【4月の全校朝会】 4月14日 「たんぽぽ」

平成26年度、落合第三小では、「話す」「聞く」に力を入れてい
きます。そこで、全校児童が話を聞く場である全校朝会に注目して
みました。
【4月の全校朝会】
話の聞き方の上手な子が多いです。「あ、分かった!」「○○だと
思う。
」など、質問に答えてくれるので気持ちがよいです。おすすめ
の本を書いてくれたり、雨の日に「卵たて」に挑戦しにきてくれた
りするのもうれしいです。
★4月14日
「たんぽぽ」
先週の金曜日、3年生理科の時間に虫眼鏡を持って観察をしていました。ど
んなものを観察したのか聞いてみると、花の観察をしていた人が多かったです。
タンポポ、ホトケノザ、花ニラ、ナズナ、ハコベ、八重桜など、落三小の校庭
には、たくさんの花が咲いています。このタンポポの写真も、校庭でとりまし
た。タンポポは、冬の間、地面に葉っぱをつけてじっとしています。冷たい風
が吹いても、雪が積もっても、タンポポは平気です。人に踏まれてもじっと我
慢して春になるのを待っています。春になるとタンポポは新しい葉っぱを出し
て立ち上がります。そして晴れた日に花を開きます。
「タンポポは、落ちたところで花開く」という言葉があるのですが、道端や
空き地、コンクリートやアスファルトの割れ目など、少しでも土があるところ
に落ちた種は、そこで芽を出す強さをもっているのがタンポポという花です。
先生はぜひ、みんなに、タンポポのようにたくましく強くなってほしいと思い
ます。心も体もです。そしてそのためにも、タンポポのように、早寝早起きで
いてほしいと思います。
さて、タンポポといえば黄色ですが、他に黄色いものってどんなものがある
でしょう。花だと「菜の花」や「ひまわり」、果物だと「バナナ」や「レモン」
や「パイナップル」があります。そういえば、踏み切りや道路の標識などにも
黄色のものがよく使われていますね。それから、こんなところにも「黄色」が
見つかりました。黄色の帽子、ランドセルのカバー、ワッペン・・・
「黄色」のものをたくさん探したら、
「黄色」の共通点が見つかりました。み
んなは「黄色」ってどんな色か分かりましたか。
「黄色」って、目立つのですね。
今日から1年生が休み時間に校庭で遊びます。ぶつからないように上手に遊ん
でください。そして、見かけたら「ほかほかことば」をかけてあげてください。
★4月21日
「たけのこ」
4 月の食育だよりに「旬の食べ物」の紹介がありました。「旬」というのは、
野菜やくだものや魚などの一番味のよい時期のことをいいます。漢字ではこう
書きます。(見せる) 今、春から初夏にかけては、キャベツ、さやえんどう、
じゃがいも、たけのこなどが「旬」です。
「旬」の食べ物は、味がよいだけでなく、栄養もたくさんあります。さやえ
んどうやたけのこは、あまり好きではないなという人も、
「旬」の時期に食べる
と、こんなにおいしいものだったのかということに気付いて、好きな食べ物に
かわるかもしれません。
たけのこは、生え始めた頃の、地面から出てすぐのものが一番おいしいです。
実は、先生は、昨日、神奈川県でたけのこ掘りをしてきました。そして、地面
から出てきたばかりのたけのこを食べました。生でうすく切っただけのものも、
焼いたものも、てんぷらにしたものもどれもおいしかったです。たけのこって、
こんなにおいしかったんだと思いました。たけのこは漢字で書くと「筍」です。
(見せる)
「旬」の上にタケかんむりがついています。竹の一番味のよい時期の
ものが「筍」ということです。
たけのこは、竹の地面の下にある茎から出てくる若い芽です。冬は、地面の
下で外に出るための力を蓄えています。春になると重たい地面をだんだんと持
ち上げ、ある時に一気に地面を突き破って出てきます。特に雨が降った後は、
たくさん出てきます。そして、たけのこの生長はとてもはやいのです。1日に
1mも伸びることがあるそうです。一旬で成長してしまうから「旬」という字
を使っているという人もいます。すくすく伸びるのは、気持ちがいいなと思い
ます。竹はけっこう細いのに、けっこう強いです。ふしというのがあるからだ
といわれています。皆さんにも、今年度は、たけのこのようにすくすく、ぐん
ぐん伸びていってほしいです。そして、節目を大切にして、心も体も強くたく
ましくなってほしいと思います。
★4月28日
「コロンブス」
みなさんは、コロンブスという人を知っていますか。地球がボールのように
丸いのではないか、と気がつき始めた頃のヨーロッパの人です。
その頃、ヨーロッパの東の方にあるインドという国には、東に向かって船で
行っていたのですが、コロンブスは、
「地球が丸いのなら、反対に西に向かって
船で行っても、インドに着くはずだ」と考えて、実際に行ってみることにしま
した。地球が丸いのではなくて、平らだと思っていた人たちは、
「危ないからや
めたほうがいいよ」と言ったのですが、コロンブスは行くことにしました。
西に西に、船で進んで行くと、大きな大陸のそばの島を発見しました。コロン
ブスは、そこがインドだと思ってヨーロッパに帰りました。みんなは、コロン
ブスが無事に帰ってきたので、お祝いの会を開きました。でも、
「コロンブスの
やったことなんて、あたりまえのことだ、何も大騒ぎしてお祝いすることなん
てない」と言った人がいました。
コロンブスは、テーブルの上のゆで卵をとって、
「この卵を立ててごらんなさ
い」と言いました。その人は卵を立てようと思ったのですが、立てることがで
きませんでした。すると、コロンブスは、卵をコチンとテーブルにあてて、底
のところを平らにしてテーブルに立てました。卵を立てられなかった人は、
「な
ぁんだ、卵を割っていいのなら、立つのは当たり前ではないか」と言いました。
コロンブスは「そうです、気がつけば当たり前のことなのですが、最初にその
ことに気付くことが大切なのです」と言ったそうです。
実は、コロンブスがこのときに発見したのは、アメリカだったのですが、そ
れでも、コロンブスが挑戦したり、こうじゃないかなと考えて実際にやってみ
る人だったのだなということは分かります。
先生は、みんなと同じ小学生の頃、このコロンブスの話を本で読んで知りま
した。地球が丸いのなら東に行っても西に行っても同じところに着くとか、ゆ
で卵なら割って底を平らにすれば立てられるなんて、よく思いつくな、それに、
思いついただけでなく、やってみたことがすごいなと思いました。
実は、なぜ、こんな小学生の頃の昔のことを思い出したかというと、昨日、
先生が友達4人で会っていたら、その中の一人が「生卵がテーブルに立つって
知ってる?」と言ったからなのです。先生はそのときに久しぶりにコロンブス
のことを思い出して、
「えっ、コロンブスは卵をテーブルでコツンとやって・・・」
と言ったのですが、友達は「それはゆで卵でしょ、生卵はコツンとやったら中
身が出ちゃうでしょ」というので、
「あぁ、そうだな」と思いました。どうする
のかな・・・と思っていたら、
「やってみれば立つよ」と言うのでやってみまし
た。なかなか立ちません。友達が見本を見せてくれました。生卵はちゃんと立
ちました。コツがあるみたいなのです。
「後は練習してね」と言われたので、た
くさん練習しました。友達がやって立ったのだから立つはずだ、と思ってやっ
たら立ちました。コツも分かりました。やっぱりやってみて初めて分かること
ってあるのだなと思いました。
皆さんも、雨が降って外で遊ぶことができないときなどに、卵たてに挑戦し
てみてください。