[car] 英国で車を運転する人のための豆知識 車の話 「車を手に入れよう」 左側通行の英国は、日本人にとって運転しやすい国といえるでしょう。高速道路が無料なため郊外に も気軽に出かけられ、また日常生活も便利になることを考えれば、車を持ちたくなるのは当然です。 今回は、英国で車を手に入れる方法をお伝えします。 買うか借りるか 車を手に入れようと調べて気がつく のが、英国の自動車販売価格の高 さです。特に中古車は日本の価格 と比べて相当高い金額が設定され ています。購入の場合、車両代とは 別に保険代が年間約£500 〜£1000 (1000cc 〜 2000cc くらいのファミ リーカー、25 才以上で 2、3 年以上 の運転経歴がある場合) 。他に、道 路税(Vehicle Licence)が£115 〜 260、加えて整備、修理代も念頭 はあったとしても、ディーラーで買う方が安心と言えるかもしれません。 ● 専門店 四輪駆動車、スポーツカーや希少車、特殊車を購入したい場合は、 探す手間を考えれば専門店を利用するのが良いでしょう。専門店で買 う場合には、その販売店が何を得意としているのかを見極める事が大 切です。沢山の車をストックしていて特に何が専門かわからない店は、 レンタカーやリースで利用していた車を販売していたり、オークション から仕入れていることが考えられます。その場合、走行距離が長い傾 向にあります。価格は走行距離やコンディションを反映しており、それ を納得したうえで買うのであれば問題はありませんが、時として走行 距離メーターが改ざんされた車もあるので注意しましょう。 に置かなければなりません。それなら買わずに借りる方が良い、という ● 個人 場合もあります。必要性、使用期間などを考えて選ぶことが大切です。 ● レンタカーを借りる 個人売買は、英国ではかなり広範囲に利用されています。Loot 等の全 滞在期間が 3 ヶ月以内または、月に数回しか使用しない場合は、レン 国ニュースダイジェスト」 、また、jaz(http://www.jaz-europe.com)を タカーがお得です。所有したために支払わなければならない保険、道 始めとしたインターネット上のサービスを利用する方法もあります。個人売 路税に加えて整備・修理代も不要です。 買の長所は、ディーラーや業者の中 注意:価格と車の状態をチェック レンタカーを借りる際、気をつけたいのが、価格と車の状態です。 いくら安くても古い車の場合は、故障などのトラブルに巻き込まれる 可能性が高いので注意しましょう。 ● 購入する 国誌や雑誌「Auto-Trader、日本人向けであれば「週刊ジャーニー」 、 「英 間マージンをなくす事で、売り手と買 い手の双方がメリットを得られると考 えられることです。反面、トラブルに 対しては自己で責任を取らなければ ならないというリスクもあります。 一般的に言えるのは、滞在が一年以上におよぶ場合は買った方がお 得です。ただし、どこで買うのか、どんな車を買うのか、また買う方 法によってコストはかなり変わってきます。 どこから買うか ● フランチャイズ• ディーラー フランチャイズ・ディーラーは、メーカーの車を正規に販売できる許可 を持っているため、その車に対しての知識が豊富です。また、ノウハ ウなど技術的バックアップがあるため、アフターサービスにおいても信 頼できるでしょう。中古車の場合は、価格的には多少高めの設定であ る傾向がありますが、規模の大きさを安心と考えれば、多少の価格差 13 Pelican Club Europe 車のあれこれ レジデント・パーキング・パーミット イギリスでは日本と違って、車を購 入する際、車庫証明は必要ありませ ん。お住まいに駐車スペースがない 場合、路上駐車することが可能です。 ただし地域によってはパーキング・ パーミット(駐車許可証)が必要に なるケースがあります。 その場合パーミットはお住まいの地 域のカウンシルにて申請します。 (各 カウンシルによって申請条件が異な りますのでご注意ください。 )地域に よっては WEB サイトで受け付けて います。申請後、車のフロントガラ スに貼り付けるステッカータイプの パーミットが、1週間程度で届きま す。パーミット料金は年間約£40 ∼ 150 程度。日本の駐車場料金と比べ るとお手頃なのがうれしいですね。 (情報提供:JEM セールス 丸山)
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