歯科エックス線学

“連携と統合”の科目
口腔保健科学の基礎
授業科目名
時間割番号 曜日・時限
カリキュラム2012
歯科エックス線学
Dental Radiology
開講時期 および 必修(◎)・選択(○)の別
看 護 編 入 理 学 作 業 社 福 編 入 行動 編 入 検査 口 腔 教職
水曜3限
2後
◎
その他
水曜3限
2後
◎
読替科目
119602401
履修における 欠席せず、必ず授業に参加しましょう。
注意点・
履修条件等
授業科目区分 専門科目
担当教員名
[科目責任者] 金田 隆
単位数 / 時間数
(注 )
1 単位
30 時間
授業形態
演習
[担当者]
【授業の概要】
歯科エックス線学,特に日常歯科臨床に関連するエックス線を用いた歯科放射線学は放射線医学の一分野であり,その進歩
はめざましく歯科臨床補助としての歯科衛生士の卒前教育において理解,修得すべき内容は年々著しく増加している。しかし
ながらそれらの恨底を流れる理念は放射線をいかに人類の健康維持と疾病の治療に役立てるかであり, そのためには歯科衛
生士として放射線の生物学的影響や防護を理解し, 適切な画像検査の補助や管理を行う使命がある。本講義では放射線生物
学や防護や管理を中心とした放射線の基礎からエックス線正常解剖や病的像を学び,近年のコンピュータの発達により急速に
発達しているデジタル画像やエックス線CT,磁気共鳴画像検査(MRI)についても講義する。
【教育目標および「連携と統合」との関係】
将来歯科衛生士として適切な画保検査の診療補助や放射線の防護や管理ができるようになるために,放射線の発生や生物学
的影響を修得する.
【授業計画】
第1回 エックス線検査の意義
第2回 放射線の発生と歯科用エックス線装置 第3回 エックス線フィルムと現像処理
第4回 エックス線写真の基礎、デジタルエックス線撮影法
第5回 放射線の生物学的作用 第6回 放射線治療と放射線の影響
第7回 放射線防護と法的規制
第8回 口内法エックス線検査
第9回 パノラマエックス線検査法
第10回 口外法エックス線検査 第11回 エックス線CT
第12回 MRI
第13回 エックス線解剖
第14回 歯および歯周組織の疾患
【授業の到達目標】
1.エックス線検査の役割と一般性質につい
て理解する。
2.歯科用エックス線装置の原理,構造を習
得する。 3.フィルムの特徴と現像を学ぶ。
3.黒化度曲線を理解する。
4.デジタルエックス線撮影法の原理および
利点,欠点を修得する。
5.Bergonie-Tribondeauの法則および生物
学的効果を修得する。 6.放射線治療の障害を理解する。 6.確定的影響と確率的影響を学ぶ。
7.防護の3原則を修得する。
7.ICRPの勧告を理解する。
7.患者および職業人の防護を学ぶ。 8.口内法の種類を理解する。
8.口内法の撮影法を修得する。
8.口内法の利点,欠点を学ぶ。
9.パノラマエックス線検査を理解する。
9.障害陰影や断層幅について学ぶ。
10.口外法の種類を習得する。 11.エックスCTの原理を理解する。
12.MRIの原理を理解する。
13.エックス線像の正常解剖を修得する。
14・15.エックス線写真の読影を修得す
る。
第15回 顎骨疾患の画像診断とまとめ
【教科書、参考書、教材等】
教科書:「最新歯科衛生士教本 歯科放射線」全国歯科衛生士協議会監修 (医歯薬出版)
参考書:「Q&A」で学ぶ歯科放射線学・SBOs講義 金田 隆編(学建書院)
【評価方法】
講義への「参加度」「平常点」「参加意欲」10%、まとめ(学年末試験)90%などを総合的に判断する。
【学習上の助言】
放射線は直接眼にみえないためなじみにくい分野ですが、歯科臨床に欠かせない分野であり是非興味をもってもらいたい。
(注 ) 読 替 科 目 に つ い て は 単 位 数 等 が 異 な る 場 合 が あ り ま す 。
更新年月日 2013/12/ 4