犬生を守る動物弁護士由里子 そうやって分かった心を、私は人間の心と同じように大切 にして、動物愛護法で保しょうされた犬の権利を守ってあげ るために弁護士の資格も取ろうと思う。そのために獣医学部 獣医になりたいと思う。そして技術者の人と協力して動物と たい。その手段として犬の身体について詳しく知るために、 は人生をかけて、犬の人生「犬生」を幸せなものにしてあげ から人間にとってベストパートナーの動物だったはずだ。私 今は飼えないけれども、今すぐにでも犬がほしい。犬は大昔 私は小さい頃から犬が大好きだ。マンションぐらしだから 夢は、殺処 分 さ れ る 犬 を ゼ ロ に す る こ と だ 。 実を知って、言葉にできないほど胸がしめつけられた。私の いる。その内の四千頭はまだ小さな子犬らしい。私はこの事 毎年二万八千頭もの、何の罪もない犬たちが殺処分されて 私は大好きな動物を守るために「動物弁護士」になろうと思 とふれ合いながら基その勉強をしっかりやっていこうと思う。 れる両親に私は今、心から感謝している。これからは、動物 ということを実感した。やりたいことを何でもやらさせてく 私はこのライフプランを書くことで、何でもお金が必要だ るだろう。私はその日が来ることがすごく楽しみだ。 物の心をよくわかり、楽しく幸せに心を通わせ合える日が来 動物と心を通わせるソフトをつくると、きっと、もっと動 らえるということも分かった。 お金が必要になるらしい。でも、勉強を頑張ると奨学金がも る。大学に行くことにもお金がかかるし、生活することにも 福岡教育大学附属福岡小学校五年 宇野 由里子 気持ちを通わせるソフトをつくりたいと思う。そのためには、 う。 の六年間が終わった後、ロースクールに入り法律の勉強をす 動物の体のちょっとした動きや表情の変化を見のがさない最 新の技術の協力も必要だ。それが実現すれば、人間はだれで も犬の心が 分 か る よ う に な る は ず だ 。 38 39
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