「 図 書 館 教 育 研 修 会 」 に つ い て ⇒ 昨年度から法制化により司書教諭が全校に配置された。学校図書館を巡る環境整備が新たな段階へ踏み出し た。昨年度は、学校図書館のこれからのあり方について研修を深めたが、今年度は、本そのものがより身近な ものになるよう「読み聞かせ」を中心に研修を行った。 ろうそくの灯りで雰囲気作り ⇒ ストーリーテリングの様子⇒ 1, 第1回 平成17年1月20日(木) 講師:おはなしきゃんどる主宰 田中 千代野 先生 演題:「ストーリーテリング・読み語りのひととき ∼そだてよう 子どもの豊かな心を∼」 内容:ストーリーテリングによる絵本の読み聞かせの実演と解説 (1)笑顔は最高のコミュニケーション「こんにちワニ・中川ひろたか・PHP 研究社」他 (2)昔話の力∼先人からのメッセージ「昔話の魔力・ブルーノ ベッテルハイム・評論社」 (3)ストーリーテリング(story telling)「金の髪・おはなしろうそく 19・東京子ども図書館」他 ①知識「ふゆめがっしょうだん・富重忠夫・福音館/他」 ②聞き上手は話し上手「これはのみのぴこ・谷川俊太郎・サンリード」 椅子だけで講師を囲んでの会場の様子 ③人形を使って「ピンときた・のはらうたⅢ・工藤直子・童話屋」 ④中学生用に「光の旅、かげの旅・アン ジョナス・評論社」 ⑤中学年以上用に「わたしのいもうと・松谷みよ子・偕成社」 ⑥高齢者にも「トンちゃんってそういうネコ・MAYA MAXX・角川書店」 ⑦人気のショートストーリー「金の腕・おはなしろうそく 22・東京子ども図書館」他 ⑧軍手人形「親子のカラス・藤田浩子・一声社」 ⇒ 2,第2回 平成17年2月3日(木) 講師:子ども生活文化研究家・大学講師 梓 加 依 先生 演題:「読書と豊かな人間性∼子どもと本を結ぶための技法∼」 内容:子どもと本を結ぶための様々な技法と解説/ブックトークによる実演 衣装も着替えてのブックトーク (1)子どもたちは今・・・見えない子どもたちと揺らぐ子育て (2)今なぜ「子どもたちに読書」なのか (3)読書と子どもたち ①読書とは ②読書の効果と成果・・・「国語教育」と「読書」 ③テレビや機械メディアとの相違 ④読書の問題点 ・現実逃避 ・人とのかかわり ・生活体験の必要性 ⑤子どもと本を結ぶための技法「読み聞かせ」「ブックトーク」「ストーリーテリング」他 ・「読む」ことと「聞く」ことの違い ・「読み聞かせ」 ⑥子どもの読書環境・・・「人」「場所」「物」 (4)ブックトーク ①「私たちと共に住む在日の人々」∼お隣の国 朝鮮・韓国 を考える∼ ②「子どもの本から、お隣の国を知ろう」 ア 朝鮮半島について 「おどりトラ・金森襄作・福音館書店」「おどりのすきなとら・松谷みよ 子・太平出版社」「トラとふえふき・金恵京・ベネッセ」「あずきがゆばあさんとトラ・趙大仁・ポリム」 「ちからもちのマクサニ・ヒョン キルオン・素人社」「ハラボジのタンベトン・高貞子・ブレーンセンター」 イ 朝鮮半島の物語から知ること ・民話「にわとりを鳳凰だといって売ったキムソンダル・韓丘庸・素人社」「さんねん峠・李錦玉・岩 崎書店」「へらない稲たば・李錦玉・岩崎書店」 ・新しい童話「こいぬのうんち・クォン ジョンセン・平凡社」「マンヒの家・クォン ユンドク・セーラー出版」「愛の韓 国童話集・中村修・素人社」「日本がでてくる韓国童話集・中村修・素人社」 ウ 在日韓国・朝鮮の人たち 「ニジクジラは海の虹・キム ファン・遊タイム出版」「たんぽぽのはらで・李友子・朝鮮青年社」「こどもに なったハンメ・李芳世・遊タイム出版」
© Copyright 2024 Paperzz