JAPAN FEDERAL MEDICAL COOPERATIVE ASSOCIATION 全医協連ニュース 発行=全国医師協同組合連合会 平成 21 年 7 月 1 日発行 No.113 蒼翠号 特集 新公益法人制度への 医師会の対応について 今村 聡(社団法人日本医師会 常任理事) ◆ブロック便り ・平成21年度「第1回四国ブロック協議会」報告 ・東北北海道ブロック定例協議会 ・九州医師協同組合連合会「職員研修会」報告 JAPAN FEDERAL MEDICAL COOPERATIVE ASSOCIATION 全医協連ニュース 平成21年7月1日発行 発 行=全国医師協同組合連合会 発行人=小林照尚 企画・編集=全医協連広報部会 URL http://www.zen-ikyo.or.jp Eメール [email protected] 春潮号 蒼翠号 No.113 CONTENTS 2 ◆特集 新公益法人制度への 医師会の対応について 今村 聡(社)日本医師会常任理事 しる 12 日医よもやま話 26 14 NUMBERS ○ ち (社) 日本医師会常任理事 飯沼雅朗 「知」 と 「知」 南蛮図………菅原克郎 16 旅のブラックエッセイ 「7月の月をアルプス連峰上に む! 雲一つなき空に満月が輝く!」………松井昭男 18 全国温泉巡り (岡山県) (神奈川県) 「つなぎ温泉 (岩手県) 、奥津温泉 、芦ノ湯温泉 」 35 旬の食べ物紹介 (長崎) (岡山) 「からすみ」 、 「桃太郎ぶどう」 36 寄稿 「無学竹仁の論語」………諏訪求仁雄 38 水彩の旅 〈第3回〉………大森俊次 「スケッチブックを道連れに」 40 医師協の雑誌から 「名古屋医協ニュース、北九州医協ニュース」………河辺忠郎 41 ブロック便り 平成21年度「第1回四国ブロック協議会」報告 東北北海道ブロック定例協議会 九州医師協同組合連合会「職員研修会」報告 48 理事会だより………岩田章男 52 JMCギャラリー(三好壮一、保坂孝二) 22 [購買部] ・購買部取扱い商品のご案内 27 [福祉部] ・大和生命保険の経営破綻について ・全医協連取扱い保険商品一覧 30 [調査企画部] ・ASPとSaaS 50 54 理事会・部会だより/マンガ 俳壇/編集後記 表紙・目次写真 私は富士山大好き人間、ただし折紙付きの雨男です。 今回の三泊四日の旅行も豪雨の連続でしたが、最終日 に漸く姿を見せてくれました。何か良い事がありそうな 気分です。 写真提供(表紙、目次):花井 隆(京都保事協) 特 集 ● 公 益 法 人 制 度 改 革 の 目 的 在 が あ る 。 従 来 は 、 主 務 官 庁 の 裁 量 で 公 乖 離 し た 状 態 で 運 営 さ れ て い る 団 体 の 存 公 益 法 人 と は い い な が ら 実 態 は そ れ と は 会 や 財 団 法 人 漢 字 能 力 検 定 協 会 の よ う に 、 り 上 げ ら れ て い る 、 財 団 法 人 日 本 相 撲 協 な っ て い る 。 ま た 、 昨 今 、 メ デ ィ ア に 取 来 、 大 き な 改 正 が な く 現 状 に そ ぐ わ な く わ が 国 の 公 益 法 人 制 度 は 、 明 治 29 年 以 で 民 間 の 活 力 を 活 か し 、 民 に よ る 公 益 の 税 を 徴 収 す る の で は な く 、 免 除 す る こ と 回 の 改 革 で 、 各 省 庁 の 不 整 合 を な く し 、 を 作 る と い っ た 問 題 も あ る 。 そ こ で 、 今 ま た 補 助 金 や 委 託 事 業 に よ っ て 天 下 り 先 業 を 行 う と 、 官 の 肥 大 を 招 く こ と に な る 。 徴 収 し 、 国 が そ の 税 を 財 源 に し て 公 益 事 お り 、 整 合 性 が な か っ た 。 ま た 税 を 国 が 監 督 の 仕 方 も そ れ ぞ れ の 官 庁 に 任 さ れ て 省 と い っ た 具 合 で あ る 。 ま た 許 可 基 準 や 体 は 文 部 科 学 省 、 日 本 医 師 会 は 厚 生 労 働 益 法 人 を 許 可 、 監 督 し て お り 、 先 の 2 団 が 、 こ の 組 織 は 全 く 独 立 し た 組 織 で あ る 張 を 理 解 し て も ら う こ と も 可 能 で あ っ た 労 働 省 と や り と り を し て 、 わ れ わ れ の 主 る 。 従 来 は 、 日 医 は 主 務 官 庁 で あ る 厚 生 委 員 会 で 公 益 性 の 判 定 を 受 け る こ と に な 団 体 、 た と え ば 日 本 医 師 会 な ど は 、 こ の の み で あ る 。 国 全 体 を 活 動 の 対 象 と す る 内 閣 府 は あ く ま で 事 務 局 と し て 活 動 す る 間 委 員 7 名 で 委 員 会 が 構 成 さ れ て い る 。 し て 公 益 認 定 等 委 員 会 が 設 け ら れ た 。 民 と い う こ と で 、 官 庁 か ら 独 立 し た 組 織 と 増 進 を 図 る こ と に な っ た 。 民 に よ る 公 益 1. 改公 革益 の法 概人 要制 度 ︵ い ま む ら さ と し ︶ べ き で あ る 。 以 下 の 記 述 を 参 考 に し て 頂 け れ ば 幸 い で あ る 。 常 任 理 事 今 村 聡 な い 。 種 々 の 検 討 要 因 が あ り 、 そ の 選 択 に つ い て は 慎 重 の 上 に も 慎 重 で あ る 社 団 法 人 日 本 医 師 会 と し て 活 動 し て き た か ら と い っ て 、 必 ず し も 公 益 法 人 の 選 択 に な る わ け で は ら れ る こ と に な っ た 。 こ の 選 択 に つ い て は 、 従 来 民 法 34 条 に お け る 公 益 法 人 予 期 間 中 に 新 た な 公 益 法 人 に 移 行 す る か 、 一 般 法 人 に 移 行 す る か の 選 択 を 迫 益 法 人 制 度 改 革 に よ り 、 根 拠 と な る 民 法 34 条 が な く な っ た た め 、 5 年 間 の 猶 は 民 法 34 条 に 根 拠 を お く 公 益 法 人 と し て 長 年 活 動 を 行 っ て き た 。 と こ ろ が 公 従 来 、 日 本 医 師 会 を は じ め と し て 都 道 府 県 医 師 会 、 大 部 分 の 郡 市 区 医 師 会 医新 師公 会益 の法 対人 応制 に度 つへ いの て ●2 現行の公益法人(社団法人・財団法人) H20.12.1 特例民法法人(現行の主務官庁が監督) 医 師 会 な ど は 、 そ こ で 公 益 性 の 判 定 を 受 ら れ な か っ た が 、 役 員 で も 仕 事 の 何 割 か 団 体 、 た と え ば 都 道 府 県 医 師 会 、 郡 市 区 来 管 理 費 に 入 っ て い る の で 、 分 子 に 入 れ 会 が 設 置 さ れ 、 都 道 府 県 圏 域 で 活 動 す る な っ て い る 。 た と え ば 役 員 の 報 酬 は 、 従 公益社団・財団法人 への移行申請 が あ る 。 都 道 府 県 に お い て も 同 様 の 委 員 十 分 に 情 報 提 供 が 行 え て い な い ジ レ ン マ の 様 々 な 問 い 合 わ せ に 対 し て 、 迅 速 か つ 可 能 な た め 、 都 道 府 県 ・ 郡 市 区 医 師 会 か ら た め 、 個 別 の 団 体 か ら の ア プ ロ ー チ が 不 な い ︵ 後 述 ︶ 。 支 出 計 画 ︶ を 策 定 し 認 め ら れ な け れ ば な ら そ れ を 公 益 目 的 に 使 い 切 る 計 画 ︵ 公 益 目 的 た 法 人 は 、 移 行 時 に 純 資 産 額 を 確 定 し 、 条 に も と づ く 公 益 法 人 と し て 活 動 し て き っ て い る が 、 医 師 会 の よ う に 従 来 民 法 34 団 法 人 は 登 記 の み で 設 立 で き る こ と に な で 認 定 を 受 け な け れ ば な ら な い 。 一 般 社 人 へ の 移 行 は 、 申 請 を 行 い 、 先 の 委 員 会 人 は 解 散 す る こ と に な る ︵ 図 1 ︶ 。 公 益 法 い は 一 般 社 団 法 人 へ 移 行 し な け れ ば 、 法 で き る か ぎ り 事 業 費 に 配 賦 で き る こ と に 費 と し て い た 事 業 管 理 費 ︵ 間 接 事 業 費 ︶ も 変 で あ る が 、 今 回 の 制 度 で は 、 従 来 管 理 が 多 額 に な る の で 、 50 % を 超 え る の は 大 な 医 師 会 だ と 法 人 の 運 営 管 理 費 そ の も の と し て 割 っ た 割 合 の こ と で あ る 。 大 規 模 に し て 、 ﹁ 公 益 目 的 事 業 の 事 業 費 ﹂ を 分 子 業 等 の 事 業 費 + 法 人 運 営 の 管 理 費 ﹂ を 分 母 率 と は 、 ﹁ 公 益 目 的 事 業 の 事 業 費 + 収 益 事 ば 公 益 法 人 に な れ な い 。 公 益 目 的 事 業 費 公 益 目 的 事 業 比 率 が 50 % 以 上 で な け れ 3● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 一般社団・財団法人 への移行申請 【認定の基準】 5年 再申請 可能 【認可の基準】 ○公益目的事業比率が、 (費用で 計って)50/100以上 ○経理的基礎及び技術的能力を有 すること ○法人の関係者に特別の利益を与 えるものでないこと 等 ○移行時点の純資産額を「公益」に 消費していく計画(公益目的支出計 画) を策定し、 その計画が適正で、 確実に実施すると認められること ○定款等が法令に準拠 認 定 認 可 公益社団・財団法人 一般社団・財団法人 申請 せず 不認定 等 不認可 H25.11.30 解 散 既存の公益法人は、次の場合に解散とみなされる ・平成20年12月から5年間の移行期間終了までに申請を行わなかった場合 ・移行期間終了までに申請を行ったが、認定又は認可を受けられなかった場合 資料:内閣府 図1 新制度への移行の概要 に な る 。 そ の 期 間 中 に 公 益 社 団 法 人 あ る 日 医 で い え ば 厚 生 労 働 省 が 監 督 す る こ と 法 人 と い う こ と で 、 今 ま で の 主 務 官 庁 、 猶 予 期 間 中 は 、 移 行 す る ま で は 特 例 民 法 て 5 年 間 の 猶 予 期 間 が 設 け ら れ て い る 。 て い る が 、 従 来 の 公 益 法 人 は 移 行 に 際 し 平 成 20 年 12 月 1 日 か ら 新 制 度 が 始 ま っ ● 公 益 目 的 事 業 比 率 て 十 分 な 検 討 が 必 要 に な る 。 人 か の 選 択 に 当 た っ て は 、 経 理 面 に つ い な 部 分 が あ る 。 特 に 、 公 益 法 人 か 一 般 法 ン ス 的 な 部 分 と 、 以 下 に 説 明 す る 経 理 的 の 利 益 を 与 え な い こ と 等 の コ ン プ ラ イ ア 一 以 下 で あ る こ と 、 法 人 の 関 係 者 に 特 別 ● 新 制 度 移 行 の 概 要 対 象 に な ら な い 。 の 他 、 理 事 ・ 監 事 の う ち 同 族 役 員 が 三 分 の 益 目 的 事 業 を 主 た る 目 的 と し て い る こ と 法 人 、 社 会 福 祉 法 人 、 N P O 法 人 な ど は 図 2 に 公 益 認 定 の 基 準 を 掲 げ る が 、 公 の 法 律 に そ の 根 拠 を お く 学 校 法 人 、 医 療 認 定 法 の 第 5 条 に 記 載 さ れ て い る 。 0 0 0 ︵ 平 成 19 年 ︶ と 中 間 法 人 で あ り 、 他 公 益 認 定 を 受 け る た め の 必 要 な 要 件 は 、 法 に 根 拠 を お く 財 団 法 人 や 社 団 法 人 2 5 今 回 の 制 度 改 革 の 対 象 に な る の は 、 民 2. 公 益 認 定 基 準 け る こ と に な る 。 1. 公益目的事業を主たる目的 2. 経理的基礎、技術的能力を有する 3. 法人の関係者に対し特別の利益を与えない 4. 営利事業者、共益的団体に対し特別の利益を与える行為を行わない 5. 公益法人の社会的信用又は公序良俗を害するおそれのある事業を行わない 6. 公益目的事業の収支相償 7. 収益事業等を行うことによって公益目的事業の実施に支障を及ぼすおそれがない 8. 公益目的事業比率が50%以上 9. 遊休財産額が公益目的事業費の年額を超えない 10.理事・監事のうち、同族役員が三分の一以下 11.理事・監事のうち、他の同一の団体(公益法人等を除く。)の役員・使用人等が三分の一以下 12.一定の大規模法人は会計監査人を置く 13.理事、監事、評議員の報酬等について、不当に高額とならない支給基準を定める 14.イ 社員の資格の得喪に関して、不当に差別的な取扱いをしない ロ 社員の議決権に関して、不当に差別的な取扱い等をしない ハ 理事会を設置 15.他の団体の意思決定に関与することができる株式等を保有していない 16.公益目的事業を行うために不可欠な特定の財産は、必要な事項を定款で定める 17.公益認定の取消しの処分を受けた場合、公益目的事業財産の残額に相当する財産を、一箇月 以内に、他の公益団体または国・地方公共団体に贈与する旨を定款で定める 18.清算をする場合、残余財産を類似の事業を目的とする他の公益法人又は国若しくは地方公共 団体等に帰属させる旨を定款で定める る こ と が で き る 。 ま た 、 自 己 所 有 の 土 地 図2 公益認定の基準(公益認定法第5条 抜粋) ≦ 遊休財産 (負債の部) 借入金 100 使途が決まっていない財産 200 差額100 使途が決まっている財産 300 図3 遊休財産規制 (使途の決まっていない財産を持ちすぎてはいけない) い う こ と に な る 。 き な い 。 そ の 場 合 、 2 0 0 が 遊 休 財 産 と に 対 応 し て い る 場 合 に は 、 引 く こ と は で っ て も 、 そ れ が 使 途 の 決 ま っ て い る 財 産 財 産 と な る ︵ 図 3 ︶ 。 し か し 、 借 入 金 が あ る 場 合 、 2 0 0 ︱ 1 0 0 = 1 0 0 が 遊 休 い 財 産 の 方 に 対 応 す る 借 入 金 が 1 0 0 あ 3 0 0 あ っ た と き 、 使 途 が 決 ま っ て い な 産 が 2 0 0 、 使 途 が 決 ま っ て い る 財 産 が こ と が で き る 。 使 途 が 決 ま っ て い な い 財 を 開 催 す る 予 定 で あ れ ば 、 そ の 費 用 は 特 医 師 会 が 住 民 の た め の 啓 発 活 動 と し て 会 と い う 考 え 方 が あ り 、 た と え ば 3 年 後 に と い う こ と で あ る 。 そ れ か ら 、 調 整 計 算 あ れ ば 、 そ の 報 酬 も 事 業 費 に 配 賦 で き る は 公 益 事 業 に 従 事 し て い る と い う こ と で い が 算 と る 50 を が 。 % し で 以 て き 上 、 る に で 。 な き こ る る の よ だ よ う け う な 公 な 仕 益 考 組 目 え み 的 方 が 事 で 出 業 調 来 比 整 て 率 計 に つ い て 、 み な し 費 用 と し て 計 上 す る こ そ の 土 地 を 借 用 し た 際 に 想 定 さ れ る 賃 料 を 使 用 し て 公 益 事 業 を 実 施 す る 際 に は 、 し か し 、 こ れ を 超 え て 内 部 留 保 が あ っ た て は い け な い こ と に な っ て い る 。 旧 民 法 使 途 の 決 ま っ て い な い 財 産 を 持 ち す ぎ 1年分の公益目的事業費 ・・・ 借入金100が「使途が決まっていない財産」に対応している場合 ・ ・ ・ ・200−100 =100 ・・ 借入金100が「使途が決まっている財産」に対応している場合 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・200 (資産の部) 定 費 用 準 備 資 金 の 積 立 額 と し て 先 取 り す 借 入 金 な ど の 債 務 が あ る 場 合 に は 、 引 く い な い 財 産 の こ と だ が 、 そ れ に 対 応 す る て い る 。 遊 休 財 産 と は 、 使 途 が 決 ま っ て 遊 休 財 産 を 持 っ て は い け な い こ と に な っ 制 は 、 1 年 分 の 公 益 目 的 事 業 費 を 超 え て し い も の と な る 可 能 性 が 高 い 。 今 回 の 規 て い る た め 、 遊 休 財 産 規 制 も 従 来 よ り 厳 般 法 人 に な る こ と が 可 能 な 仕 組 み に な っ 公 益 法 人 の 要 件 を み た せ な い 場 合 は 、 一 る も の で も な か っ た 。 今 回 の 制 度 で は 、 あ っ て も 、 そ の こ と だ け で 解 散 さ せ ら れ と し て も 、 監 査 時 に 指 摘 を 受 け る こ と は を 持 っ て は い け な い こ と に な っ て い た 。 て 、 1 年 の 支 出 の 30 % を 超 え て 内 部 留 保 34 条 法 人 に お い て も 内 部 留 保 規 制 が あ っ ● 遊 休 財 産 規 制 ●4 特 集 収支相償・・・「公益目的事業に係る収入がその実施に要する 適正な費用を償う額を超えない」 認定法第5条七号 収支トントン以下 ● 収 支 相 償 公 益 事 業 は 利 益 を 出 す よ う な 事 業 で は な と ん で 実 施 す る よ う に と い う こ と で あ る 。 い 、 つ ま り 儲 け て は い け な い 、 収 支 と ん 施 に 要 す る 適 正 な 費 用 を 超 え て は い け な れ は 、 公 益 目 的 事 業 に よ る 収 入 が そ の 実 る の が 、 収 支 相 償 と い う 制 約 で あ る 。 こ 公 益 法 人 に な る た め に 大 き な 課 題 と な る 。 従 来 も 医 師 会 館 の 一 部 を 他 団 体 に テ 事 業 等 を 実 施 し て も 良 い こ と に な っ て い て も 事 業 比 率 が 50 % 未 満 で あ れ ば 、 収 益 た い 。 今 回 の 制 度 で は 、 公 益 法 人 で あ っ 収 入 に カ ウ ン ト し て 判 定 す る の で 注 意 し 公 益 事 業 に 繰 り 入 れ た 金 額 も 公 益 事 業 の と な る 。 こ の 際 、 収 益 事 業 等 の 利 益 か ら し て 収 支 相 償 が 成 立 す る か ど う か が 重 要 複 数 あ っ た 場 合 、 全 部 の 公 益 事 業 全 体 と 次 に 、 こ の よ う に 括 ら れ た 公 益 事 業 が 相 償 が 成 立 す る か を 考 慮 す る 必 要 が あ る 。 際 に は 、 ど の よ う に 事 業 を 括 っ た ら 収 支 良 い の で 、 今 後 各 医 師 会 が 検 討 し て い く ら れ た 事 業 の 中 で 収 支 相 償 を 検 討 す れ ば な 名 称 で 括 る こ と も 可 能 で あ る 。 こ の 括 と め て 地 域 支 援 医 療 ・ 介 護 事 業 と い う よ う 護 ス テ ー シ ョ ン 、 居 宅 介 護 支 援 事 業 を ま な っ て い る 。 例 え ば 医 師 会 病 院 、 訪 問 看 国 ・ 地 方 公 共 団 体 ・ 類 似 の 事 業 を 行 う 公 益 益 目 的 事 業 財 産 の 残 額 を 一 ヶ 月 以 内 に た り し て 一 般 法 人 に な る 時 に は 、 こ の 公 万 一 、 公 益 認 定 を 取 り 消 さ れ た り 返 上 し 益 目 的 事 業 に し か 使 う こ と が 許 さ れ な い 。 ら は 全 て ﹁ 公 益 目 的 事 業 財 産 ﹂ と な り 、 公 旨 を 明 示 す る 、 等 の ル ー ル が あ る 。 こ れ 又 は 使 う こ と が 決 ま っ て い る 財 産 は そ の ら の 移 行 時 に 公 益 目 的 事 業 に 使 っ て い る 事 業 の 収 入 と さ れ る 、 ④ 特 例 民 法 法 人 か な い 一 般 的 な 会 費 は 2 分 の 1 が 公 益 目 的 費 は そ の 特 定 の 事 業 に 充 て 、 使 途 を 定 め の 会 費 収 入 は 、 使 途 を 特 定 し て 集 め た 会 り 入 れ な け れ ば な ら な い 、 ③ 医 師 会 な ど 利 益 は 2 分 の 1 以 上 を 公 益 目 的 事 業 に 繰 れ ば な ら な い 、 ② 収 益 事 業 等 か ら 生 ず る ず る 収 入 は 全 て 公 益 目 的 事 業 に 使 わ な け 公 益 法 人 に は 、 ① 公 益 目 的 事 業 か ら 生 判定は二段階で行われる。 第一段階・・・各公益目的事業ごとに判定 (事業のくくり方は法人が判断) 両方クリアする ことが必要。 ※ 第二段階・・・公益目的事業全体 で判定 ※各事業に共通する収益・費用を含める 第二段階では、収益事業等から (利益の50%以上を)公益目的事業に繰り入れた 金額も、公益目的事業の収入にカウントして判定する。 ! 公益事業で黒字を出し、本会の財源に充当することはできない。 図4 収支相償 5● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 判 断 で 合 理 的 に 事 業 を 括 っ て 良 い こ と に て く る と 思 わ れ る 。 そ こ で 、 法 人 ご と の 細 か く 細 分 化 す れ ば 黒 字 の 事 業 も 当 然 出 う か と い う 判 断 が あ る 。 し か し 、 事 業 を 事 業 ご と に 収 支 相 償 が 成 立 し て い る か ど 実 施 し て い る 医 師 会 の 場 合 、 そ れ ぞ れ の 護 支 援 事 業 所 、 臨 床 検 査 セ ン タ ー 事 業 を 設 と し て 、 訪 問 看 護 ス テ ー シ ョ ン 、 居 宅 介 定 さ れ る 。 例 え ば 、 医 師 会 の 共 同 利 用 施 判 定 が 2 段 階 あ り 、 ま ず 事 業 ご と に 判 ● 公 益 目 的 事 業 財 産 る ︵ 図 4 ︶ 。 体 の 収 支 相 償 が 成 立 す る こ と が 必 要 に な 利 益 を 繰 り 入 れ た 上 で 、 公 益 目 的 事 業 全 と い う 仕 組 み で あ る 。 し た が っ て 、 そ の 半 分 以 上 は 公 益 事 業 に 使 用 し て く だ さ い る 。 つ ま り 、 儲 け て も 良 い が そ の 儲 け の り 入 れ な け れ ば い け な い こ と に な っ て い と 、 そ の 利 益 の 二 分 の 一 は 公 益 事 業 に 繰 と 思 う 。 そ の 際 、 収 益 事 業 で 利 益 が 出 る い と い う 考 え で あ る 。 ナ ン ト と し て 賃 貸 し て い る 医 師 会 も 多 い 会費収入のうち (使 途の定めのないも の)の50%は公益 目的事業の収入 公益目的事業 収入の全額 移行時点で 公益目的事 業に使用し ている財産 収益事業 共益事業 利益の1/2以上 利益の1/2以上 公益目的事業にしか 使ってはいけない 公益目的事業財産 への 消費分 追加分 (前年度末) に な る 。 財 産 を 失 っ て 借 入 金 だ け が 残 る (今年度末) 公益目的 事業財産 の残額 公益目的 事業財産 の残額 万一、公益認定を取消され、 または返上した場合、公益目的事業財産の残額 を1ヶ月以内に他の公益団体、国・地方公共団体に贈与しなければならない。 図5 公益目的事業財産の贈与 は 、 こ の 支 出 計 画 の 実 施 に つ い て 、 毎 年 年 で も か ま わ な い 。 し か し 、 こ の 計 画 中 も か ま わ ず 、 極 端 な こ と を 言 え ば 1 0 0 に す る こ と に な る 。 計 画 の 年 数 は 何 年 で の 資 産 を 公 益 事 業 に 使 用 し 、 最 後 に ゼ ロ の 時 期 に 純 資 産 額 を 確 定 し 、 段 階 的 に そ あ る 。 具 体 的 に は 、 特 例 民 法 法 人 の 最 後 法 人 に 成 る こ と が 出 来 る と い う 考 え 方 で に 使 い 切 っ た 後 に 、 は じ め て 自 由 な 一 般 意 味 と は 異 な る ︶ に つ い て は 、 公 益 の 目 的 に な っ た 場 合 の 公 益 目 的 事 業 財 産 と い う 財 産 ︵ 公 益 目 的 財 産 額 と 言 う が 、 公 益 法 人 る 場 合 に は 、 従 来 内 部 に 留 保 さ れ て き た 産 を 有 し て い る た め 、 一 般 法 人 を 選 択 す の 公 益 目 的 事 業 を 実 施 す る に あ た っ て 財 公 益 事 業 を 実 施 し て き て お り 、 ま た 、 そ 益 法 人 と し て 税 制 上 の 優 遇 を 受 け な が ら れ ば な ら な い 。 特 例 民 法 法 人 は 、 従 来 公 法 法 人 は 公 益 目 的 支 出 計 画 を 作 成 し な け 一 般 法 人 を 選 択 す る 場 合 に は 、 特 例 民 事 業 に あ た る 事 業 が あ り 、 そ れ が や は り ま た 今 後 の 公 益 認 定 法 に 定 め る 公 益 目 的 1 5 0 0 万 円 に な る と い う 考 え 方 で あ る 。 て い る 場 合 、 そ の 赤 字 を 10 年 繰 り 返 せ ば の 継 続 事 業 で 年 間 1 5 0 万 円 の 赤 字 が 出 ど う か の 確 認 が 必 要 に な る 。 例 え ば 、 そ 施 し て い る 事 業 が 、 継 続 事 業 に あ た る か 方 ︶ で あ る 。 し た が っ て 、 現 在 医 師 会 が 実 び 、 一 般 法 人 に 移 行 す る 場 合 の み の 考 え ﹁ 公 益 ﹂ と 認 め て い る 事 業 ︵ 継 続 事 業 と よ 的 事 業 で あ り 、 も う 一 つ は 現 主 務 官 庁 が は 、 今 回 の 公 益 法 人 制 度 に お け る 公 益 目 こ の 場 合 の 公 益 事 業 に 2 種 類 あ る 。 一 つ を 割 り 算 す れ ば 良 い こ と に な っ て い る 。 字 額 を 合 計 し 、 そ の 金 額 で 前 述 の 純 資 産 で あ っ た 場 合 、 そ の 2 つ の 赤 字 事 業 の 赤 え ば 10 の 事 業 を 実 施 中 、 2 つ が 赤 字 事 業 業 の 赤 字 額 の み で 計 算 を す れ ば 良 い 。 例 字 の 事 業 と 通 算 す る こ と は な く 、 赤 字 事 が で き る 。 つ ま り 黒 字 事 業 が あ っ て も 赤 こ の 財 産 ︵ ま た は 同 額 の 金 銭 ︶ を 失 う こ と 3. 公 益 目 的 支 出 計 画 施 中 の 事 業 の 中 で 黒 字 の 事 業 は 除 く こ と こ の 計 画 の 作 成 に あ た っ て は 、 現 在 実 る だ ろ う 。 こ の 年 限 は 短 い 方 が 良 い と い う 考 え も あ 財 産 と な り 、 万 一 認 定 を 取 り 消 さ れ れ ば 、 ば 、 こ の 会 館 の 3 分 の 2 は 公 益 目 的 事 業 の 2 フ ロ ア を 公 益 目 的 事 業 に 使 っ て い れ 例 え ば 3 階 建 て の 会 館 を 持 っ て い て 、 そ 団 体 に 贈 与 し な け れ ば な ら な い ︵ 図 5 ︶ 。 討 し な け れ ば な ら な い 。 産 を 有 す る 法 人 は こ の リ ス ク を 慎 重 に 検 の で あ り 、 特 に 、 土 地 建 物 等 の 多 額 の 財 に 課 せ ら れ る 義 務 の 中 で も 最 も 厳 し い も ケ ー ス も あ る だ ろ う 。 新 制 度 の 公 益 法 人 に 法 人 を 運 営 し た い と い う こ と で あ れ ば 、 業 の 黒 字 を 相 殺 ︶ で き な い 点 な ど か ら 自 由 お い て 損 益 通 算 ︵ 公 益 事 業 の 赤 字 と 収 益 事 こ と に な る こ と 、 ま た 経 過 中 は 法 人 税 に 度 末 に 行 政 に 報 告 、 時 に は 監 査 を 受 け る ●6 特 集 実施している事業 で き る だ け 多 く の 赤 字 事 業 や 寄 付 を 合 算 計 画 年 数 を 短 期 に し よ う と 考 え れ ば 、 ● 公 益 目 的 事 業 と は セ ミ ナ ー 、 育 成 を 考 え て み た い 。 ま ず 、 し 、 先 の 赤 字 事 業 に 合 算 し て も 良 い 。 と で あ れ ば 、 そ れ 単 独 で 計 算 し て も 良 い に 対 し て 公 益 目 的 の 寄 付 を す る と い う こ 4. 事 業 の 公 益 性 の 判 断 の チ ェ ッ ク ポ イ ン ト の 例 で 、 3 の 講 座 、 ら な い 。 因 み に 、 こ の 17 の 公 益 目 的 事 業 な い か ら 公 益 で は な い と い う こ と に は な な い 。 し か し 、 こ の 事 業 区 分 に 入 っ て い 字 と い う こ と に で き る 。 さ ら に 、 他 団 体 業 の 赤 字 と 合 算 し て 年 間 3 0 0 万 円 の 赤 1 5 0 万 円 の 赤 字 で あ っ た 場 合 、 継 続 事 公 益 目 的 事 業 財 産 を 計 算 す る こ と に な る 。 は な く な り 、 あ ら た に 公 益 法 人 と し て の る が 、 そ の 際 は こ の 計 画 上 の 残 額 の 概 念 中 、 公 益 認 定 を 申 請 す る こ と も 可 能 で あ に な る ︵ 図 6 ︶ 。 公 益 目 的 支 出 計 画 の 経 過 額 で も 赤 字 が で る 事 業 が あ れ ば 良 い こ と い と い う こ と で あ れ ば 、 ど れ か 1 つ 、 小 す る 必 要 が 出 て く る し 、 長 期 の 計 画 で よ や 医 師 会 の 共 同 利 用 施 設 に 係 わ る 記 載 が る 。 こ れ を 見 る と 医 療 保 健 に 係 わ る 事 業 る チ ェ ッ ク ポ イ ン ト の 17 の 事 業 区 分 で あ ン ト が 示 さ れ て い る 。 図 7 が 内 閣 府 に よ っ た た め 、 さ ら に 具 体 的 に チ ェ ッ ク ポ イ し こ れ だ け で は 極 め て 抽 象 的 な 表 現 で あ い る 事 業 で あ る と い う こ と で あ る 。 し か た め に な っ て お り 、 ま た 質 が 担 保 さ れ て 7● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 現主務官庁が「公益」 と認めている継続事業 公益認定法に定める 公益目的事業 A事業 B事業(注) C事業 赤字 黒字 赤字 公益目的の 寄附 その他 この部分だけを取り出して、公益目的支出計画を作成すればよい。 もちろん、A事業だけでもよい。 (注)将来B事業が赤字になっても、後から公益目的支出計画に追加することは認められない。 図6 一般法人への移行と公益目的支出計画 1.検査検定 10.博物館等の展示 2.資格付与 11.施設の貸与 3.講座、セミナー、育成 12.資金貸付、債務保証等 4.体験活動等 13.助成(応募型) 5.相談、助言 14.表彰、 コンクール 6.調査、資料収集 15.競技会 7.技術開発、研究開発 16.自主公演 8.キャンペーン、○○月間 17.主催講演 9.展示会、○○ショー この17種類の事業に該当しなければ公益ではないという意味ではない。 図7 公益目的事業のチェックポイントが示された事業区分 の た め だ け に 行 わ ず 、 き ち ん と 住 民 等 の も の ﹂ と な っ て い る 。 要 は 、 仲 間 内 の 利 益 定 か つ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 す る う こ と で あ る 。 こ の B に つ い て は 、 ﹁ 不 特 け れ ば 、 公 益 目 的 事 業 に 該 当 し な い と い っ て も 、 そ の 実 施 方 法 ︵ B ︶ が 公 益 的 で な の 実 施 方 法 で あ る 。 目 的 ︵ A ︶ は 公 益 で あ る 。 問 題 は B で あ り 、 B と い う の は 事 業 た が っ て A は 問 題 に な ら な い と 考 え て い ん ど が こ の 23 の 事 業 に 該 当 し て お り 、 し 師 会 の 定 款 に 書 か れ て い る 事 業 は 、 ほ と の 他 の 公 益 に 関 す る 23 の 事 業 で あ る 。 医 法 別 表 に 記 載 さ れ た 学 術 、 技 芸 、 慈 善 そ と い う こ と で あ る 。 A と い う の は 、 認 定 さ れ て お り 、 A で あ っ て か つ B で あ る 、 公 益 目 的 事 業 の 定 義 は 、 認 定 法 に 記 載 う 。 受 講 が 会 員 か ら の 紹 介 だ け に 限 ら れ 行 政 の 広 報 等 を 活 用 す る 必 要 も 有 る だ ろ ポ イ ン ト に お い て 示 さ れ て い な い 。 こ れ 師 会 共 同 利 用 施 設 に つ い て は 、 チ ェ ッ ク 医 師 会 病 院 、 臨 床 検 査 セ ン タ ー 等 の 医 で あ り 、 民 間 事 業 者 の そ れ と ど う 違 う の 題 は 、 臨 床 検 査 セ ン タ ー 、 健 診 セ ン タ ー い て 一 定 の 理 解 が 得 ら れ た と 考 え る 。 問 一般論としては、①不特定多数の利益増進への寄与を明示、 ②受益の機会の公開、③「質」を担保する仕組み、④特定の者 の利益になっていない、 などが求められる。 ・・・・・例えば、以下のようなポイントが考えられる。 運営委員会等に住民や行政が参画等、開かれた運営 利用者を制限していない 最後のセーフティネット (重症患者、24時間・・) データベース蓄積・解析⇒公益的利用 症例研究の公開⇒公益的利用 医師会の特質を生かした開かれた連携のシステム 開放型病院のシステム 図8 共同利用施設事業の公益性の判断 考えられるポイント (例) 以下のような事業は、一般に公益性が高いと考えられる。 ・ 小児救急医療(電話相談) ・ 周産期事業 ・ 救急医療事業 ・ 災害医療事業 ・ へき地医療事業 ・ オープン病院事業 ・ 休日夜間診療事業 ・ 感染症対策事業(予防接種事業) ・ 他の施設では治療困難な疾病の治療 ・ 医学研究、地域保健に関する調査など、他の公益目的事業と不可分 一体の病院・診療所・訪問看護事業 ・ 地域住民の健康増進のためのデータ収集・分析、啓発等の一環として 行う健診事業、学校保健事業 ※「医師会の他に担い手がいない」というような事業は、公益性が高いと考えられる。 ※上記に該当すればそれだけで公益目的事業に該当するということではない。 図9 医療保険業について (未定稿) 般 に 公 益 性 が 高 い と 考 え ら れ る 。 療 保 健 業 に つ い て 図 9 の よ う な 事 業 は 一 ア ー す る と 考 え て い る 。 参 考 ま で に 、 医 事 業 の 運 営 を 行 え ば 、 A & B の B も ク リ 参 考 に し て 頂 け れ ば と 思 う 。 こ の よ う な 3 月 に 都 道 府 県 医 師 会 に 送 付 し た 通 知 を い う こ と で あ る 。 詳 細 に つ い て は 、 本 年 て い る か を 説 明 で き な け れ ば い け な い と と 、 公 益 性 の 観 点 で 、 ど の よ う に 異 な っ 般 の 事 業 者 や 医 療 法 人 が 行 っ て い る 事 業 等 の 工 夫 が 必 要 に な る 。 ポ イ ン ト は 、 一 検 査 健 診 デ ー タ ベ ー ス を 公 的 に 活 用 す る ら う 、 重 症 患 者 を 扱 う 、 24 時 間 対 応 す る 、 運 営 委 員 会 等 に 住 民 や 行 政 に 参 画 し て も る 。 そ こ で 、 図 8 に 示 す よ う に 、 事 業 の 特 定 の 者 の 利 益 に な ら な い 等 が 求 め ら れ 利 益 の 増 進 、 受 益 機 会 の 公 開 、 質 の 担 保 、 で あ っ た 。 一 般 論 と し て 、 不 特 定 多 数 の か 、 説 明 が 難 し い と こ ろ が 有 る と の 意 見 る か ? 会 員 だ け に 周 知 す る の で は な く 、 催 の 周 知 が 開 か れ た 方 法 で 実 施 さ れ て い こ れ は 住 民 全 体 の 利 益 の 増 進 に な る 。 開 ば 住 民 向 け に 健 康 講 座 を 開 催 す る 場 合 、 明 ら か に し て い る か ﹂ と さ れ て い る 。 例 え と を 目 的 と し て 位 置 づ け 、 適 当 な 方 法 で ﹁ 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 寄 与 す る こ ● 公 益 目 的 事 業 の 認 定 ⋮ 今 後 の 課 題 こ と に な る 。 ク リ ア ー す れ ば 、 A & B の B を 満 足 す る ど も 検 討 し な け れ ば な ら な い 。 こ れ ら を る か 、 講 師 へ の 謝 礼 が 過 大 で は な い か な で あ る 。 ま た 専 門 家 が 講 師 と し て 来 て い ず 、 広 く 住 民 に 開 か れ て い る こ と が 重 要 い て は 、 無 条 件 で は な い が 、 公 益 性 に つ テ ー シ ョ ン 、 地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー に つ 連 携 す る 介 護 老 人 保 健 施 設 、 訪 問 看 護 ス 結 果 、 医 師 会 が 行 う 開 放 型 病 院 や そ れ と 機 会 を 通 じ 、 若 干 の 示 唆 を 得 た 。 視 察 の 局 が 現 場 の 視 察 に 訪 れ た 際 お よ び 相 談 の に つ い て 、 内 閣 府 公 益 認 定 等 委 員 会 事 務 ●8 収支予算書内訳表(損益計算書の事業区分別内訳表に相当) 特 集 公益目的事業会計 科目 ど う か は 、 ま た 別 の 問 題 で あ る 。 公 益 事 に 際 し て そ れ を す べ て 公 益 事 業 と す る か 益 性 を 認 定 さ れ る 可 能 性 は あ る が 、 申 請 医 師 会 が 実 施 し て い る か な り の 事 業 が 公 目 的 事 業 比 率 だ け が 重 要 で は な い 。 現 在 さ て 、 公 益 法 人 を 目 指 す 場 合 に 、 公 益 が ど ん ど ん 増 加 す る こ と で 、 医 師 会 の 運 一 方 、 赤 字 体 質 の 収 益 事 業 を 継 続 し 赤 字 な い か ど う か も 検 討 し な け れ ば な ら な い 。 に 繰 り 入 れ た 結 果 、 管 理 費 に 不 足 が 生 じ と し て い た よ う な 場 合 、 50 % を 公 益 事 業 逆 に 、 従 来 収 益 事 業 の 利 益 を 全 額 管 理 費 る こ と が な い よ う に し な け れ ば な ら な い 。 ぎ 、 公 益 事 業 の 収 支 相 償 が 成 立 し な く な い け な い 、 ③ 収 益 事 業 の 利 益 を 50 % 以 上 ② 公 益 目 的 事 業 比 率 が 50 % 以 上 な け れ ば 分 の 公 益 目 的 事 業 費 を 超 え て は い け な い 、 あ る 。 先 に 説 明 し た 、 ① 遊 休 財 産 は 一 年 ︵ 管 理 部 門 ︶ が あ る 。 そ し て 収 益 と 費 用 が 的 事 業 会 計 と 収 益 事 業 等 会 計 と 法 人 会 計 関 係 を 示 し た 。 収 支 予 算 書 の 中 に 公 益 目 図 10 に 新 ・ 新 会 計 基 準 と 公 益 認 定 基 準 の ○○ 事業 Ⅰ 一般正味財産増減の部 1. 経常増減の部 (1)経常収益 受取入会金 受取会費 事業収益 受取補助金等 受取寄付金 ・ 経常収益計 (2)経常費用 事業費 ・ ・ 管理費 ・ ・ 経常費用計 評価損益等調整前当期計上増減額 評価損益等 当期経常増減額 2. 経常外増減の部 (1)経常外収益 (2)経常外費用 当期経常外増減額 他会計振替額 当期一般正味財産増減額 一般正味財産期首残 ● 公 益 目 的 事 業 の 注 意 点 業 か ら 生 じ た 収 益 は 、 他 の 事 業 や 管 理 費 調査 研究 共通 収益事業等会計 小計 賃貸 事業 共済 事業 共通 法人 内部取 合計 会計 引控除 小計 この内訳表の作成がスタート! 遊休財産保有上限 収支相償 公益目的事業費率 利益の50%以上繰入れ (注意) 公益目的事業費率、収支相償などが、上表の数字を基に計算されることを示すもの。この表で計算が完結するのではない。 図10 新・新会計基準と公益認定基準の関係 9● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 結 果 、 公 益 目 的 事 業 の 収 入 が 多 く な り す 業 に 繰 り 入 れ る 必 要 が あ る 。 繰 り 入 れ た 収 益 事 業 の 利 益 の 50 % 以 上 は 、 公 益 事 し い と 考 え て い る 。 こ の 会 計 基 準 で 移 行 申 請 す る こ と が 望 ま も 、 非 常 に 便 利 で あ る の で 、 可 能 な 限 り ● 収 益 事 業 の 注 意 点 と は 思 え な い が ︶ 。 消 す な ど と い う こ と を 、 都 道 府 県 が 行 う 50 % を 切 っ た か ら す ぐ に 公 益 認 定 を 取 り り 込 ん で し ま う リ ス ク も あ る ︵ も ち ろ ん の 補 助 事 業 が 減 少 し た と き に 、 50 % を 割 状 態 だ と 、 何 か の 拍 子 、 例 え ば 行 政 か ら 公 益 目 的 事 業 比 率 が ぎ り ぎ り 50 % 以 上 の リ ス ク も 高 ま る こ と に な る 。 か と い っ て 分 を 公 益 事 業 と し て お く と 、 失 う 財 産 の け れ ば な ら な い た め 、 医 師 会 事 業 の 大 部 い る 。 一 般 法 人 を 選 択 す る 場 合 で あ っ て け で な く 、 実 際 必 須 の 会 計 基 準 に な っ て 法 人 に 移 行 申 請 す る に は 、 便 利 と い う だ 度 に 合 わ せ て 作 成 さ れ て い る た め 、 公 益 る こ と に な っ た 。 新 ・ 新 会 計 基 準 は 、 新 制 基 準 が で き 、 新 基 準 と 新 ・ 新 基 準 が 並 存 す で な い と い う こ と で 平 成 20 年 に 新 ・ 新 会 計 正 が あ っ た 。 し か し 、 結 局 そ れ で は 十 分 益 法 人 制 度 改 革 を に ら ん で 新 基 準 へ の 改 年 の 旧 基 準 が あ り 、 平 成 16 年 に 今 回 の 公 公 益 法 人 の 会 計 基 準 は 、 従 来 は 昭 和 60 さ れ る と 、 公 益 目 的 事 業 財 産 を 寄 付 し な も う 一 方 、 万 が 一 、 公 益 認 定 を 取 り 消 5. 会 計 基 準 生 じ る 可 能 性 が あ る 。 を 公 益 事 業 と し て し ま う と 管 理 費 不 足 を ば な ら な い 仕 組 み の た め 、 事 業 の 大 部 分 は 、 そ の 中 で 収 支 相 償 に な っ て い な け れ の 財 源 に 回 す こ と は で き な い 。 公 益 事 業 れ ば な ら な い 。 が 行 え な く な る こ と が な い よ う に し な け 営 に 不 都 合 が 生 じ 、 結 果 と し て 公 益 事 業 を 満 た せ ば 非 課 税 と い う こ と で あ る 。 非 利 一 般 法 人 の 場 合 に も 、 若 干 の 追 加 要 件 人 の 場 合 に は 、 従 来 ど お り の 要 件 、 非 営 非 課 税 は 存 続 す る こ と に な っ た 。 公 益 法 は あ っ た も の の 、 開 放 型 病 院 等 の 法 人 税 続 す る よ う に 要 望 し 、 一 部 要 件 の 見 直 し は 公 益 、 一 般 に 係 ら ず 従 来 の 非 課 税 が 存 平 成 20 年 度 の 税 制 改 正 に お い て 、 日 医 に お け る 公 益 性 は 、 単 に そ の 事 業 の 中 身 き た 。 し か し 、 今 回 の 公 益 法 人 制 度 改 革 法 人 と し て 活 動 し 、 地 域 医 療 に 貢 献 し て で あ る 。 医 師 会 は 、 こ れ ま で も 長 年 公 益 の み で な く 、 社 会 的 信 用 も 含 ん で の こ と と 誤 解 を 招 き か ね な い が 、 経 済 的 な 部 分 を 許 容 で き る か に よ る 。 メ リ ッ ト と い う メ リ ッ ト が あ る か 、 そ れ に と も な う 制 約 の 非 営 利 徹 底 型 法 人 ︵ 公 益 法 人 制 度 の 考 え 会 は 、 一 般 法 人 を 選 択 し た 場 合 、 税 制 上 は 必 ず し も 当 た ら な い と 考 え る 。 ① 医 師 が あ る 。 し か し 、 3 つ の 理 由 で そ の 心 配 補 助 金 事 業 が 受 け ら れ な く な る と の 危 惧 一 般 法 人 に 成 る と 行 政 か ら の 委 託 事 業 、 な 評 価 を 社 会 か ら 受 け る か は 不 明 で あ る 。 社 会 的 信 用 に 関 し て は 、 ま だ ど の よ う 続 に 係 る 問 題 で あ っ た 。 法 人 の 形 態 の 選 択 の 判 断 は 、 い か な る 公 益 法 人 ほ ど 税 制 上 の 優 遇 が な い 。 く こ と で 課 税 に な る こ と は 、 医 師 会 の 存 共 同 利 用 施 設 の 非 課 税 が 、 一 般 法 人 に 行 ● 公 益 法 人 か 一 般 法 人 か ? 維 持 が 困 難 だ と 思 わ れ る 。 一 般 法 人 は 、 い た 、 医 師 会 病 院 を は じ め と し た 医 師 会 民 法 34 条 法 人 の 特 例 と し て 認 め ら れ て ● 医 師 会 運 営 施 設 に お け る 税 制 上 の 問 題 7. 法 人 形 態 般 的 に は 、 事 務 局 の 人 員 を 増 さ な け れ ば 、 維 持 す る こ と の 困 難 さ が 課 題 で あ る 。 一 い 。 公 益 法 人 の 認 定 を 受 け る 困 難 さ よ り 、 上 の 制 約 が 大 き く 、 事 務 的 な 負 担 も 大 き な ッ 分 指 る ト ご す 。 の と か 検 の に 討 損 つ を 益 い 行 を て う 把 も こ 握 、 と し こ が 、 の ま メ 表 ず リ の ス ッ 中 タ ト ・ で ー デ 事 ト メ 業 に リ 区 6. 税医 制師 会 関 連 施 設 の る こ と と な っ た 。 非 営 利 徹 底 型 で あ れ ば 、 非 課 税 が 継 続 す も 、 公 益 法 人 は も ち ろ ん 、 一 般 法 人 で も 看 護 学 校 等 の 固 定 資 産 税 非 課 税 に つ い て は 、 法 人 の 運 営 、 事 業 内 容 に つ い て 法 令 そ れ な り の 手 間 が 必 要 と な る 。 公 益 法 人 目 的 支 出 計 画 を 策 定 す る こ と に な る が 、 一 般 法 人 を 選 択 す る 場 合 、 前 述 の 公 益 ま た 、 平 成 21 年 度 の 税 制 改 正 に お い て 、 今 回 公 益 法 人 の 選 択 肢 が 絶 対 的 で あ る 。 な る 。 公 益 法 人 、 一 般 法 人 の ど ち ら を 目 の 内 訳 表 で 事 業 区 分 を す る こ と が 重 要 に ら あ ら ゆ る 確 認 作 業 が は じ ま る 。 ま ず こ い っ た ル ー ル は こ の 収 支 予 算 書 内 訳 表 か 収 支 相 償 が 成 立 し な け れ ば な ら な い 、 と ④ 繰 り 入 れ た 後 に 公 益 目 的 事 業 に お い て 公 益 事 業 に 繰 り 入 れ な け れ ば な ら な い 、 般 の 2 種 類 な の だ が 、 税 の 世 界 で は 一 般 る 。 今 回 の 公 益 法 人 制 度 で は 、 公 益 と 一 営 利 一 般 法 人 と は 、 税 制 上 の 考 え 方 で あ さ ま ざ ま な 制 約 の も と に 成 立 す る 。 業 の 実 施 方 法 や 、 前 述 の ご と く 会 計 上 の が 公 益 的 で あ る か だ け で は な く 、 そ の 事 だ と 思 わ れ る 。 徹 底 型 の 一 般 法 人 に な る と こ ろ が 大 部 分 な る と し て も 、 そ の 成 り 立 ち か ら 非 営 利 2 つ が あ る 。 医 師 会 は 、 仮 に 一 般 法 人 に 非 営 利 一 般 に は 非 営 利 徹 底 型 と 共 益 型 の 両 者 に 税 制 で の 差 が 存 在 す る 。 さ ら に 、 を さ ら に 非 営 利 一 般 と そ れ 以 外 に 分 け 、 館 等 ︶ が あ り 、 そ れ ら の 法 人 に と っ て は 、 成 立 し て い た 多 数 の 法 人 ︵ 交 響 楽 団 、 博 物 旧 民 法 34 条 法 人 の 中 に も 、 寄 付 に よ っ て イ ン セ ン テ ィ ブ が 働 く よ う に な っ て い る 。 者 に 優 遇 が 生 じ 、 寄 付 を 行 い や す く な る ッ ト は 寄 付 金 税 制 に あ り 、 寄 付 を 行 っ た 今 回 の 公 益 法 人 の 税 制 上 の 最 大 の メ リ ●10 特 集 「何を財源に、何をしているか」によって、公益と一般のどちらが有利か は異なる。管理費の財源確保も忘れてはならない。 と 。 ③ 現 実 に は 、 地 域 に は こ れ ら の 事 業 事 業 が 即 公 益 事 業 と い う 考 え 方 に な い こ 一 つ の 理 由 に な っ て い る た め 、 こ れ ら の い た こ と へ の 批 判 が 、 今 回 の 制 度 改 革 の 用 し て 、 天 下 り や 、 官 の 権 限 を 強 化 し て も そ も 行 政 が 委 託 事 業 、 補 助 金 事 業 を 利 法 人 と の 峻 別 が 一 応 な さ れ る こ と 。 ② そ 方 で は な い ︶ に な る こ と が 予 想 さ れ 、 営 利 り 、 恒 常 的 に 黒 字 に な り 、 収 支 相 償 を 満 の 利 益 の 二 分 の 一 を 繰 り 入 れ る こ と に よ 的 事 業 が 収 支 と ん と ん の 場 合 、 収 益 事 業 が 問 題 に な っ て く る 。 他 方 、 元 来 公 益 目 ら な い た め 、 そ の 事 業 そ の も の の 継 続 性 分 の 一 を 公 益 事 業 に 繰 り 入 れ な け れ ば な る 必 要 が あ る 法 人 の 場 合 、 こ の 利 益 の 二 を ほ ぼ 全 額 建 て 替 え 資 金 と し て 積 み 立 て 討 の 上 、 確 定 し て い く 予 定 で あ る 。 し て 、 全 国 医 師 会 か ら ご 意 見 を 頂 き 、 検 で 、 参 考 に し て 頂 き た い 。 こ の 原 案 に 対 ホ ー ム ペ ー ジ 上 で 会 員 に 公 開 し て い る の 議 会 で 発 表 さ れ た 。 こ の 詳 細 は 、 日 医 の 案 が 、 5 月 28 日 に 開 催 の 担 当 理 事 連 絡 協 日 医 会 内 の 委 員 会 に お い て 作 成 さ れ た 原 財 源 公益法人の場合、使途の定めのない ・・・・・会費収入は、50%を公益目的事業に。 公益法人、非営利一般法人は法人税非課税。 ・・・・・公益法人の場合、利益の50%以上を 公益目的事業に。 ● 会費収入 ● 収益事業の利益 ● 補助金・助成金収入 ・・・・・公益法人になれば寄付者に税の優遇。 (特定公益増進法人) * ● 金融資産の運用益 ・ ・・・・公益法人になれば20% の源泉所得税 * が非課税。 ( 株式は現在特例で10%) ● 寄付金収入 図11 公益法人と一般法人の有利選択 師 会 病 院 や 健 診 セ ン タ ー か ら 生 ず る 利 益 こ れ ら の 定 款 等 の 諸 規 程 に つ い て は 、 11● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 繰 り 入 れ な け れ ば い け な い 。 た と え ば 医 の 場 合 に は 利 益 の 二 分 の 一 を 公 益 事 業 に 収 益 事 業 と な っ た 場 合 、 利 益 の 出 る 事 業 い う こ と は 出 来 な い 。 一 方 、 そ の 事 業 が 填 し て い る 場 合 が あ っ た が 、 今 後 は そ う の 事 業 か ら 法 人 の 管 理 費 の 財 源 と し て 補 益 目 的 事 業 と 認 め ら れ た 場 合 、 従 来 は そ り 扱 い を し て は な ら な い 。 資 格 の 得 喪 に つ い て は 、 不 当 に 差 別 的 取 一 以 上 を 占 め て は な ら な い 。 ま た 、 社 員 の 公 益 法 人 以 外 の 団 体 の 役 職 員 が 三 分 の す な わ ち 、 公 益 法 人 の 役 員 を 、 あ る 特 定 体 と の 役 員 の 兼 務 に 注 意 が 必 要 で あ る 。 加 え て 公 益 法 人 に な る 場 合 に は 、 他 団 点 に 気 を 付 け て 頂 き た い 。 そ の 事 業 が 公 が 求 め ら れ る 。 公 益 法 人 を 選 択 す る 場 合 に は 、 以 下 の ず 、 〝 一 般 法 人 法 〟 に 抵 触 し な い 機 関 設 計 ● 利 益 の 出 る 現 業 が あ る 場 合 の 留 意 点 な 税 制 に な っ て い る ︵ 図 11 ︶ 。 れ る 。 金 融 資 産 の 運 用 益 に つ い て も 有 利 前 述 の ご と く 寄 付 者 に 税 の 優 遇 が 与 え ら 業 に 入 れ る 義 務 が あ る 。 公 益 法 人 で は 、 に つ い て 、 公 益 、 一 般 の 法 人 選 択 に 係 ら に 代 議 員 制 度 、 会 長 選 挙 、 支 部 構 成 等 々 必 ず 受 け る こ と に な る 。 医 師 会 で も 、 特 般 法 人 ︶ の 申 請 に あ た っ て 、 定 款 の 審 査 を 移 行 認 定 ︵ 公 益 法 人 ︶ あ る い は 移 行 認 可 ︵ 一 定 め の な い 会 費 収 入 の 50 % を 公 益 目 的 事 最 後 に 、 今 回 の 公 益 法 人 制 度 改 革 で は 、 っ て く る 。 会 費 収 入 に つ い て は 、 目 的 の に 、 何 を し て い る か ﹂ に よ っ て 大 き く 異 な 8. 法 人 の ガ バ ナ ン ス 法 人 の 形 態 の 有 利 選 択 は 、 ﹁ 何 を 財 源 が 多 い こ と 。 を 実 施 で き る 法 人 が 医 師 会 し か な い こ と な け れ ば な ら な い 。 た せ な く な る こ と が な い か ど う か 考 慮 し は 半 年 か ら 1 年 半 も か か り 、 順 調 に い っ て も 今 回 の ﹁ 新 型 イ ン フ 通 常 の 有 精 卵 を 使 っ た 方 法 で は ﹁ ワ ク チ ン ﹂ の 製 造 、 流 通 ま で に 飛 び 込 ん で 来 る ︶ の 情 報 の 中 に 否 応 な く 浸 か っ て い る 現 実 は 否 め の よ う に 流 れ て く る テ レ ビ ・ 新 聞 ・ 雑 誌 ︵ 電 車 の 中 の 中 吊 り が 目 に エ ン ザ の ワ ク チ ン ﹂ と の 兼 ね 合 い も あ り 、 い ろ い ろ な 問 題 を 含 む 。 ワ ク チ ン 開 発 に 着 手 で き る こ と に な っ た が 、 ﹁ 季 節 性 の イ ン フ ル 2 日 に 、 C D C か ら よ う や く ﹁ 株 ﹂ が 届 き 、 国 内 で の 確 定 診 断 、 て い な い ︵ 5 / 14 現 在 ※ ︶ 。 ﹁ し I T 知る 時 代 ﹂ 、 ネ ッ ト 時 代 と い わ れ て も 、 日 常 、 我 々 は 当 た り 前 機 対 策 室 は 厚 労 省 と 密 な 連 絡 の た め の 対 応 に 追 わ れ た 。 し た 日 本 人 4 名 が 感 染 発 症 し た が 幸 い 国 内 で の 二 次 感 染 は 起 き 聞 で わ れ わ れ 国 民 は 刻 々 と 知 る こ と が で き た 。 カ ナ ダ か ら 帰 国 ン ス と な っ た 。 こ 回 り で と の ﹁ 起 、 ﹁ 新 き 知し る型 て イ ﹂ と ン い る い フ う ル こ 意 エ と 味 ン を を ザ 考 じ ﹂ え っ の る く 刻 機 会 り 々 に 考 と し え 伝 よ る わ う こ る ﹁ と と 情 思 が 報 っ で ﹂ た き も わ ﹁ る 知しけ る 良 だ い ﹂ と が チ い 、 ャ う 今 空 港 で の 検 疫 体 制 の 状 況 、 各 国 で の 発 生 状 況 は 、 テ レ ビ や 新 H O は フ ェ ー ズ 5 を 宣 言 す る に い た っ た 。 日 医 は す で に ﹁ 行 動 計 エ ン ザ ﹂ が 発 生 、 一 週 間 で 瞬 く 間 に 世 界 中 に 広 が り 、 30 日 に は W あ れ こ れ 題 材 を 考 え て い る さ な か 、 メ キ シ コ で ﹁ 新 型 イ ン フ ル 発 展 を 心 待 ち に し て い る 。 0 0 億 円 の 補 正 予 算 を つ け て も ら っ た 。 実 用 化 に 向 け た 研 究 の 前 々 か ら 強 力 に 主 張 し て き た が 、 先 の 国 会 で 、 や っ と 約 1 、 2 画 ﹂ を 作 成 し 、 全 国 の 医 師 会 に お 配 り し て い た が 、 日 医 感 染 症 危 今 回 の 依 頼 を 受 け 私 は 、 た ま た ま ﹁ 知し る と 知ち ﹂ を 題 と し て 、 今 周 じ た こ と 、 考 え た こ と を 書 か せ て い た だ く こ と に し て い る 。 な る 細 胞 培 養 法 の 研 究 開 発 が 急 務 で あ る ﹂ こ と を あ ら ゆ る 機 会 に を そ し て 周 り を ふ と 見 回 す よ い 機 会 と 思 い 、 見 聞 き し た こ と 、 感 日 医 は 、 ﹁ 卵 の 約 3 分 の 1 の 期 間 で 、 ワ ク チ ン の 生 産 が 可 能 と 今 回 の よ う に ﹁ 何 か 文 章 を ﹂ と 依 頼 が 舞 い 込 む 。 日 々 の 生 活 の 中 間 に あ う か 心 も と な い 。 毎 日 の 仕 事 に 追 わ れ バ タ バ タ 動 き ま わ っ て い る 私 に も 、 時 々 、 ル エ ン ザ の ワ ク チ ン ﹂ が 流 通 す る の は 秋 口 以 降 と な り 、 第 2 波 に 知 と 知 ︵ い い ぬ ま ま さ お ︶ 常 任 理 事 日医 よ も し や る ま 話 ち 社 団 法 人 飯 日本 沼 医師 会 雅 朗 ●12 ※ 脱 稿 の 5 月 17 日 に は 関 西 地 方 で 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ の ヒ ト ヒ ト 感 染 が 多 数 出 現 し た 。 渡 航 歴 の な い 人 々 へ の パ ン デ ミ ッ ク の 始 ま り で あ る ︵ 著 者 註 ︶ 。 い う 別 な 被 害 者 が い る こ と を 忘 れ て は な ら な い 。 を も う 一 度 掌 に と り だ し 、 真 摯 に 考 え て み よ う と 思 う 。 証 も 我 し 々 な は い 、 誤 い 報 わ ゆ 、 ﹁ る 野 ﹁ 次 ガ 馬 セ 報 ネ 道 タ ﹂ に ﹂ を 疑 ﹁ 知し問 も ﹂ り 持 、 た そ な れ い し 危 か う ﹁ 知しい 取 ﹂ り 材 よ 、 う 検 ま さ に 被 害 者 で 、 さ ら に そ の 裏 に は ﹁ 報 道 さ れ て し ま っ た 側 ﹂ と て 書 い て し ま っ た 側 が 被 害 者 ? と ん で も な い 、 視 聴 者 や 読 者 は が な い の で あ る 。 ﹁ 週 刊 新 潮 ﹂ い わ く の ﹁ ガ セ ネ タ ﹂ を 持 ち 込 ま れ い る 今 我 、 が 未 国 曽 を 有 、 の 知 経 性 済 、 危 知 機 識 ︵ 、 い 教 や 養 経 、 済 そ だ し け て で 知 は 恵 な を い も ︶ に 含 見 ん 舞 だ ﹁ わ 知 ちれ ﹂ て う 大 き な 宿 題 を 持 た な け れ ば な ら な い と 思 っ て い る 。 た 臭 者 い と 日 し 々 て を 、 た そ だ の た ど だ こ 過 に ご ﹁ し 知ち て ﹂ を い も る っ 私 て は 果 、 た 自 し 戒 、 を 果 含 た め ﹁ す 医 の ﹂ か を と 志 い し ﹁ 夕 陽 妄 語 ﹂ の 絶 筆 の な か の ﹁ さ か さ じ い さ ん ﹂ に は ま だ 遠 く 、 生 13● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 と な っ て し ま う わ け で あ る 。 見 定 め る こ と を そ ろ そ ろ や っ て み よ う か と 。 ん 行 で 犯 も 手 な 記 い が 報 、 道 誤 や 報 記 で 事 あ を っ わ た れ ﹂ と わ ﹁ れ 週 は 刊 ﹁ 新 知し潮 ﹂ ら ﹂ が さ 認 れ め 、 た い こ や ﹁ と な 知し る ど ﹂ こ 、 と と キ シ ャ ! ﹂ の ﹁ 岐 阜 県 庁 の 裏 金 ﹂ 報 道 、 4 月 に は ﹁ 朝 日 新 聞 襲 撃 実 記 憶 に 新 し い と こ ろ で は 、 今 年 3 月 の 日 テ レ の ﹁ 真 相 報 道 バ ン も 情 な 報 い の 。 激 流 か ら 逃 れ 、 岸 に 上 が っ て ﹁ 知ち ﹂ を 持 っ て そ の 流 れ を 脇 に 抱 え て い た ﹁ 知 的 な 生 活 ﹁ ﹂ 知 的 な 人 生 ﹂ は 、 コ ピ ー の か け ら 心 地 よ い が 、 振 り 返 っ て 、 か つ て 私 た ち が そ っ と 誇 ら し げ に 小 て し ま う の で あ る 。 ﹁ 快 適 な 生 活 ﹁ ﹂ エ コ な 生 活 ﹂ な ど 食 い つ き や す い フ レ ー ズ が 耳 に 道 ト し ン か ﹁ と み 知しる ﹂ え こ ず と 、 が ﹁ 出 警 き 察 な の い 逮 の 捕 で 、 あ 家 る 宅 。 捜 と 査 い ﹂ 異 う 常 よ に り 熱 も 気 ﹁ 知しを 帯 ﹂ ら び さ た れ 報 故 の 現 行 犯 逮 捕 、 家 宅 捜 査 ま で か ? し か し 、 こ こ の 辺 の 事 実 は す ぎ る な よ ﹂ と お 灸 を す え ら れ ﹁ よ し ﹂ が 多 か っ た と 記 憶 す る 。 何 ー ⋮ ⋮ お ま わ り に 捕 ま っ て も ﹁ ぶ た ば こ ﹂ に 泊 め ら れ て 翌 朝 ﹁ 飲 み て ﹁ し り ﹂ を 見 せ る や つ 、 ﹁ 桶 を 持 っ て 踊 る や つ ﹂ な ん て い た よ な を 取 り 戻 す た め に 必 要 な 大 切 な 時 間 と し て い た 。 を く み 取 り 、 ﹁ 今 の 自 分 を ﹁ ﹂ 今 の 医 師 会 を ﹁ ﹂ 今 の 日 本 を ﹂ 考 え ﹁ 知 ﹂ で は な か な か 知 り 得 な い ﹁ 知 性 ﹁ ﹂ 知 識 ﹁ ﹂ 教 養 ﹁ ﹂ 新 し い 思 想 の 潮 流 ﹂ て い た ﹁ 夕 陽 妄 語 ﹂ を 何 回 も 反 復 し て 読 む ひ と と き を 、 自 ら 進 ん 日 々 に 忙 し い 小 生 は 、 か ろ う じ て ﹁ 羊 の 歌 ﹂ や 新 聞 に 連 載 さ れ 今 、 ボ タ ン 一 つ で 溢 れ 出 る 情 報 の 激 流 に お ぼ れ 、 ﹁ 便 利 な 生 活 ﹂ し た こ と は ﹁ 良 い ﹂ な ど と は 言 わ な い が 、 僕 ら が 学 生 の 頃 は 酔 っ そ の 服 は 離 れ た 所 に き ち ん と 畳 ん で あ っ た そ う だ 。 ﹂ 彼 の し で か と ﹁ 泥 酔 の 挙 句 ど う や ら 服 を 公 園 で 脱 い で 素 っ 裸 に な っ た ら し い 。 ん だ な ー ﹂ 挙 句 に 、 ﹁ 自 宅 を 家 宅 捜 査 ? ﹂ 。 と こ ろ が 、 開 い て み る っ た ? 警 察 官 に 捕 ま っ て 逮 捕 ? ? ﹁ ﹂ 何 か そ う と う な こ と を し た む 、 ﹁ 公 然 わ い せ つ か ! 深 夜 、 大 酒 を 飲 ん で 泥 酔 し て 素 っ 裸 に な け ら れ た の で あ ろ う 。 を ﹁ 医 ﹂ を 突 き 抜 け て 、 深 い ﹁ 知 ﹂ を 持 ち リ ベ ラ ル な 立 場 で 考 え 続 爆 投 下 後 の 広 島 の 惨 状 を 見 て ﹁ 人 間 と し て 戦 争 の 不 条 理 、 怒 り ﹂ を 志 し 、 東 京 大 空 襲 の 被 災 者 の 治 療 に た ず さ わ っ た こ と や 、 原 大 医 学 部 で ﹁ 血 液 学 ﹂ を 専 攻 さ れ ﹁ 医 ﹂ を 志 し て い た と 聞 く 。 ﹁ 医 ﹂ と も い う べ き 加 藤 周 一 さ ん が 死 去 さ れ た 。 確 か 、 若 い こ ろ は 、 東 囲 み 、 移 送 さ れ る ﹁ 彼 ﹂ を ま る で 殺 人 犯 の よ う に 報 道 し 続 け た 。 う 昨 年 12 月 5 日 、 戦 後 の 日 本 を 代 表 す る 最 後 の 知 識 人 ﹁ 知 の 巨 人 ﹂ で 現 行 犯 逮 捕 ﹂ 報 道 で 大 騒 ぎ だ っ た 。 報 道 各 社 は 、 警 察 署 を 取 り な い 。 最 近 で は 、 4 月 23 日 の ﹁ S M A P ・ 草 剛 公 然 わ い せ つ ﹁ 知ち ﹂ 現 在 、 ロ シ ア の 男 性 の 平 均 寿 命 は 59 歳 り 前 の よ う に ﹁ マ マ 、 マ マ ﹂ と 呼 ん で ﹁ そ 先 立 た れ 、 居 間 の ソ フ ァ ー に 座 っ て 当 た 演 じ 、 好 演 で あ っ た 。 年 取 っ た 男 が 妻 に こ と で 、 田 村 正 和 と 冨 司 純 子 が 夫 婦 役 を 時 代 の 回 想 か ら 夫 人 を 亡 く し た 時 ま で の テ レ ビ 番 組 を み た 。 城 山 氏 と 夫 人 の 恋 愛 た ﹁ そ う か 、 も う 君 は い な い の か ﹂ と い う 正 月 、 作 家 ・ 故 城 山 三 郎 氏 を 取 り 上 げ が す れ 違 っ て い た か も し れ な い 。 愛 犬 の 朝 の 散 歩 道 で あ る 。 知 ら な 議い 長所 様で 、 会 議 長 で 岩 手 県 医 師 会 ・ 石 川 育 成 会 長 と 美 術 館 の あ る 場 所 は 、 日 本 医 師 会 代 議 員 術 館 ﹂ に 滞 在 、 作 品 も 作 成 し た と の こ と 。 の 韓 国 人 漆 作 家 ・ 全 龍 福 館 長 の ﹁ に 居 た と の こ と で 大 騒 ぎ に 。 盛 岡 市 郊 外 ﹁ ぺ ・ ヨ ン ジ ュ ン 様 ﹂ が お 忍 び で 盛 岡 市 内 象ブいセ︻る 徴ラ。ー雇こ ︼ッしフ用と クかテ保が 険 ・も ィに分 ジ か ョ、ネもっ グ ッ入 ー た クットれ。 ド ? もず ウあ、 小イっひ 泉ル たど ・︵ 竹善もい 中意んピ じン 改︶ と 悪はゃハ の、なネ 。 ち 雇 用 保 険 の 対 象 者 は た っ た の 1 人 で あ 業 後 に 、 傘 下 の 日 雇 い 派 遣 員 2 万 人 の う 派 遣 業 大 手 の グ ッ ド ウ イ ル グ ル ー プ 。 廃 韓 国 の 大 ス タ ー と 日 本 医 師 会 の ’ 最 近 の 離 婚 の 危 機 は 、 結 婚 後 3 年 、 5 と の こ と 。 自 由 経 済 に 移 行 し 格 差 が 広 が う か 、 も う 君 は い な い の か ﹂ と 悲 し げ に ” り 、 年 金 生 活 者 が 年 金 だ け で は 暮 ら せ な 呟 く 。 考 え さ せ ら れ た 。 妻 よ り 1 時 間 で 岩 山 漆 美 2 0 0 8 年 夏 に 事 実 上 の 廃 業 に 至 っ た N U M B E R S も 早 く 死 な ね ば と 思 っ た 。 藤 原 紀 香 さ ん 離 婚 。 女 房 殿 曰 く ﹁ 美 人 菅すが い わ 原わら て 医 師 克かつ 協 郎ろう 常 務 理 事 2 月 下 旬 か ら 1 週 間 、 韓 国 の 大 ス タ ー い ﹂ 。 将 来 は 、 シ ャ ネ ル の オ ム ツ も ? ︼ ︻ ﹁ お 爺 ち ゃ ん 、 オ ム ツ を 着 け れ ば 怖 く な ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ し く て 飽 き が 来 な か っ た ﹂ と 。 っ た 時 は 美 人 だ っ た が 、 経 年 劣 化 が 甚 だ で な く て 良 か っ た で し ょ う ﹂ と 。 ﹁ 知 り あ は 3 日 で 飽 き る と い う こ と ね 。 私 が 美 人 さ れ た い ﹂ と 相 変 わ ら ず の 毒 舌 。 年 後 に は 〝 オ ム ツ の 似 合 う 有 名 人 〟 で 表 彰 テ ィ 大 賞 ﹂ 授 賞 式 に 出 席 。 記 者 会 見 で ﹁ 20 ッ コ い い 大 人 に 贈 ら れ る ﹁ ジ ー ン ズ フ ィ フ な ん ば ん ず ビ ー ト ・ た け し 氏 は ジ ー ン ズ が 似 合 う カ よ け い 危 な い 。 ル コ ー ル 度 数 の 多 い ウ オ ッ カ だ か ら こ そ 26 み え な い 。 ロ シ ア の 冬 の 寒 さ は 大 変 、 ア 冬 場 、 盛 岡 市 内 で さ え ホ ー ム レ ス の 影 は に 寝 込 ん で 死 ぬ 人 が 10 万 人 に 迫 る と も 。 2 0 0 万 人 以 上 。 冬 場 、 酔 っ 払 っ て 路 上 く な り 、 酒 に 走 る 。 ア ル コ ー ル 依 存 症 が ●14 ﹁ ア ラ カ ン ﹂ と い う 言 葉 が 出 て き た 。 ﹁ ア 40 の 略 ︶ と い う の だ そ う だ 。 最 近 、 が ・ ・ ・ 。 草 食 系 男 子 の 時 代 ︼ 40 歳 前 後 の 女 性 を 指 し て ア ラ フ ォ ー だ 。 訳 の わ か ら な い 殺 傷 事 件 頻 発 ︼ ︻ 自 殺 者 も 心 配 だ が 、 犯 罪 の 増 加 も 心 配 る の で は な い か と い う 予 測 が あ る 。 者 は 、 例 年 の 3 万 人 倍 増 の 6 万 人 に も な て も ダ メ 、 心 臓 も 提 供 し て い た ら 諦 め が が 、 女 性 は 、 駄 目 と な っ た ら 幾 ら 尽 く し ︻ ﹁ 元 気 に し た ア ン タ が 悪 い ﹂ と 言 い た い い た ﹂ と 。 の よ う に 自 然 な 太 い 眉 毛 が 好 ま れ た 多 い 。 私 の 世 代 は 、 加 山 雄 三 や 長 嶋 茂 雄 失 業 者 の 増 加 な ど で 2 0 0 9 年 の 自 殺 浮 気 し た 妻 の 行 為 で 心 に ポ ッ カ リ 穴 が 開 訴 訟 。 ﹁ 腎 臓 を 提 供 し た に も か か わ ら ず 、 15● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 返 す か 賠 償 金 1 5 0 万 ド ル を 支 払 え と の ー も 眉 毛 を 細 く 手 入 れ を し て い る 選 手 が ︻ 甲 子 園 球 児 も プ ロ 野 球 選 手 も J リ ー ガ 毛 ・ モ ミ ア ゲ の 手 入 れ を し て い る と 回 答 。 あ る 調 査 で 、 新 入 社 員 の 75 % 以 上 が 眉 い こ と だ が ⋮ ︼ そ ち ら を 向 か せ る 人 参 も 必 要 、 仕 方 が 無 な け れ ば 、 医 師 の 偏 在 は 解 消 さ れ な い 。 ︻ ﹁ 地 域 枠 ﹂ と い っ て も 学 生 の 意 識 改 革 が た 元 妻 に 対 し て 8 年 前 に 提 供 し た 腎 臓 を ニ ュ ー ヨ ー ク に 住 む 外 科 医 が 、 離 婚 し と 思 わ れ て は 、 ど う し よ う も な い ︼ 大 、 弘 前 大 で は 約 半 数 が 地 域 枠 。 員 約 7 0 0 人 に 上 る と 、 な か で も 旭 川 医 枠 ﹂ を 導 入 す る 医 学 部 の 数 は 47 大 学 、 定 費 削 減 策 ? ︼ 高 齢 者 が 多 い 。 小 泉 さ ん の 効 果 的 な 医 療 ︻ 冬 場 、 寒 さ の せ い か 新 聞 の 死 亡 広 告 は ︻ 自 宅 介 護 よ り も 塀 の 中 は 居 心 地 が 良 い 性 大 で 看 護 師 ・ 准 看 護 師 の 増 員 も 必 要 。 の 居 心 地 が 良 い ﹂ と 、 今 後 増 加 す る 可 能 厚 労 省 に よ る と 2 0 0 9 年 度 で ﹁ 地 域 0 万 人 を 超 え る の は 6 年 連 続 。 後 最 多 と 厚 労 省 が 報 告 。 死 亡 者 数 が 1 0 0 0 0 人 ︵ 前 年 比 3 万 5 0 0 0 人 増 ︶ の 戦 ﹁ シ ャ バ で ホ ー ム レ ス す る よ り も 刑 務 所 施 設 化 ﹂ 、 高 齢 者 の 再 入 所 率 が 6 割 超 。 全 国 の 刑 務 所 内 も 高 齢 化 が 進 み ﹁ 介 護 は 言 え ま い 。 ら 出 し て い る 。 税 金 か ら で は 、 お 年 玉 と 庭 で も お 年 玉 は 、 ご 自 分 の 稼 い だ お 金 か 2 0 0 8 年 に 死 亡 し た 人 数 1 1 4 万 3 かキスあ ?がリる ︼無ル。 くに熟 な満年 っち離 たて婚 かいも るち ら 。ら 離いほ 婚やら す、、 るそ夫 のの婦 だト生 ろキ活 うメは ︻ 回 り を 見 て も 何 と な く 納 得 す る 数 字 で ー歳の ?前嵐 ﹂後寛 と十 い郎 う﹂ だ こが と﹁ 。 80 歳 前還 後暦 は﹂ ﹁の ア略 ラで パ 60 い た 。 あ く ま で も 上 か ら 目 線 。 何 処 の 家 に さ さ や か な 〝 お 年 玉 〟 を ・ ・ ・ ﹂ と 言 っ て 党 議 員 が ﹁ 早 期 に 成 立 さ せ 、 国 民 の 皆 様 昔 か ら ﹁ 足 の 裏 の 飯 粒 ﹂ と い わ れ た が ・ ・ ・ ︼ ︻ 大 臣 も 博 士 も 軽 い 時 代 。 医 学 博 士 号 は 士 か 大 臣 か ! ﹂ も 今 は 昔 。 定 額 給 付 金 1 万 2 千 円 、 国 会 で 政 府 与 全 く 増 え て い な い こ と が 原 因 。 ﹁ 末 は 博 称 し て ﹁ 大 人 の 七 五 三 ﹂ と 呼 ぶ そ う だ 。 年 、 7 年 後 の 奇 数 年 に 訪 れ る と の こ と 。 Around つ い た か も 。 ど こ の 国 で も 男 は 哀 れ ! ︼ ︵ around ラ カ ン ﹂ と 言 え ば 、 私 の 年 代 は ﹁ 鞍 馬 天 狗 年 収 約 1 3 0 万 円 。 大 学 の 職 員 採 用 数 が 博 士 も 就 職 難 、 東 大 大 学 院 卒 研 究 者 で も 大 不 況 は 、 大 学 院 卒 で 著 作 も 3 冊 あ る アルプスの空に出た満月 い 絶 景 で あ っ た 。 左 か ら ア イ ガ ー 、 メ ン プ ス の 嶺 々 の 景 観 は 、 筆 舌 に 尽 く し が た 中 電 灯 で 顔 を 照 ら さ れ る 夢 を み て 、 吃 驚 し 寝 付 い て 何 時 間 た っ た で あ ろ う か 。 懐 然 し 部 屋 の バ ル コ ニ ー か ら 望 ん だ ア ル っ て 寝 て し ま っ た 。 と 、 早 い こ と 。 出 て 行 く 元 気 も な く 、 早 々 に ベ ッ ト に 入 の 位 の 事 は 仕 方 無 か ろ う と 諦 め の 早 い こ い 。 ま あ 繁 忙 期 の こ と 、 安 い 旅 行 で は こ も 最 上 階 に 泊 ま ら さ れ る 事 に な っ た ら し 受 け た 訳 で も な く 、 パ ー テ ィ の 他 の 方 々 確 か で あ る し 、 私 だ け が こ の 様 な 待 遇 を 勿 論 客 室 で あ っ て 物 置 部 屋 で な い 事 は な っ て し ま っ た 。 酔 っ て し ま っ て は 外 に ら ぬ 事 を 口 走 っ た ら し い が 記 憶 も 曖 昧 に い も つ い て 凄 い 盛 り 上 が り と な っ た 。 あ チ ャ ン に あ お ら れ て ビ ー ル 、 ワ イ ン の 勢 と 思 い な が ら も 美 女 ︵ ? ︶ に 囲 ま れ 、 オ バ し い 。 ス イ ス の 田 舎 ︵ ? ︶ は こ ん な も の か 、 部 屋 で あ っ た 。 東 京 の ホ テ ル レ ス ト ラ ン の 方 が 絶 対 美 味 れ た 部 屋 は 、 最 上 階 の 屋 根 裏 と も 思 え る 良 い 人 で あ っ た 。 然 し 小 生 が 割 り 当 て ら レ セ プ シ ョ ン の お 姉 ち ゃ ん も 大 変 愛 想 の れ な か っ た と い う 事 だ っ た が 、 小 綺 麗 で 大 い に 盛 り 上 が っ た 。 た だ し 料 理 は 京 都 や 式 料 理 、 飲 み 代 は 旅 行 社 提 供 と 云 う 事 で ト ラ ン で 、 全 員 が 集 ま り 二 卓 に 別 れ て 洋 ベ ン ゲ ン 到 着 日 の 夜 食 は ホ テ ル の レ ス し た 。 ホ テ ル は 繁 忙 期 の た め 良 い 所 が と タ ー ラ ー ケ ン を 経 て ベ ン ゲ ン の 街 に 到 着 こ れ が ス イ ス だ と 唸 る 景 観 で あ っ た 。 ヒ 、 ユ ン グ フ ラ ウ と 並 ぶ 真 っ 白 の 連 峰 は ガ ー 、 メ ン ヒ 、 ユ ン グ フ ラ ウ 等 の 麓 イ ン た 。 ツ ア ー の 行 程 を 順 調 に こ な し 、 ア イ 催 行 し た 北 イ タ リ ア ・ ス イ ス 旅 行 に 参 加 し 一 昨 年 七 月 初 旬 、 市 ヶ 谷 の H 旅 行 社 の 雲七 北 一月 伊 ・ つの 端 西 な月 名 きを 峰 空ア の 旅 にル に 満プ 参 月ス 加 し が連 て 輝峰 く上 !に 拜 む ! 旅 の ブ ︱ ラ ︱ ッ ︱ ︱ ク ︱ ︱ エ ︱ ッ ︱ ︱ セ ︱ ︱ イ ︱ 挿 絵 / 京 都 保 事 協 事 務 局 長 大 森 俊 次 ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ ︱ 京 都 保 事 協 松まつ 井い 昭あき 男お ●16 狭い客室 アルプスを望む ベンゲンでのホテル全景 サラダ (味は忘れた) 秋 の 名 月 と 寸 分 変 山 を 望 ん で み た ら 、 バ ル コ ニ ー に 出 て い る で は な い か 。 の 光 が 差 し 込 ん で ス 戸 か ら 煌 々 と 月 頃 で あ る 。 い る の で は な い か と 恐 れ て い る 今 日 こ の 麻 呂 の 出 て く る 私 の 頭 に は 認 知 症 が 来 て モ ー ツ ア ル ト が 出 な い で 、 嫦 娥 や 阿 倍 仲 ー ロ ッ パ を 旅 行 し な が ら シ ュ ト ラ ウ ス や ﹁ ア ル プ ス を 照 ら す 文 月 の 嫦 娥 か な ﹂ 。 ヨ ニ ー に 面 し た ガ ラ た 驚 い た 。 バ ル コ 周 囲 を 見 回 し て ま 句 が 二 句 出 来 た 。 ﹁ 白 嶺 の 麓 月 見 草 の 咲 く ﹂ 、 放 射 能 や 美 女 の 毒 気 が 災 い し て か 妙 な 俳 和 で あ っ た 。 登 山 鉄 道 の 車 中 で 嫦 娥 様 の 17● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 バ ッ と 起 き 上 が り 、 一 夜 明 け て 翌 日 も 快 晴 、 絶 好 の 行 楽 日 て 目 が 覚 め た 。 ガ を さ せ て 戴 い た 旅 の 一 夜 で あ っ た 。 美女達の中で♂1人 残 っ て い る の か 。 真 に 結 構 な 七 月 の 月 見 の で あ ろ う か 。 オ バ チ ャ ン 美 女 の 毒 気 が あ ろ う か 。 ア ル コ ー ル が 頭 に 残 っ て い る で あ る 嫦 娥 様 の 放 射 能 に 当 て ら れ た の で 都 な る 東 の 山 に 出 で し 月 か も ﹂ 。 月 の 女 神 出 で し 月 か も ﹂ 、 ﹁ 天 の 原 振 り さ け み れ ば 振 り さ け み れ ば ス イ ス な る ア ル プ ス 峰 に て 迷 歌 二 首 が 早 速 浮 か ん で き た 。 ﹁ 天 の 原 で し 月 か も ﹂ の 和 歌 で あ る 。 酔 い を 超 越 し 原 振 り さ け み れ ば 春 日 な る 三 笠 の 山 に 出 た 阿 倍 仲 麻 呂 の 和 歌 を 思 い 出 し た 。 ﹁ 天 の 嘆 し て い る 間 に 、 フ ト 中 国 長 安 で 客 死 し バ ル コ ニ ー に 出 て 月 の 光 の 美 し さ に 感 迎 し て く れ て い る と 云 う 思 い で あ っ た 。 云 い 、 古 典 に 出 て く る 嫦 娥 の 神 が 私 を 歓 れ て の パ ー テ ィ と 云 い 、 美 し き 月 の 光 と 如 き 明 る さ で あ っ た 。 昨 夜 の 美 女 に 囲 ま わ ら ぬ 月 が 下 界 を 照 ら し て 、 下 界 は 昼 の 全国温泉巡り 盛岡市奥座敷の温泉 つなぎ温泉(岩手県) つなぎ温泉は盛岡市内にある御 所湖に面した風光明媚な温泉です。 近代的な佇まいではありますが、 その歴史は非常に古く、八幡太郎 義家が安倍貞任を厨川の柵に攻め た時代にまでさかのぼります。 義家が安倍貞任を討つために陣 を張った「湯の館」 (ゆのたて)の麓 で湯が湧いているのを見つけ、近 くにあった穴のあいた石に、愛馬 を“繋”いで足の傷を治したので、 それが「つなぎ温泉」の名前の由来 と言い伝えられております。 つなぎ温泉は、以前は山間の温 泉地だったのですが、昭和56年よ つなぎ温泉から見た景色 り東北新幹線の開通、御所ダム完 成による御所湖の出現などで脚光 を浴び、各宿泊施設の大型化が進 み、レイクサイドの一大リゾート 地として発展を遂げてきました。 さらにその魅力は、東北自動車 道盛岡ICから車で15分、東北新幹 線盛岡駅からバスで約30分と言う アクセスの良さです。また民間農 つなぎ温泉朝市の風景 湿生植物園のカキツバタ 場として日本最大の面積を有する 小岩井農場、水深日本一の田沢湖 また御所湖広域公園内の湿生植 はじめ、十和田八幡平国立公園や 物園に於いては、5月下旬から6月 陸中海岸国立公園など、北東北の 中旬までカキツバタが見頃となり、 観光拠点として多くのお客様が訪 7月に入ると同地でゲンジボタル・ れております。 ヘイケボタルが乱舞し、つなぎ温 岩手県の県庁所在地である盛岡 市内から至近の距離にありながら、 その自然環境の豊かさが特徴的で、 泉に宿泊された皆様をホタル観賞 湿生植物園のホタル 会にご案内しております。 7月下旬にはつなぎ温泉御所湖ま 秋になると温泉街に通じる県道 御所湖の周りを散策すると、ミサ つりが開催され、湖岸のステージ 沿いにはコスモスロードが現れ、 ゴ等の猛禽類をはじめ、ホシハジ 上に於いて地元の伝統芸能が繰り 道行く人々が岩手山と御所湖を背 ロ等のカモ類、フクロウ、セキレ 広げられ、湖上を彩る水上花火大 景に咲き乱れるコスモスを写真に イ類、オオルリなど多種多様の水 会がまつりの最後を締めくくりま 収めてゆきます。 辺の鳥・山野の鳥を見ることができ す。ホタルの短い生涯が閉じる頃、 温泉街の入り口にある 「手つなぎ ます。朝食前のひと時に、鳥のさ 北国の夏が終わりを告げる様に、 広場」 に於いては、毎週日曜日に朝 えずりを聞きながらお散歩をして 夜空に舞いあがった花火が、静か 市が開催され、地元農家の朝採り みてはいかかでしょうか? に暗闇に吸い込まれてゆきます。 野菜や手づくり大福等が並び、早 19● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 御所湖とつなぎ温泉 する程度ではなかなか現れないも ので、できれば2∼3週間滞在する 湯治の様なスタイルが望ましいの ですが、何かと慌ただしい現代に おいては、それは簡単なことでは ホテル大観の露天風呂から岩手山 ありません。 その点、つなぎ温泉は都市部か らのアクセスも良く一年中手軽に 訪れる事ができ、しかもその自然 環境がとても豊かであり、温泉の 効果だけではなく、転地効果も大 いに期待でき、心身ともにリフレ ッシュすることができる温泉と言 えるのではないでしょうか? (いわて医師協) 八戸 十和田湖 青森県 大館 二戸 御所湖まつり花火 安代 花輪線 起きした宿泊者や地域の人々でに れ、美容に適した “女性のためにと ぎわいを見せております。 ても嬉しい” 温泉であります。 つなぎ温泉のもう一つの大きな また近年では、その豊富な硫黄 特徴は、pH値が9.0以上のアルカリ 成分を活用して、生活習慣病の予 硫黄泉の泉質です。 防や改善に取り組んでいる宿もあ アルカリ成分がお肌の古い角質 り、遠くは関東方面からお越しに や汚れを落としてくれる石鹸のよ なり、数値の改善を見るお客様も うな作用を、また硫黄成分が血行 いらっしゃいます。 を促進し、酸素や栄養の供給も順 温泉の効果は年に一、二度入浴 調にし、滞りがちな老廃物も排出 され、クリーンな体・クリアな美肌 を作りだしてくれる作用が期待さ アクセス 秋田県 東北自動車道 田沢湖 八 戸 自 八戸線 動 車 道 久慈 東 北 東 本 北 線 新 幹 線 岩手山 三陸鉄道 北リアス線 岩手県 盛岡 田沢湖線 宮古 つなぎ温泉 大曲 花巻空港 横手 山田線 新花巻 釜石線 北上 釜石 秋田自動車道 奥羽本線 三陸鉄道 南リアス線 つなぎ温泉観光協会 岩手県盛岡市つなぎ字湯の館121-1 TEL. 019-689-2109 ●花巻空港から車(高速道路使用) で約50分。 ●東北自動車道盛岡ICから15分。 ●JR東北新幹線「盛岡駅」からバスで約30分。 ●18 全国温泉巡り 旧き情緒漂う 箱根の秘湯 芦ノ湯温泉(神奈川県箱根町) 毎年正月二日に行われる関東大 学箱根駅伝で 「先頭走者は既に芦の 湯を通過、間もなく国道一号線の 最高地点を通過します。此処から は芦ノ湖湖畔のゴールまで下り坂 ですのでピッチも上ると思われま す。」 との実況放送を聞かれた方も おありと思いますが、その通りで 国道一号線の箱根路を宮ノ下、小 涌谷、湯の花温泉と登り詰めた閑 静な環境に「芦ノ湯」はあります。 松坂屋本店の和風の美庭に囲まれた客室 此処からは旧街道石畳、杉並木、 箱根関所、箱根神社、芦ノ湖等名 墨客の往来も多く、特に松坂屋本 所旧跡が近く観光には便利です。 店の隣地に建つ東光庵は文化・文政 特に、余り知られていない隠れた の頃知識人の交流の場として地域 貴重な箱根遺跡《元箱根石仏群》が 文化に重きを成していたと言われ 至近に在って、一見に値する磨崖 る。此のような歴史の背景と落ち 仏が旧懐の旅情を誘うのも、此の 着いた洒脱な老舗の佇まいとが相 「芦ノ湯」の魅力の一つでもある。 まって清純な情緒豊かな安らぎを ところで、此の芦ノ湯温泉は《箱 与えて呉れるのが箱根の秘湯芦ノ 根七湯》の一つで、古くから知られ 湯の魅力でもある。お出掛けをお た温泉であり、旧東海道に拠る箱 薦めし、芦ノ湯の歴史と共に歩んで 根越え以前の鎌倉時代は箱根を越 きた老舗の宿を御案内しましょう。 える際は、芦ノ湖から此の芦ノ湯 [松坂屋本店] を経由して湯坂に下る湯坂路の鎌 芦ノ湯と言えば松坂屋本店と云 倉古道が主体であったので此の芦 われる程、歴史、格式、情緒を兼 ノ湯は大変賑わったと伝えられて ね備えた代表格の老舗。1662年創 いる。此の古道が芦ノ湯の老舗松 業。現在地での300年の歴史を誇 坂屋本店の敷地内を横切っている る。自然林に囲まれた広大な庭園 ので往時の街道の面影を忍ぶ事が は四季折々の季節感が宿泊客の心 出来て興味深い。江戸時代、旧東 を和ませる。客の嗜好によって選 海道の開通以来、江戸からの文人 べる特徴ある各室の様式等さすが 老舗と云える。特に奥まった純日 本風の離れは素晴しい。又由緒あ る老舗として、幕末の志士や明治 の元勲、文人らに愛された事でも 有名である。手入れの行届いた庭 園の 「木戸孝允と西郷隆盛の歴史的 会見の碑」 「獅子文六の碑」 が老舗の 歴史の誇りを表徴していて印象深 い。千軒近い箱根の宿の十指に入 る行ってみたい宿の一つだと言え 旧きのくにや本館 (現 資料館) るでしょう。 [きのくにや] 創業が1715年で、此れ又、300年 の歴史を誇り、松坂屋と隣接した 広大な敷地に本館 (春還楼、吉昇亭) と別館(遊仙観)が建つ古式豊かな 老舗です。明治天皇が駐輦 (天皇の 車) された記念碑と滝廉太郎が滞在 し、《箱根八里》の名曲を作曲した 記念碑が本館前に仰々しく建って いて秘湯と馴染まない感じがしま すが、松坂屋本店よりも庶民的な 雰囲気と気安さがあるようです。 全医協連理事 岡田 幹夫 山梨県 厚 木 神奈川県 東名高 御 殿 場 芦ノ湖 静岡県 三 島 箱 根 登 山 鉄 道 小田急小田原線 速道路 箱 根 湯 本 芦 ノ 湯 温 泉 路 木道 原厚 小田 道新幹線 東海 本線 東海道 小田原 相模湾 熱海 ◆お問い合せ 箱根町観光協会 電話:0460-85-5700 [電車・バス] を利用の場合 ・東京(新幹線こだま号40分)小田原(バス50分)東芦之湯下車、徒歩2分。 ・新宿(ロマンスカー85分)箱根湯本(バス30分)東芦之湯下車、徒歩2分。 ・名古屋(新幹線こだま号1時間56分)三島(バス50分)元箱根(バス10分)東芦之湯下車、徒歩2分。 ・東名高速厚木I.C.(小田原厚木道路40分)小田原西I.C.(国道1号20分)宮ノ下左折(15分)芦之湯。 ・東名高速御殿場I.C.(乙女道路20分)仙石原(国道138号15分)宮ノ下右折(15分)芦ノ湯。 ア ク セ ス [車]を利用の場合 21● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 平 塚 文人墨客が愛した美人の湯 岡山県北部の美作(みまさか)地 方には、湯原温泉、湯郷温泉、奥 津温泉と、三つの特色ある温泉地 がありますが、これらは美作三湯 (みまさかさんとう) と呼ばれ、古くか ら多くの温泉客で賑わっています。 ひっそりとした趣をもつ奥津 (お くつ)温泉は、江戸時代、津山藩 (現岡山県津山市) の湯治場で、か つて藤原審爾 (しんじ) の小説 「秋津 温泉」 の舞台となり一世を風靡した ところです。 泉質はアルカリ性単純泉。湧出 温度は40度∼43度、1分間の湧出量 は1,000リットルと豊富で、効能 は、神経痛、リウマチ、婦人病、 皮膚病ですが、ラジウムの含有量 が高いため、美肌作用が高く、 「美 人の湯」 としても評判です。お湯は しっとりとしていて、湯上がりに はつるつるの肌を実感できる、女 性には人気の温泉です。 大手化粧品メーカーがスキンケ ア商品に利用していることからも、 泉質の良さが伺えます。 奥津は古くから文人墨客に愛さ れた温泉地で、与謝野鉄幹・晶子や 棟方志功(むなかたしこう) も好ん で訪れました。特に棟方志功は、 まだ売れない時代に「風呂代」とし て掛け軸や絵を置いていったとい われ、このため、老舗の旅館では、 志功の作品が多く飾られています。 日曜・祝日の朝には、奥津橋のた もとの露天風呂で、「足踏み洗濯」 辛美人 足踏み洗濯 ドレッシング 奥津(おくつ)温泉(岡山県) 奥津渓 奥津温泉街 が実演されています。これは、わ き出る温泉を利用し、川のほとり で洗濯する婦女子に、熊やオオカ ミが危害を加えるため、見張りを しながら、立ったまま足を使って 作業をしていたのが今に伝わった ものと言われています。 【周辺のお楽しみ】 温泉街から吉井川沿いの約2キロ メートルにわたる国指定の名勝 「奥 津渓」 は、巨岩や滝など変化に富ん だ景観が見られ、秋にはあでやか な紅葉で彩られる県内屈指の名所 で、その景観は圧巻です。 【特産品】 奥津にしかない 「姫とうがらし」 を、秋に収穫して3ヶ月間塩漬けに し、雪の上で天日に干し、数日間 寒風にさらすことで、成分はその ままに、絶妙の塩抜きが出来ます。 これを米麹と混ぜ合わせ、すりつ ぶしながら樽に入れます。その後 3年間熟成させた後、辛美人(から びじん) シリーズの商品が出来上が ります。中でも辛美人ドレッシン グ(200ミリリットル:530円)は、 ヒット商品となっています。 (岡山医師協同組合) 米子 鳥取 山陰本線 鳥取県 因 美 線 米子自動車道 新見 伯 備 線 兵庫県 奥津温泉 湯原 中国勝山 津山 岡 山 自 動 車 道 新倉敷 津 山 線 岡山県 中国自 動車 姫新線 山陽本線 自動車道 山陽 相生 道 姫路 山陽新幹線 岡山 福山 ◆お問い合せ 奥津温泉観光協会 電話:0868-52-0610 アクセス ●JR津山線 津山駅から奥津温泉行きバ ス約50分奥津温泉下車。 ●中国自動車道院庄ICから車で約25分。 ●20 調査企画部だより ASPとSaaS 調査企画部調査研究員 萩原 淳 ス ︶ の 略 語 で す 。 、 の よ う に ︵ ソ フ ト ウ ェ ア ・ ア ズ ・ ア ・ サ ー ビ バ イ ダ ︶ 、 S a a S は 、 5. 4. 提 供 さ れ て い る の で 、 仕 事 場 だ け イ ン タ ー ネ ッ ト 経 由 で サ ー ビ ス が ス が た く さ ん あ り ま す 。 導 せ 利 っ 税 ば は 利 入 ん 用 た 金 、 基 用 前 。 者 と や 会 本 者 に 側 き 社 計 的 側 無 で バ 会 関 に で 料 行 ー 保 連 必 の 体 う ジ 険 の 要 ソ 験 こ ョ の サ あ フ が と ン 制 ー り ト 可 は ア 度 ビ ま ウ 能 通 ッ が ス せ ェ な 常 プ 変 の ん ア サ あ 作 更 場 。 の ー り 業 に 合 例 更 ビ ま を な 、 え 新 ー ク 経 由 で 利 用 出 来 る よ う に し た だ パ ッ ケ ー ジ ・ ソ フ ト ウ エ ア を ネ ッ ト ワ 当 時 提 供 さ れ て い た A S P の 多 く は 、 ” 2. 本 ア 末 プ 転 リ 倒 ケ ー の シ 状 ョ 況 ン を の 招 性 い 能 て 、 い 操 ま 作 し 性 た 。 ︵ ア プ リ ケ ー シ ョ ン ・ サ ー ビ ス ・ プ ロ A S P と は 、 3. ’ ケ ー シ ョ ン の 利 用 料 を 上 回 る と い う ネ ッ ト ワ ー ク の 接 続 費 用 が 、 ア プ リ て い な か っ た た め 、 場 合 に よ っ て は 、 接 続 環 境 で な く 、 常 時 接 続 も 普 及 し よ う に 高 速 で 安 価 な イ ン タ ー ネ ッ ト I S D N 回 線 が 中 心 で あ り 、 現 在 の で ご 参 照 の 上 お 読 み く だ さ い 。 A S P と S a a S の 違 い 説 の を で コ 注 す ン 釈 が ピ 、 ュ と 文 ー し 末 タ て に 用 掲 コ 語 載 ン が し ピ 多 て ュ く お ー 解 り タ り ま 用 づ す 語 ら の 解 い 2. 要 で す 。 の で 、 専 任 の シ ス テ ム 管 理 者 が 不 ネ ッ ト ワ ー ク 環 境 は ア ナ ロ グ 回 線 や 1 9 9 9 年 ∼ 2 0 0 0 年 頃 の 企 業 の だ け れ ば 幸 い で す 。 単 に 導 入 で き ま す 。 す る だ け で よ い の で 、 短 期 間 で 簡 ッ ト に 接 続 で き る パ ソ コ ン を 用 意 ル を す る 必 要 が な く 、 イ ン タ ー ネ 構 築 や ソ フ ト ウ ェ ア の イ ン ス ト ー 1.え ま 利 す 用 。 す る 際 、 利 用 者 は サ ー バ ー の 1.そ の ブ 理 ロ 由 ー と ド し バ て ン 、 ド 環 境 の 未 整 備 た 以 上 の 普 及 は 見 ら れ ま せ ん で し た 。 及 す る と 期 待 さ れ て い ま し た が 、 思 っ 済 性 か ら 中 小 企 業 を 中 心 に 爆 発 的 に 普 登 場 し ま し た 。 当 初 は そ の 合 理 性 と 経 る A S P は 1 9 9 8 年 ∼ 1 9 9 9 年 に 運 用 管 理 は サ ー ビ ス 事 業 者 が 行 う ン 機 能 を ネ ッ ト ワ ー ク を 通 じ て 提 供 す 解 決 手 段 の 一 つ と し て 参 考 に し て い た す 。 各 組 合 で 日 常 業 務 で お 困 り ご と の 方 式 ︶ に つ い て ご 紹 介 し た い と 思 い ま 便 利 な サ ー ビ ス ︵ A S P 方 式 と S a a S 次 に 挙 げ る ポ イ ン ト が メ リ ッ ト と い 利A 用S すP る及 メび リS ッa トa S を 利 用 者 が 必 要 と す る ア プ リ ケ ー シ ョ A S P か ら S a a S へ の 流 れ 報 管 理 、 会 計 管 理 な ど ︶ が 自 由 に 使 え る ー ビ ス を 利 用 し た も の で す ︵ 図 1 ︶ 。 ま ざ ま な 業 務 ソ フ ト ︵ 例 顧 客 管 理 、 日 今 回 は イ ン タ ー ネ ッ ト を と お し て さ の ﹁ グ ル ー プ ウ ェ ア ﹂ は 、 こ の A S P サ ん に 活 用 い た だ い て お り ま す 全 医 協 連 : ソ フ ト ウ ェ ア ︵ = ア プ リ ケ ー シ ョ ン ︶ を ’ 自 分 の パ ソ コ ン に イ ン ス ト ー ル し て 使 ” う も の を パ ッ ケ ー ジ ソ フ ト と 言 う の に Application Service Provi- 対 し て 、 A S P / S a a S は 、 ア プ リ ケ der ー シ ョ ン は サ ー ビ ス を 提 供 す る 事 業 者 Software as a の サ ー バ に イ ン ス ト ー ル さ れ て お り 、 Service イ ン タ ー ネ ッ ト を 通 じ て 利 用 者 に 提 供 Word Excel さ れ ま す 。 つ ま り 、 ア プ リ ケ ー シ ョ ン い て 検 討 を 重 ね て お り ま す 。 事 務 管 理 の 改 善 に 役 立 つ 情 報 事 業 に つ 全 医 協 連 調 査 企 画 部 で は 、 各 組 合 の す 。 情 報 共 有 の 目 的 と し て 、 既 に 皆 さ け の 料 金 を 払 っ て 使 用 す る サ ー ビ ス で を 購 入 す る の で は な く 、 利 用 し た 分 だ フ ェ 他 、 い つ で も ど こ で も 利 用 す で な く 、 自 宅 や イ ン タ ー ネ ッ ト カ 6. す ぐ に や め る こ と が で き ま す 。 利 用 す る た め 、 必 要 が な く な れ ば 購 入 す る の で は な く レ ン タ ル し て る こ と が で き ま す 。 ●30 連 携 が で き な い 全 面 施 行 ︶ や 日 本 版 S O X 法 ︵ 2 3. あ カ り ス ま タ せ マ ん イ で ズ し や た 既 。 存 シ ス テ ム と の 個 人 情 報 保 護 法 ︵ 2 0 0 5 年 4 月 ︵ 2 ︶ セ キ ュ リ テ ィ に 対 す る 意 識 の 変 化 ASP事業者 も 重 な り 、 使 い 勝 手 の 良 い も の で は ︵ 1 ︶ ブ ロ ー ド バ ン ド の 浸 透 ン ド 環 境 が 普 及 し て い な か っ た こ と け の も の で あ り 、 ま た 、 ブ ロ ー ド バ 1. 外 部 環 境 の 変 化 ユーザーA インターネット ユーザーB ユーザーC 図1 S a a S 台 頭 の 背 景 光 を 浴 び る よ う に な り ま し た 。 S a a S と 呼 ば れ る よ う に な り 、 再 び 脚 ﹁ 2. に メ た 任 費 な リ A で 用 利 っ ッ S き 削 用 つ の 内 て ト P る 減 者 あ 不 部 ﹁ ﹂ も は 時 ﹂ ﹁ の り 安 統 変 、 代 す 運 メ ま を 制 リ す 払 も に ぐ わ S a 謳 に 用 ッ 。 拭 徹 a り 管 利 す 底 ま S わ 用 理 ト る さ れ と を せ で の れ ん 呼 た き ベ に 、 利 ば ン 。 る 成 利 し れ 用 ﹂ ダ 功 用 者 る ー と か し 者 し よ 側 い に つ 側 う の っ 一 、 31● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 使 い 勝 手 や 性 能 面 が 満 足 い く も の に ユーザーはインターネット経由で提供 されるアプリケーションを共有して使う ・アプリケーション ・サーバー ・ファイアウォール て い た 欠 点 を 解 消 し た A S P が か ら 、 こ う し た 従 来 の A S P が 抱 え し ま し た 。 し か し 、 2 0 0 5 年 く ら い で き ず 、 A S P ブ ー ム は い っ た ん 沈 静 化 理 由 か ら 、 多 く の 利 用 者 を つ か む こ と が 客 を 集 め る 必 要 が あ り ま し た が 、 前 述 の 成 立 す る た め に は 、 で き る だ け 多 く の 顧 ﹁ 売 り ﹂ に す る A S P が 、 ビ ジ ネ ス と し て 比 較 的 安 価 な 料 金 で の サ ー ビ ス を わ せ て い ま せ ん で し た 。 を 払 拭 す る だ け の 説 得 材 料 を 持 ち 合 た A S P 事 業 者 側 も そ う い っ た 不 安 不 安 を 覚 え る 企 業 が 少 な く な く 、 ま ー タ を 第 三 者 に 預 け る こ と に 対 し て 、 顧 客 情 報 や 会 計 デ ー タ な ど の 機 密 デ 監 査 基 準 を ク リ ア す る ほ ど ま で 号 と い っ た 非 常 に 高 い レ ベ ル の し た 監 査 基 準 委 員 会 報 告 書 第 18 70 ︶ 、 日 本 公 認 会 計 士 協 会 が 策 定 定 し た 監 査 基 準 書 第 70 号 ︵ S A S え ば 、 米 国 公 認 会 計 士 協 会 が 策 ン タ ー で 運 用 さ れ て い ま す 。 例 層 進 み 、 非 常 に 堅 牢 な デ ー タ セ べ て セ キ ュ リ テ ィ 面 の 強 化 が 一 ン ダ ー 側 の シ ス テ ム も 以 前 に 比 一 方 、 デ ー タ を 預 か る S a a S ベ て き て い ま す 。 方 が 安 心 と い う よ う に シ フ ト し か ら 、 信 頼 で き る 企 業 に 預 け る ど め て お け ば 安 心 と い う 考 え 方 4. ま セ せ キ ん ュ で リ し テ た ィ 。 面 の 不 安 な デ ー タ は と り あ え ず 社 内 に と 大 き く 変 わ っ て き ま し た 。 重 要 せ ら れ ず 、 洗 練 さ れ た も の と は 言 え 本 的 に 各 企 業 の 業 務 の や り 方 に 合 わ さ れ て い た ア プ リ ケ ー シ ョ ン は 、 基 こ の 頃 の A S P サ ー ビ ス と し て 提 供 リ テ ィ に 対 す る 企 業 の 考 え 方 は 与 え る 法 律 が 制 定 さ れ 、 セ キ ュ 報 セ キ ュ リ テ ィ に 大 き な 影 響 を 0 0 6 年 4 月 成 立 ︶ な ど 企 業 の 情 用 者 が 設 定 し た カ ス タ マ イ ズ 情 バ ー ジ ョ ン ア ッ プ の 際 に も 、 利 さ れ る 。 こ の た め 、 シ ス テ ム の た D B ︵ デ ー タ ベ ー ス ︶ 上 に 保 持 シ ョ ン ・ サ ー バ ー と は 別 に 用 意 し 記 録 し た デ ー タ で 、 ア プ リ ケ ー 用 者 ご と の カ ス タ マ イ ズ 情 報 を で き ま す 。 メ タ デ ー タ と は 、 利 し た サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と が 用 者 ご と に 個 別 に カ ス タ マ イ ズ は 、 メ タ デ ー タ を 利 用 し て 、 利 ん で し た 。 こ れ に 対 し S a a S で の 要 望 に 応 え る こ と は で き ま せ マ イ ズ が で き ず 、 利 用 者 の 個 々 従 来 の A S P は 基 本 的 に カ ス タ ︵ 1 ︶ カ ス タ マ イ ズ 性 の 向 上 し や す く な っ て い ま す 。 っ た 使 い 方 が で き る た め 、 よ り 利 用 わ な け れ ば 利 用 を 取 り や め る 、 と い 試 し に 使 っ て み て 、 自 社 の 業 務 に あ き る 柔 軟 性 を 備 え る ケ ー ス が 多 く 、 3. ス ︶ な ど の リ ソ ー ス を 共 有 す る こ 者 で サ ー バ ー 、 D B ︵ デ ー タ ベ ー マ ル チ テ ナ ン ト と は 複 数 の 利 用 削 減 が 実 現 で き ま す 。 と と な り 、 メ ン テ ナ ン ス ・ 費 用 の す べ て の 顧 客 に 対 応 し て い る こ フ ト ウ エ ア に 対 し て 一 度 行 え ば 、 グ な ど も 、 維 持 管 理 し て い る ソ ア プ リ ケ ー シ ョ ン と 連 携 し て 動 や 強 化 、 ト ラ ブ ル シ ュ ー テ ィ ン れ て い る ケ ー ス が 多 く 、 S a a S ほ か 、 ソ フ ト ウ エ ア の 機 能 改 善 ︶ が ベ ン ダ ー か ら 提 供 さ れ は 開 発 費 用 の 削 減 に つ な が る A シ な プ P ョ ど リ I ︵ ン の ケ と パ ー の ッ シ 連 ケ ョ 携 ー ン や を ジ ・ 可 ア 能 プ 、 と リ す ケ る ー フ ォ ー ム が 一 つ で 済 み ま す 。 こ Oracle と で あ り 、 従 来 の A S P が 利 用 作 可 能 な ア プ リ ケ ー シ ョ ン を 他 SAP 者 ご と に サ ー バ ー 環 境 を 割 り 当 ︵ 2 ︶ マ ル チ テ ナ ン ト 社 が 構 築 で き る プ ラ ッ ト フ ォ ー Application Programming Interface ベ ン ょ べ き う リ ア も ム ダ う れ ま よ ア プ あ ︵ ー 。 ば せ う ル リ り 注 の 格 ん な タ ケ ま 釈 メ 段 が ケ イ ー す 1 リ の 、 ー ム シ 。 ︶ が ッ 進 以 ス に ョ も 提 ト 化 前 で デ ン ち 供 と の は ー に ろ さ 言 A 簡 タ わ ん れ え S 単 連 た 、 る る P に 携 っ 複 ケ で と は を て 数 ー し 比 い 行 、 の ス ウ エ ア / ソ フ ト ウ エ ア ・ プ ラ ッ ト 要 が な く 、 サ ポ ー ト す る ハ ー ド 種 多 様 な 環 境 を サ ポ ー ト す る 必 S a a S で は 、 顧 客 企 業 の 既 存 ア ま で を 行 う た め 、 利 用 者 側 の 多 性 も 大 幅 に 向 上 し て い ま す 。 ソ フ ト ウ エ ア の 稼 働 ∼ 運 用 管 理 他 の ア プ リ ケ ー シ ョ ン と の 連 携 ン ダ ー 側 の プ ラ ッ ト フ ォ ー ム で S a a S で は 、 い つ で も 利 用 を 停 止 で 約 が 多 か っ た 従 来 の A S P と 異 な り 、 ま た 、 最 低 一 年 以 上 と い っ た 期 間 契 い ま す 。 代 に な っ た と 言 う こ と が で き る と 思 に 謳 わ れ た メ リ ッ ト が 享 受 で き る 時 展 に よ っ て 、 よ う や く A S P 登 場 時 技 術 進 歩 や ブ ロ ー ド バ ン ド 環 境 の 進 意 味 を 持 つ 訳 で 、 利 用 者 に と っ て は な っ て 初 め て 、 こ う し た メ リ ッ ト が ︵ 2 ︶ ア す ル ー 更 の は カ ま 報 プ 。 構 タ や ユ 、 ス す を リ 成 モ ビ ー 表 タ 。 引 ケ な デ ジ ザ 示 マ き ー ど ル ー ネ フ イ 継 ︵ ・ ォ ズ シ ︶ ス げ の フ イ ョ ル ン 可 る 拡 ィ ン ン メ 張 ー ー タ ト 能 連 リ な ル ル フ や な 携 ッ ど ド の ェ カ 項 の ト し が や 改 ー ラ 目 が や あ テ 変 ス ー と あ す り ー 、 の な し ま ブ デ 変 ど て さ り こ れ に 対 し て S a a S の 場 合 、 ベ な り ま せ ん で し た 。 に 多 く の リ ソ ー ス を 割 か な け れ ば ー ジ ョ ン 管 理 や サ ポ ー ト 体 制 な ど ア が 存 在 す る こ と に な る た め 、 バ か 、 複 数 バ ー ジ ョ ン の ソ フ ト ウ エ て ソ フ ト ウ エ ア が 導 入 さ れ る ほ 利 用 者 側 の 様 々 な 動 作 環 境 に お い パ ッ ケ ー ジ ・ ソ フ ト ウ エ ア の 場 合 、 ︵ 1 ︶ 開 発 ・ メ ン テ ナ ン ス の 効 率 化 ●32 <シングルテナント> (従来のASP) <マルチテナント> (現在のSaaSの主流) インターネット インターネット A社 B社 A社 C社 B社 C社 図2 マルチテナント 最 近 、 こ の ﹁ S a a S 方 式 ﹂ を 採 用 し 、 Applitus Applitus ﹁ 注 目 を ︵ 集 ア め プ て リ い タ る ス ア プ ︶ ﹂ と リ い ケ う ー 製 シ 品 ョ が ン あ に 層 の 開 拓 が 期 待 で き ま す 。 チ が し や す く な り 、 新 た な 顧 客 い 層 の 企 業 に 対 し て も ア プ ロ ー 顧 客 と な り 得 な か っ た よ り 幅 広 と か ら 、 中 小 企 業 な ど 、 従 来 は 用 料 の み で 使 用 を 開 始 で き る こ べ 、 S a a S で あ れ ば 、 毎 月 の 利 イ セ ン ス 型 の ソ フ ト ウ エ ア に 比 要 と な り 、 初 期 投 資 が か さ む ラ ハ ー ド ウ エ ア や 運 用 管 理 者 が 必 ︵ 3 ︶ 顧 客 の 裾 野 拡 大 保 守 の 負 荷 が 軽 減 で き ま す 。 S a a S ベ ン ダ ー は ソ フ ト ウ エ ア め ︵ シ ン グ ル ・ イ ン ス タ ン ス ︶ 、 ソ フ ト ウ エ ア を 使 用 し て い る た 同 じ バ ー ジ ョ ン 、 同 じ コ ー ド の さ す メ 運 ド D は で て ら 。 リ 用 ウ B 、 あ る に ッ 管 エ を 複 っ 形 、 ト 理 ア 分 数 た 式 ︵ S の 費 / け の の = a に 最 用 ソ 合 利 a シ 大 を フ え 用 対 ン S し 化 抑 ト る 者 で グ を え ウ こ で て ル は 図 、 エ と サ 、 テ 全 っ ス ア で ー S 利 a ナ て ケ 費 、 バ a ン 用 い ー 用 ハ ー S ト 者 ま ル や ー や で ︶ が 表1 ASPとSaaSの比較 従来のASP SaaS × ○ 応答性が悪く、使い勝手は今一つ Ajaxの採用などにより向上 サードパーティ・ベンダー 開発ベンダー シングルテナント マルチテナント シングルインスタンス × ○ ユーザー側でのカスタマイズ性 × ○(メタデータの採用) 他のアプリケーションとの連携 × ○(連携用APIを公開) ASP/SaaSを前提として設計 操作性 アプリケーションの運用管理主体 テナンシーモデル 33● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 注釈 (インターネット検索によるコンピュータ用語解説) ジ ャ パ ン の ア プ リ ケ ー シ ョ ン サ ー ビ ス る ﹂ と い う 意 味 の 造 語 で 、 株 式 会 社 ネ オ 方 は サ イ ト ︵ ッ キ ー か も し れ ま せ ん ね 、 興 味 が あ る す 。 業 務 に 利 用 出 来 る も の が あ れ ば ラ ン ︵ り ま す 。 こ ︶ を れ 次 は 々 ﹁ に 必 足 要 な し ア て ︵ プ リ ケ ︶ 利 ー 用 シ す ョ tus で す 。 も ち ろ ん 操 作 性 ・ セ キ ュ リ テ ィ ・ Appuli ョ ン 数 も 豊 富 な と こ ろ が 特 徴 の よ う で カ ス タ マ イ ズ 性 も 良 く 、 ア プ リ ケ ー シ com 7)ブロードバンド (ブロードバンドインターネット接続) : 通信速度が高速なインターネット接続。高 速・常時接続環境。 8)カスタマイズcustomize: ソフトウェアの設定や設計を調整し、利用者 や顧客の好みに合わせて作り変えること。 9)ベンダーvender: 製品のメーカー、または販売会社のこと。 (製 造)販売会社。メーカー (製造者) 、ベンダー (販売者) 、ユーザー (利用者) 。開発のみに 携わる会社はベンダーとはいわない。 10)データベースdatabase(DB) : 特定のテーマに沿ったデータを集めて管理 し、容易に検索・抽出などの再利用をでき るようにしたもの。 11)フォントfont: コンピュータ画面に表示したり、紙面に印刷 したりするために利用できるようにした書体 データ。 12)ユーザーインターフェース user interface(UI) : ユーザーに対する情報の表示形式や、ユー ザーのデータ入力方式を規定する、コンピ ュータシステムの操作感。 13)データモデル data model: 抽象的な形式でビジネスや情報システムや データベース管理システムでのデー タの表現方法をモデル化したもの。 14)テーブル: 入力したデータが保存される場所。 15)フィールド:1つのレコードを構成する項目。 16)メタデータ meta data: データについてのデータ。データの作成日 時や作成者、データ形式、タイトル、注釈な ど、データを効率的に管理・検索するために 重要な情報。 17)プラットフォーム platform: アプリケーションソフトを動作させる際の基 盤となるOSの種類や環境、設定などのこと 18)グループウェア(Groupware または Collaborative software) : 企業など組織内のコンピュータネットワーク (外部からはアクセスできない) を活用した 情報共有のためのシステム。ネットワークに 接続されたコンピュータ (のユーザー)同士 で情報の交換や共有が可能であり、業務の 効率化を目指したもの。 その他: ●電子化:紙文書などをコンピュータのデー タに変えること。 ●オンライン online:インターネットに繋が っている状態。独自のネットワーク経由で ホストコンピュータに接続されている状態。 ●レセプトのオンライン請求: 従来、紙またはフロッピーなどで支払基金 に郵送で請求していたものを、安全が認 められたネットワークを利用して支払基金 にオンラインで請求すること。 http:// www.applitus. 1)ソフトウェアsoftware(ソフト) : コンピュータを動作させる手順・命令をコン ピュータが理解できる形式で記述したもの。 コンピュータシステム上で何らかの作業を行 うプログラム群。 その役割により 「基本ソフトウェア」と 「アプ リケーションソフトウェア」に大別される。 A.基本ソフトウェア(システムソフトウェ ア) :オペレーティングシステム (OS)コ ンピュータが動作するための基本的な 機能を持っているだけで、それだけでは 「仕事」 に使えない。 (Windows、Mac OS、 UNIXなど) B.アプリケーションソフトウェア (アプリケー ション、アプリ、応用ソフト) :文書の作成、 数値計算など、ある特定の目的のために 設計されたソフトウェア。 (ワープロソフト、 表計算ソフト、財務会計ソフトなど) 「コンピュータ、ソフトなければただの箱」 (引用:原野辰三の斬り捨て御免 - パソコ ンとおやじ) http://www.dotcolumn.net/essay/pc_oyaji/ 2)サーバーserver: ネットワーク上で、ほかのパソコンにさまざま な機能やサービスを提供するコンピューター のこと。サーバー向けの専用OSやアプリケ ーションを搭載、各パソコンの要求に応じて データを送信・処理。サーバーからサービス を受けるパソコンのことを「クライアント」と 呼ぶ。 (メールサーバー、Webサーバー、動画配信 サーバーなど) 3)ハードウェア hardware: コンピュータを構成する電子回路や周辺機 器などの物理的実体(機械、装備、設備) 。 4)バージョンアップ version-up:和製英語、 英語圏では「バージョン・アップグレード version upgrade」 または単に「アップグレード upgrade」 。 ソフトウェアなどを改訂すること。また、既存 のものを新しいものに置き換える作業のこと。 5)インターネット internet: TCP/IPを使用し世界中のコンピュータを結 ぶネットワークシステムのこと。地球規模で 広く相互接続されているネットワークの呼称。 ( 「世界中」ではなく、 「社内中」のコンピュー タだけに向けて情報を発信したり、情報を 得たりする、社内情報ネットワーク環境、外 部に対して閉じており特定のユーザーしか アクセス出来ない、を「イントラネット」 という) ●TCP/IP(Transmission Control Protocol/ Internet Protocol) とは、UNIXワークステ ーションおよび、インターネットにおける標 準プロトコル。 ●プロトコルとは、通信でデータを送るとき の手順を定めた規約のこと。 6)ネットワーク(コンピュータネットワーク) : 複数のコンピュータを接続する技術。または、 接続されたシステム全体。情報化社会の基 盤をなすため、通信インフラといわれる。 う か 。 ︶ に ア ク セ ス し て み て は 如 何 で し ょ ●34 旬の 食 べ 物 長崎の味 「からすみ」 長崎市医師会協同組合 【からすみの由来】 からすみとはボラの卵 を加工した長崎の特産 品で、約400年前にト ルコより伝来したと言 われております。江戸 時代には大名諸侯が印 籠に蓄え酒宴や悪酔い を防ぐ為に携帯したと 言われております。 【からすみの食べ方】 3ミリ程に薄く切り薄 皮をはいでそのままお 召し上がりください。 軽く炙ると香ばしくな ります。また、パスタ や茶漬けなど塩味に合 う料理にトッピングし ても美味しく召し上が れます。 創業安政六年、現在まで手 作り専一、独自の手法で作 られるからすみは、純正高 級な自然食品として御贈答 および酒肴に大変喜ばれて おります。 ぜひ、一度ご賞味ください。 商品価格 70g∼: 3,150円 90g∼: 5,250円 130g∼:10,500円 180g∼:15,750円 250g∼:21,000円 (その他金額もございますので お問い合わせください) 「生からすみ」や「からすみそぼろ」 (共に1,575円)等もございます。 また、うに干物等各種海産物もご用 意しております。 ※全国発送いたします。 旬 の 食 べ 物 紹 介 35● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 【お申し込み・お問い合わせ先】 (株) 小野原本店 〒850-0877 長崎県長崎市築町3-23 TEL:0120-21-5000 FAX:095-824-0262 e-mail)[email protected] 岡山医師協同組合 紹 介 岐阜医協の顧問・諏訪先生が、 400字詰め、100ページ近くの 『論語』 解釈本を書かれました。 ご自身でパソコンに入力され、 限定十冊の自家本を作成されたのです。 この一部を抜粋し 寄稿させていただきます。 岐阜医協 事務局 書斎で パソコンに向かう 語 を 読 ま せ て 戴 こ う と 覚 悟 し た 。 徳 と は 何 か ? 義 と は 何 か ? 兎 に 角 今 一 度 、 真 剣 に 論 限 り 修 行 を し な お そ う と 決 意 し た 。 先 ず 、 仁 と は 何 か ? 痴 っ て も ど う に も な ら な い 。 よ し 、 今 か ら で も 命 の 続 く え 、 八 十 五 才 ︵ 数 え ︶ ま で 生 き 延 び て い る 。 今 更 過 去 を 愚 仁 雄 は 、 そ の 祖 父 の 年 ︵ 数 え 年 八 十 四 才 で 逝 く ︶ を 飛 び 越 祖 父 が 八 十 二 才 の 時 に 命 名 し て く れ た 、 こ の 愚 か な 求 ら ん か ぎ り を 出 し つ く し て し ま っ た 。 が 、 先 生 は 依 然 と と が で き な い 。 も う す で に わ た く し は 自 分 の 才 能 の 、 あ い て ゆ か ざ る を 得 ず 、 罷 ︵ や ︶ め よ う と 思 っ て も 罷 め る こ 礼 を 以 っ て さ れ る 。 そ う い う 先 生 の 教 育 に わ た く し は つ く し の 視 野 を ひ ろ め 、 学 ん だ も の を 身 に つ け さ せ る 為 に に 教 え 、 人 を 先 へ と 導 い て く だ さ る 。 学 問 を も っ て わ た え る 。 先 生 は す べ て に お い て 物 事 を 順 序 よ く た て て 巧 み り 果 て て し ま っ た 。 か り を 食 い 物 に し た 。 と ん で も な く 欲 ば か り の 人 間 に 成 も 少 な く 、 誰 で も 安 易 に 食 べ て い け る 保 険 医 の う ま さ ば 止 む を 得 な い が 、 患 者 さ ん に 対 し て 一 番 大 事 な 思 い や り 事 欠 く 事 態 に お ち い っ た 。 私 は 大 学 の 研 究 室 に 残 る 余 裕 蓄 え の 乏 し い 貧 乏 医 者 で あ っ た 我 が 家 は 、 弟 の 学 費 に も か 医 師 に は な っ た も の の 、 父 の 自 動 車 事 故 で の 怪 我 で 、 ら れ る な と 見 て い る と 、 と つ ぜ ん 、 も う 後 ろ に 立 っ て み 込 む ほ ど い よ い よ 堅 い 。 先 生 を 仰 ぎ 見 る に 、 い ま 前 に い げ ば 仰 ぐ ほ ど ま す ま す 高 く 、 そ の 中 に 入 ろ う と し て 切 り ﹃ 由 卓 す 訳 る 爾 る ﹄ な ︵ も た 顔 き く 能 淵 の じ わ が み ︶ ず 嘆 。 た 。 る 既 声 が に を 如 吾 発 し が し 。 才 て こ を 言 れ 竭 っ ︵ に つ た 従 く 、 ﹁ わ ︶ 先 ん す 生 と 。 の 欲 立 人 す つ 格 と 所 は 雖 あ 、 も り て 仰 、 し 、 我 を 約 す る に 、 礼 を 以 て す 。 罷 ︵ や ︶ ま ん と 欲 ︵ ほ っ ︶ て 善 く 人 を 誘 ︵ い ざ な ︶ う 藪 そ の も の の 、 開 業 医 に な る し か な か っ た 。 そ の 宿 命 は 、 も な く 、 医 学 の 勉 強 ら し い 勉 強 も せ ず 、 父 の 後 を 継 ぎ 、 。 我 を 博 ︵ ひ ろ ︶ む る に 文 を 以 て れ と の 思 い が あ っ た に 違 い な い 。 あ に 計 ら ん や 、 ど う に に な る だ ろ う 。 立 派 な 仁 を 求 め る 本 物 の 医 者 に な っ て く に な っ て い た の で 、 そ の 史 郎 の 長 男 で あ る 孫 ︵ 私 ︶ も 医 師 強 は し て い た よ う だ 。 末 子 ︵ 四 男 ︶ の 史 郎 ︵ し ろ う ︶ が 医 師 ︵ し り え ︶ に 在 り 。 夫 子 、 循 々 然 ︵ じ ゅ ん じ ゅ ん ぜ ん ︶ と し こ れ を 瞻 ︵ み ︶ る に 前 に 在 れ ば 、 忽 焉 ︵ こ つ え ん ︶ と し て 後 仰 げ ば い よ い よ 高 く 、 こ れ を 鑽 ︵ き ︶ れ ば い よ い よ 堅 し 、 ﹁ 読 み ﹂ 顔 淵 、 喟 然 ︵ き ぜ ん ︶ と し て 歎 じ て 曰 く 、 こ れ を 戴 い て 頼 家 ︵ よ り い え ︶ と 名 乗 っ て い た 。 幾 ら か 儒 教 の 勉 だ が 、 祖 父 は 頼 山 陽 の 孫 弟 子 で あ っ た よ う だ 。 頼 の 字 を 型 的 な 者 は 少 な か ろ う 。 私 の 名 は 祖 父 が つ け て く れ た の 未 由 也 已 、 欲 罷 不 能 、 既 竭 吾 才 、 如 有 所 立 卓 爾 、 雖 欲 従 之 、 忽 焉 在 後 、 夫 子 循 循 然 善 誘 人 、 博 我 以 文 、 約 我 以 礼 、 名 前 負 け と い う 言 葉 は 度 々 聞 い て い る が 、 吾 輩 ほ ど 典 顔 淵 喟 然 歎 曰 、 仰 之 弥 高 、 鑽 之 弥 堅 、 瞻 之 在 前 、 ︵ く に お ︶ と 名 付 ら れ た 。 表 現 し て い る の は 、 愛 弟 子 ﹃ 顔 淵 ﹄ の 次 の 言 葉 に 尽 き よ う 。 は 私 じ は め 仁 ︵ に じ ん ︶ を 求 ︵ も と ︶ め る 雄 ︵ お と こ ︶ 、 即 ち 求 仁 雄 聖 人 ﹃ 孔 子 ﹄ は 、 果 た し て 如 何 な る 方 で あ っ た か を 的 確 に 孔 子 と 顔 淵 の 師 弟 愛 、 教 育 と は ﹃ 無 学 竹 仁 の 論 語 ﹄ 岐 阜 医 師 会 協 同 組 合 顧 問 諏す 訪わ 求く 仁に 雄お ●36 鬼婆とともにお祝いの会 ∼紙を求めた美濃市にて∼ し ま っ た 。 そ し て 功 利 の み 求 め た 教 育 は 、 政 ・ 官 ・ 財 の 無 視 し た 結 果 、 今 や 戦 後 五 十 年 、 大 和 魂 と 共 に 滅 亡 し て 弟 の 愛 情 と 尊 敬 か ら 成 り 立 っ て い る の で あ る が 、 其 れ を と に も か く に も 、 有 り 難 が と う ! 有 り 難 が と う ! ﹁ 仏 に も ま さ る 心 と し ら ず し て ﹂ と 上 の 句 を 返 し た 歌 を ∼ か く の 如 く 家 庭 教 育 ・ 学 校 教 育 の お お も と は 、 親 子 ・ 師 す ぐ さ ま に 美 し い 師 弟 で あ る 。 最 終 節 の ﹃ 顔 淵 喟 然 歎 曰 ﹄ に 記 し た と お り で あ る 。 ま こ と ﹁ 鬼 婆 な り と 他 人 ︵ ひ と ︶ の 言 う な り ﹂ と 下 の 句 を 言 わ れ て 、 ︵ 伯 母 で も あ る ︶ に 師 孔 子 の 偉 大 さ と 、 回 が 如 何 に お 慕 い し て い た こ と は 、 ∼ あ の 才 女 九 条 武 子 ︵ 西 本 願 寺 ・ 大 谷 光 尊 の 次 女 ︶ が 、 姑 ま る で 違 っ て い た の を 強 調 さ れ て い る 師 の 言 葉 の 強 さ 。 ら 道 の み を 求 め て 、 功 利 の た め に 学 ぶ 徒 ︵ や か ら ︶ と は 、 ふ と 私 の 頭 を よ ぎ っ た 。 思 い 浮 か べ た 。 愚 母 ︵ 美 千 代 ︶ が 私 に 語 っ た 、 た と え 話 が だ け は た だ 一 人 、 赤 貧 の 中 に い な が ら 学 を 好 み 、 ひ た す た だ 、 校 正 の 付 箋 の 多 さ に 、 姑 が 躾 け を す る 厳 し さ を 37● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 ﹃ 人 そ の 憂 い に 堪 え ず 、 回 や そ の 楽 し み を 改 め ず ﹄ と 、 回 下 が る 想 い で 一 杯 だ 。 二 度 も 言 わ れ て い る 快 さ 。 じ て の 製 本 等 々 、 休 日 を 返 上 し て の ご 協 力 に は 唯 々 頭 の 子 曰 く 、 賢 な る 哉 回 や ・ 賢 な る 哉 回 や と 、 褒 め 言 葉 が 特 に 、 助 詞 等 の 添 削 ・ 校 正 、 用 紙 の 選 別 、 和 紙 を 糸 で 綴 う ﹄ 師 弟 の 相 思 う こ と か く も 深 し 。 手 作 り の ﹁ 無 学 竹 仁 の 論 語 ﹂ 十 冊 は 、 日 の 目 を 見 な か っ た 。 ﹃ 先 生 が こ の 世 に お い で で す 。 ど う し て 回 が 死 ね ま し ょ 三 女 史 の 励 ま し と 、 お 手 伝 い が 無 か っ た な ら ば 、 と て も す 。 回 、 何 ぞ 敢 え て 死 せ ん や 。 吾 女 ︵ な ん じ ︶ を 以 て 死 せ り と 為 せ り 。 曰 く 、 子 在 ︵ い ま ︶ 謝 の 言 葉 を 述 べ た い 。 竹 川 さ ん 、 柴 田 さ ん 、 服 部 さ ん の こ の 老 骨 を 叱 咤 激 励 し て く れ た か を 、 思 い 出 し な が ら 感 き で ﹃ 天 子 る ﹃ 弟 我 顔 、 。 仁 子 を 淵 ﹄ 回 匡 と ﹄ 喪 が ︵ は を ぼ 死 き こ 思 せ ん ょ う う り だ う と い 血 ﹂ ︶ と に う の 、 き 畏 、 も 熱 ︵ の さ 慟 霊 い だ 、 哭 前 ︶ す と 大 し で 。 、 き て 、 悲 ﹁ 顔 お な し 天 淵 示 愛 我 後 し を ま ︵ れ を 下 じ お 喪 ︵ さ か た く 、 ほ っ に ﹃ ︶ る た 感 師 ろ 。 ︶ と じ ・ 孔 ぼ 子 納 、 せ 曰 得 全 子 ﹄ り く で 身 の ・ 、 私 な り の 論 語 解 釈 を 書 き 終 わ り 、 人 の 情 け が 、 如 何 に あ と が き 思 い つ く ま ま に 戴 い て 、 現 世 と 私 自 身 の 警 告 と し た い 。 私 の 最 も 尊 敬 す る 、 孔 子 さ ま と 顔 回 先 生 と の 師 弟 愛 を ﹃ か も ず と そ ん て 、 、 の ﹄ 一 風 悩 、 隅 命 み を 保 苦 愚 照 ち し の ら が め 中 さ た ど の ん く も 極 と 、 詮 愚 ︵ 願 露 方 ご ︵ く え 体 せ ︶ ど ︵ も 老 ん の 体 難 ︶ か 吾 し ま た 、 。 さ ︶ 如 涙 に な 何 し 消 し に つ え 。 せ つ や し ん 筆 す か 如 を し の 何 み に 擱 ︻ な せ ︵ 。 お 仁 ら ん ︶ ︼ 報 化 の 網 に が ん じ が ら め に さ れ て し ま っ た 。 偉 大 さ を 後 生 に 端 的 に 伝 え た 言 葉 で あ ろ う 。 も 愛 し ・ 信 頼 し ・ 期 待 し た 顔 淵 の こ の 嘆 声 こ そ 、 師 孔 子 の さ す が 孔 門 き っ て の 清 貧 ・ 仁 徳 ・ 賢 者 と さ れ 、 孔 子 が 最 て ︶ ば か り の 日 本 国 民 ︵ 選 挙 民 ︶ は 、 更 に グ ロ ー バ ル 化 、 情 に は ね 返 っ て き た こ と す ら ま だ 気 づ か な い 愚 民 ︵ 私 も 含 め 今 日 こ の 頃 の 状 態 に な っ て 、 そ の つ け が 、 国 民 の す べ て に 、 ど う し て い い の か わ か ら な い の だ ﹂ と 心 に 願 う の だ が 、 天 に 登 ろ う と し て も 階 段 が な い よ う し て そ こ に 高 々 と 立 っ て い ら っ し ゃ る 。 つ い て ゆ き た い で 人 今 あ 々 に る を も 。 し 国 て 自 無 体 能 が 、 崩 貪 壊 欲 す 、 る 傲 の 慢 で だ な け か の ろ 輩 ︵ う や か か と ら 危 ︶ 惧 と さ し れ た る の おお もり しゅん じ 大森 俊次 (京都保事協/事務局長) ず 、 何 し ろ サ ハ ラ は 砂 漠 で 有 名 で す 。 カ ラ 。 よ く よ く 考 え る と 、 の ど も 渇 く は て 、 ざ っ と 描 き 終 わ っ た 頃 に は の ど が カ ラ た だ 真 夏 の 日 中 の こ と 、 も の す ご く 暑 く て 、 思 わ ず 写 生 帖 を 開 い て し ま い ま し た 。 古 い 建 物 と 掘 割 の 町 並 が な か な か 綺 麗 で し っ た 伊 能 忠 敬 さ ん の 故 郷 で す 。 土 蔵 造 り の し て な あ 。 こ こ は 江 戸 中 期 に 日 本 地 図 を 作 暑 い 日 に 下 総 の 小 江 戸 ・ 佐 原 へ 行 っ て き ま く の 間 お 付 き 合 い い た だ き ま す 。 あ る 夏 の え ー 、 毎 度 ば か ば か し い お 噂 で し ば ら 佐 原 い ま す か ら 。 ︵ ア ホ 、 そ ら ゴ ビ の 砂 漠 や ろ ︶ 暑 い ! そ れ も そ の は ず 、 オ ビ の 砂 漠 と 言 落 と し て い ま す が 、 や っ ぱ り こ こ も 夏 は 飫 肥 城 を と り ま く 樹 木 の 群 れ が 深 い 影 を く り ひ ろ げ た と い う か ら ビ ッ ク リ で す 。 わ た っ て 伊 東 氏 と 薩 摩 島 津 氏 と が 攻 防 を の 賑 や か な こ と 。 こ の 飫 肥 城 で 一 世 紀 に 都 ・ 飫 肥 へ と や っ て ま い り ま す 、 そ の 道 中 ト や ろ ︶ 、 し ょ う こ り も な く 日 向 の 小 京 れ ば 暑 さ を 忘 れ て ︵ そ れ も 言 う な ら ノ ド モ 佐 原 の 暑 さ に 参 っ た も の の 、 熊 本 過 ぎ 飫 肥 ●38 ま し た と さ 。 ︵ か な り 、 し ん ど い か な ︶ 井 宿 、 僕 に と っ て ﹁ 基 礎 の 習 い 塾 ﹂ に な り 勉 強 に な り ま し た 。 さ す が は 木 曽 の 奈 良 て ま わ る と い ろ ん な 描 き 方 が あ っ て い い り ス ケ ッ チ し て い る 人 が あ っ て 、 の ぞ い べ る と 奈 良 井 宿 は 人 出 も 少 な く 、 の ん び 中 ﹂ と 言 い た く な り ま し た な あ 。 そ れ に 比 ま あ バ ス と 観 光 客 だ ら け 。 ﹁ 木 曽 路 は 人 の い と こ ろ か と 妻 籠 や 馬 籠 へ 来 て み る と 、 藤 村 さ ん が 言 う も ん や か ら 、 ど ん な 山 深 39● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 ﹁ 木 曽 路 は 山 の 中 ﹂ 、 そ ん な こ と を 島 崎 だ け に 、 オ ソ マ ツ な 次 第 で あ り ま つ 。 ギ リ に 総 会 会 場 へ 駆 け 込 み ま し た 。 有 松 る う ち に 時 間 が 経 っ て 、 結 局 、 開 会 ギ リ あ 見 る だ け や っ た ら ⋮ ⋮ な ど と 迷 っ て い や い や 会 議 に 遅 れ て は い か ん し な あ 、 ま の こ と 。 ち ょ っ と 立 ち 寄 ろ う か な あ 、 い も う 少 し 南 に 行 く と 史 跡 ・ 桶 狭 間 が あ る と に も 商 家 造 り の 町 並 が 残 っ て お り ま す 。 絞 染 め で 有 名 な 有 松 を 訪 ね ま し た 。 こ こ し た の で 、 こ り ゃ ち ょ う ど い い 機 会 や と 、 全 医 協 連 の 総 会 が 名 古 屋 で 開 催 さ れ ま ま す ︵ ﹂ ハ イ 、 お 後 が よ ろ し い よ う で ! ︶ が の 鯛 は な あ ら り 芋 が 虫 た は い 鯨 と 、 思 感 う 謝 て ま 還か ん す 暦れ き 雨 。 昔 霰 か と ら 言 、 い 蟻 暦 を 迎 え て も こ う し て 気 ま ま 旅 が で き る か ﹁ ﹂ ま あ 、 ど っ ち で も か ま へ ん け ど 、 還 理 解 と い う よ り 、 諦 め ら れ て る ん ち ゃ う と 、 よ う 理 解 し て く れ て ま す わ ﹂ ﹁ そ ら 、 顔 さ れ て る よ り は 、 お ら ん ほ う が マ シ や 文 句 言 わ へ ん の か い な ﹁ ﹂ 家 に い て 暗 ∼ い け ア ッ チ ャ コ ッ チ ャ 行 く な あ 。 ヨ メ ハ ン 、 ﹁ 今 度 は 札 幌 か い な 、 ア ン タ よ う そ ん だ 有 松 奈 良 井 北 海 道 庁 旧 庁 舎 ▲ 三好 壮一(和歌山市) 「早朝雲海」 昨年夏、県医師会ハムクラブ移動運用で訪れた 「立里」 (奈良県吉野郡、 標高1260m) で出逢った風景です。 「早起きは三文の徳」は本当でした。 ●52 写真① 写真② 写真③ ▲ 保坂 孝二(東京都狛江市) 「アフリカマサイマラを訪ねて」 写真① ―アフリカ「ケニアとタンザ ニア間を流 れるマラ川 」を泳ぎ 渡る子 供 の ヌーに襲いかかる体長5メートルのアフリカワニ。 写真② ―見詰め合う人とチーター。間隔50センチも無い。アフリカで人をチーターが襲 った記録はないといわれる。親密感があふれるシーンだ。 写真③ ―じゃれあう子供のチーター。こうして狩の仕方を覚え、成長してゆく。 JMC ギャラリー《作品をお寄せください。写真、絵画・スケッチ、イラスト、書などジャンルを問わず歓迎します。(事務局)》 53● JMC NEWS(全医協連ニュース)― No.113 仲 間 は 元 気 で す 。 ︵ 広 報 部 篠 y 玄 幸 ︶ 投 稿 頂 い た 全 て の 方 々 に 感 謝 で す 。 事 会 報 告 、 夫 々 生 活 と 人 生 の 足 跡 が 豊 富 に 掲 載 で き ま し た 。 ご 今 号 で も 何 時 も の よ う に エ ッ セ イ 、 旅 行 記 、 芸 術 学 文 記 、 理 し か し 一 面 で は 医 協 が あ っ て 良 か っ た と も 云 え ま す 。 い る か の 如 き で す 。 ア ー ア ー ヤ ン ナ ッ チ ャ ッ タ で す 。 元 総 理 の 発 言 を 始 め と し 、 偏 見 と 憎 悪 が 医 師 会 を 取 り 巻 い て イ ン タ ー ネ ッ ト で 公 益 法 人 と 医 師 会 の 所 を 見 る と 福 田 康 夫 営 出 来 な い と 言 わ れ て い る よ う で す 。 れ な い 問 題 で す 。 同 好 会 、 或 は 倶 楽 部 の 気 分 で は 医 師 会 は 運 て 詳 し い 解 説 を 頂 き ま し た 。 こ れ は 我 々 医 師 会 員 が 避 け て 通 今 号 は 日 医 の 今 村 常 任 理 事 か ら 公 益 法 人 の 制 度 改 革 に つ い を 日 々 実 感 し て い る こ の 頃 で す 。 我 々 を 取 り 巻 く 社 会 的 環 境 は 大 き く 、 早 く 変 化 し て い る 事 ● 編 集 後 記 ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ 俳 壇 白 寿 ま で 生 き る 積 り ぞ 緑 立 つ そ れ ぞ れ に 子 は 家 を 出 て 子 供 の 日 掘 り 当 て し 貝 父 母 に 見 せ 潮 干 狩 た ん ぽ ぽ や 今 転 勤 の 新 天 地 下 萌 に 屈 め ば 聞 こ ゆ 上 の 声 ● 滋 賀 県 中 川 湖 堂 日 光 三 猿 背 を 丸 め ゐ て 春 の 冷 日 光 や 金 剛 桜 咲 か ん と す 花 明 り し て 洞 窟 の 磨 崖 仏 東 京 を 出 て 日 光 へ 花 の 旅 ● 名 古 屋 宗 瑞 志 ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ●54
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