ケース別 こんなお客様には こう運用提案を行う

追加購入につなげる運用提案編
住宅
子育
終 老後資金 準備
を
万円、年間で約156万円の不
歳代前半
客様
年間でざっ
カンドライフの費用︵ 図表1︶も
足が生じる。そのほかにかかるセ
貯められる計算になる。
0万円も加えると3600万円を
で約1600万円、退職金200
る。その場合、
歳までの7年間
考慮すると
に負担するお金が減り始め
般的に、教育や住宅のため
るのか。キャッシュフローで確認
歳までの7年間にいくら貯められ
が必要額となる。では、今から
豊かな老後を送るための必要額
する予定だ。それに伴い、今まで
再来年の3月には次男が大学卒業
四人家族。昨年長男が大学卒業、
現役時代 資産成長型
退職後 毎月分配型 移行
ご本人様再就職
支 出
ルティング提案を徹底すべきだ。
のライフプランを意識したコンサ
は、次世代も視野に入れた中長期
預かり資産の増加を目指すに
げることができる。
への資産移転の提案などにもつな
案、相続時のアドバイス、次世代
す る こ と に よ り、退 職 金 運 用 提
して将来の収支予測を一緒に確認
また、キャッシュフローを提示
見直しアドバイスも可能になる。
よって、ライフスタイルに応じた
チングできるものもある。それに
型ファンドへ手数料なしでスイッ
ファンドの中には、将来毎月分配
ファンドを推奨するのも一案だ。
ィブファンドを組み合わせたポー
を変更するリスク抑制型のアクテ
そのうえで、機動的に資産配分
組み入れた投資を推奨したい。
内企業の発行する普通社債を主に
のリターンを狙うには、国債や国
しても、リスクを抑えながら一定
は元本保証型の商品で運用すると
1%の運用もままならない。一部
で運用してもこの低金利時代には
だからといって、定期預金だけ
産の比率を縮小する方も多い。
るため、株式などのハイリスク資
退職が近づくと、大切な老後資
歳代は、老後資金の集中積立
Aさんは、現在手元に800万
歳から
と4000万円の不足額となる。
万円を毎月運用に回すことができ
の
お
金が元本割れしてしまうのを避け
る
歳代は一定
年齢の引上げから、雇用の延長策
も取られているが、
額の給与収入が見込める最後の年
万円だといわれてい
万円︵手取り収入640万円︶の
は、月額約
高め、悪環境の中でも常に成長企
子ども二人の教育資金だった約
業を見極め、着実に成果を上げて
収支が安定している現役の間は
年金額は平均で約
トフォリオを組むことで、年3%
入していわゆる塩漬け状態になっ
毎月分配型ではなく資産成長型の
に
どを活用するのも一考であろう。
程度の 運 用 を 維 持 し て い き た い
ている日本株式があるならば、よ
に
し
5.
0
0%
3
4
74,
8
0
5 9
9
4
22,
1
8
01,
4
5
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2
3
4
6
8
61,
3
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2
0
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4
3
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2
3
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3
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2
0
14,
4
3
21,
3
4
74,
1
1
7
9
4
22,
1
8
01,
4
5
64,
6
8
61,
44,
8
2
9 9
1
9
62,
2
7
01,
9
2
74,
9
9
5
8
7
62,
8
41,
5
2
94,
5
6
71,
9
6
34,
9
5
61,
4
5
54,
5
2
21,
8
1
84,
8
7
8
1
3
22,
2
3
31,
7
8
44,
8
2
12,
8
5
04,
8
4
51,
3
3
31,
2
8
05,
5
8
3
0
1
32,
0
2
01,
7
7
45,
6
6
32,
4
3
05,
3
8
32,
9
7
21,
5
8
41,
1
7
15,
4
6
5
2
6
92,
2
6
91,
0
2
95,
9
1
72,
3
1
75,
6
4
25,
3.
0
0%
8
0
0
8
0
5
8
0
0
8
0
5
8
0
0
8
0
5
0.
0
0%
いるファンドも存在する。昔に購
︵例 国
=内債券 %・アクティブ
ファンド %︶。
り効率の良い日本株式ファンドな
ここでは、自身の運用に悩むお客様を13ケース挙げ、それに
対しどんなアドバイスや商品提案を行うべきかを解説する。
前記アクティブファンドの中に
ケース別
は、相場の下落時に現金保有率を
万円。毎月約
る。これに対し、夫婦二人の世帯
ろである。
Aさん一家は、世帯年収800
50
代。しっかりと積み立てたいとこ
万円を毎月運用に回す
教育資金にかかっていた
していきたい︵ 図表2︶。
子育てが一段落し、住
宅ローンの返済も終えて
本格的に老後資金を準備
したいと考えているAさ
ん︵ 歳︶。現 在、手 元
には800万円弱しかな
く不安を抱えている。
25
円弱あるので、残り3200万円
65
は
6
7
3
0
0
0
6
7
3
4
1
6
0
0
4
1
6
2
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6
6
6
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0
6
6
6
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1
2
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2
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9
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0
6
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0
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0
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1
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0
0
0
6
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0
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0
0
4
0
4
2
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9
ご本人様退職
に
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4
6
0
0
0
6
4
6
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0
0
1
2
0
0
5
2
0
1
2
6
金融資産
年末金融資産
金融資産
年末金融資産
金融資産
年末金融資産
次男大学卒業
60
アクティブファンドを組み入れ
年3%の運用を維持する
え
期間、いわば正念場だ。年金受給
一
て
を
13
7
9 3
2
0 3
6
7
9 6
2
0 3
2
0
0
02,
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0 3
6
7
92,
2
0 3
2
0
6
7
9 3
3
3 4
4
2
0 4
2
9 4
3
7
2
5 4
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
3 4
4
2
0 4
2
9 4
3
7
2
5 4
1
3 −1
2
5
92,
0
9 −1
1
7
2
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4 −1
6
4
0
0
0
0
6
4
0
3
9
6
1
2
0
1
1
9
6
3
5
5
上昇率
0%
ご本人様手取り収入 1.
ご本人様退職金
ご本人様老齢年金
奥様老齢年金
合計
1.
0%
生活費
教育費
住宅ローン
合計
年間収支
収 入
Point
Case1
こんなケース
50
2
0
ライフイベント
60
60
現役時代は資産成長型にし、退
職後に毎月分配型ファンドにス
イッチングすることも一案
ロ
ー
ン
と
22
1
0年
6
3歳
6
0歳
3
4歳
3
1歳
9年
6
2歳
5
9歳
3
3歳
3
0歳
8年
6
1歳
5
8歳
3
2歳
2
9歳
7年
6
0歳
5
7歳
3
1歳
2
8歳
6年
5
9歳
5
6歳
3
0歳
2
7歳
5年
5
8歳
5
5歳
2
9歳
2
6歳
4年
5
7歳
5
4歳
2
8歳
2
5歳
3年
5
6歳
5
3歳
2
7歳
2
4歳
2年
5
5歳
5
2歳
2
6歳
2
3歳
1年
5
4歳
5
1歳
2
5歳
2
2歳
現在
5
3歳
5
0歳
2
4歳
2
1歳
経過年数
ご本人様
奥様
長男
次男
40
20
5
3
35
Aさんのキャッシュフロー
図表2
82
2014・ 6月15日号
2014・ 6月15日号
83
し
た
い
5
0
リスク抑制型のアクティブファ
ンドと国内債券をバランスよく
組み入れることで、リスクを抑
えながら一定のリターンを狙う
こんなお客様には
こう運用提案を行う
セカンドライフにかかる費用の目安
図表1