開校50周年式典パンフレット - 新潟清心女子中学・高等学校

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学園の精神
校 訓:心を清くし 愛の人であれ
教育目標:カトリックの精神に基づく教育理念によって,女子の
天性を磨き,清く明るい人格を養成し,さえた理性と
豊かな情操を兼ね備え,合わせて確固たる人生観,
道義にみちた社会観を持つ女性の育成をめざす。
教育方針:①美しい心を育む ②進路を拓く ③国際性を磨く
創立者
聖ジュリー・ビリアート
沿革の概要
大正 13. 8.13
アメリカ合衆国からナミュール・ノート
ルダム教育修道会のシスター6名来日。
岡山にて高等女学校の開設。
昭和 39. 3.16
新潟県知事より新潟清心女子高等学校の
設立が認可される。
4. 8
8.21
第1回入学式を挙行、197名入学許可
(志願者419名)
本館校舎竣工式
5. 4. 8
新潟清心女子中学校開校式および入学式
(41名入学許可)
7. 3.20
L.L.コンピュータ教室への改修工事完了
10.31
8. 8.31
高校校舎棟大規模改修工事完了
9. 1. 7
ノートルダムホール竣工式
11. 8.31
中学棟及び相談室、
カウンセリング室改
修工事完了
体育館竣工
12. 8.31
寄宿舎大規模改修工事完了
46.10. 9
新館
(現中学校棟)竣工式
21. 4. 1
ノートルダム清心学園からノートルダム
新潟清心学園へ法人移管
55. 7.28
全天候型テニスコート(2面)完成
21. 8.31
寄宿舎大規模改修工事完了
国際ソロプチミストSクラブ 認証式
22. 9. 1
L.L.コンピュータ教室のコンピュータ設
備新機種導入
24. 2.29
高校棟、
寄宿舎、第一体育館、
中学棟渡り
廊下の耐震改修工事完了
26. 8.25
トイレの洋式化改修工事完了
26.10.13
寄宿舎4階改修工事完了
59. 8.31
ユリア館竣工式
10.29
第二体育館竣工式
平成
3.11. 1
チャペル・図書館竣工式
4. 8.10
新館大改修工事完了
5. 3. 2
新潟県知事より新潟清心女子中学校の設
立が認可される。
1964年 1回生登校風景
(前庭)
開校五十周年
講堂兼第一体育館大改修工事完了
寄宿舎竣工
11.15
1964年 本校舎落成式
ノートルダム新潟清心女子
平成
41. 5.31
9.30
1964年 開校時の校舎
1971年 九州への修学旅行
1981年 地域で大好評の清心バザー
1990年 合唱コンクール
1991年 チャペル竣工
1981年 飛翔祭 綱引き
歴代理事長・校長
理 事 長
在 職 期 間
校 長
在 職 期 間
鈴 木 蔀
~ 1965.1
Sr.雑 賀 美 枝
1964.4 ~ 1968.4
Sr.メリー・マチーナ
1965.1 ~ 1970.3
Sr.石 井 弥栄子
1968.5 ~ 1973.3
Sr.荒 谷 明 恵
1973.4 ~ 1976.3
Sr.辻 海松子
1970.4 ~ 1990.3
Sr.小 谷 恭 子
1976.4 ~ 1987.3
Sr.丸 橋 由美子
1987.4 ~ 1998.3
波 多 雄 一
1998.4 ~ 2001.3
Sr.三 宅 聖 子
2001.4 ~ 2009.3
曵 田 宏 一
2009.4 ~ 2012.3
加賀田 亮 一
2012.4 ~
Sr.渡 辺 和 子
等々力 好 泰
加賀田 亮 一
1990.4 ~ 2009.3
2009.4 ~ 2011.3
2011.4 ~
1996年 中学ニュージーランド海外語学研修
1993年 第一回中学高校合同入学式
平成26年10月31日(金)
2002年 教室風景
新潟清心女子中学校
新潟清心女子高等学校
開校五十周年事業実行委員会
2008年 中学オーストラリア海外語学研修
2012年 高校ハワイ修学旅行
2014年 ノートルダムホール
式 次 第
五十周年
記念
追悼ミサ
記念式典
記念
コンサート
開校 50 周年を迎えて
新潟清心女子高校開校 50 周年にあたって
学校法人ノートルダム新潟清心学園新潟清心女子高等学校の開校50周年にあたり、
秋田県・山形県・
新潟県のカトリック教会を包括するカトリック新潟教区を代表して、心からお祝いを申し上げます。
カトリック教会は、長年にわたり日本全国はいうにおよばず、途上国でも先進国でも、世界の数
多くの国々で、子どもと成人の人間的な可能性の開花のため、教育事業に取り組んで参りました。
圧倒的にカトリックの教育機関が少ない新潟教区において、新潟清心はキリスト教の「こころ」
を多くの方々に伝える大切な存在です。創設から長年にわたり運営と教育を主導してこられたナ
ミュール・ノートルダム修道会のシスター方に感謝いたします。
また現在では、後継者不足から撤退されたシスター方の後を引き継いで、地元の経済界の方々
カトリック新潟教区 司教
を中心に学校法人が組織され、以前と変わらないカトリック学校としての活動が継続されており
ローマ教皇庁福音宣教省 委員
ます。カトリック学校の存続のためにご尽力いただいている新潟の多くの方々、とりわけ理事会
菊地 功
にてご尽力くださっている皆様に、心より感謝申し上げます。
近年、感情の赴くままに衝動的とも言える身勝手さを持って、大切な人の「いのち」を奪って
しまう悲しい事件をしばしば耳にするようになりました。私たちの住む国が、物質的な繁栄をこ
そ最優先の課題として掲げ、その繁栄を根本で支える一人ひとりの人間の存在の大切さに目を向
けてこなかったこの数十年の歴史が、このような状況を生み出してしまったとも言えるでしょう。
私たちの国は「心」と「いのち」の大切さを、いつの間にかどこかに忘れ去ってしまったような
思いがしております。この学校が社会に伝えようとしているキリスト教の「こころ」とは、まさ
しくこの「いのち」の尊さを説き、人の「心」を思いやる生き方のことです。
少子化が進む中で私立学校には大きな困難が立ちはだかっています。社会において人間の尊厳
を伝える精神的柱として、今後も新潟清心が発展することをお祈りしております。 司式 菊地 功 カトリック新潟教区 司教 町田 正 カトリック寺尾教会 主任司祭
髙橋 学 カトリック花園教会 主任司祭
開式の辞
祈り
理事長・学校長式辞
来賓祝辞
祝電披露
生徒会長挨拶
功労者表彰
校歌合唱
閉式の辞
国際ソロプチミスト S クラブ認証式
団塊の世代の私たち一期生は、日本海側初のカトリックの女子校が開校というので、新たな
希望や夢を抱いて入学いたしました。開校当時の四人のシスター方、岡山からの三人の先生方
を含めた九人の先生方と共に「新しい学校を創っていく」そんな思いがありました。登下校の
限られたバスの本数。学校から見渡す広い砂丘の畑、校舎の裏には日々の様相を楽しませてく
れる日本海がありました。自然の多い、へき地の学校でした。今は「清心町」という愛称のもと、
ご覧のように発展しています。50 年の重みを感じます。公立優先という極めて保守的姿勢の強
いと思われたこの新潟の地においての、母校誕生に向けてのご苦労も推察されます。開校後も
なでしこ会(同窓会)会長
小林 のり子
主の祈り
天におられる わたしたちの父よ
み名が聖とされますように
み国が来ますように
みこころが天に行われるとおり
地にも行われますように
校 歌
こし
1 越の海 ゆたにたゆたひ
松風の 吹き澄むところ
ふ ぶ
吹雪きつつ 荒れ狂ふ日も
や
な
学びの舎 かがやきてあり
動の場があり、集える学校は少ないでしょう。記念すべきこの節目に当たり、「人と人とのつな
がり、出会いから発展へ」と題して記念コンサートを企画・運営させていただくことになりま
した。在校生の皆さんと創り上げるコンサートで未来に希望を託します。
新しい学校法人に移管され、シスター方のお姿を校舎内で拝見できなくなりましたが、ノー
トルダム修道会創立者聖ジュリーの教えの下、「心を清くし 愛の人であれ」の仲間がますます
増えていきますように、さらなる発展をとお祈りいたします。
つどふわれら 叡智みがかん
2 信濃川 流れ流れて
あめつち
今から 50 年前、時は新潟地震の年、昭和 39 年 4 月 1 日に新潟清心女子高等学校は産声を上
うと思います。眼差しは広く世界へ向けられ、こころざしは遙かに時を超え国境を越えたスケー
げました。これまでの間、幾多の時代の移り変わりの中で「心を清くし 愛の人であれ」とい
ルが土台だったでしょう。このマザーの思いは後世の人たちを呼び起こし、大きな連なりとなっ
う校訓の元に大勢の卒業生を輩出し、社会の第一線で活躍できる人材を育ててこられた、これ
て実現されて行きます。
までの学校関係者の皆様方に対し、改めて敬意を表します。県内唯一の女子校として、また、
我が国へは、約 90 年前に米国から六名のシスターが岡山に到来、そして 50 年前にこの新潟の地
県内唯一のカトリック学校としての誇りを胸に抱き続ける先輩諸兄姉のご努力があったからこ
加賀田 亮一
ちですが、マザーの眼差しからすれば何ほどのためらいもないむしろ必然とも言えることでしょう。
以来、地域の皆さまをはじめ、ご関係の多くの方々に支えていただき時を重ねてまいりました。心
後援会(保護者会)会長
髙橋 直揮
そ、この 50 周年を迎えることができたと存じます。昨今では社会事情や教育環境は当時とは違い、
価値観の多様化から様々な問題や課題を抱えております。しかし未来永劫変わらないものもあ
ります。それは「愛」ではないでしょうか。まさに新潟清心女子の校訓にある通り、清らかな
愛の心を持ち、育むことによって自分に与えられた尊い命・そして使命を社会のために果たし
胸に抱く 希望明るし
ていくことができるものだと考えます。今後もグローバル化した時代の波が押し寄せて来るこ
胸に抱く 希望明るし
このマザーの言葉と共に今や五大陸数十か国にもたらされている数多の必然のひとつとして、
とがあっても、創立以来、変わらない心を受け継いでいく限りは、たくましく、愛のある人材
ほんの小さな、しかし確かな一部分として、最初の半世紀を刻みました。わたくしたちは、わた
を輩出していくことを確信しております。
4 「清心」に 学ぶわれらは
くしたち自身が揺るぎのない確固たる意志による賜物であることをここに改めて確かめ合い、一
その清き 心をもちて
人一人が、その一日一日が、大きな連なりの中の欠くことのできない一粒であること、併せて、
結びに、新潟清心女子中学・高等学校の輝かしい未来と、生徒たちの活躍、後援会各位のご
その意によって新たな未来への舵取りを委ねられていることを深く心に留め、更なる歩みを続け
多幸を心よりご祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。
さきは
天地の 幸 ふところ
お慶び申し上げます。
自身の命は小さくともその役割は、大きな全体の中の大切な部分であることを確信していただろ
に「ノートルダム清心女子」が開かれました。海を隔て時代も違い一見異質で縁遠く感じられが
理事長・学校長・実行委員長
このたびは学校法人ノートルダム新潟清心学園新潟清心女子高等学校の開校 50 周年を心より
今から二百数十年前、フランスに生まれ重い病を負って生きた女性、ジュリー・ビリアートは、
「一粒の麦が地に落ち死ねば、百倍の実を結ぶ」
の ぞ み
こ が ね
黄金の日 かがよひわたり
ご挨拶
より御礼申し上げます。今日ここにわたくしたちは記念の会を迎えます。
われらみな 心は和ぎて
えい ち
つどふわれら 叡智みがかん
わたしたちの日ごとの糧を
今日もお与えください
わたしたちの罪をおゆるしください
わたしたちも人をゆるします
わたしたちを誘惑におちいらせず
悪からお救いください
アーメン
3 日本海 波は逆巻き
そして心からお祝い申し上げます。
の活動や、同窓会の打ち合わせ等に使用させていただいています。常時このように同窓生の活
ご挨拶
作詞 森岡 常夫
作曲 安井 芳明
てこその 50 年であり、大勢の生徒を輩出、発展し現在があるのだと感謝の気持ちでいっぱいです。
今なでしこ会は、母校校舎内のなでしこルームで毎年の清心祭のバザーに向けての作品作り
~人と人とのつながり、出会いから発展へ~
史佳 氏(三味線プレイヤー)
庄司 愛 氏(ヴァイオリン)
高橋 竹育 氏(三味線)
本校ダンス部
貝津 摩理 氏(ピアノ)
多くの教職員・保護者・カトリック教区や教育関係者の皆様のお力添え、地域の方々の支えがあっ
み はは
たらちねの 御母を仰ぐ
さち
わが行く道 まさやかにあり
ああこの幸 何にたとへむ
わが行く道 まさやかにあり
ああこの幸 何にたとへむ
てまいります。
本日は誠にありがとうございます。これからも何卒よろしくお願い申し上げます。