公益社団法人 行田青年会議所 2017年度 理事長 佐野 友昭 気焔万丈 ~夢のちからが未来を創る~ 混迷する世界情勢、課題先進国の日本、存続が危惧されるこのまち行田。現在、そして 未来への不安を多く抱えるこの時代、社会に漂う不安の根底には何があるのか。それは、 自己の喜びを最優先に狭い視野でしか世の中を見ることができなくなったことにより、問 題の原因や責任、そして解決を他者へ依存してしまう依存型社会の風潮が蔓延しているこ とです。利己的な考えから負のスパイラルを伴う依存型社会では、明るい希望を抱くこと はできません。だからこそ、今を生きる私たちは、利他的な考えを体得し、目先のことだ けに囚われない広い視野を有した行動する市民として、負のスパイラルを断ち切り、好循 環を生み出す社会を創造しなければなりません。それは、一人ひとりの自覚と自力による まちづくりである自立型社会を確立するということです。そこでは、他者の幸せとまちの 未来を願う自立したひとが暮らし、自主自立したまちづくりが進むことで、このまちを明 るい豊かな社会へ変えていくと考えます。 青年会議所の運動は「自律と利他の精神」がその根幹にあります。これは、恒久的な世 界平和を実現するため、日本が抱える問題の解決をするため、自立したまち「行田」を創 造するためには、トップダウン的な課題に対して直接アクションをすることよりも、一見 遠回りに想えても、他者のことも考えながら積極的に自己変革を行っていくことで、地域 を変え、日本を変え、世界を変えていくことに繋がるということです。また、そのために は個々の成長も欠かせません。物事の本質を理解することで自利と利他を含有する明確な 目標を掲げられる「真の夢を描くちから」を養い、困難な状況であろうとも自己の使命と 責任を自覚することで抱ける「信念に基づいた行動するちから」 、この「ちから」を醸成し なければなりません。 私たち行田青年会議所メンバーが、まちの未来を担う世代として確固たる信念を持ち、 自己を律し広い視野を有した地域のリーダーとなり、市民・諸団体・行政とともに自立し た社会を築く運動は、このまちを「明るい豊かな社会」へと変えると確信します。 【燃やせ青き炎を そして 青き焔となれ】 青年会議所は、人の意識を変え、社会を変えることのできる団体です。なぜならば、自 分の生活や会社だけでは決して得られない多くの経験をできる団体であり、世代も違えば 職種も異なる多くの仲間とともに、数多くの失敗を経験することができ、その苦い経験が 自分自身を見つめ直し自分の成長へと繋ぐことができるからです。 人は人生の中で、 「やらなければならないとき」 「逃げることはできないとき」に直面し ます。そのときに、 「やればできる」と奮起し、問題と対峙し乗り越えるちからが必要です。 そのちからこそ、青年会議所で得られるちからです。地域の責任世代である私たちは、今 この「やらなければならないとき」に直面しています。困難を前にしても強い意志と粘り 強い根性を両手に、汗と涙を流すことができる人生の友と共に、自己を大きく成長させな がら、このまちを「明るい豊かなまち」へと変える挑戦をしなければならないのです。 奮起せよ 青き挑戦者 勇ましく燃える 青い焔は 夢を掴む希望となる
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