月刊プロパティマネジメント2014年11月号に弊社の記事が掲載されました。

ベスト・プロパティ
付加価値の高いグループ連携力と人材力
AM 満足度が高い PMサービスを展開
グループの連携強化が生む相乗効果
COMMENT
受託資産の平均稼働率は 96%超
和田啓志 氏
取締役副社長
ベスト・プロパティは、ビルメンテ
AM 会社 から直接担当者を指名されるケースが増加しているように、当社の PM を
ナンスを本業とするビケンテクノ傘下
支 えているのは、個々の 物件を担当する専門性の高い人材です。こうした良質 な人
の PM 部門を担う戦略子会社であ
材をさらに育成していくためにも、ビケンテクノグループの連携による相乗効果を最
る。オフィスビルや賃貸マンションを
大限活用した付加価値の高い運営・管理を提供し続け、投資家と PM 会社、双方が
中心に、2014 年 3 月末時点の受託
納得できるフィー水準を実現したい。業界の発展にも寄与できると思われます。
資産は 250 棟 ・ 118 万㎡の規模。
同社は、J-REIT や外資系ファンド
が勝負」
と話す。
受けているベスト・プロパティである
などのプロ投資家から数多くの物件
実際、底打ちが鮮明となる市況の
が、さらなる PM 受託規模の拡大と、
を受託し、またその評価も非常に高
なか、投資家や AM サイドからは稼
運営 ・ 管理レベルの向上を目指す
い。その最大の強みは、親会社のビ
働率の向上はもとより、賃上げの要
姿勢を打ち出していることでも注目さ
ケンテクノや、2008 年にM&Aによっ
求も高まりつつあるが、ベスト・プロ
れる。
てグループ入りを果たした社宅管理
パティはそうしたニーズに応え高い
まず 2011 年に、GEリアル ・ エス
代行サービスのマイムコミュニティー
成果を残している。同社が受託する
テートで代表取締役社長を務めた
など、グループ企業の情報やネット
首都圏のオフィスビル、住宅各々の
吉田奉行氏を、2014 年には、元モ
ワークを結集し顧客を囲い込み、付
平均稼働率は 96 %と高い水準を維
ルガン ・ スタンレー・ キャピタルの
加価値の高い PM を実現している。
持。また一部のビルではテナント入
山田智明氏をアドバイザーに招聘
一 例をあげると、マイムコミュニ
替え・ 更新のタイミングで 10∼15%
した。狙いは、投資家サイドとのコ
ティーは社宅代行サービスを展開す
程度のレントアップに成功するフロ
ネクション拡大という意味合いはも
るなかで上場企業をはじめ 100 社以
アも出てきているとのことだ。
「全物
とより、むしろ AM が PM へ 期 待す
上とのネットワークがある。窓口となる
件 ・ 全テナントのレントロールをデー
ること、真の PM ニーズについて具
総務部などとのダイレクトなコンタクト
タベース化し、現行賃料とマーケット
体的なアドバイスを受けることで、同
を通じて、社員の異動や駐在員の動
賃料との乖離を常にウォッチしてい
社 PM サービスのさらなる付加価値
きを同社が受託する住宅物件の空
る。賃上げが妥当と判断したフロア
を追 求していきたい構えだ。また、
室情報とマッチングさせるのみなら
については、更新・入替えのタイミン
グループのシナジー効果を高める
ず、企業の移転 ・ 増床ニーズについ
グでテナントサイドにしっかりとデータ
M&A にも依然として積極的なスタ
てもオフィスリーシング機会につなげ
をもとに交渉するという動きを続けて
ンスを維持するとともに、貸会議室
られる相乗効果を生んでいる。
(同氏)。同社が実現する高い
いる」
やサービスアパートメントなどといっ
取締役副社長の和田啓志氏は、
パフォーマンスの裏には、日々の綿
た専門領域での PM 受託にも活躍
密なデータ分析がある模様である。
の場をさらに広げていきたい模様。
「PMとして日々の管理 ・ 運営を着
PM 会社としての同社のアドバン
実にこなすことは言うまでもない。グ
ループの総力を結集してテナントの
質量ともにさらなる付加価値を追求
動静を把握、いかに不動産から上が
るキャッシュフローを最大化できるか
テージが高まるにつれ、さらに投資
家および市場からの支持を集めてい
このように投資家から高い信頼を
くことが予測される。
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