建設材料学 - 環境都市デザイン工学科

授
科
授
業
科
目 建設材料学Ⅰ(Construction MaterialsⅠ)
目
番
業 の 形
号 5236-09
科
目
区
分 専門科目・必履修
式 講義
単位の種別と単位数 履修単位:1 単位
環境都市デザイン工学科
開
設
学
科
対
象
学
生 2 年生
(建設システム工学科)
開
設
期 通年
週
時
限
数 1
担
当
者 横井克則
研 究 室 の 場 所 環境都市デザイン工学科棟 2 階
オ フ ィ ス ア ワ ー 昼休み,放課後随時
キ ー ワ ー ド セメント,骨材,混和材料,練混ぜ水,鋼材,木材
JABEE との関連
【授業の目標等】
建設構造物に用いられる材料はその種類が極めて多く,その役割も多用であることから,本授業
では特に建設構造用材料に関する基礎知識を幅広く学習する。各材料の物理的性質については,計
算等により求めることができるようにする。
【授業の計画・方法等 ※[ ]内の数字は何週目の授業であるかの目安】
1.総論[1-4]:建設材料の分類と要求される性質について学習する。
2.セメント[5-10]:セメントの歴史,製造方法,組成,性質,種類と特徴について学習する。
3.骨材[11-15]:骨材の性質,粒度・粒形,最大寸法,種類と特徴について学習する。
4.混和材料[16-21]:混和剤と混和材について,その種類と特徴を学習する。
5.練混ぜ水[22]:コンクリート用練混ぜ水の性質を学習する。
6.鋼材[23-26]:鋼材の記号,応力ひずみ曲線,弾性係数,熱処理法,防錆法について学習する。
7.木材[27-30]:木材の分類,成長,組織,規格,製材,乾燥,腐食,性質について学習する。
教科書を中心に授業を進め,各章が終わるごとに演習問題等のレポートを提出させる。計算問題
については,配付プリントを提出する。また,理解を深めるために,ビデオで学習する。
試験:前学期中間,前学期末,後学期中間,学年末
【到達目標】
1.強度,応力-ひずみ曲線,弾性係数を理解でき,計算で求めることができる。
2.各種セメントの一般的性質を理解できる。
3.コンクリート用骨材とその特徴が理解でき,粒度・粒形,最大寸法を求めることができる。
4.混和剤と混和材の種類と性質を理解できる。
5.鋼材の性質や規格を理解でき,鉄筋の引張試験で得られるデータから鉄筋の規格を判定できる。
6.木材の一般的性質を理解できる。
【成績評価の方法・基準】
試験成績 80%,レポート(提出物)20%の割合で評価する。成績は,学期ごとの評価は中間と期
末の各期間の評価の平均,学年の評価は前期と後期の評価の平均とする。なお,後期中間の評価は
前期中間,前期末,後期中間の各期間の評価の平均とする。技術者が身につける専門基礎として,
到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
【教科書・教材・参考書等】
教科書:西林新蔵編「エース建設構造材料」(朝倉書店)
参考書:近藤他「新版土木材料学」(コロナ社),中嶋他「建設材料」(コロナ社)
【履修上の注意】
授業内容は建設材料学Ⅱ(3 年)に継続し,4 年生以上の以下の関連科目の基礎科目となる。コンク
リート構造学Ⅰ(4 年) ,コンクリート構造学Ⅱ(5 年),土木・建築実験Ⅳ(RC 実験)(5 年)
【備 考】
計算よりも暗記することが多い授業ですので,試験前に焦らないようにするためにも日々の努力
が必要です。