滝口ひさおの議会報告 - 滝口久夫|鴨川市議会議員|日本共産党

滝口ひさおの議会報告
第 3 6号 2007 年4月
日本共産党鴨川支部
TEL・FAX 7095-2923
鴨川市議会3月定例議会は、3月6~23日の日程で開かれ、
議案31件が原案通り可決されました。
私は、1,国保税の見直しについて。2,水道検討委員会提言
骨子(案)について。3,学校適正規模検討委員会の答申につ
いて。以上3点質問しました。
市民の要望実現!
国民健康保険税が引き下げ
年額、平均1戸当たり3300円、1人当たり1700円の減額
平成17年12月、平成18年3月の定例議会で、国保税の引き下げを要望
し、平成18年7月30日に、国保税引き下げ署名421筆を添え、市長に陳
情書を提出。格差社会の広がりのなか、税金の改悪に伴い高齢者、低所得者層
に重税感が高まっています。
当市の国民健康保険税の財政調整基金は、平成18年度末見込み額が、約8
億3900万円と県下でも2位という高額の積み立てになりました。そこで、
この基金を取り崩しての国保税の引き下げを訴えてきました。その結果、平成
19年度から、医療給付実績や医療費の動向を踏まえ、国保税の税率を改正し、
減額が行われることになりました。
高い水道料金の値下げを
県内水道経営検討委員会提言骨子(案)について
県内水道経営検討委員会が設置され「これからの千葉県内水道について」
提言骨子案がまとめられました。
鴨川市も入っている南房総広域水道は「関係市町村等、県による統合協議
会を設置し、統合、広域化に向け具体的な計画を策定し、5年以内を目途に
統合を進めるとし、併せて当該地域は末端水道事業体の水平統合を推進する」
としています。
県下でもきわめて高い鴨川市の水道料金を、もっと安くするために、この検
討委員会との関連で3点質問しました。
質問1
県内水道経営検討委員会の中間報告と提言骨子(案)について市長の
考えは。
市長: 統合広域化は、より高いサービスの実現、料金格差の縮小等が期待
できる。
質問2 5年以内を目途に「用水事業体の水平統合、県営水道に併存する事業
体の統合」と言うが、具体的にはどういう事がどこまで検討されたのか。
市長: 九十九里地域、南房総地域などの統合を、県内のリーディングケース
として進めるべきとの提言、今後関係者間で協議されていくと思います。
質問3 水道料金の値上げは避けるべきと思うがどうか。
市長: コスト削減の効果による、将来的な料金格差の縮小が期待される。
又、料金の自然増が見込めない中、必要な更新費用のための値上げの
場合も料金上昇の抑制に努めるべきと提言されています。
県内でも水道料金はこんなに違う
県内一安い習志野市
鴨川市
20トンー1600円
20トンー4150円
江見中、鴨川中の統合校設置場所設定に
談合、誘導の疑い、また借金の付け替え
総事業費約40億
学校規模適正検討委員会の2月5日に出された答申の内容は、市役所北側の
開発公社所有地(借金約 7 億)に加えて必要な土地を確保することになっています。
過去9回開かれた中で、3回と5回の会議の録音が無く、また委員の氏名、質
問者の氏名も明らかでない等、委員会が開かれたかどうかもわからない、いい加
減なことでよいのでしょうか。第5回の会議録によると、白紙の段階と述べつつも、
校舎建設の方向へと誘導する内容になっています。更に、会議録からは行政関係者、
不動産関係者等には、統合中学建設場所が推測出来て、地上げや買収等、事業を
推進する上で、市が不利益を被る事も考えられます。
校舎建設場所につては、談合、誘導、借金の付け替えの疑いがあります。
第5回の会議録より
教育長「たとえば市役所の近辺を想定」
委 員「その土地が市有財産でないといけないのですよね」
教育長「ただいまの意見を充分重く受け止めます」
買収予定地に5億円の抵当権が設定されていたのに、候補地になる直前に
抵当権が外されたと言うことは、委員会の進め方に不透明さが感じられます。
市民の意見
そんなに急いで統合が必要なのだろうか。もっと時間をかけて統合のこと
場所のこと等、市民の意見を充分に集めて決めるべきではないか。
もっと親の目の届くところに学校はあってほしい。
土地取得に多額の金を使わないで、土地代のいらない城西国際大学の土地
に作るのが良いと思う。
残土持ち込みを前提に、次々に計画を変更
自社保養所建設事前計画を申請
世界の恒久平和は、人類共通のねがいである。
しかしながら、この地球上には今なお核兵器が存在し、また民族、宗教、
経済的利害の対立などにより、世界各地で戦争や紛争が後を絶たず、
人類の生存や自然環境に大きな脅威と不安をもたらしている。
我が国は、世界で唯一の被爆国であり、生命の尊厳を深く認識し、核兵器
の恐ろしさ、戦争の悲惨さ、平和の尊さを世界の人々に伝えていく役割を
になっている。
私達、鴨川市民は、日本国憲法の掲げる崇高な理想を深く自覚し、戦争を
なくし、核兵器の廃絶を訴え、平和を願う全世界の人々と手を携え、恒久
平和を希求し、ここに鴨川市を「平和都市」とすることを宣言する。
短歌
薔薇の花弁の中にて死にし蝶の如
わ が終わ りの日の美しくあれ
棚田より風の止みしより水玉の
む ら さき 玉 のふ わ り 飛 び 交 う
俳句
満目の花持ち帰る
踏 み し めて 行 く 道 す が ら
まなうらに
春泥を
水構激しく打たる音
無料法律相談
日時
千恵
みち子
栄子
久夫
みち子
3月3日に奥谷青年館において「市からハンコをもらっています」など、不当
な業者による説明会が行われました。住民は、今までの経過からも、業者の申請
書に疑問を持ちました。又、残土が持ち込まれれば、現場から約3キロ四方は、
住民の生命と生活を脅かされる怖れがあります。
大風沢川への汚染は、広範囲にわたり農業用水、天津小湊温泉、飲料水の
水源であるダム、漁業への影響、奥谷地区の井戸水、大型ホテルの飲料水、
市民の非常用飲料水である井戸水、更に国指定の天然記念物である「鯛ノ浦」
への被害が懸念されます。
一度破壊された自然環境は、二度と戻りません。大切な自然と景観、住民
の生命と安心して暮らせる鴨川市を守るため、この事業に反対致します。
「 平 和 都 市 宣 言 」
春の雷
残土を持ち込むために計画、
ブナ林造成ー防災工事ー自社保養所建設と次々に変更!
合併後、平成18年9月定例議会で、新鴨川市として宣言すべきと提案しました。
ご意見、短歌、俳句、お寄せ下さい。
昨年、鴨川市内浦奥谷地区のゴルフ場跡地に、東京からの残土を12年間も
埋め立てるという、大規模な計画が国土利用計画法に違反して行われようとし
ましたが、住民の反対運動により、業者は当初の計画を取り下げました。
今年1月12日に、残土埋め立てを前提にした、自社の保養所建設の事前計
画申請書を鴨川市に提出しました。
鴨川市は2007年3月 平和都市宣言を採択
場所
5 月 25 日(金)
13:50
南房総市、千倉公民館
申し込みはお早めに
主催
連絡先
日本共産党安房郡市議員団
7095-2923
滝口久夫