平成19年7月6日 校 秋田市立中通小学校 報 春秋中通 3号 自分の身の安全は…!! 昨 日 , 防 犯 教 室 を 行 い ま し た 。 防 犯 教 室 は ,「 子 ど も た ち が 登 下 校 中 に 危 険 に 遭 わ な い よ う に 『 自 分 の 身 は 自 分 で 守 る 』 と い う 危 険 回 避 の 意 識 を 培 う 。」 を ね ら い と し , 秋 田 中央警察署,秋田駅前交番等の指導のもと行われました。中央警察署の方々の寸劇を見た 後,異学年の友達グループでワークシートに挑戦し,各グループの考えを発表し合うとい う,これまでにないスタイルでの防犯教室でした。 《ワークシートの内容》 ①まもる君のように,知らない人から「ネイガーショーを見に行かない?」と誘われたら,君ならどうしますか? ②あいちゃんのように,「お母さんが病院に運ばれたよ。早く車に乗って!」と言われたら,君ならどうします か? ③もし,知らない人にしつこく誘われたら,あなたは周りの人にどのようにして知らせますか? ④知らない人からしつこく誘われたら,あなたはすぐに逃げますか? ⑤知らない人から逃げたら,あなたはどこに逃げますか? ⑥今日勉強して分かったことや考えたことを書いてみよう! 本校では災害や犯罪から身を守るために,下記のような年間4回の避難訓練や防犯教室 を計画しています。 5月25日実施 7月 5日実施 8月31日予定 1月24日予定 授業中に地震・火災が発生を想定した避難訓練 防犯教室 休み時間に地震発生を想定した避難訓練 冬期間中の地震発生を想定した避難訓練 また,事故や事件に遭わないために,学校で子どもたちを 指導したこと等に関しては,その都度,学校からのお便りと して家庭に連絡しております。安全や命にかかわることに関 し て は ,「 学 校 で 指 導 し た こ と だ か ら 」 や 「 こ れ ま で 何 回 も 注意を促してきたことだから」ではなく,子どもたちに様々 な場で,繰り返し指導していくことが必要です。お子さんか ら防犯教室の様子を聞いてみて,そのことに関して親子で話 し合ってみてはいかがでしょうか。 大きく育て…! 6月26日に,5年生を対象に森林教室が行われました。森林教室が初めて行われたの は平成5年9月で,その当時は「卒業記念植樹」として6年生が植林していました。東北 森林管理局のご厚意で続いているもので,今年で15年目を迎えました。秋田市河辺の岩 見三内国有林に,杉の苗木を150本ほど植林しました。国有林を管理している地元の秋 田 森 林 管 理 署 や ,秋 田 県 緑 化 推 進 委 員 会 ,秋 田 県 森 の 案 内 人 協 議 会 の 皆 さ ん の 指 導 を 受 け , 植林しました。植林できるように整地されているとはいえ,地中には木の根,地表はがれ きや雑草が入り混じり,子どもたちは悪戦苦闘していました。 子どもたちが植林できるスペースです。広い森から見る と,本当に狭いスペースにすぎません。でも,このような 取り組みが15年も続いています。この間の積み重ねで, ちょっぴり「森」と言えるものを形づくっていくのではな いでしょうか。杉の幼木が子どもたちと共に成長し,地球 の環境保全に貢献してくれれば…と,夢は大きく広がって い き ま す 。 そ し て ,「 地 球 の た め に 自 分 は ど の よ う に か か わ っていくべきか」を考え,行動に移すためのきっかけにな ればと考えています。 -1- 平成19年7月6日 秋田市立中通小学校 「話す」ことについて 7 月 の 全 校 朝 の 集 い で ,子 ど も た ち に「 話 す こ と 」に つ い て 話 を し ま し た 。先 月 は ,「 聞 くこと」について話をしています。楽しい学校生活を目指すためにも,集団の中で自分を 磨いていくためにも,これらのことは必要不可欠なことだからです。 6 月 は ,「 聞 く 」 こ と に つ い て 話 し ま し た 。 今 日 は ,「 話 す 」 こ と に つ い て , 校 長 先 生 が 思 っ て い る こ と を 話 し た い と 思 い ま す 。 そ れ は ,「 話 す こ と は 難 し い な ! 」 と い う こ と で す 。 話 を す る ということは,話す相手がいるからです。 話 す 人 の 口 か ら 出 て い く 言 葉 は ,そ の 人 の「 思 っ て い る こ と 」 「考えていること」 「感じたこと」 「目や耳にしたこと」などが,その人の「頭」や「心」を通して外に出て行くのです。話すこと によって,相手を楽しくさせることがあります。幸せな気持ちにさせる時もあります。聞く人に 新しい発見をプレゼントしてくれる時もあります。反対に,聞く人を嫌な気持ちや悲しい気持ち にさせてしまったりすることもあります。 話には話す人の考えや心が含まれているように,話を聞く人も耳から入ったことを頭や心のフ ィルターを通して聞いているのです。人によって,考えることや思っていることは違います。だ から,話すことによって友達になることもできるし,けんかになることもあります。話すことに よって,相手に優しさをあげることができるし,その人の心を傷付けてしまう 場 合 も あ り ま す 。 話 す こ と に よ っ て ,「 よ く 分 か っ た よ 」 と い う 時 も あ り ま す が,反対に「前より分からなくなった」という時もあります。 だから,校長先生は「話すことは難しいな」と思うのです。でも,話す人も 聞く人も,お互いが優しい気持ちでいると,相手に優しく話すことができるか もしれないね。そして,優しい気持ちで聞くことができると思うのです。全校 のみんなが楽しい学校生活を送るためにも,優しい気持ちで話をするというこ とは大切なことなのです。 青少年育成秋田市民会議から,本校の児童と保護者に「秋田駅周辺のクリーンアップ活動」 への参加依頼がありました。7月28日(土)と9月22日(土)実施される活動で,いずれも 午前7時から8時30分までの活動予定となっています。竿燈祭りや秋田国体の行われる前 に,秋田市の玄関口といえる秋田駅周辺をきれいにしようとする取り組みです。今年は,本 校だけへの呼びかけで,次年度につなげていくための試験的な取り組みのようです。交通安 全への配慮から,親子での参加を基本としています。後日,学校から詳しいお便りを配布し ます。ボランティア活動に親子で…! 学校の中庭に,稲や野菜を植えているコーナーがあります。先日の業間休みに,2名の女の 子が一生懸命に雑草取りをしている光景を目にしました。係なのか,担任に言われてのことな のか分かりませんが,仕事ぶりからは「自ら進んで」という印象を受けました。最近の子ども たちには,「やりっぱなし」という傾向が見られるのだそうです。植えっぱなしではなく,「野 菜を植える→野菜を収穫する」まで,きちんと責任を持って世話をしていれば,収穫の喜びも 大きいのではないでしょうか……。 雑草が生えてきたら抜き取る。なぜ抜き取らなければならないのか,きちんと教師の指導が 入った場合,子どもは言われなくても,一生懸命に雑草取りに励むと思い ます。しかし,何ら指導がなく,「当番さん。雑草が増えてきたから,仕事 をきちんと。」ではどうでしょうか。 ちょっとした大人のかかわり方の違いで,子どもの反応は大きく異なっ てきます。やりっぱなしの…。もしかしたら,そこに至った背景があるの かもしれません。次に繋がっていくような大人のかかわりがあれば,子ど もはいくらでも変わっていけるのではないでしょうか。 -2-
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