「電気と資格の広場」 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/ 【問題 2】図のように、開いた状態のスイッチ S、R〔Ω〕の抵抗、インダクタンス L〔H〕 のコイル、直流電源 E〔V〕からなる直列回路がある。この直列回路において、スイッチ S を閉じた直後に過度現象が起こる。この場合に、「回路に流れる電流」 、「抵抗の端子電圧」 及び「コイルの端子電圧」に関し、時間の経過にしたがって起こる過度現象として、正し いものを組み合わせたのは次のうちどれか。 回路に流れる電流 抵抗の端子電圧 コイルの端子電圧 (1) 大きくなる 低下する 上昇する (2) 小さくなる 上昇する 低下する (3) 大きくなる 上昇する 上昇する (4) 小さくなる 低下する 上昇する (5) 大きくなる 上昇する 低下する 「電気と資格の広場」 http://cgi.din.or.jp/~goukaku/ 回答(5) 解説 回路に流れる電流を i[A]とすると、キルヒホッフの法則からスイッチ S を閉じた直後に次式 が成り立ちます。 Ri+L =E さて、インダクタンス回路では、スイッチを入れても電流が急激に増えない。 そのため、t=0 で i=0、t=∞で i= である。 よって、抵抗の端子電圧 vR も t=0 で vR=iR=0、t=∞で vR=E である。 コイルの端子電圧 VL は、t=0 で VL=E、t=∞で VL=0 である。 以上を図にすると下図となります。 i Im= i t 0 v E vR VL 0 ゆえに、選択肢は、(5)となります。 t
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