中学校 第3学年 英語科学習指導案 日 時 平成26年 月 日( )第 校時 ○○:○○~○○:○○ 対 象 第3学年 ○ 組 ○ 名 学校名 ○○○ ○中学校 授業者 職・氏名 会 場 ○ 階 ○ 教室 1 単元名 Lesson 3 Rakugo Goes Overseas NEW CROWN ENGLISH SERIES 3 2 単元の目標 (1) 学んだ表現を用いて積極的に言語活動を行う。 (2) 正しい英語の音声で意味内容にふさわしい音読を行う。 (3) 現在完了形(経験用法・完了用法)を含む英文を聞いたり読んだりして、内容を正しく理解する。 (4) 現在完了形(経験用法・完了用法)を用いた文を理解するとともに、日本の笑いの文化について理解を深 める。 3 単元の評価規準 ア コミュニケーションへ の関心・意欲・態度 イ 外国語表現の能力 ウ 外国語理解の能力 エ 言語や文化について の知識・理解 ①学んだ表現を用いて積 ①正しい英語の音声で ①現在完了形(経験用 ①現在完了形(経験用 極的に言語活動を行お 意味内容にふさわし 法・完了用法)を含む 法・完了用法)を用い うとしている。 い音読を行う。 英文を聞いたり読ん た構造を理解すると だりして、内容を正し ともに、日本の笑いの く理解している。 文化について理解を 深めている。 4 指導観 (1) 単元観 この単元では日本の笑いの伝統芸能である落語を題材としている。オーストラリア出身のエマが故郷で友 人のショーンと落語について話している場面から始まる。ショーンに落語について質問をしながら、自然な 状況の中で現在完了形を導入することが最初の目標である。 そして、エマが体験した「落語」の世界を、健の助けを借りてエマが英語で実演している。これは、落語 の公演を見て感動したエマが、自分の気持ちを、落語を実演することで表現したものである。落語の実演を 楽しみながら、現在完了形の文構造の理解や表現を身に付けることを次の標的とする。 また、Use Read においては、前出のショーンが落語の海外公演をしている日本人女性にインタビューを している。このインタビューの方法を参考にし、ALT へのインタビュー活動、プロフィール作成、そして紹 介記事の作成につなげていくことで、現在完了形を使った文章を書く力を付けることを最終の目標とする。 (2) 生徒観 略 1 (3) 教材観 本単元では、登場人物が落語の公演について話す内容である。現在完了(経験用法・完了用法)の文構造 が扱われており、文構造の定着の一つの活動として、インフォメーションギャップ活動を用いてなるべく楽 しく取り組めるように工夫する。 本時は日本語に頼らず、なるべく英語で生徒の活動ができるようにするため、説明の際にも実物投影機を 使用し、ワークシートの説明も視覚的に分かりやすく提示する。 Mingle Activity や音読指導においては、様々な生徒と取り組む機会をつくり、生徒の活動に動きをもたせ、 単調にならないように工夫する。 5 年間指導計画における位置付け 現在完了形は Lesson 2 と Lesson 3 で学習する。Lesson 2 では現在完了形の継続用法を学習した。その際 に主語 have/has 過去分詞 の文構造について学習した。Lesson 3 では経験用法、完了用法を学習する。 文構造の基本的な形は同じであるが、経験用法と完了用法では、使われる語句が異なる(been to と gone to、 ever, never, not yet など)ものもあるので、適宜指導を行い、現在完了形の三つの用法を使い分けて適切 に英文を書くことができるようにする。 6 単元の指導計画と評価計画(9時間扱い) ねらい 学習内容・学習活動 学習活動に即した具体的な評価規準(評価方法) ・ピクチャーカードを用い ・エ-① 日本の伝統文化である落語について、 た、代表的な仕草の理解 理解している。 (ワークシート) 第1時 ・エ-② 現在完了形の平叙文、疑問文と否定 ・現在完了の文構造 ・現在完了形(経験用法) 文の文構造を理解している。 を理解する。 の導入 (後日ペーパーテスト) ・現在完了の文構造 を理解する。 第2時 ・現在完了形(経験用法) ・エ-② 現在完了形の平叙文、疑問文と否定 の導入その2 文の文構造を理解している。 ・現在完了形(完了用法) (後日ペーパーテスト) の導入 ・学んだ現在完了の ・アクティビティシートを ・ア-①現在完了形の英文を用いて、積極的に 表現を使う。 活用し、現在完了形(経験 相手に質問したり応答を聞いたりしょうとし 用法)の英文を使って ている。 (観察による3段階評価) Mingle Activity を行う。 第3時 ・ Lesson 3 part 1 ・ピクチャーカードや教師 (本時) の導入 のオ-ラルイントロダク ションで内容を理解す る。 ・内容にふさわしい音読を ・イ-①正しい英語の音声で、意味内容にふさ 行う。 わしく音読を行っている。 ・英問英答(ワークシート) (観察・後日音読テスト) 2 ・Lesson 3 part 1 の ・教科書本文の日本語によ 内容理解をする。 る解説をノートに書く。 ・日本語での内容理解に関 ・ウ-②現在完了形を含むまとまった英文を読 第4時 する質問に答える。 み内容を理解している。 (ワークシート) (ワークシートの点検) ・文構造を理解する。 ・現在完了形(経験用法) ・エ-② 現在完了形の平叙文、疑問文と否定 の文構造の演習(板書) 文の文構造を理解している。 (後日ペーパーテスト) ・学んだ現在完了の ・アクティビティシートを ・ア-①現在完了形の英文を用いて、積極的に 表現を使う。 活用し、現在完了形(完了 相手に質問したり応答を聞いたりしょうとし 用法)の英文を使って ている。 (観察による3段階評価) Mingle Activity を行う。 第5時 ・ Lesson 3 part 2 の導入 ・ピクチャーカードや教師 のオ-ラルイントロダク ションで内容を理解す る。 ・内容にふさわしく音読す ・イ-①正しい英語の音声で、意味内容にふさ る。 わしい音読を行っている。 ・英問英答(ワークシート) (観察・後日音読テスト) ・Lesson 3 part 2 の ・教科書本文の日本語によ 内容理解をする。 る解説をノートを書く。 ・日本語での内容理解に関 ・ウ-②現在完了形を含むまとまった英文を読 第6時 する質問に答える。 み内容を理解している。 (ワークシート) (ワークシートの点検) ・文構造を理解する。 ・現在完了形(完了用法) ・エ-② 現在完了形の平叙文、疑問文と否定 の演習(板書) 文の文構造を理解している。 (後日ペーパーテスト) ・Lesson 3 Use Read ・Lesson 3 Use Read の導 の内容理解をする。 入 新出単語の発音と意味の 確認 ・ウ-②現在完了形を含むまとまった英文を読 第7時 英問英答(ワークシート) み内容を理解している。 新出単語の意味を理解し (観察) (後日ペーパーテスト) た上で、和訳に頼らず、 英語で正しく解答を書 く。 ・Lesson 3 Use Read ・教科書本文の日本語によ の内容理解をする。 る解説 第8時 ・本文を要約した文章の穴 ・ウ-②現在完了形を含むまとまった英文の内 埋め問題をする。 容を理解している。 (観察) (後日テスト) (ワークシート) 3 ・ALT にインタビュ ・教科書 p31 の IDEA BOX ーをし、プロフィ の表現を使い、グループ 第9時 ールを作成する。 でのプロフィールを作成 する。 ・プロフィールを基に紹介 ・イ-②現在完了形を含む文を適切に使用し、 記事を個人で作成する。 ALT の紹介記事を作成している。 (作品の提出) 7 指導に当たって (1) 授業形態の工夫 少人数習熟度別学習集団での指導を行っている。本時はほとんど英語のみで行うので、動きを多くし単調 にならないよう工夫する。インフォメーションギャップを利用した活動では、授業形態を Mingle Activity とし、それぞれの生徒が、複数の生徒と活動できるようにする。また、音読指導においても、読む相手を順 番に替えていき(ローテーションリーディング) 、動きがある授業を行う。また、音読指導においては、モ ニタリングを行い、正しく音読できるよう指導する。 (2) 指導形態の工夫 アクティビティシートの説明、教科書のリスニング、音読、ワークシートを用いた英問英答も、実物投影 機をテレビに接続して実物を見せ、実物に直接書き込んだりや指し示したりすることにより、生徒が理解し やすいように指導を行う。実物を拡大して画面で示して指導を行うことにより、なるべく日本語を使用しな いで授業を進める。 (3) 教材の工夫 本時はほとんど英語のみで行うため、ワークシートなどの印刷物を使用し、また実物投影機を使い英語で の指示も実物を示しながら行うことで生徒が理解する際の手助けとする。 第1学年の時から、文構造の定着としてアクティビティシートと名付けたワークシートを使用し、インフ ォメーションギャップを利用した Mingle Activity を行っている。現在完了形の指導においても、アクティ ビティシートを使用し、楽しみながら文構造の定着を行う。アクティビティシートも内容を吟味し、教科書 で用いられる表現とともに、復習を兼ねた表現を入れることでスパイラルに学習できるようにする。 日本語による説明なしでおおまかな内容理解ができるよう、ピクチャーカードを使用し、生徒が理解する 際の手助けとする。 8 本 時(全9時間中の第3時間目) (1) 本時の目標 ア アクティビティシートを用いた Mingle Activity で、英語で積極的に質問したり応答したりする。 イ Lesson 3 part 1 のおおよその内容をピクチャーカードと英語による説明で理解する。 ウ Lesson 3 part 1 の英文を正しい英語の音声で、意味内容にふさわしい音読を行う。 (2) 本時の展開 時間 学習内容・学習活動 5分 指導上の留意点 ・挨拶をする。 <Warm –Up> ・教師は楽しく大きな声で歌い、明るい授業の ・今月の Song を歌う。 雰囲気づくりをする。 ・日付を確認する。 ・英語による言語活動への口慣らしをさせる。 ・本時の学習内容を確認す る。 4 評価規準(評価方法) 15 分 30 分 <文構造の定着(復習)> ・現在完了形(経験用法) ・アクティビティシート、実物投影機を活用し の表現を含んだアクテ て、教師の説明や日本語の使用を控える。 ィビティシートを使っ ・活動の前に、”How long have you been in 〇 て言語活動を行う。 〇shi?” と生徒に質問し、表現の復習をする。 ・シート内で使われている表現や語句を繰り返 し練習させる。 ・生徒も活動中は英語のみを使わせる。 <Lesson 3 part 1 導入> ・ピクチャーカードを活用して、オーラル・イ ・日本語訳に頼らず、内容 ントロダクションで本文の概要をつかませ の概要を理解する。 る。 ・音読の前に音声と文字を ・音読が苦手な生徒のために、実物投影機を使 同時に確認する。 いながら、どこが読まれているか、指で示し ながら英文と音声を一致させる。 ・CD に続いて読む。 ・ペアリーディングをローテーションで(フォ ・個人で読む練習をする。 ークダンスのように相手を変えて)行わせる。 (ローテーションリーディングでは BGM 使 用)生徒が内容を覚え始めたらなるべく教科 書を見ないように指示し、暗唱につなげさせ る。 ・モニタリングを随時行い、正しい発音ができ ているかどうか確認し、指導する。 ・実物投影機で写したワークシートの疑問文に 蛍光マーカーで補助線を入れながら、英語で ・英問英答 解答を正しく記述できるようヒントを与え (ワークシート) る。 ・分からない単語等は空欄にしてもよいので、 フルセンテンスで答えさせる。 挨拶をする。 ・最後までしっかり行わせる。 ア-① (観察による3段階 評価) ・イ-①(観察・後日 音読テスト) (3) 板書計画 Thursday, May 29 実物投影機画面 ・Activity ・Listening ・Reading ・Q&A 5
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