「言葉の大切さ」 校長講話11月28日(水) おはようございます。もう11月も終わりに近づいてきました。寒くなってきましたね。 風邪をひいたりしていませんか。皆さんが二学期、学校へ来る日数も19日間です。 さて、今日は「言葉の大切さ」というお話しをします。 この間、なぞなぞの本を見ていましたら、こんななぞなぞが出ていました。 分かった人は、手を挙げて見て下さい。では、言いますよ。 「鉛筆で書いたのに消しゴムで消せないものは何だ?」 答えは、「頭」と「恥」とかいてありました。 では、逆に「消しゴムで消せないものは何だ?」 だれかどうですか? 今、幾人かの人が答えてくれたようにいろいろあるかも知れません。 ここで、1つの詩を読みます。よく聞いて下さい。 《なかのひろ 著 「とうさんのラブレター」の中にある「言葉の消しゴム」より》 えんぴつで かいた字は 消しゴムで消える こくばんに かいた絵も こくばんふきでけせる 口から出てしまった ことば消す 消しゴムはないんだね とりだせないんだね きみの耳にささった ぼくのことば わすれられないよ ぼくのむねにささった きみの目 どうですか? お友だちに言われてとてもいやな気持ちになったり、とてもかなしくな ったりした経験はありませんか? また、言ってしまった後で、お友だちが悲しんでいるのを見て、「しまった」と思った ことはなかったですか? 逆に、お友だちが言ってくれた言葉で、元気が出て来たり、うれしくなったりしたこと はありませんでしたか? -1- たった一言が 人の心を傷つける たった一言が 人の心をあたたかくする そうです。言葉には、すごい力があるんですね。言葉というのは、目に見えないナイフ やトゲのようになってしまうこともあれば、その人を救ってくれる神様のようになること もあります。相手を傷つけるつもりでなくても、また、何の考えも無しに言った小さな一 言が、時に相手の人を深く傷つけ、何年経っても、ときどき思い出されてチクチクと心を 痛くさせたり、その人の心の扉を閉めさせてしまったりすることがあります。そして、ひ どい場合には、その人を学校に来れなくさせてしまったり、その人の命を奪ってしまうこ とにつながることもあります。 逆に、素直な心で「ごめんなさい」という言葉には、相手に刺さったトゲをとってくれ る魔法の力があります。学校の目標「なかよし名人」になるためには、この心が必要です。 言葉には、時として「消しゴム」がありません。言葉を大切にしましょう。 -2-
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