栄養学 大串 美沙

2016年度
科目名称
担当教員
栄養学
大串 美沙
開講学期
(Semester)
単位数
(Credits)
履修年次
(Requirement)
授業形態
(Class Type)
受講定員の有無
(Maximum Enrollment)
後学期
2単位
1年次
講義
無
授業の概要(Course Description)
医療情報とは、書きたいことを記録するのではなく、「書かなければいけない事項を書く」ことで
ある。医療に携わる職員との連携をはかり、患者の情報を管理し、医療の安全管理に寄与するため
に、医療知識は必要となる。その一環として、人体の構造と機能を理解する上で基礎となる栄養学を
学習する。
食品に含まれる栄養素は、体内に摂取されると、消化・吸収・代謝を経て、エネルギー源や身体の
構成など、人が生きていくための材料となる。栄養素の物質の構造と機能などの基本的な知識に加
え、身体の機能と構造を理解し、健康を維持することが、疾病の予防において重要となる。その基礎
知識として、栄養素の機能および摂取した後の過程を理解する。
授業の到達目標(Course Objectives)
本講義の目的は、栄養の基礎的知識や身体への関わりについて理解する。そのうえで、以下の3点を最
終到達目標とする。
(1) 5大栄養素について名称や機能などの説明できること
(2) 3大栄養素の摂取の過程や生体内での役割について説明できること
(3) 生体での栄養素の役割について説明できること
授業計画(Course Schedule)
第 1 回 健康と栄養 3大栄養素と微量栄養素
第 2 回 タンパク質の構造と種類 第 3 回 炭水化物(糖質・食物繊維)の構造と種類 第 4 回 脂質の構造と種類 第 5 回 ビタミンの構造と種類 第 6 回 ミネラルの構造と種類
第 7 回 摂食行動 食欲に関わる栄養感覚 第 8 回 消化・吸収・代謝 消化吸収に関わる酵素 第 9 回 消化吸収に関わるホルモン 第 10 回 糖質の消化・吸収 第 11 回 脂質の消化・吸収 第 12 回 タンパク質の消化・吸収
第 13 回 水分代謝
第 14 回 エネルギー代謝
第 15 回 日本人の食事摂取基準 授業時間外学習(Supplementary Activities)
毎講義で、前講義の内容についての小テスト(確認テスト)を行うので、配布資料の他、教科書等
を活用し、講義内容の確認をしておくこと
2016年度
成績評価の方法と基準(Grading)
評価方法
(割合)
評価基準
期末試験 (70%) 秀:栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミン)
毎講義の確認テスト (30%) の物質の構造と機能などの基本的な知識に加え、摂取した後の
過程(消化、吸収、代謝)を理解している
優:栄養素の物質の構造と機能などの基本的な知識に加え、摂取し
た後の過程を、おおよそ理解している
良:栄養素について、おおよその理解している
可:栄養素について、最低限の水準を満たしている
不可:栄養素の機能が理解できていない
【書名】 はじめて学ぶ健康栄養系教科 【著者】
テキスト
(Textbook)
書シリーズ 基礎栄養学 (第
2版)
【出版社】
化学同人
杉山英子(他)
【出版年】
参考書・資料等
(Supplementary Reading)
毎講義のスライドの中で、適宜、参考書を紹介する
備 考
(Other Information)
3分の1以上(6回以上)の欠席は、単位不可とする
教員との連絡方法
(Contact With Instructor)
2016
週2コマをオフィスアワーとする(事前連絡は不要)。
具体的な曜日・時限については、オフィス前に掲示しておく。