( 194) ( 195) 年 金 特訓 ゼ ミ 21 厚生 年 金保 険法 経過的寡婦加算額 中高齢の寡婦加算額等 中高齢の寡婦加算額が加算された遺族厚生年金の受給権者である妻が昭和 31 年 4 月 1 日以前に生まれた者である場合には,65 歳から受ける老齢基礎年金の 中高齢の寡婦加算額 額が中高齢の寡婦加算額より低額となることがあるため,65 歳以後において,中高 次の(1)又は(2)のいずれかに該当する妻が受ける遺族厚生年金の額には,その妻 齢の寡婦加算に代わって,経過的寡婦加算額が加算される。 が 65 歳未満であるときは,中高齢の寡婦加算額として遺族基礎年金の額に 4 分の 3 を乗じて得た額(100 円単位の四捨五入)が加算される。 経過的寡婦 (1) 夫の死亡当時,40 歳以上 65 歳未満である妻。 加 算 額 = 中高齢の寡婦加算額 (遺族基礎年金× 3/4) ー 老齢基礎年金 の満額 (2) 40 歳に達したときに,夫の死亡当時から引き続き生計を同じくしている子(当 該夫の死亡に係る遺族基礎年金の受給権を有している子に限る。)がある妻。 妻 40 歳 《子のない妻の例》 妻 65 歳 《S.31.4.1 生まれの者の場合》 65 歳まで 寡婦の生年月日 × に応じて定める 率 ※ 金額は本来の額 中高齢の寡婦加算額(585,100 円) 経過的寡婦加算額 夫の死亡 ▼ 780,100 円× 348/480 = 565,573 円 中高齢の寡婦加算額 遺 族 厚 生 年 金 老齢基礎年金 65 歳から + 自分自身の老齢基礎年金 経過的寡婦加算額(19,500 円) 《子のある妻の例》 経過的寡婦加算額 夫の死亡 ▼ 支給停止 遺 族 1 中高齢の寡婦加算額 厚 生 年 金 が 65 歳に達した日の属する月の翌月から行われる。 老齢基礎年金 遺族基礎年金 経過的寡婦加算額が加算されることによる遺族厚生年金の額の改定は,その者 2 △ 子 18 歳の年度末 (遺族基礎年金失権) 経過的寡婦加算額は,妻の生年月日が若いほどその額が少なくなり,妻が昭和 31 年 4 月 2 日以後生まれのときは加算されない。 3 経過的寡婦加算額は,妻が国民年金法による障害基礎年金又は旧国民年金法に よる障害年金の受給権を有するとき(その支給が停止されているときを除く。),遺 1 支給事由が長期要件に該当する場合は,その年金額の計算の基礎となる被保険 者期間の月数が 240(中高齢の期間短縮措置に該当する者はその期間)以上ある場 合でなければ,中高齢の寡婦加算額は加算されない。 2 族基礎年金の支給を受けることができるときは,その間,その支給が停止される。 4 65 歳以上で初めて遺族厚生年金を受けることができるようになった妻について も,一定の要件を満たす限り,経過的寡婦加算が行われる。 妻が国民年金法による遺族基礎年金の支給を受けることができるときは,その 遺族厚生年金の加算の特例 間,中高齢の寡婦加算額に相当する部分の支給が停止される。 3 4 中高齢の寡婦加算額は,妻の生年月日にかかわらず,一定の金額である。経過 子のある配偶者又は子に支給する遺族厚生年金の額には,当該厚生年金保険の被 的寡婦加算額は,妻の生年月日に応じた率を使用し算出されるため,妻の生年月日 保険者又は被保険者であった者の死亡について,当該配偶者又は子が遺族基礎年金 に応じてその額が異なる。 の受給権を取得しないときは,遺族基礎年金の額に相当する額が加算されることが 中高齢の寡婦加算額は,その妻が 65 歳に達してからは妻自身の老齢基礎年金が 支給されるため,65 歳以後においては,加算されない。 ある。
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