巻頭言

巻頭言
勝利と敗北の違いは多くの場合メンタルゲームであるのを理解することと、カーラーがメンタ
ルゲームをマスターすることとは全く別です。長年にわたるカーリング経験から、そのようなメ
ンタル面の要素には自信、集中力、メンタル面の強さ、イメージングなどがあることを学んでき
ましたが、20年前にこの本を手に入れることが出来ていれば、メンタル面の技術をマスターする
のはずっと楽だったと思います。マーチン博士とタナは、メンタルイメージの適用、不安や緊張
をコントロールする方法、考え方や気持ちを自分の敵ではなく味方につける方法、自信や集中力
の要素、それらを向上する方法、そしてポジティブなセルフトークでチャンスをつかむ方法など
を読みやすい形で説明するという、素晴らしい仕事をしたと思います。二人はまた、いいチーム
の心理学を活用する確認として、シーズンを通していつもチームメンバーが使うことの出来る非
常に役に立つチェックリストを提供しています。この本について特に気に入ったのは、気軽な形
で書かれているため、非常に効果的なアドバイスを吸収して活用することが出来るところです。
メンタルゲームを向上させる具体的なステップを学びたいと思うのであれば、この本は素晴らし
い情報源で、是非推薦します。
ケビン・マーチン
カナダ男子カーリングチャンピオン(2回)
オリンピック銀メダリスト
謝辞
オンアイスでの体験に付き合ってくれたドン・バートレット、この本のプロモーションの
手伝いをしてくれたロレーン・クアータロ、この本の元となった「Play Golf in the Zone」
でゲリー・マーチンの共著者であるデレック・イングラム、表紙の写真を提供してくれたダラス・
ビトゥルズ、そして、この本の準備の手伝いとサジェスチョンをしてくれたエインスリー・バー
ビークに感謝の意を表します。巻頭言を書いてくれたケビン・マーチンには特別のお礼を述べた
いと思います。
G. L. M & T. M.
目次
巻頭言
謝辞
1. カーリング:
メンタルゲーム
2.
メンタルイメージ:
イメージで考える
3.
56
ショット前のルーチーン:
ショットを決める保証
9.
47
考え方と気持ち:
味方につける
8.
36
不安と緊張:
コントロールの仕方を知る
7.
26
自己補強:
楽しさと成功の鍵
6.
19
チャンピオンのセルフトーク:
学んで使う
5.
10
セルフトーク:
言葉で考える
4.
1
65
練習を最大限に活用する:
メンタル面の技術も練習する
69
10. 自信と集中:
すばらしいカーリングへの鍵
74
11. 自分の「ゾーン」カーリングを見つける:
86
12. 上を目指す選手の大会プラン
92
13. チームの心理学
100
14. 成功へのまとめ
109
参考文献
113
索引
116