平成 19 年度(2007 年度) 事 業 報 告

平成 19 年度(2007 年度)
事 業 報 告
自
平成 19 年 4 月 1 日
至
平成 20 年 3 月 31 日
平成 19 年度(2007 年度) 事業報告
目次
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.平成19年度(2007 年度)の総括
Ⅲ.3部会(各委員会)別
1.
活動報告
コンプライアンス&QS 部会
1-1)綱領委員会
1-2)法務委員会
1-3)ISO20252 認証協議会
1-4)公的統計基盤整備委員会
2.
事業推進部会
2-1)出版委員会
2-2)研修委員会
2-3)カンファレンス委員会
3.
調査技術研究部会
3-1)伝統的調査法の研究委員会
3-2)インターネット調査の研究委員会
4.
国際広報委員会
5.
事務局活動
5-1)協会改革に向けた活動
5-2)プライバシーマーク審査会
5-3)定例活動
1
Ⅰ.はじめに
2007 年度の協会活動は
「新時代をリードする MR 情報の発信をめざして」
を基本方針に掲げ、以下の 4 項目を重点課題として掲げました。
1. 業界のプレゼンス向上に向けた情報発信活動の推進
2. マーケティング・リサーチの環境変化に対応した研究活動の推進
3. 新時代のリサーチの信頼性と品質確立のための活動の推進
4. 協会改革のための活動の推進
2007 年度の大きな成果は業界の外に向けて、積極的に情報発信をするという協会
活動の新しいスタイルが定着してきたことです。アニュアル・カンファレンスは、協会活
動のメインイベントとして定着しました。『マーケティング・リサーチャー』誌のコンテンツ
も編集委員の努力によって、格段に充実してまいりました。協会ホームページから発
信される情報もその頻度を増しました。
また、昨年 8 月の事務局移転によって、利便性が向上し、セミナー、研修の開催を
はじめとして、さまざまな委員会活動の拠点として活用されるようになりました。協会活
動に献身的に協力いただいた委員の皆様にこの場を借りて、感謝申し上げるとともに、
JMRA の方向性に自信を持って、今後も業界のプレゼンス向上のために努力を重ね
てまいりたいと存じます。会員の皆様におかれまして、これまで以上のご指導、ご支援
をお願い申し上げます。
2
平成19年度(2007 年度)の総括
平成19年度'2007年度(の基本方針と重点課題は以下の通りである。
『新時代をリードするMR情報の発信をめざして』
1.
2.
3.
4.
業界のプレゼンス向上に向けた情報発信活動の推進
マーケティング・リサーチの環境変化に対応した研究活動の推進
新時代のリサーチの信頼性と品質確立のための活動の推進
協会改革のための活動の推進
上記の基本方針、重点課題に関する各事業の推進内容と成果は、次の通りである。
1.業界のプレゼンス向上に向けた情報発信活動の推進
協会が主催するさまざまな企画、イベントを優良なコンテンツを発信する場として位置
付け、コンテンツの充実、集客力の拡大、人材の確保・育成、財政基盤の安定化に向け
た取り組みを通じ、業界のプレゼンス向上を目指した活動を行った。
① アニュアル・カンファレンスを、日本のマーケティング・リサーチ業界の最も優良なコン
テンツが発表される場と位置付け、また、業界内外の情報交流の場として、より多くのお
客様の参加を実現すべく、企画内容の充実を図った。本年度のアニュアル・カンファレン
スの実施概要は、以下の通り。
○開催時期:2007年11月28日'水(全日
○会 場:センチュリーハイアット東京
○テーマ:「協創」~相互に高めあう関係を築こう~』
○参 加:正会員社
'59社(
351名
法人賛助会員 '26社(
68名
個人賛助会員
7名
一般
'35社(
55名
海外
12名
招待
73名
合
計
566名
『基調講演』として、作家でありアファンの森財団理事長である C.W.ニコル氏の「人と
自然との共生」と題した講演のほか、今回初めて企画されたクライアントからパネラーを迎
えてのパネルディスカッション、公募によって選ばれた5つの研究が『公募研究発表』とし
て発表された。
3
参加者の投票の結果、「ベストプレゼンテーション賞」を株式会社リサーチ・アンド・ディ
ベロプメント 開発グループコンシューマー・インサイト開発室 アシスタントディレクター
加藤泉氏、学習院大学経済学部経営学科 非常勤講師 乳井瑞代氏が受賞され、
「ベストペーパー賞」は・エヌピーディー・ジャパン株式会社 代表取締役 藤吉孝之
氏が受賞された。
今年度から、「ベストプレゼンテーション賞」の受賞者は、次の年に、JMRAの費用で
中国マーケティング・リサーチ協会'CMRA(もしくは韓国マーケティング・リサーチ協会
'KOSOMAR(のカンファレンスに参加し発表する機会を与えられることになった。
2007年度カンファレンスでは、また、運営面においても、一般早期早割や新聞広告
出稿という新しい試みを行い、一般からの参加者獲得を図った。
海外からは、「CJK ネットワーク」のいっそうの進展を目指し、CMRA、KOSOMAR の代
表団が参加し、『海外発表』として、CMRA中国マーケティングリサーチ協会会長 リュ
ウ・ドゥホワン氏からの研究発表のほか、第2部情報交流パーティでは、KOSOMAR理
事のイ・サンギョン氏、CAMIR'中国市場情報調査業協会(副会長兼秘書長のティエフ
ー・シュー氏からそれぞれメッセージをいただいた。また、KOSOMAR、CMRA からの参
加者とは、ランチョンミーティングを通しての交流も図られた。
② マーケティング・リサーチに関する研修、セミナー等については、従来の調査手法以
外に、最新の調査情報や動向やマーケティングの分野にも踏み込んだテーマを取り上げ
て、内容の充実化をはかることを目標に活動した。結果、新しい講座として『定性調査フォ
ーカスセミナー』と『実践マーケティング・マインド醸成講座』を立ち上げた。2007 年度は
研修・セミナーを合計11講座を実施し、356名の参加を得た。
③ 『マーケティング・リサーチャー』、協会ホームページについても内容のいっそうの充
実をめざして活動した。『マーケティング・リサーチャー』は、「外部に向けた良質な情報の
発信」を編集方針として、専門性のある業界誌とすることを目標に、全面リニューアルを図
り、No.103~105を発行した。今年度は、年間の発行回数が従来3~4回と流動的だっ
たものを、年3回刊とする旨決定し、編集・発行業務の年間スケジュール化を行った。事
務局がスケジュール管理と製作プロセスをリードする体制が確立され、編集内容に責任を
持つ委員会と担当分野が明確になった。また、他委員会との連携の強化の取り組みを開
始し、まず、104号より、国際広報委員会が担当する常設欄を開設した。
協会ホームページについては、今年度は新たな取組みが十分行えなかったが、次年
度に向けて、より積極的に情報発信を行うための検討を進めた。
④ 国際広報委員会の設置を通じ、海外への情報発信と情報交流に努め、CMRA、K
OSOMARとのパイプは強化され、カンファレンスへの参加を通じた相互の交流に加え、
『マーケティング・リサーチャー』への寄稿も実現した。さらにアジア各国のリサーチ協会に
関する情報収集を行い、今後の連携強化に向けた準備を進めた。また、会員入会と問い
合わせも海外からあり、今後、法人賛助会員としての入会を促進していくこととした。
4
2.マーケティング・リサーチの環境変化に対応した研究活動の推進
調査環境の変化、顧客要求の高度化に対応した協会としての調査研究活動の充実を
図るという観点から活動を行った。マーケティング・リサーチ技術の開発研究、新たな技法
や今日的な問題を取り上げ、その活用や問題解決の方向を探り、業界内外に情報発信
を行いマーケティング・リサーチ業界の地位向上を図ることを目的に、過去2年間にわた
って調査・研究をおこなってきた「非名簿フレームによる無作為抽出法の研究」と「被調査
者の調査研究」、「インターネット調査に関する調査」の報告書を作成し、ホームページで
公表した。また今年度、新たに「伝統的調査法の研究委員会」と「インターネット調査の研
究委員会」の2委員会の活動をスタートさせた。それぞれ2部会に分かれて研究を行い、
研究成果は調査研究部会の報告会で発表する予定である。
調査研究は、協会の戦略的観点から重要であると位置づけて、予算を毎年 600 万円
を確保し、平準化することとした。
3. 新時代のリサーチの信頼性と品質確立のための活動の推進
① プライバシーマークの100%取得を目指し、JIS Q 15001:2006 に基づいた取得・更
新説明会を3回開催し、47社75名の参加を得た。しかし、現在取得は伸びがとまり、200
7年度3月末のプライバシーマーク取得社は、合計106社'140社中:取得保有率76%(
と前年と同レベルになった。今後、未取得社に対して、積極的に働きかけを行い、100%
取得を目指すこととした。
② ISO20252 の第三者認証を実施するための機構作りとして、認定機関、認証機関、調
査会社、ユーザーサイドの連携の下、「ISO20252 認証協議会」を7月に正式に立ち上げ、
同規格認証スキームを構築するため、審査体制の検討に取り組んだ。認定機関である財
団法人日本適合性認定協会'JAB(、認証機関'審査登録機関(としては財団法人日本
規格協会他、複数の関係機関の協力を得て、協議を行った。また、ISO20252 の翻訳書
'英日(を完成させ、2007年9月から同規格の対訳版として財団法人日本規格協会から
出版が開始された。今後、早急に同規格の海外各国における普及活動の情報収集を行
ない、海外の普及活動も参考にしながら、申請手続きから認定までの認証スキームを構
築することとした。
③ 個人情報保護法が施行され、また住民基本台帳法が改正されたのを受け、調査員
等の契約のあり方、調査委託のあり方等に関する環境整備を急ぐ必要が生じた。この問
題に関しては、業界として必要があると考え、次年度、改めて法的問題も含めて検討を開
始し、統一見解を提案することとした。また、法的環境の変化、調査環境の変化等に伴う
必要から、マーケティング・リサーチ事業に関る法務問題の実務に即した「法務ハンドブッ
クⅡ」の増補/改訂版を作成する方向で検討を行った。
4.協会改革のための活動の推進
事務局体制の強化をはかり、協会活動の円滑な推進に努めた。
① 事務局体制の強化を図った。これまでの協会活動は、会員社の皆様や委員の方々の
自主的な参画によって支えられてきたが、事務局体制の刷新と人材の充実の面から、20
5
08年1月、事務局長が交代し、立石憲彰が就任した。また懸案であった事務所環境の拡
充と整備については、千代田区鍛冶町'神田(へ2007年 8 月 25 日に移し、1.4 倍の 71
坪に増床を行った。
② 法人賛助会員拡大の取り組みを進めたが、大きな成果を得られなかった。ESOMAR
など海外の業界団体の活動と JMRA の活動の大きな違いは、協会活動へのお客さま'リ
サーチユーザー(の参加状況であり、協会活動へのお客さまの参加は、協会活動の緊張
感を高め、より優良なコンテンツの開発と発信にもつながるという観点、さらには協会の財
政基盤の安定化にも貢献するという観点から、継続して法人賛助会員1の参加促進を行
うこととした。
③ 新しい公益法人制度が2008年12月1日から施行されるのを受け、新制度での2方式、
すなわち、
・行政庁による監督なしの一般社団・財団法人
・行政庁による監督があり、一定の税優遇等がある公益社団・財団法人
のいずれかの選択を協会として行い、2013年'平成25年(11月末までに登記を完了す
る必要があることから、具体的な検討・準備を進めることとした。
④ トピックスとして、MRII 発行の「マーケティング・リサーチの理論と実践」翻訳・出版、
「マーケティング・リサーチ業界」の新版の発行及び「林知己夫ライブラリー」「小林和夫ラ
イブラリー」の設置を行った。
6
Ⅲ.3部会(各委員会)別
活動報告
各委員会の活動計画について
各委員会の今年度の活動の概要は次のとおりである。
1. コンプライアンス&QS 部会
-ISO20252 認証へ向けた取り組みとコンプライアンス確立のための活動-
1-1(綱領委員会
<ESOMAR 新綱領案への対応を検討>
現行の JMRA 綱領の基準である「ICC/ESOMAR 国際綱領」の改訂案が、ESOMAR か
ら2007年11月に提出された。
「ICC/ESOMAR 国際綱領'改訂案(」は、2007年12月に ESOMAR 会員における投票
で採択され、続いて ICC においても同改訂案が採択され、翌2008年1月1日より、
「ICC/ESOMAR 国際綱領'改訂版(」として施行された。
JMRA は改訂案に対して意見を提出し、同改訂案に対する各国動向の情報を収集し、
JMRA 綱領改訂の議論を行った。
1-2(法務委員会
<マーケティング・リサーチ事業に関る法務問題の実務に即した「増補/改訂版法務ハ
ンドブックⅡ」作成を検討>
マーケティング・リサーチ事業を取巻く業界と法律が変化していく中で、現行の法務ハ
ンドブックⅡの内容をより現代の実務に即した内容に増補/改訂していくことを検討した。
個人情報保護法'新 JIS Q(に対応した改訂内容の必要性や、理解しにくい調査員契約
の問題、著作権関連の問題等、現行の法務ハンドブックⅡにおける要改訂項目を洗い出
し、増補/改定版作成の諸準備を行った。
1-3(ISO20252 認証協議会
7
<ISO20252 の認証準備>
ISO20252 の第三者認証を実施するための機構作りとして、認定機関、認証機関、調
査会社、ユーザーサイドの連携の下、「ISO20252 認証協議会」を7月に正式に立ち上げ、
同規格認証スキームを構築するため、審査体制の検討に取り組んだ。認定機関である財
団法人日本適合性認定協会'JAB(、認証機関'審査登録機関(としては財団法人日本
規格協会他、複数の関係機関の協力を得た。また、ISO20252 の翻訳書'英日(を完成さ
せ、2007年9月から同規格の対訳版として財団法人日本規格協会から出版が開始され
た。
同時に、同規格の各国における普及活動の情報収集を行った。ESOMAR と
EFAMRO の共催により、2007年9月にはベルリンにて「ISO20252 パネルディスカッショ
ン」が行われ、イタリア、メキシコ、オランダ、日本、フランス、イギリスの普及活動が報告さ
れた。イギリスでは長年の MRQSA の経験から、旧来の認証制度を ISO に切り替えること
を行うだけで、スムーズに普及活動が行われているものの、他の国では普及活動がまだ
満足できるレベルに達してはいないことを確認した。
<アクセスパネルへの対応>
ISO/TC225 では、ISO20252 の継続案件とも言えるアクセスパネルに関する要求事項
について、作業部会'WG2:ワーキング・グループ2(が立ち上げられ、2007年度は2回
の国際会議が行われ、2007年9月にベルリンで行われた第5回国際会議'兼全体会議(
にて DIS'Draft International Standard(原案が作成された。
第4回国際会議 2007年 4月16日~17日 東京
第5回国際会議 2007年 9月19日~20日 ベルリン
第5回全体会議 2007年 9月21日
ベルリン
なお、2008年5月には第6回国際会議がオーストラリアのシドニーで開催され、FDIS
'Final Draft International Standard(の採択に関する議論が行われることとなり、2008年
12月末を目処に新 ISO 規格'ISO26362(を制定する見込みとなったことを確認した。
1-4(公的統計基盤整備委員会の新規設置のための準備
2008 年度以降、これまで国が直接実施してきた「公的統計業務'指定統計・承認統
計(」の民間への開放が進展することが予想される。そのため、社団法人 日本マーケテ
ィング・リサーチ協会'以下 JMRA(内に「公的統計基盤整備委員会'仮(」を設立し、調
査業界及び関連する業界団体全体として公的統計対応のための基盤整備を行うことが、
業務執行委員会で承認'2008/01/25(され、委員募集'2008/03/14(を行った。
8
2. 事業推進部会
2-1(出版委員会
『マーケティング・リサーチャー』の発行
「外部に向けた良質な情報の発信」を編集方針として、専門性のある業界誌とすること
を目標に、全面リニューアルを図り、No.103~105を発行した。
《№103》 2007年4月13日発行'1,490部発行(
特集:マーケティング・リサーチの“費用対効果”を考える
市場を語る・市場は語る'Interview(:変わる?父親の子育て事情
アエラウィズキッズ編集長 中村 正史 氏
2006年 JMRA アニュアル・カンファレンス発表レポート
投稿論文:BCL モデルを用いた PC の継続購入に関する実証研究
追悼:小林和夫氏との交友、KK さんを偲ぶ
《№104》 2007年10月17日発行'1,525部発行(
特集:マーケティング・リサーチにおける人材育成と課題
市場を語る・市場は語る'Interview(:アクティブ・シニアが日本人の旅行ビジネスを変え
ていく。
クラブツーリズム株式会社 本社販売促進部長 山本保善氏
投稿論文:アカウントプランニングのための消費者調査
《№105》 2008年3月25日発行'1,576部発行(
特集:リサーチャーが考える、「パートナー的あり方」とは?
市場を語る・市場は語る'Interview(:「若者のアルコール離れ」は本当か
アサヒビール株式会社 お客様生活文化研究所プロデューサー 火置恭子氏
第 32 回経営業務実態調査結果報告
「林知己夫著作ライブラリー」の開設 ― 特徴と意義 ―
JMRA アニュアルカンファレンスレポート
上記のほか、常設コンテンツとして、各号、以下の記事を掲載した。
海外 MR 事情'104 号より(-調査業界に関する海外の実態や事情を紹介
RECENT WORLD INSIGHT-
海外の調査事情やビジネスのグローバル化に
ともなうリサーチのあり方を紹介
ちょっと教えて-調査の現場で直面するちょっとした悩みや迷いに、考え方の一例を紹
介
BOOK REVIEW
2007年には、年間の発行回数が従来3~4回と流動的だったものを、年3回刊とする
旨決定し、編集・発行業務の年間スケジュール化を行った。事務局がスケジュール管理と
9
製作プロセスをリードする体制が確立され、編集内容に責任を持つ委員会と担当分野が
明確になった。
他委員会との連携の強化の取り組みを開始した。まず、104号より、国際広報委員会
が担当する常設欄を開設した。
2-2( 研修委員会
① 第 31 回新人リサーチャー合宿セミナー「プレゼン検討会議」
このセミナーでは、マーケティング・リサーチに必要最低限の知識の共有化とグルー
プ・ワークにおいて企画作成を実戦経験することを目的としている。各グループから報告
された企画内容を研修委員がクライアントの立場として評価し足りない部分を具体的に補
足することにより、今後考えるべき基準値を提示できるプログラムとし、実施した。
セミナーの実施形態を検討した結果、その学習効果や仲間作りという意味で非常に
有効だという結論から合宿で行う方式を継続することとし、次年度の会場を晴海グランドホ
テルとした。
② 新規定期講座の開始
昨年実施のグループ・インタビュー実践講座補講を踏まえ、これまで受講者から要望
の多かった定性調査の企画・分析面におけるアドバンスセミナーである『定性調査フォー
カスセミナー』を開催することができた。
複雑化するマーケティング課題に対し適切にこたえられるリサーチャーを育成するた
めの講座『実践マーケティング・マインド醸成講座』をクライアントからゲスト講師を迎えリ
アルな調査課題を提示していただくという初めての形式で実現させることができた。
③ トピックスセミナー
外国人講師にご紹介いただく形式で、国際的視野を身につけるべく『ヨーロッパマー
ケット・リサーチ事情』を、多変量解析手法の潮流を理解すべく『米国での適用事で学ぶ
「マーケティング・リサーチのための多変量解析手法の新展開」』を実施した。
• テキストデータの解析法として提案されている「キーグラフ」の考え方や適用事例につ
いて紹介する『「テキスト・データの新しい解析技法」~チャンス発見のためのデータマイ
ニング~』を実施した。このセミナーの参加者は一般会員が半数強程度と、会員以外の
受講者も多かったため、JMRA セミナープログラムの幅を広げることにもつながった。
10
<平成 19 年度'2007 年度(に実施した研修>
区
分
№
研修名
日時
会場
講師
参加
クロスウェー
ブ東中野
'注1(を参照くださ
い。
正会員社 10 社'24 名(
日数
入 1
門
編
『第31回新人リサ
ーチャー合宿セミ
ナー』
2
第13回統計基礎
講座
’07.4/25~27
'2 泊 3 日(
合計 36 名
’07.8/30,9/5,6,12
,13,20
JMRA
セミナー室
'6日間(
慶應義塾大学 総
合政策学部助教
授
桑原 武夫氏
3
基
礎
編
第12回多変量解
析の使い方入門講
座
’08.3/11,12,18,19
JMRA
'4日間(
セミナー室
筑波大学 心理学
系教授
松井 豊氏
※今回より新に PC
による実習を追加
した。
4
賛助会員社 7 社'12 名(
第4回基礎統計学
講座
正会員社 6 社'7 名(
賛助会員社 4 社'9 名( 一
般 3 社'3 名(
合計 19 名
正会員社 10 社'12 名(
賛助会員社 2 社'4 名( 一
般 4 社'5 名(
合計 21 名
’07.4/12,19,24,5/
10,17,24,31,
JMRA
セミナー室
6/7'8 日間(およ
び
統計数理研究所
名誉教授
大隅 昇氏
正会員社2社'3名(
助会員社2社'5名(
般6社'7名(
賛
一
合計15名
6/12'補講(
5
第9回定性調査実
践講座
’07.10/23,25,
JMRA
フリーリサーチャー
正会員社9社'12名(
30,11/6,13,20
セミナー室
肥田 安弥女氏,
賛助会員社8社'9名(
統計調査センター
'株(プロジェクト・
マネージャー
一般15社'15名(
'6日間(
※今回より「グルー
プ・インタビュー実
践講座」から「定性
調査実践講座」へ
と名称変更
6
実
践
編
第17回事例による
多変量解析の活用
林 美和子氏
’07.6/29,7/6,
13,20,23,27
JMRA セミナ
ー室
'6 日間(
7
第 1 回定性調査フ
ォーカスセミナー
’08.2/6,7,13,
14'4日間(
第 1 回実践マーケ
ティング・マインド
醸成講座
慶応義塾大学 総
合政策学部 助教
授
桑原 武夫氏
JMRA セミナ
ー室
※新規に開始した
定期講座
8
合計36名
フリーリサーチャー
肥田 安弥女氏,
統計調査センター
'株(プロジェクト・
マネージャー
林 美和子氏
’08.2/19,26, 3/4
'3日間(
JMRA セミナ
ー室
11
(株)インデックス・ア
イ 代表取締役
近藤光雄氏
正会員社8社'9名(
賛助会員社7社'10名( 一
般8社'8名(
合計27名
正会員社7社'10名( 賛
助会員社7社'8名(
一
般6社'6名(
合計24名
正会員社12社'21名( 賛
助会員社1社'1名( 一般3
社'4名(
※新規に開始した
定期講座
'株(インテージ
高橋直武氏
合計26名
'株(リサーチ・アン
ド・ディベロプメント
小田 宜夫氏
9
第36回 JMRA トピ
ックスセミナー「緊
急企画!ヨーロッ
パにおける最新マ
ーケット・リサーチ
事情」
’07.4/18 13:00~
17:00
アルカディア
市ヶ谷'私学
会館(
Erick Wiegand 氏
正会員社24社'49名(
ADMM.D./EFAM
RO 会長。
ISO/TC225 ドイツ
代表団団長
賛助会員社5社'5名(
一般4社'5名(
合計59名
Olaf Hofmann 氏
市場調査会社
SKOPOS を創業
10
ト
ピ
ッ
ク
ス
セ
ミ
ナ
ー
第37回 JMRA トピ
ックスセミナー「テ
キスト・データの新
しい解析技法」~
チャ
’07.6/22
砂防会館
13:00~17:00
ンス発見のための
データマイニング
~
11
第38回 JMRA トピ
ックスセミナー「米
国での適用事例で
学ぶ「マーケティン
グ・リサーチのため
の多変量解析手法
の新展開」
竹内淑恵氏 法政
大学 経営学部
教授
正会員社15社'24名( 賛
助会員社6社'6名( 一般
21社'26名(
堀江健一氏 台湾
長瀬股份有限公
司 董事総経理
合計56名
大澤幸生氏 東京
大学大学院工学
系研究科システム
量子工学専攻准
教授
’07.7/12
10:00~16:30
合計
主婦会館
プラザエフ
Jay Magdison
(Statistical
Innovations Inc.社
長、
正会員社 10 社'19 名(
Peter M. Bentler
'UCLA 心理統計
学部教授、国際心
理統計学会元会
長(
合計37名
賛助会員社 4 社'6 名( 一般
11 社'12 名(
正会員社113社'190名(
賛助会員社53社'75名(
一般81社'91名(
合計356名
'注1(筑波大学大学院 助教授 新保 史生氏、(株)リサーチ・インターナショナル・ジャパン 代表取締役会長
三木 康夫 氏、統計調査センター(株) 代表取締役 深野 晴彦氏、(株)日本リサーチセンター
調査本部調査部部長 大澤 秀子 氏、フリーリサーチャー 肥田 安弥女氏、統計調査センター(株)
プロジェクト・マネジャー 林 美和子氏、'株(電通リサーチ IT 事業開発部主査 渡邉 瑞規氏、
(株)アムラックストヨタ 企画総務部部長 白戸 潤 氏、
JMRA 研修委員会担当業務執行委員:野尻 公啓、JMRA 研修委員会委員長:坂場 登
JMRA 研修委員会委員:槐 早苗、中善寺 悟、中村 亜砂子、広瀬 勝史、増田 一郎、山田 稔
12
2-3(カンファレンス委員会
①2007年度アニュアル・カンファレンスについて
2005年度の協会創立30周年記念カンファレンスを期に、内外への情報発信、情報
交流の場を定例的に設け、マーケティング・リサーチの一層の発展を目指すという趣旨の
もと、アニュアル化されたカンファレンスの2007年度は、「協創~相互に高めあう関係を
築こう~」をテーマとして開催し、500名を超える参加を得た。
2007年度カンファレンスでは、『基調講演』として、作家でありアファンの森財団理事
長である C.W.ニコル氏の講演のほか、今回初めて企画されたクライアントからパネラーを
迎えてのパネルディスカッション、公募によって選ばれた5つの研究が『公募研究発表』と
して発表された。
また、運営面においても、一般早期早割や新聞広告出稿という新しい試みを行い、さら
なる一般からの参加者獲得を図った。
海外からは、CJK'中国・日本・韓国の英頭文字(ネットワークを築くため CMRA'中国
市場調査協会(、KOSOMAR'韓国社会・世論・市場調査協会(の代表団が参加し、『海
外発表』として、CMRA中国マーケティングリサーチ協会会長 リュウ・ドゥホワン氏からの
研究発表のほか、第2部情報交流パーティでは、KOSOMAR'韓国マーケティング・リサ
ーチ協会(理事のイ・サンギョン氏、CAMIR'中国市場情報調査業協会(副会長兼秘書長
のティエフー・シュー氏からそれぞれメッセージをいただいた。また、KOSOMAR、CMRA
からの参加者とは、ランチョンミーティングを通しての交流も図られた。
『2007JMRA アニュアル・カンファレンスの概要
テーマ:「協創」~相互に高めあう関係を築こう~』
日
時:2007年11月28日'水(
会
場:ハイアットリージェンシー東京 B1F センチュリールーム/桃山
参
加:正会員社 59社'351名(
個人賛助会員 7名
招
待 73名
合
一
法人賛助会員 26社'68名(
般 35社'55名(
海
外 12名
計 566名
『発表者表彰』'参加者の投票結果各1名(
○ベストプレゼンテーター賞
・株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント 開発グループコンシューマー・インサイト
開発室 アシスタントディレクター 加藤泉氏
・学習院大学経済学部経営学科 非常勤講師 乳井瑞代氏
○ベストペーパー賞
・エヌピーディー・ジャパン株式会社 代表取締役 藤吉孝之氏
13
テーマおよび講師/発表者:
〔第一部〕
開会あいさつ
JMRA カンファレンス委員会
JMRA カンファレンス委員会
公募研究発表Ⅰ
『インターネット調査によるデイリートラッキングの可能性検証』
株式会社インテージ カスタムリサーチユニット カスタムリサーチ1部マネージャ
ー・シニアアナリスト 横山新一郎氏
公募研究発表Ⅱ
『携帯電話を使用した訪問調査 FW 管理システムの導入について』
株式会社ビデオリサーチ調査業務局定量調査部横山晃典氏
公募研究発表Ⅲ
『定性分析における新コーディング手法「文脈取り」の可能性と有用性』
株式会社ゲイン商品グループ 主任研究員 市川寛子氏
パネルディスカッショ
ン
『シニアマーケティングの展開とリサーチ課題』
クラブツーリズム株式会社 山本保善氏
サンスター株式会社 脇田真知氏
株式会社ベネッセコーポレーション 林純一氏
司会:カンファレンス委員会 五條雅史氏
公募研究発表Ⅳ
『定性調査の革新的なツール「インターネット・テレビ電話グループ・インタビュ
ー」そのユーザーベネフィットと今後の可能性について』
エヌピーディー・ジャパン株式会社代表取締役 藤吉孝之氏
公募研究発表Ⅴ
『「女性のライフコース変化と消費動向」研究プロジェクト』
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント 開発グループコンシューマー・イン
サイト開発室 アシスタントディレクター 加藤泉氏
学習院大学経済学部経営学科 非常勤講師 乳井瑞代氏
基調講演
『人と自然との共生』C.W.ニコル氏
海外発表
『The Development of China Marketing Research』
CMRA 中国マーケティング・リサーチ協会
会長 リュウ ドゥホワン氏
会長メッセージ
JMRA 社団法人日本マーケティング・リサーチ協会
会長 田下憲雄
〔第二部〕情報交流会
②2008年度アニュアル・カンファレンス開催に向けて
2007年度のアニュアル・カンファレンスにおいても、KOSOMAR、CMRA の参加を得
たが、今後より充実した対応のためにも、CJK ネットワークにおける接遇やプログラム内容
につき、国際広報委員会などとも連携をとった対応が必要となる。
14
また、一般からの参加拡大、収益構造の強化を目指して、集客力のあるコンテンツを
検討し提供するなど新たな試みについても企画・対応したいと考えている。
2008年度のアニュアル・カンファレンスは、30 周年事業なども含め次回で節目の 5
回目を数える年となる。
今年の実施は、引き続きマーケティング・リサーチの一層の発展を目指すとともに来る
べき35周年を見据えて、さらなる内容等の充実と事業化を図るべく、新たなスタートを切
った。
15
3. 調査技術研究部会
<調査研究活動の推進>
マーケティング・リサーチ技術の開発研究、新たな技法や今日的な問題を取り上げ、
その活用や問題解決の方向を探り、業界内外に情報発信を行いマーケティング・リサ
ーチ業界の地位向上を図ることを目的に、2年間にわたって調査・研究をおこなってき
た「非名簿フレームによる無作為抽出法の研究」と「被調査者の調査研究」、「インター
ネット調査に関する調査」の報告書がまとまった。
また新たに、伝統的調査法の研究委員会とインターネット調査の研究委員会の2委
員会の活動がスタートした。それぞれ2部会に分かれて研究を行い、研究成果は調査
研究部会の報告会で発表する。
3-1(伝統的調査法の研究委員会
伝統的調査法の研究委員会は、'A(調査協力率の向上をテーマとする部会と'B(
対象者の代表性を確保する為の抽出法探索をテーマとする部会にわかれ、前者は、
調査協力者と調査非協力者の差異を分析すると共に回収率向上の方策を探ることを
目指している。後者は、住民基本台帳を使用しない抽出法として、前期に行った住宅
地図を用いた無作為抽出法の研究に続き、エリアサンプリングの割当抽出に焦点をあ
てて研究を行う。
3-2(インターネット調査の研究委員会
インターネット調査の研究委員会は、'A(品質向上と動向把握をテーマとするワー
キンググループと'B(テクノロジーの応用をテーマとするワーキンググループに分かれ、
研究を開始し、前者は前期研究の成果を踏まえ、インターネット調査の品質に影響を
与えるものとして「調査ボリューム」について再検証する。また、「表現方法、回答形式、
画面上のコントロール」を加え、インターネット調査のメリットやクライアントへのレコメン
デーションを示せる資料を目指す。後者は、新しいテクノロジーのうち、近年技術進歩
がありリサーチとの親和性の高い「RFID」を研究対象として、RFID 技術とリサーチの活
用方法、その際の注意点がわかる報告書を目指す。
16
4. 国際広報委員会
4-1(CMRA'中国マーケティング・リサーチ協会(主催のカンファレンスに参加
2007年10月14日~18日、CMRA'中国マーケティング・リサーチ協会(主催のカン
ファレンスに参加し、会長が挨拶を行い、CJK'中国・日本・韓国(ネットワークの発展のた
めと題してメッセージを発信した。また、昨年度の JMRA アニュアル・カンファレンスでベ
ストプレゼンテーション賞を受賞した'株(電通リサーチの田中宏昌氏が「モニター調査に
おける回収率とデータ精度の管理」のテーマで発表を行い、CMRA 関係者との相互交流
を深めた。
実施:2007年10月14日から18日'5日間(
訪問都市:北京・上海
参加:正会員社7社、事務局 '合計12名(
また、2007年11月28日の JMRA アニュアル・カンファレスにおいては、KOSOMAR
および CMRA より各代表団が訪日し、同カンファレンスに参加、相互交流を深めた。
5. 事務局活動
5-1(協会改革に向けた活動
① 事務局の移転と増床
事務局を文京区後楽'水道橋(より千代田区鍛冶町'神田(へ 8 月 25 日に移転し、増
床を行った。これにより 50 坪より1.4倍の 71 坪になり、会議室、研修室を常備し、協会
活動の円滑化を図った。
調査機関の資質向上とリサーチャーの社会的地位の向上を目指して、業界としてリサ
ーチャー育成のための標準化されたテキストの翻訳と出版の諸準備を行うとともに各種研
修会を実施した。
② 平成19年度 第1回臨時総会の開催
○日
時
平成19年8月6日'月(
17
○出
席
123社'出席8社、委任状115社(ただし、正会員総数139社
○議案審議 :定款変更に関する件
定款第2条'事務所(第1項「主たる事務所を東京都文京区に置く」を「千代田区に
置く」'東京都千代田区鍛冶町一丁目9番9号 石川LKビル2階(に、第9条第2項第
1号'退会(「禁治産又は準禁治産の宣告」を「後見開始又は保佐開始の審判」に、同
項第2号「死亡し又は」を「死亡し、又は」に、及び第37条'借入金(「返済期間が1年
以内のものを除き」を「返済期間が1年未満のものを除き」に、並びに附則の記載事項、
それぞれを改正する提案を行い、議場に諮ったところ、正会員総数の4分の3以上の
賛成多数'122社(をもって原案どおり可決承認された。
③ MRII 発行の「マーケティング・リサーチの理論と実践」翻訳・出版の推進
「マーケティング・リサーチの理論と実践」は、Marketing Research Institute
International(MRII)が推進するウェブベースの資格付与認定付きの通信教育コースで
ある Principles of Marketing Research のテキストとして採用され、本コースは、リサー
チャー及びユーザーをターゲットにジョージア大学、MRA と協力して設立されたコース
で、ARF'広告調査財団(、ESOMAR 等が支援しているコースのテキストとして採用され
たり、アメリカの大学院課程'MBA(や大学で使用されている。また ESOMAR や MRA
'マーケティング・リサーチ協会(、ARF'広告調査財団(等が支援し、多くの国で翻訳・
出版されている。当協会'監修(においても同書を翻訳し、リサーチャーのレベルアップ
を図る意味から、2004年2月から出版のための諸準備を行ってきて、2006年11月に
理論編の出版を果たし、このたび、2007年11月に同友館より「マーケティング・リサー
チの理論と実践」-技術編―'B5版、536頁(を出版し、翻訳・出版作業が完了した。
今後、このテキストをベースにした、体系的なマーケティング・リサーチの研修を行う
ことを検討する。
④ 「林知己夫ライブラリー」「小林和夫ライブラリー」の設置
統計数理研修所の林知己夫先生の貴重な資料及び小林和夫氏の英書のマーケ
ティング・リサーチの図書の寄贈をいただき、JMRAの中に、「林知己夫ライブラリー」、
「小林和夫ライブラリー」のために場所を確保し、ライブラリーを作った。今後リサーチ
ャーの研究のために閲覧できるように整備を行う。
⑤「マーケティング・リサーチ業界」改訂版 作成・発行
「マーケティング・リサーチ業界」の新版を作成・発行した。
18
5-2(プライバシーマーク審査会
正会員社のプライバシーマーク100%取得を目指し、次のとおり更新予定社'含む
JIS Q15001:2006 対応(に際しての注意事項に関する説明会を3回開催した。
実施期日
第1回
第2回
第3回
会場
2007年5月25日
2007年7月19日
2007年10月19日
合計
参加
JMRA 会議室
JMRA 会議室
JMRA 会議室
14社24名
12社19名
21社32名
47社75名
上記の説明会および取得のための個別事前相談を随時受け付けているが、現在取得
は伸びがとまり、2007年度のプライバシーマーク取得社は、合計106社'140社中:取得
保有率76%(と前年と同レベルになった。
Pマーク取得社
2002 年
2003 年
2004 年
2005 年
2006 年
2007 年
2008 年
3 月末
3 月末
3 月末
3 月末
3 月末
3 月末
3 月末
15 社
31 社
39 社
46 社
94 社
108 社
106社
財団法人日本情報処理開発協会プライバシーマーク事務局に対し、協会のプライバ
シー取得社における事故報告書9社分'10件(を提出した。
5-3(定例活動
①マーケティング・リサーチに関する内外関係機関等との交流および協力
'1(懇親会を開催
通常総会終了後に開催した。
日
時:2007年5月29日
会
場:ホテル メトロポリタンエドモント「クリスタル」1階
参
加:正会員社47社'97名( 法人賛助会員社4社'7名(
個人賛助会員 4名 合計108名
'2(ESOMAR 国際会議'カンファレンス(への海外研修視察団の派遣
参加人数が最低実施人数に達せず、2007年度は見送ることとなった。
19
'3(ESOMAR による「WIN'World Industry Network(」へ参加
ESOMAR による「WIN'World Industry Network(」へ、綱領委員会の池田達哉委員
長'日経リサーチ(を派遣した。
'4(AfR'Alliance for Research(各国の法規制に関する会合への参加は、2007年度は
見送られた。
'5(経営問題に関する「第 11 回経営者フォーラム'懇談会(」を開催した。
《第11 回 経営者フォーラム》の実施概要
・日 時:2008年3月13日
・会 場:ハイアット リージェンシー 東京 「白鳳」'セミナー(、「飛鳥」'懇親会(
・テーマ:「雇用の多様化時代における企業の対応:
日本版のワークライフバランスとダイバーシティ・マネジメント」
・講 師:経営・人事コンサルタント
株式会社パーソネル・ブレイン代表取締役 二宮 孝 氏
・参 加:正会員社21社'41名(
'6(「従業員のメンタルヘルスの取り組み」と題した研修会の開催については、今期の開
催を見送った。
'7(第10回委員会合同発表会と懇親会
各委員会間の活動内容'報告・計画(の発表および情報交換と交流を目的に開催し
た。
・日 時:2007年6月19日
・会 場:ホテル メトロポリタンエドモント「クリスタル」1階
・参 加:11委員会69名、理事・監事4名、業務執行委員会11名、正会員社10社
'29名(、
法人賛助会員社5社'5名(、個人賛助会員'1名(、 合計119名
'8(広告界賀詞交換会
2008年1月7日、帝国ホテルにおいて、マーケティング関連29団体共催の「広告界
賀詞交換会」が約 1900 名の参加を得て、開催された。
なお、当協会から、正会員社3社'8名(、賛助会員社1社'1名(、合計9名が参加し
た。
20
②第32回経営業務統計実態調査を実施
実 施:2007年7月 1日
回 収:2007年10月31日'139社中133社回収、95.6%(
発 表:協会ホームページ'2007年11月22日(に掲載した。
また、マーケティング・リサーチャー105号に掲載した。
③経営動向調査を2回'上・下半期(実施
《第28回下半期'2006年10月~2007年3月(調査》
実 施:2007年 5月14日
回 収:2007年 7月14日'140社中123社回収 88%(
発 表:協会ホームページ「掲示板」'2007年11月6日(に掲載した。
《第29回上半期'2007年4月~2007年9月(調査》
実 施:2007年11月 6日
回 収:2008年 1月 24日'140社中113社回収 81%(
発 表:協会ホームページ「掲示板」'2008年1月25日(に掲載した。
④JMRQS の普及活動'CLT 問題(
CLT 他身分証明書に関する苦情やトラブルが減尐傾向であったため、
JMRQS の実態調査と CLT プレートに関する説明会の実施を見送り、正会員社
の自主努力を期待することを確認した。
今年度の協会規格の CLT プレートの発行は、82社1,739枚であり、調査
員身分
証明書は40社3,561枚であった。
⑤2007年版リサーチャーズ手帳の発行
2006年版リサーチャーズ手帳の内容を一部変更して作成、38社3,217冊
発行した。
⑥協会顧問弁護士による「法律無料相談」
相談の内容は、経営、総務、マーケティング・リサーチ業務関連等を原則と
して、古田&アソシエイツ法律事務所、弁護士鈴木理昌先生により、JMRA 会
議室にて毎月開催した。
⑦協会活動における各種広報活動
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ホームページを活用した広報活動としては、次の通りである。
'1(アニュアル・カンファレンス資料用臨時ダウンロードサイトを設置
'2(インターネット調査他、JMRA 各種ガイドラインのダウンロードアクセスを簡便化
'3(What’s New およびトピックスのコーナーを新設し、協会活動全般にわたる最新
事情'統計情報や MR 事情(や個人情報保護関連、プライバシーマーク制度の普及、
セミナー開催・書籍の案内などテーマごとに整理・区分化し、利便性向上に努めた。
'4(海外の動向として ISO20252 を巡る ISO/TC225 の現状、ESOMAR の最新レポ
ートの紹介、海外団体'KOSOMAR、CMRA(との交流、機関誌マーケティング・リサ
ーチャー国際広報委員会常設欄での海外のマーケティング・リサーチ事情の紹介
等、様々な海外情報を提供した。
⑧ その他の活動
①正会員社証明書・調査員証明書を発行した。
34社 3,232枚を発行した。
②調査資材の斡旋をした。
手提げ袋の斡旋を行った。
21,400枚'22社(。
③マーケティング・リサーチ綱領を以下の通り配布した。
<綱領の配布先>
会員関係
399部
研修・講演会関係
533部
会員募集関係
2部
官公庁・消費者団体等
2部
その他
21部
計
957部
22
⑨マーケティング・リサーチに関する苦情の処理
マーケティング・リサーチに関する問い合わせ等が、本年度46件であった。問い
合わせ先の内訳は、
'1(消費者団体・消費者センター'相談室(
'2(調 査 対 象 者
'3(そ の 他
10件
35件
1件
また、問い合わせの内容は、
'1(
正会員社かの確認
14件
'2(
調査依頼されたが、きちんとした会社なのか
8件
'3(調査表の質問内容について知りたい
3件
'4(
謝礼金が出るのはよくあることなのか
3件
'5(
街頭にいるリクルーターが人を選んでいるので不快
3件
'6(
会員社の住所を確認したい
3件
'7(
モニター募集の案内が来たが、登録して大丈夫か
2件
'8(
なぜ自分が調査対象にえらばれたのか
2件
'9(
アンケートはがきが来たが、答えても大丈夫なのか
2件
'10( P マーク取得と書いてあるが本当なのか
2件
'11( リサーチャー個人の名簿はないのか
1件
'12( リサーチ業界の市場動向について
1件
'13( モニター登録をやめたいがどうしたらよいか。
1件
'14( マーケティングの際のターゲッティング、対象者の特徴について知りたい
1件
'15( ポストに調査票が入れられているのは不快である
1件
'16( 訪問調査員の態度が悪くて不愉快
1件
'17( 調査票をポストに入れておくよう言われたが、個人情報保護に違反するので
はないか
1件
'18( 調査票を回収に来てほしいと伝えたが来てくれない
1件
'19( 調査の際、個人情報を書いてしまったが悪用されないか
1件
'20( 調査の際、「情報をきちんと取り扱う」という印刷物が貼ってあったがこれは協
会の発行物か
1件
'21( 調査に使う機械の使用方法について
1件
'22( 調査協力案内に P マーク取得と書かれているが本当か
1件
'23( 全国対象で、住民票から抽出とあるにもかかわらず、以前も同じ調査をされた
のはおかしい
1件
'24( 謝礼金が高いので逆に不安である正会員社'社団法人(の監督官庁を教え
て欲しい
1件
'25(質問内容が調査内容と関係ないような、プライベートに関わることで深いである
1件
'26( 座談会の案内が来たが、行って物を売りつけられたりしないか
1件
23
'27( 協会の所在地について
1件
'28( 協会の会員社はどのくらいいるか
1件
'29( 記載されているフリーダイヤルに繋がらないので怪しいのではないか
1件
'30( 街頭のリクルーターの態度が悪い
1件
'31( 該当調査で年齢を理由に断るのは不快である
1件
'32(ウェブサイトでモニター募集したが、その後連絡が取れない
1件
'33( アンケートを受け取ったが不安なので断りたい
1件
'34( アンケートはがきに電話番号が書かれていないので怪しいのではないか
1件
'35( アンケートに記載されている住所とアンケートの送り先住所が違うのは怪しい
のではないか。
1件
'36( アンケートと一緒に謝礼'図書カード(が入っていたので断りにくい
1件
'37( P マークを認定しているのはどこなのか。
1件
'38( P マーク取得の基準は何か
1件
'39( JMRA の管轄はどこか
1件
'40( JMRA とはどのようなところか
1件
'41( FAX でアンケートが届いて不快である
1件
⑩新規入会の会員紹介
正会員および賛助会員の拡大については、以下の入会があった。
①正会員社6社の入会があった。
(株)サーチ・ライト
2007年 5月入会
(株)プローブ・インパクト
2007年 5月入会
(株)ベーシック シー・アイ・シー
2007年 5月入会
(有)アウラマーケティングラボ
2007年 10月入会
サーベイサンプリング ジャパン合同会社
2008年 3月入会
(株)インテージ長野
2008年 3月入会
これにより、2008年3月31日現在、正会員社総数 140社となった。
②法人賛助会員社9社、個人賛助会員社6名の入会があった。
2008年3月31日現在、法人賛助会員総数 101社
2008年3月31日現在、個人賛助会員総数 96名
24