原材料表、製造工程表、自主検査成績書等)を揃え、通関しようとする海
空港を管轄する厚生労働省検疫所に提出します。届出書の審査の結果、検査が必要とされたもの
は保税地域内で検査が行われ、輸入の可否が判定されます。
食品衛生法に基づく手続きの流れ
事 前 の 輸 入 相 談
事前の情報入手(製造方法、添加物の使用等)
事前の検査(輸出国公的検査機関、厚生労働大臣登録検査機関)
検 疫 所 へ の 届 出
(食品等輸入届出書の提出等)
審査
検査を要する貨物
不合格
合格
積戻し・廃棄・
食用以外の用途
検査を要しない貨物
届出済証または
合格証の受取り
税関申告
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
(3)審査ポイント
○
食品衛生法に規定される製造基準等に適合しているか?
茶類・コーヒーについては、食品に共通して規制されている「食品一般の規格基準」(p.18 参
照)に適合しなければなりません。
「食品一般の規格基準」の中の「食品一般の成分規格」には、食品に残留する農薬の限度量が
規定されています。日本では、残留農薬規制についてポジティブリスト制度を導入しており、原
則的にすべての農薬について残留基準(一律基準を含む)を設定し、基準を超えて残留する食品
の輸入・販売を禁止しています。個別の基準が設定されていない農薬については、一律基準
(0.01ppm)が適用されます(p.20 参照)。
⇒
日本食品化学研究振興財団「残留農薬等基準トップページ」
http://www.ffcr.or.jp/Zaidan/FFCRHOME.nsf/pages/MRLs-n
茶類・コーヒーの容器包装については、食品衛生法の「容器包装の規格基準」に適合している
かを確認します。
茶類・コーヒーについて、留意しなければならない食品衛生法の規格基準
食品共通に設定されている規格基準
茶類
「食品一般の成分規格」
個別に設定されている規格基準
なし
「食品一般の製造、加工、調理基準」
「食品一般の保存基準」
コーヒー
「食品一般の成分規格」
なし
「食品一般の製造、加工、調理基準」
「食品一般の保存基準」
茶類・コーヒーの容器包装について、留意しなければならない規格基準
容器包装共通
茶類
「容器包装の原材料一般の規格」
用途別規格
なし
「容器包装の材質別規格」
「容器包装の製造基準」
コーヒー
「容器包装の原材料一般の規格」
「容器包装の材質別規格」
「容器包装の製造基準」
【「食品・添加物等の規格基準」の情報】
日本貿易振興機構
「制度・規格関連法規ページ」
http://www.jetro.go.jp/world/japan/regulations/
なし
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
○
添加物の使用基準は適切であるか?
添加物には、どのような食品にどのくらいまで添加してもよいかということを示した使用基準
や、純度や性状などを定める成分規格などの規格基準が、必要に応じて物質ごとに定められてい
ます。輸出国では合法的に認められた添加物でも、日本では許可されていないもの、同一物質名
であっても成分規格が異なるものや使用基準が異なるものなどがあります。
日本の添加物に関する規格基準に適合しないものは輸入できません。添加物のチェックポイン
トは、次のとおりです。
原材料に使用されている添加物を含め、指定外添加物を使用していないか?
⇒
厚生労働省・食品添加物ページ「指定添加物リスト(規則別表第1)」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/index.html
天然添加物については、
「既存添加物リスト」によりその基原・製法・本質が適合しているか?
⇒
厚生労働省・食品添加物ページ「既存添加物リスト」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/index.html
使用基準に適合しない添加物が使用されていないか、また使用量等が適量であるか?
⇒
厚生労働省・食品添加物ページ「添加物使用基準リスト」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/index.html
茶類・コーヒーについては、茶に対して使用してはならない着色料が定められているほか、そ
の他の添加物についても発色、漂白を目的とした使用が禁じられています。
○
有毒有害物質が含まれていないか?
アフラトキシンなどのかび毒に汚染されていないか、放射能や化学物質の汚染などがないか、
等。
○
過去衛生上の問題があった製造者・所であるか?
⇒
厚生労働省・輸入食品監視業務ページ「過去の違反事例」
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/ihan/index.html
3)事業者の留意点
(1)食品衛生法への適合確認
日本の輸入者は、食品安全基本法において、自らが食品の安全確保について必要な措置を適切
に講ずる責務が求められています。また食品衛生法において、輸入者は自らの責任において輸入
食品の安全性を確保するため、必要な知識および技術の習得、原材料の安全性の確保、自主検査
の実施等に努めることが求められています。
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
さらに輸入食品による薬物中毒事件発生などで、日本の消費者の輸入食品への不安・不信が高
まっていることから、輸入者は輸入する食品の輸出国での原材料、製造・加工、保管、輸送等の
各段階において、日本国内と同等の安全性が確保されているか、その確認が求められています。
輸入者が輸出国の製造者に対し確認する事項については、厚生労働省が策定した「輸入加工食
品 の 自 主 管 理 に 関 す る ガ イ ド ラ イ ン ( 2008 年 6 月 )」( ⇒ 厚 生 労 働
省
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1ah.html)の中で示されています。
輸出者は、日本の食品衛生法を遵守し、このガイドラインで示された事項について、輸入者か
ら要求される前に準備しておく配慮や、詳細な情報提供に努めるなど、輸入者への協力が求めら
れています。
継続的に輸出入する場合は、製造工程・原材料等の変更がないかの確認や、定期的に試験検査
を実施し、有害・有毒物質・病原微生物の確認、指定外添加物が含有していないこと、添加物の
使用基準等の適合の確認、成分規格等の適合の確認などが必要です。
コーヒーについては、2008 年 4 月から 7 月にかけてエチオピア産コーヒー生豆に残留農薬基準
違反(γ-BHC、クロルデン、ヘプタクロル、DDT)が相次いで確認され、同国産コーヒー豆に対
する検査体制が強化されています。ポジティブリスト制度を遵守するためには、茶類・コーヒー
の生産段階における農薬等に関する情報収集(農薬等の使用にあたっての適正な管理、使用され
る可能性のある農薬等の種類や方法、残留基準違反事例の有無など)に努める、必要に応じ残留
状況について分析する、などの取組みが必要となります。
(2)日本の検疫所の衛生情報の確認
○
検疫所の輸入者に対する基本的な指導事項は何か?
⇒
厚生労働省・輸入食品監視業務ページ「輸入食品監視指導計画」
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/kanshi/index.html
○
モニタリング対象品かどうか?
過去の違反率、輸入件数・重量、違反内容の重要度等を勘案し、食品群ごとに検査件数を設定
した計画表が年度始めに公示されます。
⇒
厚生労働省・輸入食品監視業務ページ「平成 20 年度モニタリング通知」
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/monitoring/index.html
○
検査命令対象品かどうか?
輸出国の事情、食品の特性、同種食品の不適格事例から、食品衛生法違反のおそれが高いと認
められる食品等で、年度始めに一覧表(対象品と検査項目)が公示されます。さらにその後の違
反状況によって、追加して検査命令が発動されます。厚生労働大臣の検査命令を受けて、輸入者
が登録検査機関に検査を依頼(有料)し、検査結果が判明するまで貨物は留置となります。
⇒
厚生労働省・輸入食品監視業務ページ「平成 20 年度検査命令実施通知」
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/kensa/index.html
第2部 品目別輸入手続き
輸出国公的機関リスト
○
食品衛生法違反で多い事例は何か?
茶類・コーヒーにおける過去の食品衛生法違反の事例をみると、添加物に関する違反が多くなっ
ています。なお、2008 年1月以降をみると、ASEAN 各国からの茶類・コーヒーの輸入に関して、
食品衛生法違反として指摘された事例はありません。
⇒
厚生労働省・輸入食品監視業務ページ「過去の違反事例」
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/ihan/index.html
コーヒー・茶類に関する主な注意点は、以下のとおりです。
•
検査命令の対象となっていないか、逐次確認が必要。
•
有害・有毒物質については、アフラトキシンの付着に注意。
•
茶に使用してはいけない着色料の使用に注意。
•
漂白剤、酸化防止剤として使用した「二酸化硫黄」の残存に注意。
•
農薬について日本の残留基準を周知させる。
茶類・コーヒー
―
代表的な食品衛生法違反事例
過去、輸入届出の際に食品衛生法違反と判断された代表的な事例を厚生労働省がまとめたもの
品名
輸出国
違反内容
基準値
インスタント紅茶
アメリカ合衆国
製造用剤:ケイ酸アルミニウムナト
リウムの含有
指定外添加物
コーヒー豆(カフェインレス)
アメリカ合衆国
製造用剤:塩化メチレンの含有
指定外添加物
茶の代用品(マリーゴールド)
イタリア
酸化防止剤:二酸化硫黄の過量残存
その他食品:
0.030g/Kg 未満
茶の代用品(乾燥ニガウリ)
ベトナム
漂白剤:二酸化硫黄の過量残存
その他食品:
0.030g/Kg 未満
濃縮コーヒー抽出液
アメリカ合衆国
保存料:ソルビン酸カリウムの対象
外使用
-
備考
(出所)厚生労働省・輸入食品監視業務ページ「輸入届出における代表的な食品衛生法違反事
例」http://www1.mhlw.go.jp/topics/ysk_13/tp0419-1q.html
○
•
その他、茶類・コーヒーで留意すべき点
バルクで輸入される場合、乾燥した茶葉にダニ等の動物性異物が混入している場合がある。原
産地での加工方法や保管、運搬の状態に注意。
•
茶樹以外の植物を使用していながら○○茶と呼ばれるものの中には、従来日本では食用にされ
ていない植物を原料とするものがあるので、輸出国における食用の状況や、食品衛生上の問題
について確認が必要。
•
一部のハーブ類には、その薬効成分により薬事法の対象となり、食品として輸入販売できない。
また、医薬品的な効能効果・用法用量を標榜した場合も薬事法違反となるので注意(p.28 参照)