Bourgogne côte chalonnaise

A.O.C.
AOCインフォメーション
地域名アペラシオン/Appellation Régionale
CÔTE CHALONNAISEをBOURGOGNEとともに記 載できるのは、Buxy,
Chagny, Givry, Mont-Saint-Vincentの小郡に点在する44のコミューンで生産
される赤、
白、
ロゼワインに限られる。
ラベルには、CÔTE­CHALONNAISEはBOURGOGNEのすぐ後ろに記載しなけ
ればならない。
ワインの特徴
赤ワイン
(Pinot Noir)
はすっきりとしたまじりけのない紫紅色または輝きのあるル
ビー色で、
ときにはダークなガーネット色のこともある。小さな赤い果実(イチゴ、
スグ
リ)
や黒い果実(カシス、
ブルーベリー)
の香りが際立ち、
ときにチェリーの核果の香
りもある。動物や茸の香りも多々ある。口に含むと若いうちはテクスチャーが硬くわ
ずかにいかめしく感じるが、潜在力があり、
そのまろやかさがとげとげしさを鎮めてくれ
る。酸とタンニンのバランスがよい。ロゼとクレレ
(Pinot Noir)
も少量生産。
白ワイン
(Chardonnay)
は透明で、
グレーを帯びた黄金色の輝きがある。白い花
(サンザシ、
スイカズラ)
、
レモン、
ときにういきょうの香りを伴うドライフルーツの香りが
し、焼きたてのクロワッサンや蜂蜜を思わせる。生き生きとしたストレートなアタックが
あり、繊細さも備えている。
ソムリエのおすすめ­
赤 :若いうちは、率直でデリケートなタンニンにより­閉じた感じがあるが、
その硬さが
名古屋コーチンの鉄板焼きのようなグリルした肉や、照り焼きのようなソースをつけ
た肉と合う。ワインが肉の甘味を包み込む。coulommiersやépoissesなどの個性
あふれるチーズにも好適。
サービス温度:15~18℃
レモンの風味があり、魚のタルト、
アサリの酒蒸し
白:すっきりしており、生き生きとし、
などのシーフード、
または野菜のマリネやグリルに欠かせない。アペリティフとして飲
むなら、黒オリーブとよく合う。マイルドなソフトタイプのチーズやchèvreチーズとも
相性がよい。
サービス温度:12~13℃
(シートNo.10)
www.bourgogne-wines.jp
位置
Bourgogneの地域名アペラシオンをterroirs で区別することは、
その地質学的特
徴を示し、愛好家がワインを選ぶ拠りどころとなる。Côte Chalonnaiseは1990
年に認定され、
ソーヌ・エ・ロワール県の北に、長さ40数km、幅5〜8kmに広がる畑
があり、44のコミューンがある。6世紀のトゥールの司教グレゴリウスの時代から評
価されてきた。
シャロン・シュル・ソーヌは大規模な市が立つ街であり、
ローヌ河支流
の港町として栄え、Bourgogne Côte Chalonnaiseのワインの流通をを支えてき
た。
TERROIRS
ドゥーヌ渓谷とグローヌ渓谷の間に、
コート・シャロネーズは南に向かって広がってい
る。
コート・
ドール地区に比べると、非常に穏やかな景観である。これらのなだらかな
丘は、
ブレス地方の地溝帯が崩壊して断層ができたときに、中央山塊から生まれ
た。北部では起伏のある土地は東向きで、石灰岩質である。ここではリアス統と三
畳紀の地層である
(Saint-Denis、Jambles、Morogesの各村)。Bisseyの花崗
岩塊の南には東または西向きの斜面が、
マコネの山まで続いている。バジョシアン
石灰岩の懸崖がせり出すが、泥灰質である。山麓は砂土、石灰質の火打石の破
片シャイユや火打石を含む粘土で、砂岩も顔を出す。標高は250〜350m。
色/セパージュ
赤とロゼワイン:Pinot Noir
白ワイン:Chardonnay
生産量
栽培面積*
年間平均収穫量** :
1­hectare
(ha)
=­10­000m2 =­24­ouvrées
1­hectolitre
(hl)
=­100­litres =­133本
赤とロゼ:330.86 ha
白:132.56 ha
赤とロゼ:17 795 hl
白:6 977 hl
*­2010年 **­2006〜2010年の5年間の平均
Syndicat viticole de l’appellation Bourgogne Côte Chalonnaise - 71390 MOROGES