２０１５年（平成年）３月３０日　（月曜日）（第三種郵便物認可）第２部（８）ＰＡＲＴ２　ＢＩＭ　／ＣＩＭ潮流コントロール発注者主導型ＢＩＭ大規模物流施設のディベロッパーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ（ＧＬＰ）は、オーナー自らＢＩＭに価値を﹁ＧＬＰ座間﹂では全工程日の施工ステ  プをモデルで表現見いだし活用を主導、受発注者間の新たな協力関係を築きつつある。ＧＬＰの石嶋健司設計企画部長と、現在設計施工を担当している東急建設の吉村知郎建築本部建築部ＢＩＭ推進グループチームリーダー、大本組の藤本明建築本部設計部次長、ＢＩＭ活用を支援しているデロイトトーマツＰＲＳ（ＤＴＰＲＳ）の宮岡友之執行役員建築大本組　建築本部設計部　次長　藤本　明氏ペーパレススタジオジャパン代表　勝目　高行氏　勝目﹁現場内﹂﹁設計部門内﹂向に向か  ていると感じている  いう声も聞こえてきており  いい方はも  と効率的に使えるはずだ﹂とら継続して携わる社員がおり  ﹁次藤本﹁厚木 Ⅱ ﹂には﹁厚木﹂か手応えを感じている  ＢＩＭフ  ンの社員にな  てくれることがしたい﹂﹁次も使いたい﹂と  感してもらう  その結果﹁こういうるように環境を整え  その効果を実や仕事が増えてしまう懸念を払拭す吉村ＢＩＭ活用へのハ  ドル感益となるのではないかと考える  することで発注者にと  て最大の利の活用﹂の３つの取り組みを体系化Ｍ推進﹂﹁ＰＣ製作におけるＢＩＭ  タの標準化﹂﹁設計施工でのＢＩ宮岡現在進めている﹁ＢＩＭデ組むには適しているのではないか  コンにと  ても初めてＢＩＭに取り注者としても標準化しやすく  ゼネほどデ  テ  ルが複雑ではない  発石嶋物流施設はオフ  スや住宅増やしていただいている  ＩＭを使  てよか  たという経験をルに触れていただくことなどで  Ｂていただき  自分のパソコンでモデ合わせには極力３次元デ  タを使  すぐ見せられるように準備し  打ちＧＬＰ　設計企画部長　石嶋　健司氏﹁ここが見たい﹂と言われたときにがある  抵抗感をやわらげるため  ＢＩＭ推進部門と現場の間に温度差勝目着工前は  ゼネコン各社の藤本氏　満足と高品質を顧客に社会的にＢＩＭの認知度が高ま  て大きなハ  ドルではある  しかし  ればならないが  その労力と費用はにも人材を確保し育成していかなけには  社内にも設計パ  トナ  の中いつえするなた施が藤  ずるこ環がい工ら吉本つ人と境ら  に  村問材がを設費つＢＢ題が必つ計用なＩ設Ｉを少要く者とがＭ計Ｍ解な  りが効る設者気果運計のいで決の外  軽の用の抵設部しがに使にバルワ抗計なネもうソラ   感しが  Ｂ社フンルクをてらクＩ員トスをフ和い進だＭををを構ロらくみがが増使図築  げためた１使やえりしとなり  結果として本格的なＢＩＭ活用吉村発注者主導型ＢＩＭによ貢献できないか検討を進めていく  から川下までの業務フロ  の改善にネジメントにＢＩＭを活用し  川上計  施工  維持管理まで一貫したマ体制が重要だ  ＢＩＭを活用できるようなサポ  ト変更が難しい  また  設計者が自ら大臣認定を取得するため  後からの解決していきたい  特にＰＣ免震は階で建築計画および施工上の問題をらのＢＩＭ活用にかかわり  早い段宮岡できるだけ基本設計段階かしていただきたい  め  ＤＴＰＲＳやＰＬＳにサポ  トンの体制が十分に整  ていないたしていきたい  それにはまだゼネコリ  トを享受できるシステムを構築し  ＧＬＰもゼネコンもお互いにメ計から施工図を作成する労力をなく石嶋ＢＩＭの理想形として  設  ても標準化のメリ  トを享受できにＧＬＰ施設に携わるゼネコンであも出せるのではないか  また  新たれたノウハウによりコストメリ  トを経験したゼネコンであれば蓄積さくみができてきた  ＧＬＰのＢＩＭ活用の効果を最大限に吸収できるしたい  構造を絞り込むことでＢＩＭの課題  発注時の仕様をル  ル化し石嶋設計段階からの活用が今後を推進するべきだ  論に転換し  利益につながるＢＩＭ  クな議論からビジネスとしての議規定するしかない  また  アカデミ  ルがないため  個々のオ  ナ  がジメントしていくための国家的なルジメント︶部門もある  計画から設はＣＭ︵コンストラクシ  ン・マネにサポ  トしていく  ＤＴＰＲＳに  トを享受できる関係を築けるよう宮岡ＢＩＭを通じて全員がメリ化できると確信している  デ  ベロ  パ  は他にいない  差別関係で進めたい  ＢＩＭを主導する今後もゼネコンとＷＩＮ｜ＷＩＮのるようデ  タ整備等を進めており  課題と展望画から維持管理まで一気通貫でマネ勝目日本のＢＩＭには  基本計が便益の最大化がわれわれの役割  いる  出過ぎているとお叱りもあるばならない  いく中  早期に対応していかなけれ勝目氏　スマートオーナーを支援リ  トを共有していきたい  コンとチ  ムを組んで取り組み  メなるＢＩＭ活用に  さまざまなゼネとを思うと感慨深い  強力な武器とた  認知度が少なか  た数年前のこうやくＢＩＭ活用の展望が拓けてき石嶋皆さんのご協力により  よも貢献していきたい  もできるので  そうした人材教育に建築技術のナレ  ジを教え込むこと不足解消に向けて  ＢＩＭを通して伝いしたい  また  建設業界の人材の取り組みがうまく進むようにお手こうしたいわば﹁スマ  トオ  ナ  ﹂あり  そのト  プランナ  がＧＬＰ  して利益を上げていくことは可能で勝目オ  ナ  自らＢＩＭを主導実に進めていきたいと思う  けられるようにしたい  少しずつ着らし  より高品質なものを顧客に届ミスや手戻りが発生するリスクを減顧客にも還元できるのではないか  ことで  経費削減につなげられれば  積算  施工へと一連の流れを進めるかもしれない  設計段階から活用し  ＢＩＭのパフ   マンスの２  ３割藤本現在  発揮できているのはのだと思う  ゼネコンとしてのメリ  トを出せるりの少ない施工を行うことにより  の高い設計を実現し  高品質で手戻り上流から活用することで  整合性有すべきだと考えている  また  よ物件で成果を出すためにも顧客と共とな  た  ここで得たものは  次の実績を積むことができ  貴重な財産構造・ＢＩＭコンサル部長、ペーパレススタジオジャパン（ＰＬＳ）の勝目高行代表に、その経緯や目的、運用上の工夫や課題、今後の展望を語ってもらった。ランプ部をＰＣで効率的につくるた石嶋氏発注時の仕様ル  ル化へ案の原点だ  た  特に  物流施設のＭを体系化できないかというのが提ある︶Ｐ免Ｃ︵震構造の構造設計とＢＩ Precast Prestressed Con に加え  ﹁設計・施工間﹂のコミ  ＤＴＰＲＳ執行役員建築構造・ＢＩＭコンサル部部長　宮岡　友之氏　crete ニケ  シ  ンレベル向上も支援して東急建設建築本部　建築部ＢＩＭ推進ＧＣＬ　吉村　知郎氏技術を導入している  その代表例でロ  コストを実現するため常に最新宮岡ＧＬＰは高品質  短工期  ゼネコンへの支援を依頼した  が低いことに気づき  ＤＴＰＲＳにだ  たが  業界全体としては認知度注者はＢＩＭ活用のト  プランナ  ５件で取り組んできた  １件目の受ＢＩＭ活用を仕様書に盛り込み  計﹁厚木 Ⅱ ﹂では設計施工の発注時に  続く同﹁厚木﹂﹁綾瀬﹂﹁座間﹂解を得て﹁ＧＬＰ三郷 Ⅲ ﹂では施工  組むべき技術だと思  た  社内の了スタンダ  ドになる  先行して取りらＢＩＭ活用の提案を受け  将来の石嶋２０１１年にＤＴＰＲＳか座談会宮岡氏　ＰＣを標準化、製作と整合性きるように留意し  施工ステ  プのく  リアルタイムにＢＩＭで検討でして後からＢＩＭ化するのではなポンスを高めている  ２次元で検討場に常駐してニ  ズを吸い上げレス施工段階からお手伝いしている  現勝目ＧＬＰ案件では﹁座間﹂の詳細図までＢＩＭ化していく予定  力により施工図のうち  躯体図  平面木 Ⅱ ﹂ではＰＬＳとＤＴＰＲＳの協工段階で役立ててもら  た  ﹁同厚歩踏み出してくれたのが大きい  言え  所長がＢＩＭ活用に向けて一が初めて  発注者主導型だ  たとはＩＭを活用したのは﹁ＧＬＰ座間﹂上げている  施工段階で本格的にＢ案し  受注活動や施工検討で実績をＭを融合したＵＩＭという手法を提している  全社的にはＢＩＭとＣＩミ  レ  シ  ンなどにＢＩＭを活用設が完成する   件ほど同時並「ＧＬＰ厚木Ⅱ」のラ行ンプなどのＰＣ構造す適な設計がなされ  高品質な物流施その結果  自動的に仕様に沿  た最で設計・施工が効率化されるため  ロジ  クトに繰り返し使用することるＢＩＭデ  タを標準化し  次のプ設の開発を繰り返す中で  蓄積されするのは  ＰＣ免震の大規模物流施石嶋発注者としてＢＩＭを活用２次元デ  タを基にＢＩＭ化し  施が初めて  ＤＴＰＲＳの協力によりＩＭを活用したのは﹁ＧＬＰ厚木﹂に活用している  実施設計段階でＢテ  シ  ンや建物説明時の見える化ＩＭを導入し  計画段階のプレゼン藤本大本組は  年に設計部でＢ案件のほか  プロポ  ザルや環境シ先行してＢＩＭを導入した  実設計目的と手応え吉村東急建設では  設計部署が設計などにＢＩＭを活用してきた  の検討  ＰＣ製作と整合性のとれための検討や  ＰＣと仕上材の標準化階からお手伝いしている  なため  ﹁厚木 Ⅱ ﹂からは  設計段工段階からの利用では効果が限定的検討などに生かしていただいた  施ことにも期待している  るプロジ  クトを管理しやすくなる吉村氏　正確な情報共有と早い決定向上につなが  たと思う  う  最終的には  お客さまの満足度ば正確に伝えることは難しいだろ特にランプ部などは３次元でなけれし  手戻りを防止することができた  か  現場における問題点を早期解決関係者の意思決定が早くな  たほ元で分かりやすく表現することで  い早通主立確りを模藤かいが  て認  日案吉本  意円設たし納割件村思滑計   まりの﹁決化部Ｂ製り動施﹁厚定し門Ｉ作が画工座図複でで間木に   ﹂つ協Ｍの雑関肝﹂正のとの精なのな力現が確会活度部係い現場  な社用向分者え場でた情とに上をにるでもの報のよな３周施は  で共意りど次知工  ３は有思建に元し手大次なや疎築役でた順規援している  ム開発によりＰＣ製作の効率化を支Ｃ製作図の自動作成など  プログラ利用によるＢＩＭモデルの生成  Ｐ工事業者と連携し  構造計算デ  タだ  また  ＤＴＰＲＳは  ＰＣ専門との納まりを標準化したデ  タなど特長  例えばＰＣと防火シ   タ  の設計に活用しようとしているのがモデルの情報を開示してもらい  次準化する部分を指定してゼネコンに宮岡ＧＬＰは  発注者として標