南アフリカでホモ属の新種が見つかる 研究者の国際チームが先日,ホモ属の新種を発見したと発表した。 どうくつ ヒトに似た骨の化石 1500 個以上が,2013 年に南アフリカ北部の洞窟 で発見された。同チームはこれらの骨がホモ属の新種のものだと発表 し,その種に「ホモ・ナレディ」と名づけた。 ホモ・ナレディはヒトのような手足を持っていたが,脳は現生人類 のものよりかなり小さかった。ホモ・ナレディは洞窟に遺体を安置し ていた可能性がある。この種がいつ生存していたかは正確にはわかっ ていない。同チームのリーダーである,南アフリカのウィットウォー ターズランド大学のリー・バーガー教授は,この種はおそらくホモ属 の中で最古のものの1つで,約 300 万年前にアフリカで生存していた 可能性があると述べた。 ロンドン自然史博物館のクリス・ストリンガー氏は「今回の発見は 人類の進化について疑問を提起するもので,さらなる調査が必要だ。」 と語った。 写真 (英文 153 語) ず がいこつ 南アフリカの洞窟で発見された,化石化したホモ・ナレディの 頭蓋骨
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