衣錦尚絅No.15

い
きん
衣
図書館通信
しょう
錦
2008年度第14号
尚
けい
絅
2009.2.25. 発行:麻布学園図書館部
*「衣錦尚絅」については、図書館入り口のギャラリーに掛けられている額の解説を見てください。
ソ・ド・レ・ミ♭
その1
新垣眞樹(数学科)
国立青年の家の「サブリーダー室」にいた。コンクリートの壁に、鉄のベット。小さな机。
寒々としていた。3 月終わり、管弦楽部合宿の引率の時の事である。部屋には、当然テレビな
どない。「最近の刑務所は設備がいいらしいな」なんて思った。携帯電話にテレビがついてい
るのを思い出し、スイッチを入れてみた。ワンセグ NHK の教育テレビ。音楽番組?教養講座
らしかった。
ショスタコーヴィチの再評価の話の内容である。とても歯切れがいい。亀山郁夫氏の話はシ
ョスタコーヴィチの交響曲第五番について進んだ。第4楽章冒頭部、 ソ・ド・レ・ミ♭
いう音階は、 ソ・ド・レ・ミ
と
という音階のパロディである。カルメンが歌う『ハバネラ』
中で、たばこ工場の女工達とそれを取り巻く男たちが、恋を歌うカルメンに対して
ソ・ド・
レ・ミ 「prends garde à toi !」と何回にもわたって囃し立てる。ここでは、「信じてはいけ
ない」という意味である。カルメンが歌う恋の
ラ
→
A
の音は、古いロシア語で
私
の意味があり、ショスタコーヴィチはこの曲に、「私は社会主義を信じない」というメッセー
ジをこめているのだという。
「prends garde à toi !」(prends= take , garde =guard , à toi =to
you)を「信じてはいけない」と訳すことに違和感を感じた。僕は、「危ないよ(気をつけて)」
ぐらいに思っていた。家に帰り、音楽之友社の「日本語版カルメン」を見ると、その
・レ・ミ
ソ・ド
の音に「こがれる」の字を当てはめていた。上手く歌える事を優先すると、訳詞は
そうなりがちだろうが、あまりにもひどすぎる。対訳では「危ないよ」としていた。
教室に冷房がなかった時代のことであるが、事務所棟3 F の音楽室のスピーカーがすざま
じい音をあげていた。教員室まで鳴り響いていた。ショスタコーヴィチの交響曲第五番4楽章
である。大太鼓の後に金管が鳴り響く。「革命」という表題のあの音楽。 ソ・ド・レ・ミ♭
という音階が繰り返される。本間先生が、高校 2 年生の授業で取り上げていたのだろう。今
は崩壊した「ソ連」の中で作曲活動を続けたショスタコーヴィチが 1937 年に初演した作品で
ある。ショスタコーヴィチは、オペラ「ムツエンスク郡のマクベス夫人」で、プラウダにより
「音楽ならざる荒唐無稽」という批判を受ける。「人民の敵」と批判されたと等しい。スター
リン派による粛清の時代であるから、自らの生命の危機も感じていた中でこの交響曲第五番を
発表する。音楽史では、「ソ連」の中で生き続けたショスタコーヴィチが「権力への悔悟」の
印としてこの作品を発表したとされてきていた。亀山郁夫氏は、「テロルと二枚舌」(ショスタ
コーヴィチの闘い)という表題で再評価を与えていた。
大テロルの時代の事である。1937 年 1 年間に 96 万 8000 人(内 35 万 3000 人銃殺)、38
年 68 万 8000 人(内 32 万 8000 人が銃殺)が逮捕され、130 万人以上の人がラーゲリ(強制
収容所)に送られていた。
何かわからぬ違和感を持ちつつ、亀山郁夫訳の『カラマーゾフの兄弟』の文庫全 4 冊を買
った。『カラマーゾフの兄弟』を読むのは 3 回目。30 年ぶりである。初めて読んだのは、高校
生の時。家の本棚にあった筑摩書房の世界文学全集の小沼文彦訳によるものだった。初めの「小
家庭の歴史」の部分が頭に入らず何回も読み直したこと。イワンの知性に惹かれつつも、アリ
ョウシャの魅力に取りつかれたことを思い出す。ドミトリーの逮捕まで読んだが、最後まで読
み切ったのか不明である。家にまだ残っていたので、見ると 3 段組みでなつかしかった。後
書きにヘルマン・ヘッセの「Die Brüder KARAMASOFF Oder Der Untergang Europas,
1919」「
( ヨーロッパの没落」)があった。「ヨーロッパの青年が,特にドイツの青年が、自分
達の偉大な作家と感じているものが、ゲーテでもなくニーチェでもなくドフトエフスキーであ
るという事は、我々ヨーロッパ人の運命に対して決定的な意味を持つ。この没落は母への復帰
である。アジアの源流への復帰、ファウストにおける「母たち」への帰還である」。面白く読
んだ。
2回目は、20 歳の頃、高円寺の区立図書館で読んだ。イワンの苦悩を覚えている。苦しい
時期だった。休館日を除く毎日、朝の 8 時過ぎに並んで入り、食堂でパンを食べ、眠くなっ
たら図書館の机の上にうつ伏して寝た。夜 8 時まで図書館で過ごし文学全集を読み漁った。
そんな生活が 1 カ月以上続いたであろうか。特に、ドフトエフスキー全集を全部読むことを
自分に課した。図書館にあるものは全部読んだ 。
『白痴 』、
『悪霊』などなど、それぞれ魅力的
な人物が出てくるが、等しくロシアの大地に飲み込まれてしまうと感じた。
それ以来ドフトエフスキーは読んでいない。あの時、読み続けることができたのは体力があ
ったんだなと今思う。今回は、通勤電車の中で読んだ。 1 冊目は読み易く感じた。しかし、
「お
狐さん」とか、いちいち訳への違和感を覚えた。別の本を並列的に読んでいたせいもあるが 4
冊全巻読み終わるのに半年近くもかかってしまった。2 冊目は「プロとコントラ」
(「大審問官」)
などが入った部だが、2 度読み直しても理解が深まらない。昔はどう理解したのだろうかと自
らに疑問を感じた。亀山郁夫氏が書いた「読書ガイド」は良くできていた。実に要約としてう
まくできているし、ロシア正教の行事、ロシアの教育制度とか、理解の助けになったのか?...
今年の「中学入試の国語」の問題文の兄の話ではないが、自分にとって 4 冊の本文より後書
きの「読書ガイド」の方が記憶に残るだろう。
(つづく)
図書館からのお知らせとお願い
①図書館ブックフェア企画: いのち(生命) をめぐる映画の上映
『ある子供』(監督:ダルデンヌ兄弟、2005年カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞)
2月27日(金)
15:15より
記念館小教室にて
20 歳のブリュノは定職には就かず、仲間とともに盗みを働いて、その日暮らしをしてい
る。恋人はソニアは 18 歳。ふたりの愛は、まるでじゃれあう子犬のようだ。ある日、ふた
りの間に子供ができる。だが、ブリュノにはまったく実感がない。盗んだカメラを売りさば
くように、ブリュノは子供を売る。それを知ったソニアはショックの余り倒れ、ブリュノは、
その時になって初めて自分が冒した過ちに気づくのだが……(『ある子供』公式サイトより)
②年度末の図書館の予定
蔵書の整理、点検にともない、下記の通り利用が制限されますので、注意してください。
・貸し出し制限期間……2月28日(土)で貸し出しを一旦停止します。
3月21日(終業式の日)が今年度の最後の貸し出し日となります。
・立ち入り制限期間……3月2日(月)より3階フロアーは立入禁止となります。
3月7日(土)は12:30に閉館となります。
・図書館閉館期間………3月12日(木)∼3月19(木)。1階の自習室のみ利用可能です。
自習室の利用時間は9:00∼16:30(土曜日は13:00まで)
③春休み特別貸し出し
・蔵書点検があるために、変則的な貸出になっていますので、注意してください。
・貸し出し日……2月23日(月)∼2月28日(土)、3月21日(終業式の日)
・貸し出し冊数…図書5冊まで(CDは2タイトル)。貸し出し期間に返却すれば、返却した冊
数分がさらに借りられます。
・返却日…………4月9日(新学期の始業式の日)
④督促資料を至急返却して下さい!返却しないと借りられません。
⑤2月23日(月)をもってリクエストの選書を終了しました。来年度もリクエストをよろしく。
⑥図書館のパソコンにデータを残したままにしている者は早めに持ち帰ってください。春休みに
は削除します。
⑦ 岩波ジュニア新書のモニター募集…本を差し上げますので、感想をお願いします。
・
『労働法はぼくらの味方!』笹山尚人
・『高校生活 100 のアドバイス』東海林 明
・
『職人を生きる』鮫島 敦
・『ルールはなぜあるのだろう』大村敦志
・
『粘土でにゃにゅにょ』田中敬三
新着資料紹介
1/28 以降 2/23 までに登録した新着資料です。
(マークの説明:「・」→一般購入、「*」→継続購入、「※」→寄贈図書、「◇」→リクエスト)
*クォータリー[あっと]at 14 号/オルター・トレード・ジャパン/太田出版/ 051-O-14
*岩波ブックレット
744 ∼ 747 /岩波書店/ 081-I-744 ∼ 747
・若者たちに「住まい」を!/日本住宅会議編
・いま、日本の米に何が起きているのか/山本博史著
・労働、社会保障政策の転換を/遠藤公嗣[ほか]
・全国学力テスト/志水宏吉著
・動物からの倫理学入門/伊勢田哲治著/名古屋大学出版会/ 150-I
*興亡の世界史/青柳正規[ほか]編/講談社/ 209-Ko2-01 ∼
・第 01 巻/アレクサンドロスの征服と神話
・第 02 巻/スキタイと匈奴
遊牧の文明
・第 04 巻/地中海世界とローマ帝国
・第 05 巻/シルクロードと唐帝国
・第 06 巻/イスラーム帝国のジハード
・第 07 巻/ケルトの水脈
・第 08 巻/イタリア海洋都市の精神
・第 09 巻/モンゴル帝国と長いその後
・第 12 巻/インカとスペイン帝国の交錯
・第 14 巻/ロシア・ロマノフ王朝の大地
・第 15 巻/東インド会社とアジアの海
・第 16 巻/大英帝国という経験
・第 17 巻/大清帝国と中華の混迷
・第 19 巻/空の帝国アメリカの 20 世紀
・世界を変えた 100 日/写真がとらえた歴史の瞬間/日経ナショナルジオグラフィック社/ 209.7-N
・ローマ亡き後の地中海世界
下/塩野七生著/新潮社/ 230.4-Sh-02
・(物語)古代ギリシア・ローマ人物地名事典/安達正編著/彩流社/ 232-A
◇イギリスとヨーロッパ/孤立と統合の二百年/細谷雄一著/勁草書房/ 233-Ho
・ドイツ・フランス共通歴史教科書【現代史】/ペーター・ガイス監修/明石書店/ 234-G
◇最後の冒険家/石川直樹著/集英社/ 290.9-I
・展望の山 50 選<関東編>/絵図で楽しむ山岳パノラマの世界/藤本一美著/東京新聞出版局/ 291.3-Fu
・(ルポ)中国「欲望大国」/小学館 101 新書
012 /富坂聰著/ 302.2-C
・チベット侵略鉄道
中国の野望とチベットの悲劇/ Abrahm Lustgarten 著/集英社/ 302.2-T
・現代スペイン読本
知っておきたい文化・社会・民族/川成洋編/丸善/ 302.3-S
◇南部メキシコの内発的発展と NGO /北野収著/勁草書房/ 302.5-M
・オバマ演説集
◇完璧な冷静
対訳/ Barack Obama 著/朝日出版社/ 310.4-O
オバマ
変革と試練/ Evan Thomas 著/阪急コミュニケーションズ/ 312.5-T
・ホロコースト〈以後〉を生きる/宗教的対話と政治的紛争のはざまで/宮田光雄著/岩波書店/ 316.8-J-Mi
・在日一世の記憶/小熊英二著/集英社新書/ 316.8-O
・朝鮮総連
その虚像と実像/朴斗鎮著/中公新書ラクレ/ 316.8-Pa
・表現の自由
その公共性ともろさについて/毛利透著/岩波書店/ 323-Mo
・日本のインドネシア人社会
国際移動と共生の課題/奥島美夏編著/明石書店/ 334.4-O
・現代人と時間/早稲田社会学ブックレット/伊藤美登里著/学文社/ 361-I
・アメリカ雑誌に映る<日本人>
オリエンタリズムへのメディア論的接近/小暮修三著/青弓社/ 361.4-Ko
・アジア人との正しい付き合い方/小竹裕一著/日本放送出版協会・生活人新書/ 361.4-Ko
・情報革命バブルの崩壊/山本一郎著/文春新書/ 361.4-Ya
・(図表でみる)世界の社会問題
・怒りのソウル
2 /経済協力開発機構編著/明石書店/ 361.9-O
日本以上の「格差社会」を生きる韓国/雨宮処凛著/金曜日/ 367.6-A
・教育再生の迷走/苅谷剛彦著/筑摩書房/ 373.1-Ka
・変貌する日本の大学教授職/有本章著/玉川大学出版部/ 377.1-A
・宇宙環境と生命
宇宙生物学への招待/佐藤温重著/ポピュラー・サイエンス/ 408-P-286
・時空の幾何学/ James J. Callahan 著/シュプリンガー・フェアラーク東京/ 421.2-C
・カーナビからはじめる相対性理論/二間瀬敏史著/ NTT 出版/ 421.2-Fu
・なっとくする相対性理論/松田卓也著/講談社/ 421.2-Ma
・「相対性理論」を楽しむ本/佐藤勝彦著/ PHP 文庫 421.2-Sa
・電磁波を拓いた人たち
・マグマの地球科学
日本人も歩んだ 400 年の旅/福田益美著/アドスリー/ 427.7-Fu
火山の下で何が起きているか/鎌田浩毅著/中公新書/ 453.8-Ka
・江戸・東京地形学散歩
・ヒトゲノムを解読した男
災害史と防災の視点から/松田磐余著/之潮/ 454-Ma
クレイグ・ベンター自伝/ J. Craig Venter 著/化学同人/ 467-V
・ネアンデルタール人の首飾り/ Juan Luis Arsuaga 著/新評論/ 469.2-A
・フクロウになぜ人は魅せられるのか
・クマは眠れない
人を襲う異常行動の謎が解けた!/米田一彦著/東京新聞出版局/ 489.5-Ma
・ヒトの生物学
体のしくみとホメオスタシス/ Daniel D. Chiras 著/丸善/ 491-C
・毒と薬の世界史
・眠らない
わたしのフクロウ学/小林誠彦著/木魂社/ 488.7-Ko
ソクラテス、錬金術、ドーピング/船山信次著/中公新書/ 491.5-Fu
不眠の文化/ Eluned Summers-Bremner 著/青土社/ 493.7-S
・(数字でみる)ニッポンの医療/読売新聞医療情報部著/講談社現代新書/ 498-Yo
・「家族計画」への道
近代日本の生殖をめぐる政治/荻野美穂著/岩波書店/ 498.2-O
・中国貧困絶望工場
「世界の工場」のカラクリ/ Alexandra Harney 著/日経 BP 社/ 509.2-H
・ウォーター・ビジネス/ Maude Barlow 著/作品社/ 518.1-B
・電子工作ツールブック/ MJ 無線と実験編集部編/誠文堂新光社/ 549-M
・世界業界マップ 2009 グローバル企業の動きと勢力図/グローバル企業調査会著/ダイヤモンド社/ 602-Gu
・自給再考
グローバリゼーションの次は何か/山崎農業研究所編/山崎農業研究所/ 611.3-Ya
・野菜が壊れる/新留勝行著/集英社新書/ 613.4-Ni
※小麦粉の魅力
改訂版/豊かで健康な食生活を演出/製粉振興会編/製粉振興会/ 619.3-Se
◇列車ダイヤと運行管理/列車ダイヤ研究会編/交通研究協会/ 686.7-Re
・芸術崇拝の思想/政教分離とヨーロッパの新しい神/松宮秀治著/白水社/ 702.3-Ma
・<世界>はそもそもデタラメである/ダ・ヴィンチブックス/宮台真司著/メディアファクトリー/ 778-Mi
◇バルサ流トレーニングメソッド/村松尚登著/アスペクト/ 783-S-Ma
◇知的会話入門
教養がにじみ出る聞き方、話し方/樋口裕一著/朝日新書/ 809.4-Hi
・漢和辞典に訊け!/円満字二郎著/ちくま新書/ 813.2-E
・(NHK ラジオ)語学講座・英語/ 2009 年 3 月号/日本放送出版協会
・英語ものしり倶楽部
・世界文学全集
・基礎英語1、2、3
・ラジオ英会話
2-01(灯台へ、ほか)/ Virginia Wolf 著/河出書房新社/ 908-Se17-2-01
・芥川賞を取らなかった名作たち/佐伯一麦著/朝日新書/ 910.26-Sa
・平家物語を読む/歴史と古典/川合康編/吉川弘文館/ 910.8-Re-He
・信長公記を読む/歴史と古典/堀新編/吉川弘文館/ 910.8-Re-Sh
・猫を抱いて象と泳ぐ/小川洋子著/文藝春秋/ 913.6-O
・アラブ、祈りとしての文学/岡真理著/みすず書房/ 929.7-O
・朝日新聞(縮刷版)
・警察白書
2008 年 12 月/朝日新聞社/朝日新聞社/ R071-A-'08-12
平成 20 年版/特集:変革を続ける刑事警察/警察庁編/ぎょうせい/ R317.7-Ke-'08
・世界主要国価値観データブック/電通編/同友館/ R361.4-De
・日本子ども資料年鑑
2009 /<母子愛育会・日本子ども家庭総合研究所>編/ KTC 中央出版/ R367.6-Ni-'09
・国宝新装版/文化庁監修/毎日新聞社/ R709-K2-01 ∼ 15、別
・1(絵画 1)
・2(絵画 2)
・3(絵画 3)
・4(彫刻 1)
・5(彫刻 2)
・6(工芸品
・7(工芸品 2)
・8(工芸品 3)
・9(書跡 1)
・10(書跡 2)
・11(書跡 3)
・12(考古)
・13(建造物 1)
・14(建造物 2)
・15(建造物 3)
・別冊(国宝便覧)
・DVD 絵画編
・DVD 建造物編
・DVD 彫刻編
1)
◇卒業(原題:THE GRADUATE)/ Mike Nichols 監督/ユニバーサル・ピクチャーズ/ D 洋-ソ
※ジョン・レノン・トリビュート∼カム・トゥギャザー/ John Lennon /韓国メーカー/ D 音-カ
※ The Beatles:The First U.S. Visit / The Beatles /韓国メーカー/ D 音-ビ