平 成 11 年 1 月 15 日 カ ネ ト 製 茶 発 行 421-0502 静 岡 県 榛 原 郡 相 良 町 白 井 1717 た 。そ し て 、主 人 は 柄 に も な く 、昨 年 の 暮 れ に は 東 京 で 開 か れ た「 環 境 に 優 し い お 茶 作 り 」 TEL/FAX:0548-54-0068 シンポジウムの講演者として招かれたんです。そのうえ、パネルディスカッションのパネ E-mail: [email protected] ラーまでやって、言いたいことを言っていました。私も一緒に付いて行ったんですが、主 編集長:戸塚 美紀子 人はかなり緊張していたみたいで、いつもの主人と違う一面を見た気がします。私の所に も 何 人 か の 方 か ら 「 と て も 感 動 的 な 講 演 で し た よ 。」 と 声 を か け ら れ て 、 私 ま で 嬉 し く な 発刊にあたって ってしまいました。 今 年 に な っ て 戸 塚 家 の み っ こ さ ん が 一 大 決 心 を し ま し た 。そ れ が こ の「 茶 ち ゃ ち ゃ 通 信 」 です。飽きっぽい性格の私ですから続くか心配ですが、年4回を目標に頑張りたいと思い ます。また、みなさんの情報やご意見なども掲載していきたいと思います。 ちょっと、主人の紹介のつもりが自慢話みたいになってしまい、ごめんなさい。でも、 こんな主人を見ていると私も何かしなければと、ファイトがわいてきます。 これからも夫婦で力を合わせて、皆様に気に入っていただけるお茶作りに励みたいと思 いますので、よろしくお願いします。 戸塚家の紹介 それでは、家族の紹介から始めましょう。 ついでに子供達の紹介もしますね。 最初に私の自己紹介から・・・。 長 男 (勇 太 )は 現 在 中 学 3 年 生 で 、高 校 受 験 を 控 え て い ま す 。志 望 校 は 浜 松 工 業 高 校 で 、 名 前 は 美 紀 子 ( み っ こ さ ん と か み っ こ ち ゃ ん と 呼 ば れ て い ま す 。) 最近では時々甲子園にも出ている学校です。もちろん野球部に入るつもりで、何とかレギ 昭 和 32 年 8 月 31 日 、 3 人 姉 妹 の 長 女 と し て 生 ま れ た の で 、 世 間 で 言 う 婿 取 り 娘 で す 。 ュラーになりたいと言ってます。でも、ちょっと大変かな? 今 で は 、 た だ の お ば さ ん で す が ・・・( 笑 ) 長女(明日香)は小学5年生です。4才の時からピアノを習ってます。でも、小学校に 16 年 前 、 こ ん な 私 に も お 婿 さ ん に 来 て く れ る 人 が 現 れ た ん で す 。( 感 謝 ) 入ってから始めた子にも抜かされちゃいました。この先生はとても優しいので、この子で ひ と つ 年 下 の 主 人 は サ ラ リ ー マ ン で 、農 繁 期 に は 農 作 業 も 手 伝 っ て く れ ま し た 。や が て 、 も続いているんだと思います。最近はミシンに凝っていて、主人を助手にしては小物を作 平 成 3 年 か ら は 、会 社 を 辞 め 本 格 的 に 私 と 共 に 農 業 を や る よ う に な り ま し た 。 (また感謝) サラリーマン時代の主人は、仕事に生き甲斐を感じているとはとても思えなかったけれ ど、農業を始めてからは別人のように生き生きとしてきました。それだけ農業に魅力があ ったんでしょうね?(私と結婚したおかげもあるのかな?) この頃の私は若かったのか、農業にそれほどの意欲もなく、父の言う仕事を主人と2人 でこなすだけでした。やがて、少しづつ仕事がわかってくると知識の上かじりをし、農薬 を 控 え た り し た の で す が ・・・、 そ の 結 果 は 茶 の 樹 に 病 害 を だ し て し ま い 、 翌 年 の 1 番 茶 収 ったり、ジーパンの裾上げをしてくれて助かります。 その他に家族は、私の実の両親と祖母と柴犬が1匹です。 最近の農作業 春が来るまで、お茶はお休みです。私達は今、冬場の仕事として大根を作っています。 2月にはその収穫があります。大根の収穫は重くて大変だけど、抜くときに「スコッ」と いう音がして気持ちがいいんですよ。 大根の収穫が終わると、いよいよお茶の準備が本格的に始まります。もちろん、お茶が 穫 前 に 茶 葉 が 落 ち て し ま う と い う 大 失 敗 を し て し ま っ た 事 も あ り ま す 。そ れ か ら し ば ら く 、 私達の生活を支えているんですから、頑張らなくてはなりませんね。 主人は農薬にひどく神経質になってしまったようです。 トクトク情報 そんな失敗や苦労をしながら2人で農作業をしている頃、ある有機質資材会社の社長と 出会い、主人の考え方が少しづつ変わって行ったのです。この社長のお宅には、相手の迷 惑も考えずに夫婦で押し掛けては、何度も夜遅くまで話を聞きに行ったものです。 ちょうどその頃、主人は「農業青年の主張」大会に出場して県知事賞をいただき、それ を励みにますます農業の魅力に取り付かれていったようです。 その後もいろいろな挫折もしましたが、それらが経験となり、現在の基本的な考えが出 来たんだと思います。 本当はお詫びなんですが・・・。 「棒茶」が今年は売れ切れてしまいました。その後に注文をくださった方、本当にごめ ん な さ い ね 。 そ こ で 、 現 在 は 並 を 200g 詰 め 1,000 円 で 販 売 し て い ま す 。 よ ろ し け れ ば 、 ご 利用下さい。 ま た 大 根 を 欲 し い 方 が あ れ ば 、 ケ ー ス 単 位 (10 本 ) で 販 売 い た し ま す 。 編集後記 これまでの便りは主人にまかせっきりでした。今回は初めてで、どんなことを書いて良 過去の失敗を恐れずに、2年前からはまた農薬を減らすことを考え始めました。それは いのか解らずに、思いつくままに書いてしまいました。大変失礼なことを書いているかも 木酢を使って普通よりも低濃度で散布する事です。また、平成8年に農林水産省茶業試験 知れません。もし、お気にさわることがありましたら、ごめんなさい。でも、出来るだけ 場の土壌の先生と知り合い、本格的に「環境に優しいお茶作り」に取り組み始めました。 正直な気持ちで書きたいと思っています。 こ の 取 り 組 み は 、 NHK テ レ ビ や ラ ジ オ で も 取 り 上 げ て い た だ き 、 新 聞 に も 掲 載 さ れ ま し -1- by 美 紀 子 では、また。 -2-
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