単元を貫くタスクを"Hi, friends!"に取り入れた単元計画例 "Hi, friends! 1"編

小学校外国語活動
平成 24 年度 秋田県総合教育センター研修員
石田 智之
児童が単元(Lesson)全体にわたった見通しと目的意識をもって活動に取り組めるよう,
「単元を貫くタスク」を外国語活動教材“Hi, friends!”
に取り入れた課題解決型の単元を構想した。
「タスク」とは慣れ親しんだ英語表現を活用させる場面及び課題を指し,教師側からのイメージとして
は,児童の英語表現に慣れ親しむ必要感やコミュニケーション活動への目的意識を高めるための「仕掛け」と捉えることができる。
本単元計画例では,
「単元を貫くタスク」とそのタスク達成につなげるコミュニケーション活動,コミュニケーション活動を支えるために慣れ親
しませたい英語表現について,単元ごとに具体例を挙げている。
「単元を貫くタスク」は以下の要件を満たすものとし,学習指導要領解説の三つの柱を基に設定している。以下に示す「単元計画の基本構想」を
参考に,コミュニケーション活動に向けた英語表現への慣れ親しみに十分配慮の上,単元や授業づくりを楽しんでいただけると幸いである。
○「単元を貫くタスク」の要件
① 児童が意欲をもって取り組める魅力的な活動や目的意識のもてる活動であること
学校行事や他教科等との関連を考慮しながら,児童の知的好奇心を刺激したり,学級づくりや実際のコミュニ
ケーションの場面につなげたりする活動を設定する。
② 双方向性のある音声面でのコミュニケーション活動を含んでいること
英語での情報の受渡しがあり,英語を口にする必要感のある活動を仕組む。
③ グループ活動として共同で取り組めること
関わりを大切にし,目的意識の共有化や英語表現の確認をしながら進める活動とする。
④ 児童が表現や方法に工夫を加え,自分の思いや考えを活動に反映できる部分があること
表現する内容,表現の仕方,作成資料等に児童の発想を生かせる活動を取り入れる。
○単元計画の基本構想
“Hi, friends!”において最も多い4時間扱いの単元を例に基本構想を以下に示す。
“Hi, friends! 1”では,Lesson 1 と Lesson 2 は,外国語活動導入期であることや単元配当時間が2時間ずつしかないことから,「単元を貫くタスク」を取り入れ
た単元計画例は提示しません。“Hi, friends! 1”を活用しながら,児童の実態に合わせた「外国語活動との出会い」を創造してください。
Hi, friends! 1 Lesson 3
“Hi,friends!”単元名
「単元を貫くタスク」を取り入れた単元計画例
How many? いろいろなものを数えよう
4時間単元
単元を貫くタスクを取り入れた単元名
How many? 「気の合う」友達をさがそう!
コミュニケーションへの関心・意欲・態度 積極的に数を数えたり,尋ねたりしようとする。
単元の目標
外国語の音声や基本的な表現への
慣れ親しみ
1~20の数の言い方や数の尋ね方に慣れ親しむ。
言語や文化についての体験的理解
言語には,それぞれの特色があることを知る。
単元を貫くタスク
「気の合う」友達を見付けて紹介しよう!
児童がゴールとする活動
重視する活動
「気の合う」友達をたくさん見付けて紹介する。
りんごのぬり絵に同じ数だけ色を塗った友達,「わたしの好きな○○リスト」のすべてを好きだなどと言ってくれ
た友達を見付けるために, How many~? Seven ~(s). といったコミュニケーション活動を積み重ねる。
活動の概要 ・“Hi, friends! 1”誌上の「<Activity>りんごがいくつあるか,たずねよう。」となっている活動を発展させ,様々な物や場面でHow many~?を活用した活動を繰
り返す中で,「気の合う」友達を探していくという単元を貫くタスクを取り入れる。クラスが新しくなることの多い5年生の春に取り組む活動として,仲間づくりや学級
づくりにつながる他者理解を含めたコミュニケーションができるようにした。
・“Hi, friends!”掲載以外の英語表現(特に身の回りのもの)を必要とするため,使えそうなものをある程度用意し,紹介する。また,Good! Great! Wonderful! 等
の「気の合う」友達同士で使える表現も用意して活用させる。
・「わたしの好きな○○リスト」は日本語で構わないが,How many? や数を表す英語表現に慣れ親しみながら目的意識をもって取り組めるコミュニケーション活動
を各時間に設定し,温かい雰囲気の時間となることが期待できる。
“Hi,friends!”で扱う英語表現
追加する
英語表現(例)
How many pencils? Five pencils.
身の回りのもの(cat(s), dog(s), ball(s), pencil(s), apple(s), ...等),数字(one, two, three, …, twenty)
復習となるもの
新しく扱うもの
“Hi, friends!”掲載以外の語句 book(s), baloon(s), doll(s), cup(s), ...等 Good! Great! Wonderful! 等の喜びを表す語句 単元終末の
コミュニケーション活動での
英語表現(例)
主に慣れ親しませたい英語表現
AB: Hello!
A: How many apple(s)? B: Five apple(s). How many apple(s)?
A: Five apple(s)!
AB: Good friend(s)!
How many?
1~20の数
友達の様々な考えにふれることに目的意識をもち,グループで「15人(クラスのちょうど半分など)が手を挙げるアンケー
ト」を考え,How many?を用いてアンケートをする活動で交流する。
第1時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: How many 一輪車に乗れる人? (クラスの中から手が挙がる)
B: One, two, three, four, five, six, …, fifteen! (全員で数えてもよい)
A: Good!
“Hi, friends! 1”掲載の語句+追加語句(身の回りのもの)
友達のパーソナル情報を知ることに目的意識をもち,身の回りのものを表す英語表現を用いて,インタビューし合う。
第2時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: Hello! B: Hello!
A: How many pencil(s)? B: Seven pencil(s). How many dog(s)?
A: One dog.
AB: Thank you!
How many/
1~20の数
「気の合う」友達を探すことに目的意識をもち,Activity 2 のようなぬり絵を作成したり,「私の好きな○○リスト」を作成し
たりする。作成する中で,グループ内で試しに英語表現を用いて交流することが必要。
第3時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: 私の好きなfruitsです。Apple(s), orange(s), melon(s), マンゴー, 柿, grape(s)のうちいくつ好きですか? How many fruits?
B: Six fruits!
A: Great!
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」及び第3時を参照
作成したぬり絵や「私の好きな○○リスト」を用いてクラス全員と交流して「気の合う」友達を見付け,最後に紹介し合う。
第4時
コミュニケーション活動の内容
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」及び第3時を参照
Hi, friends! 1 Lesson 4
「単元を貫くタスク」を取り入れた単元計画例
“Hi,friends!”単元名
I like apples. 好きなものを伝えよう
5時間単元
単元を貫くタスクを取り入れた単元名
I like apples. I don't like lemons. Who am I? 「わたしはだあれ?」クイズ大会をしよう!
コミュニケーションへの関心・意欲・態度 好きなものや嫌いなものについて,積極的に伝え合おうとする。
単元の目標
外国語の音声や基本的な表現への
慣れ親しみ
好きなものや嫌いなものを表したり尋ねたりする表現に慣れ親しむ。
言語や文化についての体験的理解
日本語と英語の音の違いに気付く。
単元を貫くタスク
クラスの友達になりきって Who am I? 「わたしはだあれ?」クイズを作り,クイズ大会をしよう!
児童がゴールとする活動
重視する活動
Who am I? クイズを作ってクイズ大会を楽しむ。
Who am I? クイズを作るためのインタビュー活動の中で Do you like~? Yes, I do./No, I don't. を使ったコ
ミュニケーション活動を積み重ねる。
・“Hi, friends! 1”では「<Activity>友達の好き嫌いを予想して,インタビューしよう。」となっている活動を発展させ,様々な内容でDo you like~?Yes, I
活動の概要 do./No, I don't.を活用した活動を繰り返す中で,友達の好き嫌いをリサーチし,その結果を利用して「Who am I クイズ」を作って交流するという単元を貫くタスク
を取り入れる。クラスが新しくなることの多い5年生の春に行う活動として,仲間づくりや学級づくりにつながる他者理解を含めたコミュニケーションができるように
した。たくさんの友達の好き嫌いを聞くことによって,クイズが作りやすくなり,クイズに答えるときのヒントが得られることにもつながる。
・“Hi, friends!”掲載以外の英語表現(好き嫌いを尋ねたい物)も必要とするため,使えそうなものをある程度用意し,紹介する。また,クイズ大会が成立するため
の英語表現(Question! Answer, please. That's right! 等)も紹介しておく。
・友達になりきって行う Who am I? クイズは,自己紹介ならぬ他己紹介のようになるが,この活動を通して自己紹介にも自信をもって臨めるような英語表現に慣
れ親しむことが期待できる。
“Hi,friends!”で扱う英語表現
追加する
英語表現(例)
I like ~(es). I don't like ~(es). Do you like ~(es)? Yes, I do./No, I don't.
果物(strawberry(-ies), cherry(-ies), peach(es), grape(s), kiwi, lemon(s), banana(s), pineapple(s), orange(s), melon(s))
食べ物・飲物(icecream, milk, juice)
スポーツ(baseball, soccer, swimming, basketball) 生き物(bird(s), rabbit(s), dog(s), cat(s), spider(s))
復習となるもの Lesson 3で扱った身の回りの物
新しく扱うもの
“Hi, friends!”掲載以外の語句(好き嫌いを尋ねてみたいもの) That's right! 等のクイズに使える表現
単元終末の
コミュニケーション活動での
英語表現(例)
主に慣れ親しませたい英語表現
A: Question! I like soccer. I like AKB48. I like lemon(s). I don't like cat(s). I don't like Natto .
Who am I?
B: (Taht's) Sayaka-san!
A: That's right! I'm Sayaka!
“Hi, friends! 1”掲載の語句(果物,食べ物,飲物,スポーツ,生き物)
I like ~(es).
グループ内での好きなものを伝え合う。
第1時
コミュニケーション活動の内容
A: I like melon(s). I like kiwi.
B: Oh! I like melon(s), too. I like orange(s).
主に慣れ親しませたい英語表現
追加する語句(好き嫌いを尋ねてみたいもの)
I don't like ~(es).
グループ内での嫌いなものを伝え合う。
第2時
コミュニケーション活動の内容
A: I don't like spider(s). I don't like lemon(s).
B: Oh! I don't like spider(s)(, either). I don't like apple(s).
主に慣れ親しませたい英語表現
Do you like ~(es)? Yes, I do./No, I don't.
グループで協力して「~は好きですか?」の質問を考えて友達にインタビューし,集めた好き嫌いの結果から Who am
I? クイズを作成する。
第3・4時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
AB:
A:
A:
AB:
Hello!
Do you like steak(s)?
Do you like Natto ?
Thank you!
B: Yes, I do.
B: No, I don’t.
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
グループで作成した Who am I? クイズを出し合うクイズ大会を行い,クラス全体で交流する。
第5時
コミュニケーション活動の内容
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
Hi, friends! 1 Lesson 5
“Hi,friends!”単元名
「単元を貫くタスク」を取り入れた単元計画例
What do you like? 友だちにインタビューしよう
4時間単元
単元を貫くタスクを取り入れた単元名
I like soccer. 「好きなものランキングクイズ」を作ろう!
コミュニケーションへの関心・意欲・態度 好きなものについて,積極的に尋ねたり答えたりしようとする。
単元の目標
外国語の音声や基本的な表現への
慣れ親しみ
色や形,好きなものは何かを尋ねる表現に慣れ親しむ。
言語や文化についての体験的理解
日本語と英語の音の違いに気付く。
単元を貫くタスク
クラスのみんなが好きな○○を調べ,「好きなものランキングクイズ」を作ろう!
児童がゴールとする活動
重視する活動
「好きなものランキングクイズ」を作り,クイズ大会を楽しむ。
「好きなものランキングクイズ」を作るためのインタビュー活動の中で What ~ do you like? I like ~(es). を
使ったコミュニケーション活動を積み重ねる。
活動の概要 ・“Hi, friends! 1”では「<Activity>何が好きか,友だちにインタビューしよう。」となっている活動を発展させ,様々な内容で色,形,動物,スポーツに限らずにク
ラス全員にインタビューやアンケートをする中で,What ~ do you like? I like ~(es). を繰り返して口にできるような設定とする。
・友達の好きな何かをリサーチし,その結果を利用して「好きなものランキングクイズ」を作って交流するという単元を貫くタスクを取り入れる。インタビューすること
に目的意識をもたせることにより,意欲的な活動となることが期待できる。
・“Hi, friends!”掲載以外の英語表現(好きなもののジャンル)も必要とするため,使えそうなものをある程度用意し,紹介するが,好きなものの答えについては日
本語も可とする。また,クイズ大会が成立するための英語表現(Question! Answer, please. That's right!/Close! 等)も紹介しておく。
“Hi,friends!”で扱う英語表現
追加する
英語表現(例)
What do you like? What animal/color/fruit/sport do you like? I like rabbit(s)/red/banana(s)/soccer.
色(red, blue, yellow, pink, green, brown, orange, purple, black, white) 形(heart, star, circle, triangle), T-shirt
復習となるもの Lesson 3で扱った身の回りの物,Lesson 4で扱った果物やスポーツ等,I like~.
新しく扱うもの
“Hi, friends!”掲載以外の語句(好きなものを尋ねてみたいジャンル) That's right!/Close! 等のクイズに使える表現 Whats's (the) No.1 (~)?
単元終末の
コミュニケーション活動での
英語表現(例)
主に慣れ親しませたい英語表現
A: Question! What animal do you like? What's (the) No.1 (animal)?
B: Cat(s)!
A: Close!
C: Dog(s)!
A: That's right!
※一見不自然な対話だが,このクイズ場面でのコミュニケーション活動に至るまでのインタビュー活動をより重視する。
“Hi, friends! 1”掲載の語句(色,形)
Do you like ~(es)? Yes, I do./No, I don't. I like~(es).
グループ内での好きな色と形を組み合わせてTシャツをデザインする。
第1時
コミュニケーション活動の内容
A: Do you like red circle(s)?
B: No, I don't. I like blue circle(s).
主に慣れ親しませたい英語表現
追加する語句(好きなもの尋ねたい物)
What ~ do you like? I like ~(es).
グループ内での好きなものをいろいろ尋ね,クイズづくりの計画を立てる。
第2時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: What sport do you like?
B: I like baseball. What color do you like?
A: I like yellow.
What ~ do you like? I like ~(es).
グループで協力して「好きな~は何ですか?」の質問を考えてクラス全員にインタビューし,集めた結果をまとめて「好き
なものランキングクイズ」を作成する。
第3時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: What sport do you like?
B: I like soccer. What color do you like?
A: I like black.
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
グループで作成した「好きなものランキングクイズ」を出し合う大会を行い,クラス全体で交流する。
第4時
コミュニケーション活動の内容
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
Hi, friends! 1 Lesson 6
“Hi,friends!”単元名
「単元を貫くタスク」を取り入れた単元計画例
What do you want? アルファベットをさがそう
5時間単元
単元を貫くタスクを取り入れた単元名
Happy Holidays! グリーティングカードをつくろう!
コミュニケーションへの関心・意欲・態度 積極的にアルファベットの大文字を読んだり,欲しいものを尋ねたり答えたりしようとする。
単元の目標
外国語の音声や基本的な表現への
慣れ親しみ
アルファベットの大文字とその読み方とを一致させ,欲しいものを尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。
言語や文化についての体験的理解
身の回りにアルファベットの大文字で表現されているものがあることに気付く。
単元を貫くタスク
アルファベットを使って,グリーティングカードをつくろう!
児童がゴールとする活動
重視する活動
グリーティングカードをつくり,交流する。
グリーティングカードをつくるために大文字のアルファベットを集めたり,必要なアルファベットやシールを手に
入れるために What do you want? ~,please. を用いたやりとりをする。
活動の概要 ・“Hi, friends! 1”では大文字のアルファベット集めで終わる活動を,アルファベットや既習の色や形等の表現を生かしてグリーティングカードを作ることを単元を
貫くタスクとして設定する。11月の感謝祭やクリスマス,お正月に向けて家族や友達にグリーティングカードをつくるという目的意識をもって活動に取り組むことが
期待できる。
・“Hi, friends!”掲載以外の英語表現(季節のあいさつや感謝の気持ちを伝える表現等)も必要とするため,使えそうなものをある程度用意し,紹介する。また,
意欲を高めるために,グリーティングカードに貼り付けるきれいな色や形のシールなどを用意する。
・宗教色が強くならないよう配慮しながらも,世界の行事や習慣などにも関連付けて異文化理解を図りたい。
・「書く」活動にも楽しみながら取り組むことができる単元としたい。
“Hi,friends!”で扱う英語表現
追加する
英語表現(例)
What do you want? The ‘A' card, please.
アルファベットの大文字(A ~ Z), 数字(twenty-one, twenty-two, …, thirty)
復習となるもの Lesson 5で扱った色や形の表現 How many ~(es)? What ~ do you like? I like ~(es).
新しく扱うもの
グリーティングカードに使える簡単な英文(Happy Holidays/Halloween/Thanksgiving/Xmas/Christmas/New Year. 等)
単元終末の
コミュニケーション活動での
英語表現(例)
主に慣れ親しませたい英語表現
※本単元はグリーティングカード作成がゴールとなっているので,単元終末のコミュニケーション活動は重くは扱わな
い。その前段階でアルファベットを交換する際のコミュニケーション活動に重きを置き,目的意識をもって児童が活動す
るようにする。
アルファベットの大文字(A ~ Z), 数字(twenty-one, twenty-two, …, thirty)
持ち寄った包装紙やチラシ,教師が用意した英字新聞等から大文字アルファベット26文字を探し,交流する。(課外も
含め,アルファベットをたくさん切り抜くなどして集めておく)
第1時
コミュニケーション活動の内容
A: How many?
B: Twenty-four.
主に慣れ親しませたい英語表現
Happy Holidays! A Happy New Year! Have a good time! 等のグリーティングカードに使える英語表現
季節のあいさつなどを使って,簡単なあいさつをし合う。
第2時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: Happy new year!
B: Happy new year!
A: I like mochi . B: Me, too. I like otoshidama .
What do you want? The ‘A' card, please.
集めたアルファベットを交換し合い,グリーティングカードに合ったデザインのアルファベットを入手する。
第3時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: What do you want?
B: The ‘H’card,please.
A: OK. Here you are.
What do you want? The ‘A' card, please.
アルファベットの大文字(A ~ Z)
グリーティングカードに必要なアルファベットやシール,色紙などを手に入れながら,グリーティングカードを完成させる。
第4・5時
コミュニケーション活動の内容
A: What do you want? B: The ‘H’card,please. A: OK. Here you are.
ALT: What do you want? C: The pink heart, please. ALT: How many? C: Three(, please).
Hi, friends! 1 Lesson 7
「単元を貫くタスク」を取り入れた単元計画例
“Hi,friends!”単元名
What's this? クイズ大会をしよう
単元を貫くタスクを取り入れた単元名
What's this? クイズ大会をしよう
4時間単元
コミュニケーションへの関心・意欲・態度 ある物について積極的にそれが何かと尋ねたり,答えたりしようとする。
単元の目標
外国語の音声や基本的な表現への
慣れ親しみ
ある物が何かと尋ねたり,答えたりする表現に慣れ親しむ。 言語や文化についての体験的理解
日本語と英語の類似点や相違点から,言葉の面白さに気付く。
単元を貫くタスク
What's this? クイズ大会をしよう!
児童がゴールとする活動
重視する活動
グループごとにクイズを作り,クイズ大会を開く。
いろいろなクイズ形式を試したり,クイズを作ったりする中で,What's this? It's (a) ~. のやりとりを繰り返す。
活動の概要 ・この単元は“Hi, friends! 1”で提案されている数々のクイズを作ってクイズ大会をすることを単元を貫くタスクとして設定する。概ね,"Hi, friends! 1"をそのまま活
用してできるが,グループで協力してクイズを作成したり,クイズで扱う物やその英語表現を追加したりなどして,単元を通して目的意識を持続できるよう配慮し
たい。
・“Hi, friends!”掲載以外のクイズで,What's this? を使うクイズ形式を紹介したり考えさせたりしてもよい。
・クイズ大会が単調にならないように,ポイント制や組合せを工夫したり,他学級・学年と交流したりするなどの工夫をすることも考えられる。
・クイズ大会がより盛り上がるよう,クイズに必要な英語表現や,正解者をたたえる英語表現を追加することも考えたい。
“Hi,friends!”で扱う英語表現
追加する
英語表現(例)
What's this? It's a piano.
身の回りの物(triangle, fish, recorder, shoe(s), notebook, (an) eraser, glove(s), beaker, bird, textbook, (an) eggplant, blush, mat, bat, cap,
map, ruler, globe, tomato, (frying) pan, cup, microscope, piano, flower)
復習となるもの Lesson 3~5で扱った身の回りの物,果物,生き物,食べ物,飲み物等の表現 クイズに必要な表現(That's right. など)
新しく扱うもの
クイズに必要な追加表現(Almost! Nice try! Answer, please! Wait! It's your turn.等) 正解者をたたえる表現(Good job! など)
単元終末の
コミュニケーション活動での
英語表現(例)
主に慣れ親しませたい英語表現
A: Quiz NO.1. What's this?
B: It's a bird!
A: Close!
B: It's a plane!
A: That's right! Good job!
What's this? It's a piano.
身の回りの物(triangle, fish,recorder, shoe,notebook, eraser, grove, beaker, bird, textbook, eggplant, blush, mat, bat,
cap,map, ruler, globe, tomato, flying pan, cup, microscope, piano, flower)
いろいろなクイズ形式を試してみる。
第1時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: What's this?
B: It's a tree.
A: That's right!
What's this? It's a piano.
身の回りの物(triangle, fish,recorder, shoe,notebook, eraser, grove, beaker, bird, textbook, eggplant, blush, mat, bat,
cap,map, ruler, globe, tomato, flying pan, cup, microscope, piano, flower)
グループでクイズを作成する。
第2時
コミュニケーション活動の内容
主に慣れ親しませたい英語表現
A: What's this?
B: It's a tree.
A: That's right!
What's this? It's a piano.
プレ大会を行い,問題点の修正や問題の追加を工夫する。
第3時
コミュニケーション活動の内容
A: Quiz No.1. What's this? B: It's a bird!
B: It's a plane! A: That's right! Good job!
主に慣れ親しませたい英語表現
A: Close!
What's this? It's a piano.
クイズ大会を行い,グループごとのクイズコーナーで楽しむ。
第4時
コミュニケーション活動の内容
A: Quiz No.1. What's this? B: It's a bird! A:Close!
B: It's a plane! A: That's right! Good job!
Hi, friends! 1 Lesson 8
“Hi,friends!”単元名
「単元を貫くタスク」を取り入れた単元計画例
I study Japanese. 「夢の時間割」を作ろう
5時間単元
単元を貫くタスクを取り入れた単元名
I study Japanese because ~. 「夢の時間割」で自分をを紹介し合おう
コミュニケーションへの関心・意欲・態度 時間割について積極的に尋ねたり答えたりしようとする。
単元の目標
外国語の音声や基本的な表現への
慣れ親しみ
時間割についての表現や尋ね方に慣れ親しむ。
言語や文化についての体験的理解
世界の小学校の学校生活に興味をもつ。
単元を貫くタスク
オリジナルの「夢の時間割」を作って紹介し合おう!
児童がゴールとする活動
重視する活動
「夢の時間割」を基に,自己紹介をする。
自分の夢に合うような教科を考えたり,世界の学校の教科を取り入れたりしながらオリジナルの時間割表を作
り,既習の英語表現を用いながら自己紹介をする。
・“Hi, friends! 1”ではActivity「夢の時間割を作ろう」となっているところを発展させ,教科や時間割を基にした自己紹介をすることに目的意識をもたせる。
活動の概要 ・Lesson 9と時期を交換することも考えながら,学年の終盤の単元であるので,既習の英語表現を活用しながらの自己紹介を取り入れたい。「なぜその教科を多
くしたのか」「オリジナル教科はどんなことをするのか」等,自分の夢や創意工夫を日本語を交えながらでも表現できるような場面とする。また,世界の学校の特徴
的な教科を調べて取り入れることも異文化理解の一つとして加味したい。学年の終わりに,子どもたち同士の相互理解が更に深まることに期待したい。
・「どの教科も必ず入れる」「好きな教科だらけにしない」などの一定のルールをつくりながらも,子どもたちが自由に発想を広げて取り組めるようにしたい。
・世界の学校の教科については「英語ノート指導資料」に参考となるものがあるほか,インターネットや書籍を活用して調べられるようにしたい。演劇や銀行業
務,チーズ作りなどの特徴的な教科に出会えると興味が増す。
“Hi,friends!”で扱う英語表現
追加する
英語表現(例)
I study ~ on ~day. What do you study on ~day?
教科など(Japanese, English, math, social studies, science, music, P.E., arts and crafts, home making, calligraphy)
曜日(Sunday, Monday, … , Saturday)
復習となるもの 既習の英語表現(あいさつ,I like ~. Do you like~?等),相手をほめる言葉
新しく扱うもの
場合により,無理のない範囲で子どもたちの希望する職業名,every day,(because)
単元終末の
コミュニケーション活動での
英語表現(例)
主に慣れ親しませたい英語表現
A: Hello!
B: Hello!
A: I study P.E. and English everyday. I study Spanish on Friday./because I like soccer. スペインに行ってサッカーが
したいから,P.E.とEnglish,Spanishスペイン語を勉強します。
B: Great!
教科など(Japanese, English, math, social studies, science, music, P.E., arts and crafts, home making, calligraphy)
What subject(s) do you like?
時間割作りの参考にするため,友達の好きな教科を調べる。
第1時
コミュニケーション活動の内容
A: What subject(s) do you like?
B: I like English.
主に慣れ親しませたい英語表現
I study ~ on Monday. [because] I like ~.
ゴールとなる自己紹介のおおよその流れを作るために,紹介したい教科とその理由を組み合わせて交流し,ヒントを得
る。
第2時
コミュニケーション活動の内容
A: I study English on Tuesday and Friday. [because] I like America.
B: I study P.E. every day. [because] 体力アップしたいから。
主に慣れ親しませたい英語表現
I study ~ on Monday. [because] I like ~.
世界の学校の教科を調べながら,オリジナル時間割を作る。
第3・4時
コミュニケーション活動の内容
※第2時の自己紹介作りと同様。
※I study ~ を何度も口にしながら,紹介文を作ったり練習したりする。
主に慣れ親しませたい英語表現
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
「夢の時間割」を基に,自己紹介をする。
第5時
コミュニケーション活動の内容
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
Hi, friends! 1 Lesson 9
“Hi,friends!”単元名
「単元を貫くタスク」を取り入れた単元計画例
What would you like? ランチメニューを作ろう
4時間単元
単元を貫くタスクを取り入れた単元名
What would you like? ヘルシーメニューをお選びください
コミュニケーションへの関心・意欲・態度 欲しいものについて丁寧に積極的に尋ねたり答えたりしようとする。
単元の目標
外国語の音声や基本的な表現への
慣れ親しみ
欲しいものについての丁寧な表現の仕方や尋ね方に慣れ親しむ。
言語や文化についての体験的理解
世界の料理に興味をもち,欲しいものを尋ねたり言ったりする際,丁寧な表現があることに気付く。
単元を貫くタスク
ヘルシーメニューを紹介して友達に選んでもらおう!
児童がゴールとする活動
重視する活動
グループで考えたヘルシーメニューを紹介し合い,自分のメニューを決める。
丁寧な表現で,欲しいものやお勧めしたいものについてのやりとりをする。
活動の概要 ・“Hi, friends! 1”では「<Activity>ランチメニューを作ろう。」となっている活動を発展させ,家庭科での五大栄養素の学習と関連付け,ヘルシーなメニューを
作って紹介することを単元を貫くタスクとし,活動の中でWhat would you like? I'd like ~. の英語表現に慣れ親しめるようにした。
・家庭科との関連を図り,実際のレストランでの会話をイメージしながら,料理の材料や料理の絵や写真を使ったメニュー表を作ったり,メニューや栄養バランス
の紹介を作ったりする活動を楽しめる単元とすることが期待できる。
・学級の時間として,家庭科や総合的な学習の時間を統合的に使い,実際にある程度の料理を作ってみることも楽しい。また,レストランらしい雰囲気づくりやメ
ニュー表,BGM等を工夫して,楽しい活動になるように心がけたい。
“Hi,friends!”で扱う英語表現
追加する
英語表現(例)
What would you like? I'd like a hamburger. 食べ物・料理(hamburger, omelet, hamburg, steak, salad, cake, spaghetti, hotdog, pizza,
icecream, yogurt, pudding, orange juice, parfait, sushi , sausages, fried chicken, green tea, natto , miso soup, rice, bread, French fries)
復習となるもの 既習の食品名(果物,食べ物,飲み物),あいさつの表現, What ~ do you like?
新しく扱うもの
子どもたちが紹介したい料理や食材の名前, レストランらしい表現(We have~,We recommend~,等),味を表す表現(spicy, sour, 等)
単元終末の
コミュニケーション活動での
英語表現(例)
主に慣れ親しませたい英語表現
A:
B:
A:
B:
Welcome to NIKONIKO Restaurant. What would you like?
I’d like (an) omlet, soup, chicken salad and icecream.
OK. What would you like to drink?
(An) apple juice, please.
食べ物・料理(hamburger, omelet, hamburg, steak, salad, cake, spaghetti, hotdog, pizza, icecream, yogurt, pudding,
orange juice, parfait, sushi , sausages, fried chicken, green tea, natto , miso soup, rice, bread, French fries)
人気のある料理をリサーチするために,インタビューし合う。
第1時
コミュニケーション活動の内容
A: What food do you like?
B: I like parfait.
主に慣れ親しませたい英語表現
What would you like? I'd like a hamburger.
グループ内での好みを聞き合いながら,グループでヘルシーメニューを作成する。
第2時
コミュニケーション活動の内容
A: What food do you like?
B: I like parfait.
主に慣れ親しませたい英語表現
What would you like? I'd like a hamburger.
グループで考えたヘルシーメニューを使い,レストランの準備をする。
第3時
コミュニケーション活動の内容
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
主に慣れ親しませたい英語表現
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照
各グループのレストランを訪問し合い,自分のヘルシーメニューをつくる。
第4時
コミュニケーション活動の内容
※「単元終末のコミュニケーション活動での英語表現(例)」を参照